大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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優秀な働き者と怠け者

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自分の中で注目の社長さんが二人います。

 

じげんの社長の平尾さん

ラクスの社長の中村さん

 

そのお二方が率いる会社、組織がどうのような軌跡を描いていいくのか?

その推移を見守ることも自分が投資をする中の一つの楽しみかなって思ってます。

そんな話。

 

無能な働き者論というのがありまして。

有名な話だと思うのでたぶん聞いたことあると思うところですが、人を4タイプに分けまして・・

 

「有能な怠け者」…有能なので物事の判断に優れる。また、怠け者なので人を動かす事に長けており、組織のトップや司令塔、チームのリーダーに立てるリーダータイプの人である。
「有能な働き者」…有能なので物事の判断に優れるが、働き者なので人に任せる事はしない。よって参謀や秘書等のサポートする職などが向いている。
「無能な怠け者」…自分で適切な判断が出来ないので、自分からは動こうとしない人である。よって命じられた通りに動く職に向く、どこの世界でも大多数の人。
「無能な働き者」…自分で適切な判断も出来無いのに、自由意思で勝手に動き回る人。組織にとって悩みと不安の種である。

 

上のような話です。

ドイツの軍人「ハンス・フォン・ゼークト」が唱えたと言われてますがその真偽はさておき。

その中でじげんの平尾さんは有能な働き者でラクスの中村さんは有能な怠け者に見えるんです。

 

なのでそのようなリーダーに率いられた組織がどの様になっていくのか?というのは注目してる理由です。

ちなみにどっちも株主です。今の所。

とても対照的なお二人だと思ってます。

 じげんの平尾さん、実際話すところをみたとかではなく、主にメディア記事とかからですがキャリアからも優秀さしか感じませんが、同時に物凄く働き者のような発言が多いです。

「人が2倍やるのであれば自分は10倍やろう」とかもありますし、また同時に周りの人にも厳しそうで、「ドSの人事」として当人のレベルの3倍のミッションを与え、それをこえていかない意味がないと伝えて「3年で平尾丈を超えろ」みたいにしてるとか。

リクルート自体にも非常なハードワークをこなされてまし、『量をこなすと質が高まる』なんて発言もあってりでともかく働き者な人柄なのではないかと思ってます。

つまり優秀な働き者。

 

それに対してラクスの中村さんは、ある投資勉強会で会社説明会がありその中で実際お話を伺う機会を得ています。

その中で「休みの日はメールを見ない」「社員にはより給料と休みをあげるのが社会貢献」などの発言があって、あ、この人怠け者だって感じたとかあります。 

なにより会社につけた名前はラクス(楽!)(社長さんが名付けたかはしりませんが)

このようにラクすることがいいことだという価値観がプンプン漂います。

ただ怠けるんじゃなくてラクして結果を出そう、結果が出るならラクして出るほうがいい、むしろラクしたほうが結果が出る。という価値観が推察されるところで。

それはまさに優秀な怠け者の発想だと思うところです。

そして決して無能ではないように思えます。投資家の皆様からの質問に答える様はとんでもなく優秀としか感じられませんでした。勉強家であられるんです。そして成果も優先されるんです。しかしその成果を最低限の努力でラクして得ようという発想をすごく感じました。そしてそのために学ばれてるんです。

つまり優秀な怠け者。

 

 この比較が楽しみなわけです。

この記事を書いている2019年2月現在。

幸いラクスもじげんも時価総額的にはそう離れてもなく。

規模としてはじげんのほうが大きそうですね。ラクスのほうが目下成長に勢いがついてます。

 

そんな感じですが、じげんとラクスが今後どのようになっていくのか?

優秀な働き者と優秀な怠け者に率いられた組織のどちらがより成果を得るのか?

 

その経緯を見守っていくのも自分の一つの投資の楽しみなわけです。

 そのような楽しみもあると投資もより楽しくなると思いませんか?

 

 

なにか投資で見守っていきたいものはありますか?

そういうものを見つけより投資を楽しんでみませんか?

 

 

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(8071)東海エレクトロニクス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年6月14日取得。

比較銘柄

東海エレクトロニクスとその他

株価

2390円(人々は、ジェットコースターのセカンドドロップ中。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8071 7433 7609 3577
企業名

東海

エレクトロニクス

伯東 ダイトロン 東海染工
市場 名証二部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 卸売 卸売 卸売 繊維製品
時価総額(億) 56.4 277.6 134.1 40.7
株価 2390 1150 1202 1126
決算期 2020/03予 2020/03予 2019/12予 2020/03予
予想売上(億) 420.0 1,600.0 625.0 147.0
予想営業利益(億) 8.0 40.0 27.0 9.0
営業利益率 1.90% 2.50% 4.32% 6.12%
予想純利益(億) 5.4 28.0 19.1 4.2
EPS成長率(年複利/期間) -4.5%/13年 -0.7%/13年 4.2%/12年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 2.7%/12年 2.2%/12年 2.4%/11年 -0.5%/12年
PER 9.62 8.44 6.98 8.94
PBR 0.4 0.43 0.78 0.53
ROE 4.2% 5.1% 11.2% 5.9%
ROA 2.6% 3.2% 4.4% 2.8%
配当利回り 4.35 5.22 4.99 -
配当性向 41.9% 44.0% 34.8% #VALUE!
総資産(億) 208.9 878.3 431.1 147.5
自己資本(億) 129.5 546.4 169.7 71.3
自己資本比率(%) 62.00 62.20 39.40 48.30
一言感想 停滞 増収?停滞 あげ 停滞

 今週は比較。優待配当利回り見ながら気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。東海エレクトロニクス。電子材料、機器の専門商社。比較に同業っぽい。ゲストに東海仲間の染工。

東海エレクトロニクス

業績

 優待はクオカード配当合わせて4.5%程。だいたい配当。減配実績は無さそうだよ。

長期に停滞って感じかな。売上はリーマンあたりに落ち込むもまた回復して過去の同じ程度まで。利益はぶれますがリーマン時も通じて赤字無しでBPSなら右肩だね。成長性はないけど地味に稼ぎ続けてる卸売会社という感じ。赤字でもなきゃ容赦しておくのがいいと思うな。

本決算終えて減益だけど売上はほぼ横ばい。計画も横ばいに準じるものが出てますね。

 

財務

 財務は健全。借り入れもない模様。資産は多くが手形だよ。卸らしいバランスシート。

CF

 営業CF赤字もあるもFCFもだいたいプラスでお金増えてるね。配当も普通に払えそうだね。

伯東

業績

 こちらもシクリカルだけど若干の成長風味。長期にはリーマン前のピークを越えてきてます。営業赤字もないですね。ただリーマン時に純赤字が出てBPSはそこで少し後退。また取り返してるけど。

配当は利益に応じて緩く動かしてるね。減配はあり得るとしてたほうがいいだろうね。

計画は増収増益だけど過去の計画の実現精度はあまり良くないからあまり期待しないほうがいいかな。

財務

 資産は地味に増えてる感じ。借り入れはあるね。卸としては軽い方に見える。特に問題はないのではないか。自己資本比率も高いし。

CF

 直近二年で営業CF赤字。ただこれは売上債権棚卸し資産の影響なので問題ないと言うかそのうち大きくお金が入ってきそうです。お金割とあるね。増配もしつつ自社株買いもしてるね。えんじゃない?

ダイトロン

業績

 シクリカル。リーマン時にはかなりやられて営業赤字のそこそこ大きい純赤字も。それ以外はあまり赤字もないし近年は好調でリーマン前のピークを超えて成長だね。1Q来て減収減益だね。成長期待も載ってたと思うそこでかなり売られてるね。世界経済減速とか言ってるね。

財務

 総資産が大きく伸びてるね。純資産はそこまでで自己資本比率が悪化してるね。また借り入れとか増えてないのでこれは仕事が増えて手形が増えたということだね。このあたりで成長性が認めら2017年辺りに株価伸びたとかありそう。

CF

 2018年に今までないくらいの大きなお金が入り、さてこれどうしようか?みたいな局面になってます。それまでは長期にはFCF出てるねくらい。一年で9年分の稼ぎが入ってきた感じ。設備投資もしてるね。もっと稼ごうって思ったんだね。世界経済減速で減収減益だけど。で、まだお金は多く積まれてます。

評価

東海エレクトロニクス

 成長性なく薄利でROEも低く冴えないっちゃあ冴えないも赤字出てないし減配実績もない中で利回り4.5%のPBR0.4まで。冴えないので株価ぐんぐんはどうかと思うけど拾っとけば結果も出てくるときもあるのではないか。

伯東

 大枠堅調。株価に不満なのか自社株買いも来てるしPBRとか配当利回りとかもかなり安そうな気がするよ。景気悪化は怖いけどさ。

ダイトロン

 近年好調で調子に乗ろうとしたけど挫かれたという局面か。株価も下がったけどPERではこんなもんかあるも減益傾向でPBRで高めな感じ。ROE高いからね。減益がこれ以上進まないなら妙味はあるかも。進んでるようだけど。お金はあるので対策自体はできそうですが。

東海染工

 染色加工大手だけど、リーマンまでは赤字も多く厳しい感じでしたがリーマン後に黒字が安定してきてひとまず安心くらい。売上減ってるので不採算事業切ったんだと思う。詳しく調べないので違うかもだけど。売上はまだ減ってるのでこれをどう考えるかだね。未来は明るいかというと明るい気はしないね。借り入れ減らし自己資本増えFCFも出てBPSも増えてるので暗いほどではなくやりようもあると思うけど。きっかけがエスパーできるなら。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でまだあげ
確認。

売買判断

テクニカル的には、長期に3230、2255、3990、2299とまだ高値安値切り上げの形。その中で2255を底に中期逆張りはありかもしれない。この場合は2255切るならおとなしく撤退かな。
ファンダ的には、冴えないけど安定感はあって財務なども問題なし。インカムあればいいかあなんてスタンスだと持っててもいい評価まで来ている気が。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

カステラしてみるけど、鉄道旅にも付き合ってくれて写真モデルとかもしてくれるひとと出合いたい。

投資に理解か好きくらいだとすごく良い。

西武の52席の昼くらい出してもいいぞ。

とかカステラの法則の所在を確認してみる。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表