(6923）スタンレー電気/日記（比）

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年8月30日取得。

比較銘柄

スタンレー電気とその他

株価

2641円（人々は、今大きな山を越えて満足して下山してきてる。）

各企業の数字と比較しての感想

コード	6923	7276	7244	7273
企業名	スタンレー電気	小糸製作所	市光工業	イクヨ
市場	東証一部	東証一部	東証一部	東証二部
業種	電気機器	電気機器	電気機器	輸送用機器
時価総額（億）	4616.5	8023.4	695.2	18.0
株価	2641	4990	722	1170
決算期	2020/03予	2020/03予	2019/12予	2020/03予
予想売上（億）	4,240.0	8,250.0	1,340.0	164.6
予想営業利益（億）	486.0	920.0	78.0	4.3
営業利益率	11.46%	11.15%	5.82%	2.61%
予想純利益（億）	367.0	630.0	50.0	3.3
EPS成長率（年複利/期間）	2.6%/13年	12.7%/13年	#NUM!	#NUM!
BPS成長率（年複利/期間）	5%/12年	8.1%/12年	1.9%/12年	7%/12年
PER	11.73	12.73	13.88	5.42
PBR	1.17	1.74	1.69	0.38
ROE	10.0%	13.7%	12.2%	7.0%
ROA	7.2%	8.5%	4.9%	2.6%
配当利回り	1.89	-	0.97	2.56
配当性向	22.2%	#VALUE!	13.5%	13.9%
総資産（億）	5095.6	7381.8	1024.2	125.6
自己資本（億）	3694.4	4613.4	388.0	47.0
自己資本比率（％）	72.50	62.50	37.90	37.50
一言感想	びあげ	あげも停滞	あげ	増収も足踏み

今週は比較。Cfマージン（http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2018/05/20/210000）でスクリーニングをかけ（今回は10年）それを市場統計推移記録表にかけ2019/9/5と2016/2/12比較でPERがより低くなっているものからチョイスして比較します。ちゃんと長期にお金稼いでいるのに2016年2月12より評価が低くなっているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。スタンレー電気。自動車照明。比較に同業っぽい。ゲストに照明とセットに使いそうな内装のイクヨ。

スタンレー電気

業績

主に自動車の照明器具等を作る感じですが、シクリカルでリーマンあたりはやられて業績後退してるけど長期には前回のピークを上回る成長してるというわりと見るタイプ。

その中で赤字は長期見当たらないし利益率10％超えでBPSなら長期右肩となりそうなのは下請けの自動車部品メーカーとしては優秀な方かなあって感じ。

毎年増収増益するほど優秀じゃないですね。ときどき減収減益挟んできてますその中で株価的にはかなりさげて減益織り込んでるように思います。計画ではわりと減益ですね。1Qで減収減益ですね。過去は上振れしたり下振れしたり。

まあ利益は減っていくことを見込んでいたほうが無難かもね。

財務

財務はかなり良いですね。借り入れらしい借り入れもなく自己資本比率は伸びてきて70％に達してきてるね。事業内容的には相当良いと思います。実際固定負債は全然なく、流動負債の手形でおよそ半分で総資産の三分の一程度以上あり増える傾向のある手持ち現金で負債を一掃して現金余るくらい。

営業CF安定。投資して毎年FCFでてだいたい増配しつつ毎年自社株買いしながら手持ち現金増えてますね。

小糸製作所

業績

主に自動車照明。スタンレーがホンダ中心に対し小糸はトヨタ中心だね。で、長期に成長。近年がもっとも売上利益大きめで成長だね。

ただここ数年は利益は足踏みか減益を見せてきてる感じ。やはり世界的には景気とか需要は踊り場か曲がり角感は色んな会社でありそうです。

計画減益で1Qも減益ですね。やはり控えめに見ておくのがいいと思います。過去の計画は保守的な傾向はありそうです。

財務

借り入れはあまり重くないですが自己資本比率はほどほどですが随分と上げてきてますね。負債の伸びを抑えてる中で総資産が伸びているって感じです。・・現金あたりがわりとえげつないペースで増えてますね。

営業CF安定。その中で業績の伸びから買収でもしてると思ってましたがしてなさそうですね。普通に設備投資してるだけって感じですね。それでFCFは2014年位まではあまり出てませんでしたが2015年以降は投資しながらお金がバンバン入ってきて現金がどんどん積み上がっているような状態です。還元強化に来てますが全然追いついてない状態で（大きな減益でもなければ）還元余地は十二分となりますね。今の所あまり還元に力入れてる感じじゃなさそうです。そういう発想がなかったのかもしれません。積み上がるお金見て方針転換があるかどうかですね。

市光工業

業績

これも自動車照明だけど近年好調だね。なんだけどやっぱりシクリカルでずっと低収益で薄利でリーマンあたりは大きな赤字もでてBPSは半分ほど。とさえない感じでしたが2017年に変化。フランスヴァレオがTOBされて参加に入った形。そこから売上利益を大きく伸ばして過去にない水準だね。それで売上なら2018年におよそ1.4倍、利益なら4倍位までと急進。で、今期は一息か減収減益の計画。実際2Qで減収減益だね。減益幅は大きめ。もっとも進捗ベースでは計画並で過去からすれば全然利益出てるとなりますね。

総じて薄利で赤字も出たりと冴えない企業だったが海外の会社の傘下に入り急成長となってきてるところに景気の踊り場で前年比割れなどを見せてきているくらいの段階ですね。

財務

リーマン時に大きく後退。も、そのあとは地味に蓄財改善を続けてきたって感じなところに買収されて大きな仕事も入り改善度合いが加速って感じ。買収され後に借り入れも大きく返して自己資本比率40％割れながら負債の中心は手形が中心でその他のだいたい事業する上で必要な感じな項目が多めで財務ははっきり言ってキレイになったって感じ。

2016年以降は営業CF入り投資してFCF出るって感じだね。余裕分は返済に回っていたけど返済も返してきて今後はどうか感あります。今の所財務立て直し優先で配当等は極めて低い水準ですね。やろうと思えば配当水準10倍（配当利回り9.7％）も可能ですね。やらないと思うけど。

日足週足月足の値動き判断

日足でまあさげですかね
週足でさげ
月足でこれでもまだあげか
確認。

評価・売買判断

スタンレー電気

テクニカル的には、中期で圧倒的な下落トレンド。も、長期ならまだ1985とか2028を割れておらずまだ安値切り上げで長期には上昇継続とは見れます。色んな意味で1985あたりを底に見るのが良さそう。2436でもいいかもです。切れそうな気はしますが。

ファンダ的には、シクリカルはそうだけど財務CFに超余裕感のある安定企業。安定した収益からの蓄積は相当となりそう。減益もみせてきてるのでPERで見るのは妥当じゃないかも。PBRで1.2ほどは下もあるけどどちらかといえば低いほうだね。そのあたりをどう考えるか。

小糸製作所

業績は曲がり角感あるんだけど、今の所全然儲かる水準。あまり儲からないまで業績落ちるも今の所見えにくいかな。儲かってたので財務とCFの改善が著しく今は超余裕の段階。その中で現在の評価は高い方から普通程度あるいはちょっと低いかなくらいまで来てそう。もっと減益進むならわりと厳しいかもしれないけどあまり下がらず大型還元など来るなら面白いことになりそうとは思います。まあでも判断難しい局面だよね。

市光工業

冴えない会社が海外企業の傘下に入り状態改善が急激に進んでいる状況。なんですが環境悪化でそれに水をさされたところでかなり判断が難しい局面に見えます。

PER15のPBR1.8ほどは良化期待も織り込んでると思われる水準で業績劣化となるならまだまだ下がるは普通に有り得そう。も、還元などする余裕もかなり生まれてそうで大型還元来るならかなりひっくり返りそうとやはりいろいろ判断難しい局面。すこしならもっててもいいかも。

イクヨ

リーマン前は赤字連発で散々な感じ。も。リーマン越えて峠を越して安定。近年は売上も伸びてきてるみたいな感じ。財務もかなり改善してFCFは基本プラスで近年は大きく現金を積み上げてきてるね。状態良化著しいはそうでしょう。それがPBR0.4きってますね。で、1Qで大減益のものが出てきてますね。過去の赤字連発がちらつきますね。そんなかんじにならなければ流石に安い気がしますがさてはて。