
あの時はおかしかった。異常だった。
そのようなことを聞いたことのある人は結構いるんじゃないかというか大抵の人は聞いたことあるんじゃないかな?
これは統計取ったら聞いたことのある言葉の上位に食い込むんじゃないかな?っておもえるくらいは自分も複数の人から複数回この言葉が発せられるのを聞いてます。
それぞれはだいたい別の事象を指しているんだけどね。
バブルを指していたり
ITバブルあたりのNTTドコモあたりを指していたり
仮想通貨あたり指していたり
ときにはリーマン・ショック後のグロース株とか指してたり
人とは面白いもんで未来から振り返ると常におかしいものなんじゃないかと思えるくらいは過去を振り返ってはあの頃は異常だったといいたくなる生き物なようです。
特に投資では。
そんな話だしそこでよく起こるゆるゆるバリュエーションってあるよねって話。
ゆるゆるバリュエーション。
説明しよう。
それは適正価値というか、らしいバリュエーションは環境によってゆるゆるに変化するという現象のことである。
特によくあるのはEPSが伸びているときにPERも伸びる形で株価はEPSより速い速度で上がるという事象である。
それはなにかのきっかけで精算されることになる。
ゆるゆる度が高いほどその精算額は大きくなる。
多くの人は、それをあとから振り返り異常だったという。
あるときは高すぎたという意味で。
あるときは低すぎたという意味で。
このような事象をまとめてゆるゆるバリュエーションと言うのである。
まあそう言ってるのはFPかもめだけなんだけどね。
過去を振り返り多くの人はあの時おかしかったという。
過去にどういう考えをしていたかを忘れて、今を基準に異常だったと判断してしまう。
人はそういうものであるように思えます。
今いる自分たちも未来の人からきっと異常だったと断じられることでしょう。
そう断ずるのは未来の自分かもしれない。今の自分が過去を振り返りあの頃は異常だったと断ずるのと同じようにね。
人というものがそう変わらないとするならまた同じことが繰り返されると思うな。
だから昔を振り返って
あの頃は異常だったとかあのときはおかしかったなんて言ってはいけないのです。
それも正常の範囲。異常も人の正しいあり方の中に存在する範囲とみなすべきなのです。
そんな異常なことが繰り返されてたまりますか。だからそれはそれで正常なのです。
それは正常の範囲の中で繰り返される正常なこととしてかつ正常に来うる未来として受け入れた上で投資は組み立てられるべきです。
あなたがゆるゆるバリュエーションに精算されるときに、翻弄されるだけの投資家であることを脱したいのならその正常はあるとして投資が組み立ててあるべきです。
適正バリュエーションらしきものはときによって変わる。
というかそれはゆるゆるなもんなんです。そもそもゆるゆるで正常なのです。
それは環境がいいときは緩くなる。
逆に環境が悪くなるとそれはきつくなる。
そしてそれは巡るものなんです。
そしてその精算のときはいつ来るかはわからない。
けどたぶんきっとまた来る。
だから巡るものだから。それが正常だから。
その時起こることを想像し、準備すること。
それは投資に必要なことだと思いませんか?
準備もしないでぶち当たってあのときは異常だったとか後悔を交えて口にするなんてしたくはないですよね?
巡るゆるゆるバリュエーション
それにどう準備しますか?
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関連というか大筋では同じこと言ってる。