大河の一滴

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(4183)三井化学 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

三井化学

(東証一部/化学)

株価

2532円(人々は、特に大きな山を制覇して下山中。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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 今日は分析。トリガー満たしているもの(FPかもめ独自指標)から気になったものをチョイスして分析します。三井化学。三井の総合化学。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年9月13日に取得。

業績

 シクリカルということにはなるのかなあ。2009~2015年、特に2009年2010年は営業赤字まで。も、2014年までに純赤字などをだして整理すると復帰というか、2009~2015あたりを除くならずっと堅調ですね。成長はというと利益では過去ピークを破ってますが売上ではまだですね。大枠停滞と見ていたほうがいいかもしれない。その中で2009~2015年の低迷期があるという見方をしたほうが妥当かも。

で、一応赤字の2009年「化学工業界におきましても年度前半の著しい原燃料価格上昇に対応するため各社とも製品価格改定などの努力を行ったものの厳しい収益状況となりました。これに加え史上最高値圏に達した原燃料価格が秋口に急落するとともに世界同時不況を背景として需要が大幅に落ち込むなど過去に例を見ないほどの大きな変化を受け未曾有の非常に厳しい事業環境となりました。当社グループはこのような事業環境の急激な変化の中で主要な取引先である自動車電引胃報材料分野の大幅 な需要減などにより販売数量の減少と生産設卿家働率の大幅な低下を余儀なくされ著しい収益低下となりました。このため当社グルーフでは緊急対策として役員・管理社員の報酬削減諸経費の徹底的な削減投資案件のゼロベースからの見直し在庫の徹底的な削減などあらゆる対策を実施いたしました。しかしながら当連結会計年度の当社グループの業績は上記の厳しい事業環境を受けた営業利益の減少に加え市況価格下落に伴う棚卸資産評価損の計上や繰延税金資産の取崩しなどの影響もあり」

非常に長いですが端的には環境がすごく悪くなって需要が衰えた、様々な施策(特損含む)をしたがこのようになった。このあと今後も収益改善の諸施策を徹底して推し進め全力をもって難局を乗り越えるとまで言ってます。

それをずっと続けてたのでしょう。それで2015年あたりから業績は改善というか元よりより高い利益率になる形で改善したということになりそうですね。

一度落ちた企業状態の改善にはやっぱり時間もかかることも多いし、また企業が努力することによって長期的に状態は改善されるなんてことになる一例ではないでしょうか。

で、直近ですね。計画では増収増益。その中で1Qで減収減益出してきてますね。減益幅は20%超となかなか大きい。下方修正も入りなかなか厳しい感じもしますが、入ったのは2Qまでの修正で通期では修正なしですね。

これをどう考えるか。

財務

 総資産は一貫して横ばい程度か。その中で純資産は2009年に30%ほど減りその後は横ばい程度をみせ伸び始めたのはかなり最近2017年から。この資産が伸びない間はリストラしてたって事になりそうだね。利益は出て蓄積はあるけど要らないものを切るので資産が伸びないそして2017年にはそれも峠を越えて資産が伸びだした。つまりはもうあまり切る必要のあるものがなくなったとは解釈できます。

というところですが、財務自体は現状よくないですね。自己資本比率は低く借り入れもまだまだ重いです。状態はまだまだ悪いが前進を始めたのが見て取れるって感じですね。

CF

 営業CFは安定となりそう。上下はありますね。2013年前後は少なめでもあります。も、2016年から水準が上がって2008年などより上の水準ですね。端的には収益力上がってるです。設備投資は常にそれなり必要なタイプ。これも2015年以降はFCFプラスですね。赤字でも配当は切りませんし近年は増配が続いてますが基本利益連動っぽく過信は禁物かな。も、現状の収益力が続くなら今の配当水準は余裕だね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足でまだあげとみなすべきか
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足では上げとみなすべきに思う。2012年から715、1575,2725、1600、3885、2184と安値高値切り上げの形。その中で週足では3885から2184まで絶賛下落トレンドで直近上げも高値取れてません。当面は週足の転換が来るか月足の上昇が折れるか?になってくるかと。底は1600か2184において基準にするのがいいかなあと。


ファンダ的には、大きくは低迷から復活したことを評価するか、あるいは低迷したことに注目するか。前者なら期待することになると思うし、後者なら警戒することになるでしょう。会社の方はわりと苦労が長かったけど近年立て直しに成功しより高い利益率を取るようになっただよ。市場評価としては復活後としては期待から警戒に変わってきたとなりそうだね。2014年以前はもっと警戒されてたという感じに上も下もあるってかんじだね。あとは好み・・つまり期待するか警戒するかじゃないかな。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4183

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4183

IRBANK:https://irbank.net/4183

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

休みだけど記事入れてみた。 

それくらいですかね。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)