大河の一滴

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投資の世界を写すレンズ

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カメラだとレンズによって世界の見え方が違ったりします。

例えば広角レンズと望遠レンズなんてものがあります。

ここなんてその違いを知るのにいいかもしれない。

www.nikon-image.com

上記の記事では、同じものであってもなんのレンズを使うのか?で結構見え方が違ったりすることがわかるでしょう。

他にも以下なんて見てみると面白いかも。ここの記事に出ているものだって同じものです。(細かいことを言うと圧縮効果は望遠固有のものではないようですね)

望遠レンズで遠近感を消し去る不思議な魔法「圧縮効果」を使いこなす - あめたまびより

他にも同じレンズでも絞りを調節することでボケたりして同じレンズですら違って見えたりします。

 

まあ、言いたいことはどのレンズを使うか?レンズをどう使うかで世界は違って見えるということです。

カメラだといろんなレンズをいろんな使い方をして見方を変えいろんな世界の姿を楽しむ。そんな趣味なのかなあって思うところなのですが、別にカメラの話をするわけじゃなくて投資の話だよ。

 

使うレンズによって、世界の姿は変わるよね?投資でも。みたいな話。

 

投資もまたレンズで世界を見る行為だと言えそうです。

あなたがあるいはその他の誰かがどんなレンズをどのように使っているかは知らないけど、何かのレンズでその投資の世界を見ているはずです。

 

株価というレンズかもしれないし、PERというレンズかもしれないし、移動平均線、ビジネスモデル、経営者、景気、ダウ・・・まだまだあるよ。

日経新聞ロバキヨの本、知り合いの動向、インフルエンサーTwitter、証券会社の営業さんなどなどなど、言い出せばキリがない。

 

でもいずれにしても、投資をしてるなら何らかのレンズを何らかの方法を用いて投資の世界を映してそれをもとに良し悪しを判断しているはずなんです。

何も考えずサイコロを振った銘柄を買うことでさえそれはサイコロというレンズを通して世界を見て、サイコロで出た目を良しとしているといえます。あるいは自分の判断はバイアスがかかり不利だというレンズであるかもしれないね。

 

そしてどんなレンズで世界を見るかで世界の姿が変わってくる。

 

そしておそらくは、いいレンズと悪いレンズがあると思うんです。

あるレンズは世界を正しく伝えてくれず、世界をちゃんと見ることができない。

そのレンズはちゃんと世界を正しく伝えてくれるレンズかどうかは考えてもいいかもしれないね。

 

また同時に万能のレンズもないのかもしれない。

宇宙を見るのだってハッブルだけでは足りなくX線や赤外線も使ったりするしね。

ハッブルみたいなお金や手間をかけた(おそらくは)いいレンズだって宇宙のすべて見るのに事足りるかというと全然事足りない。

そんなものだと思っているんです。

 

そのとき自分が使うレンズはなんなのか?

という発想があっていいと思うんだ。

 

自分はなんのレンズでその世界を見ているのか?

そのレンズは見たいものをちゃんと正しく伝えてくれるのか?

自分の見たいものは何なのか?

そのレンズは自分の見たいものにあったレンズだと言えるのか?

 

じゃあ自分はどのレンズでどのようにして世界を見る?

 

そして同時に万能なレンズなどない。

株価が上がるか下がるか見えるレンズなんて存在しない。

だとするなら・・

 

そのレンズが信用に足るかどうか知る根拠となる別のレンズはなんだ?

このレンズでは見えないものを補完するレンズはなんだ?

なんて発想になっていってもいいかもしれない。

 

そういうことを考えていくと、いろんなレンズをもっとうまく使えるようになれると思うんだ。

 で、投資だとあまりたくさんのレンズは使うべきじゃないと思う。

たくさんというか、同じものを見るレンズは一つでいいかもしれない。

同じものを映すのにたくさんの違うレンズを向けるのではなく、複数のレンズを向けるならあるレンズでは見えないものを照らし出すレンズを使うべきだと思うんだ。

似たようなレンズでも同じ時の同じあるものが良いと写ったり悪く映ったり、安く高く映ったり、上がってるように下がってるように映るとか違う結果を映し出すからです。

 

違う複数の結果から好みの結果を選ぶようになることだったら投資では最悪級の行為だと思いませんか?

 

言い方が難しくてイメージわかないかもしれないので、例を挙げると例えば日足で株価上がってると見るのはいいんです。でも下がってるようにみえるときそれが気に入らなくて週足を取り出してやっぱ上がってるじゃんとかするようなことです。

もちろん日足だけでは見れないより長期の上がってる下がってるを見るために週足も使い、短期では下がってる。それより長い時間では上がってるとするならいいと思うけどね。

他にもあるときはPER取り出して安いと言い、それが安いとは言い難くなったとき他の銘柄の高いPERを持ってきてこれよりは低いからやっぱり安いとか言い出すとかでもいいよ。

よするに好みの結論を出すためにレンズをとっかえひっかえする行為だね。

 カメラはそのような趣味だけど、投資はそのような趣味ではないと思うんだ。

こんな感じに

以上のような感じにまとめたところで・・

自分が見るべきものはなんだ?

それを見るために必要なレンズはなんだ?

自分が見なくてもいいものはなんだ?

なんてことを自分も時々は整理しないといけないよねとか思うわけです。

 

 

あなたは世界の何を見るためどんなレンズを使いますか?

 

 

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