以前こんな記事をあげました。
長期投資はハイリスクハイリターンだよね?ってはなし。
いまのところ自分はそうだと思ってます。
そのハイリスクハイリターンを自分はどう扱おうとしているのか確認するという話になりそうです。
こんなのもあげてますね
ちょうどいい例題だと思うのでこれを使って。ちなみに持ってません。
でも、扱ったとき買えなくもないかな?とは思いました。
かなり安いと判断しました。
そしてこの記事時点の評価水準あるいは、もっと低い水準が続く可能性より長く見れば上の水準になる可能性は高いように思えました。
今見たら結構上がってる
でももし買うとするなら、PBR0.28あたり買値から3分の1にもなり得る、BPS推移も考慮にいれると3分の1以下もあり得る、それでも構わないとした上で買うことになりそうです。
だって実際にそうつけている。過去にそうなった。
過去になかったこともありえるのに過去にあったことがないなどとても言えないです。
買うならばそうなる可能性も留意した上で買いに踏み切るという事になったでしょう。
ならば、下がるのを待てば?という声も聞こえて来そうです。
・・・だからわからない。何度も言ってますがそれはわからない。
過去にあった低い評価が再現するかどうかはわからない。もちろん過去によくあった評価水準に戻るかもわからない。もちろん過去より低い評価がされるかもしれない。
わからないから(実際には買ってないけど、買うとするなら)どこかの時点で買うという決断をするんです。
過去にあったことが再現するかどうかはわからないからそれなり時にはかなりの下を見込んだ上でどこかで買うのです。
自分が買った値段より遥かに下になることも覚悟して、それでも長い時間でまた評価が改善する可能性にかける形で、またその可能性は高いとして買うという決断をするんです。
高いボラティリティを見込むということです。
それを嫌うなら、期間を短くしすぐリスクから逃げるかそもそも買わないしかないと思います。
嫌わず向かっていくとするなら、損切りという形で被害を限定するか、あるいは長い時間をかけても戻さない(あるいは永遠に戻さない)いつ戻るかなんてわからないという状況にもなりうると覚悟の上で高いボラティリティ(もちろん自分に悪い形で牙を向いてくる事もありえる)も見込んで買うしかないと思います。
何度もいいますが、事前にもっと下がるかどうかなんて分からない。いつ上昇に向かうかもわからない。それらは常にわからない。
わかるなら、それはそこまで安くなりません。常に未来は霞がかっているんです。
長期投資のリスクを受け止めるということは、(損切りで損失を限定しないなら)そういうことなのだろうと思います。
もっと株価は下がるかもしれない。株価は下がっていつ戻るかわからない。長い間に業績も落ちるかもしれない。そして株価は永遠に戻すことなど無いかもしれない。その中で、自分の判断が間違いなら間違いになるなら罰を受ける制約の中自分の判断を信じ続ける事が試される。
そういうことを強いられる事も覚悟の上で振る舞うことが要求される。
だからこそその行為には価値があり、その価値に見合ったリターンも手にしうる。
FPかもめはそのようなイメージを抱いております。
上記はあくまでもFPかもめがやろうとしている長期投資の戦い方です。
高いボラティリティを受け入れる覚悟を持てないのならは下がるなら損切りすればいいと思います。
もちろん一定の基準、判断に従っての損失を飲み込むという行為にも価値はありそうです。
きっちり損切りできるはそれもひとつの価値だと思えます。それもひとつの戦い方。
故に自分は損切りには否定的ではありません。自分もケースによってはやりますしやったこともあります。
でも自分は基本的には損切りしない戦い方を考えています。買う前にそれが必要になる局面が来うるか考えた上で買うように心がけてます。おそらくは非常に下に広いボラティリティと時間を見込み予め許容するという形で。
非常に悪いシナリオが来ても致命傷を負わないだろう制御を試みつつ。
致命傷と言いました。自分は時には大怪我は覚悟して買うこともあります。
あと、ちなみにすごく悪いシナリオが来たら許容できないなって事は基本してません。
こうやって振り返るとやっぱり自分の投資はハイリスクハイリターンだよねって思うところです。
なので真似してねとか全然思いません。
ただこうやって自分の投資を振り返る整理するのはおすすめかも。
あなたはあなたの投資をあなたがどう扱うとしているのですか?
それを振り返り整理してみる。
それって有益だと思いませんか?