大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

見たいものは書いてある場所から探しましょう

f:id:kamomenotoushi:20190712204213j:plain

企業分析をして株価が上がらないと不思議がってる人がいます。

いや、自分はあまり見た記憶なかったりしますが、そのような感じに言う人も多いのでそこそこいるのでしょう。

そんな話題から始まる見ないものは見えないよね?という話。

 

企業分析しても株価はわからない。

そうなんだと思います。

いや、ホントにわからないと思いますよ。

だって見てないものが見えるとも思えませんし。

 

考えてみてください。

企業というか会社側に株価のこと書いてありますかね?

株価はビジネスモデルとか財務諸表には書いてない様に思えます。

 

会社側には株価は書いてないのです。

(時々時価総額いくらを目指すとか、自社株買いをこの株価でするよとかはありますけどね)

 

だから企業分析して株価が思うように行かないのは不思議ではなく当たり前のことなんです。

企業分析だけであるならその人は株価を見てなく、見てないものがわかるわけないからです。

それを考えたければ、それが書いてある場所を見るしかないでしょう。

この場合、株価を考えたいのであるならすなわちチャートでもなんでもいいけど市場や相場です。

 株価が書いてあるのはそこなんだから、それを知りたければそこを見るしかないでしょう。

株価が知りたいのなら、まずはそれが書いてある市場みて考えるべきでしょう。

 

といいつつロジックはあるので、会社の方見るだけでも株価は出せたりもしますが、例えばPBR1以下は割安とかすることはできるみたいな。その意味で株価も見てるとか言えなくもないけど・・

でもそれはただの理屈で実際がどうなってるかは確認するべきでしょう。理論と現実がちゃんとリンクしてるのか。どれくらい違うのかあってるのか。

理論との違いをみるためには、結局は実際にそれが書いてある場所を見るしかないと思うんです。

 

この意味で、あなたは知りたいことが書いてある場所を見ていますか?

 

ここで本題です。

企業分析と株価のはなしもしましたが実は前置き。

 

あなたが知りたいことがあるとき、それが書いてあるところを見なければなりません。

川の流量を知りたいときに空をみてもそれはわかりません。

雨量からわかるとか言わないで。まあ雨量からいけるかもね。そのあたり自分の言うことは絶対じゃない。

しかし川の流量を知りたいならまずは川を見るべきでしょう。

空を見て雨量からそれを測るのも結構ですが、雨量と川の流量は違うものです。

まずは川の流量を知りたいときは川を見るのが大事だと思うんです。

で、合わせて空を見るならもっといろんなことがわかるかもね。

 

だから知りたいことがあるとき・・

まずは知りたいことが書いてあるところを見てそれを考える必要があるのではないでしょうか。

ただこれにはクリアすべき点もあるわけです。

自分の知りたいことを理解していること。

むしろ知りたいことが先にあって、それが書いてあるところはどこか?と考えるアプローチになるべきだと思うよ。

自分の知りたいことを書いてある場所を知ってること。

大抵のものは自分には〇〇が書いてますなど教えてくれたりはしません。

 

自分が知りたいなにか。

自分が知りたいものがどこに書いてあるか?

 

それを整理できていますか?

 

できてないならなるかもね。

素晴らしい企業だと買ってみた結果株価が全く上がらなかったりというかみるみる株価下がって大損とか。

 

 

自分は企業分析が無駄なんて言ってません。

有益だと思うよ?

その会社がどうなるか?を考えるときとか。

それならまずはその会社を見ないとね。

ていうかその会社も見ずその会社がどうなるかわかるとするならおかしいでしょ?

株価見て会社のことがわかるとか言うならおかしいでしょう。トヨタも見ず日経平均とか為替とかをみて今後のトヨタがどうのこうのもおかしいと思うよ。

 

と、同じことが株価でも言えるわけです。

株価でないものを見て株価がわかるとするのはおかしいのです。

そういうことです。

 

 何を見るにせよ、自分が何を見ようとしているのか。

それが書かれている場所はどこか?

そこに書かれているものはなにか?

 自分は何をみればいいのか?

 

それを整理して、見てもないものに期待し勝手に裏切られた!とか言わないようにいたいものですね。

 

 

自分が知りたいものはなにか?

自分が知りたいものがどこに書いてあるか?

 

それを整理できていますか?

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

(7838)共立印刷 日記(分)

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

共立印刷

(東証一部/その他製品)

株価

169円(人々は、順調に進むも落とし穴に一気に落ちてなんとか立ち上がったところ。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20200109221606p:plain

 今日は分析。トリガーを満たしている(かもめ独自指標)ものを3期現金抜きCF倍率(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)にかけ目についたものをチョイスして分析します。共立印刷。総合印刷会社。商業と出版の両輪。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2020年1月9日に取得。

業績

 堅い業績で安定配当って感じでしたが2019年に利益半減。

「既存得意先からの折込チラシやカタログ類などの受注量が減少傾向にあるなか、個人情報関連の印刷媒体で受注量増加を図るとともに、新規取引先の開拓に注力」

「減益となりました。これは、電力燃料費が高騰するなか、既存顧客の折込チラシやカタログ関係の受注量が減少傾向にあり、新規拡販によって受注量確保に努めたものの、同業他社との受注競争により単価ダウン」

って感じで法人からの仕事が減る中で(WEBなどに取られてるのか?)個人などに広げようとするも光熱費アップと競争も激しくなり減収減益という感じですかね。なかなかに厳しそうですが、今まで赤字はなさそうだしBPSなら長期右肩感があり堪えられている感はあります。

2Qで減収減益。やはり苦戦は構造的要因っぽくやはり長引きそうでさらに悪化などの可能性も見てたほうがいいのかなという印象。

と、目先よくない感じはしますが長期には売上は伸ばす程度は成長ですね。

財務

財務はあまり良くない。自己資本比率は低めでまた借り入れもそこそこ。とはいえ自己資本比率は一定のところに推移で純資産はやはり右肩傾向で危険かというとそうじゃなさそうです。だいたい借り入れは手持ち現金で一掃できそうです。

資産は意外に有形固定が多いですね。まあ持ってるのはそういう方針なんだろうけど。気になるのが流動固定ともに直近減らしてきてます。一応黒字の中なのでリストラを進めつつあるとは見れますね。

 本質的には問題はなさそうな財務には思えます。

CF

 営業CFは安定。でFCFは常にでてるくらい。その中で減益を受けてか財務CFを強める動き。減配してるのでこれは借入返済を強めてるということになるね。お金もかなり抱えつつの中での動きなので、かなりリスクを取らない傾向はありそうでうす。減配は申し訳ないと思ったのか自社株買いしてますね。このペースは還元性向100%越えるので続けることは出来ないですが現金積んでるので相当は続けらると言うかいろいろやりようもあるようには思えます。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげからあげぎみ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2017年まで堅実な上昇でしたが2018年以降に相当に下げてます。406から137まで。この137が大底になるかですね。一応それ以降は上昇とでてます。137、151あたりを見ながら172を越えていくのを狙うような感じですかね。


ファンダ的には、赤字は出さない減益なら早めに安全策を手をうつとか相当に慎重そうな姿勢は見えてきます。財務やCFは余裕はありそうです。業績がこらえるのなら配当利回り見て配当狙いとかは機能しそうです。慎重な姿勢からわりと堪えられそうな気もします。ただやは目先の業績は芳しくはなくさらに悪化も視野には入れといても。

それらを踏まえてPBR0.46程度は悪化も大打撃まではいかないかな?と思える水準でまさかよりの業績大回復増配などくれば面白そうは面白そうです。大復活の可能性は低い気はします。なのでやはり基本は配当狙いくらいが軸になりそうですが。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7838

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7838

IRBANK:https://irbank.net/7838

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

土日は行きたかったイベントなどありましたが残念ながらお仕事のようです。

わりと暇な仕事なのでブログ書いてそうですが。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)