大河の一滴

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(8018)三共生興/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年9月20日取得。

比較銘柄

三共生興とその他

株価

525円(人々は、だんだん高いところに身体を慣らしてきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8018 8123 9836 5932
企業名 三共生興 川辺

リーバイ・

ストラウスジャパン

三協立山
市場 東証一部 JQS JQS 東証一部
業種 卸売 卸売 卸売 金属製品
時価総額(億) 315.0 27.6 60.5 403.0
株価 525 1481 1045 1277
決算期 2020/03予 2020/03予 2019/11予 2020/05予
予想売上(億) 275.0 163.0 152.0 3,380.0
予想営業利益(億) 21.0 4.0 4.0 40.0
営業利益率 7.64% 2.45% 2.63% 1.18%
予想純利益(億) 17.0 3.3 3.6 14.0
EPS成長率(年複利/期間) 13.5%/13年 -14.3%/13年 -5.6%/12年 -26.1%/7年
BPS成長率(年複利/期間) -0.5%/12年 4%/12年 -9.8%/11年 2.7%/6年
PER 13.58 8.19 16.79 28.61
PBR 0.67 0.39 1.61 0.51
ROE 4.9% 4.8% 9.6% 1.8%
ROA 3.5% 2.4% 4.9% 0.5%
配当利回り 3.81 3.38 0 1.17
配当性向 51.7% 27.7% 0.0% 33.6%
総資産(億) 489.8 139.9 72.8 2624.3
自己資本(億) 356.2 73.0 34.8 791.3
自己資本比率(%) 72.70 52.20 47.80 30.20
一言感想 減収停滞 停滞 復活傾向 増収も薄利

 今週は比較。市場統計推移記録表で18/12/28から19/9/19比較でEPS及びROEをあげてるのにPERを下げているものからチョイスして比較します。去年末より価値をあげたのに評価を下げてる出遅れ銘柄を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。三共生興。アパレル卸。比較に同業っぽい。ゲストにサンキョウ仲間のアルミ建材。

三共生興

業績

英国のアパレルブランドを展開するのが主力みたいだね。他は繊維のOEMと不動産。主力が英国ブランドとか百貨店動向に左右されそうな趣。で、全体としては長期に売上を減らしてきてますね。利益はその中で横ばい程度。

衰退の中なんとか現状維持に努めている感はします。ですが1Qで減収-13%減益-55.5%と厳しい展開。「国内百貨店での衣料品販売の落ち込みが大きく影響」となかなか希望のないコメントも。売上が減り続けるなら利益を維持するのも大変でしょう。どこかで崩れるというのも考えられます。そういうのが来てるのかもしれないと予感もする1Qですね。ですが一応下方などなし。

その他、主力が卸というのに割と利益率高く、英国のブランドは100年以上続いているようでその意味ではそのブランドの強さは感じます。いずれ復活もあるのかなあ。でもどうでしょうね。

 

財務

会社側は衰退傾向に危機感もあったのかもしれません。財務改善最優先で来てる感は。ずっと自己資本比率は上げてきてますし借り入れもどんどん減らしてもうそろそろ完済も見えてきてる感じというか手持ち現金で一掃できますね。衰退で無茶をせず足場を固めてきたと言うやつですね。そして足場は固まってると言えます。

 

CF

 基本的には営業CFは出る感じで、投資もあまり必要なさそうでFCFは常に出てそうです。それがだいたい返済に回ってた感。で、近年は残りの債務も小さくなり現金も積み上がりつある中で増配に来てますね。自社株買いもはいりつつ現金は維持くらい。

川辺

業績

 ハンカチ、スカーフ、服飾雑貨等の専門商社だそうですが、長期に停滞ですね。2006年辺りに赤字がでてその後は薄利ながらも黒字は安定でBPSくらいなら増えてるかな?って感じです。

成長はないけど地味に稼ぎ続けているという種の企業ですね。

売上などは伸びてくるなら面白いですが今の所そういうことはなさそうで、端的にはつまんない企業ですね。いや、PBR0.4ほどだからね。

1Qで減収減益とというか赤字で通過ですね。でも前年も赤字なのでこんなもん感も。

財務

 自己資本比率はそんなに低くもないですが、借り入れが結構重そうで苦しそうですね。長期に自己資本比率は横ばい感ありますのでずっと苦しいという感じでやはり現状維持に一杯感は。

CF

 まず目につくのは2016年の大型投資、借り入れして結構大きい額投じてますね。貸借も不動産とか増えてます。中期経営計画で製造小売目指すとかあったのでそれ方面の投資じゃないかと。その後業績はあまり変わってないので厳し目に見てたほうがいいかも。営業CFも水準が下がっていて借り入れ処理厳しそう。営業CFは棚卸資産などの影響もありそうでまた復帰するかもですが。いずれにせよ現状維持に一杯で資金繰りも厳しそうで奮起して大型投資するも業績は動かないなんて姿は見える気がしますが。

 

リーバイ・ストラウスジャパン

業績

 ジーンズだけど、過去はそこそこ栄えてた形跡。リーマンあたりまで。もリーマンあたりで赤字連発。2009年から2014年程度まで赤字。それでリストラを進めてたっぽいですね。黒字に戻った2015年にピークから売上6割減、利益10分の1以下利益率12.7%から1.9%のBPSも8分の1くらいかなあと残り滓のような状態になってます。

かつ黒字は確保も薄利でまだまだ厳しそうですね。とはいえBPSは急激に伸ばしてきて伸びしろと言うか改善できるような部分もまた多そうです。

その中で2Q出て増収はいいですが営業利益で-59%の大幅減益です。ただ黒字なのでまあこんなものかもしれません。

財務

 上の経緯をなぞる形ですね。BPSの伸び的にもうちょっと自己資本比率低いかと思いましたが48%ほどとそんなに低くもなく借り入れもなさそうで負債も買掛未払いなどが中心で財務はキレイですね。マイナス突っ込んでた剰余金もプラスに転じて配当復活くらいあるかもしれません。

CF

営業CFマイナスが続いてましたが、2017、2018とプラスに転じてますね。まだ予断を許さないですが、回復傾向にあるはそうなんじゃないかと。止めてたように思える設備投資も再開の感ありであるいは今後の復活も?

だから今の所は予断を許さない感じですって。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげじゃないかな
週足でもみ合い感の中上げ気味
月足でもみ合い感あるけど上げ気味
確認。

評価・売買判断

三共生興

テクニカル的には、 2015年位から550近辺を破れずもみ合い感あるけど底値は上げてきてあえてを言うなら上げ方向か。その中で564突破上昇トレンド継続を狙うのはありかなあ。底は456あるいは374あたりを見るのがいいかと。

 

ファンダ的には、事業に衰退入ってていかにもダメそうですが、それを会社も理解してかずっと財務の整理に努めてきた感。財務はきれいになりCFは安定してるし還元強化する余裕まで出来ておりいざとなれば結構な投資に向けられる蓄えもありそうです。配当狙いなら結構機能しそうですが、これは業績維持くらいの話で崩れて大幅減益となるとやはり厳しいか。業績反転までくると面白そうですが・・PBR0.7ほどは衰退はいると安いとも言えないかな。反転ならなかなかおもしろそうですが。

 

川辺

PBR0.4切るくらいだからね。多くを求めても。とはいえ状態は普通に良くないですね。もうちょっと悪くなると資金繰りも厳しくなりそうです。まあでも大型投資がこれから報われてくるという根拠があるならいいかもです。化けるかもしれません。PBR0.4程度だし。今の所自分には見えません。 

 

リーバイ・ストラウスジャパン

ボロボロになってましたが、財務はキレイで黒字も薄利ながら売上あげつつ安定を見せてくる中で投資も強化と復活に向けて動いてきている感は。形になってくるなら意外以上に面白くなる可能性も。ただ今の所薄利でいつまた赤字になるかわからない厳しい状態です。PERで見るのは妥当じゃないとしてBPS成長を踏まえると意外にPBR1.6は見れるかもしれません。

とはいえ基本的にハイリスクハイリターン組ですね。

 

三協立山

売上はどちらかといえば伸びる中、くっそ薄利になってますね。 2018年の大幅減益では「建材事業の売上減少や原材料価格の上昇影響などにより」と言ってますね。計画では利益は戻すつもりのようですが過去計画はだいたい下振れしててあまり信用しないほうが。で、決算出て1Qも出てないですね。ちょっと触りづらいですね。というか純利益なら赤字ですし。

財務もあまり良くなく借り入れも重いですね。このあたりも手出ししづらいですね。ただ営業CFは安定するタイプ。投資も必要ですがやりようもあるのかな感は。もっとも投資して近年はFCF出てる感もなく厳しそう。PBR0.5程は三協立山としてもかなり低い方みたいですがあまり安いとみなさないほうが。業績が2017以前の水準に戻る見込みが立てられるならなかなかおもしろそうですが。自分はそんな見込みもってないですよ。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないすっね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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