（9433）KDDI　日記（分）

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

KDDI

(東証一部/情報通信)

株価

2921円(人々は、高台の砦に篭もり攻めに耐えて反撃の機会を伺っている。）

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。ROIC変則三年平均（http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000）で上位336位を抽出し直近年初来高値から5％圏内にある銘柄からチョイスして比較します。質がよく業績も好調で株価も上昇しているものを拾う意図。KDDI。KDDI様。数字は上記の通り。業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年10月9日に取得。

業績

携帯電話はもう伸びないだろう言われて何年ですかね？格安シムに攻められたり政府がいちゃもんつけてきてきたり、買収が下手だし駄目だみたいな意見は何度も聞いている気がしますが、ここだけの秘密ですが（秘密でもない）自分はKDDIの業績2000年から確認してますが、この間営業利益の前年割れがありません。営業利益前年超え100％です。かつスタートの値が低いってのがありますが、その20年の営業利益増益率は複利で21.9％程です。まあこれはスタートなのでリーマン挟む2007年辺りから13年間の複利取ってみると8.74％で出ますね。EPSなら同期間9.75％です。

これらは格安シムに攻められ政府にいちゃもんつけられながら下手な買収も続けながら達成してます。（買収上手いんじゃないかな）

確かに本業の携帯電話は成長鈍化してますね。以上の結果は電話というより周辺事業の成長によるところが大きいです。かつ時間経つほどROEや利益率を増してきてる感もありと。（やはり買収上手いんじゃないですかね）

そんなわけで本業のCFを用いて次々事業を買って全体を強化してきたという典型的成功例と言えます。本業のCFが出てくるなら成長率はわかりませんがこの傾向自体は続くんじゃないですかね？

ただ似たような事業で似たような買収とかしてるドコモはもっと冴えない感じなのでこの差はやはり経営なのではないか・・？とは思うところで（他に理由ありそうですかね？公のちゃちゃ入れが激しいとか？）、経営陣が変わるなどすればドコモくらいにはなるかもしれない。

1Qでて増収減益ですね。初めてかまではわからないけど利益前年割れが来るかもしれないね。今の所下方などは入ってないです。

財務

借り入れなどが一兆円越え！の大借金持ち・・とかビビらせてもね。総資産7.3兆円の純資産4.6兆で自己資本比率60％くらいだから一兆円超えの借金も別に問題ないと言うか・・

CF

営業CFが1兆円越えてますので一兆超えの借り入れも問題ないかと。投資はかなり熱心というか多額の投資を毎年してるけど近年はずっとFCF出し続けてるね。還元は強化してるけどあまり余力を残さないで還元してそうだからこれ以上は利益伸びないとって感じ。それでのびてきてずっと還元も強化されてきたというのが今だけど。

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげか調整か
月足であげてよこよこ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2012年から2015年位まで大きくあげてずっと調整が続いている感。その調整は底値切り下げつつ下落気味ですかね。そこに2331.5からは反転を見せてきてる。これが調整の中のさらに調整か、あるいは長期上昇の再開かみたいにみるのがいいのではないか。底を見るなら2331.5しかなさそう。上は3260とか3446を破ってくるかがポイントかと。

ファンダ的には、これぼど規模もあって本業の成長性は怪しくなっても成長し続けているほど、強い本業を持つ企業。経営も上手いかも。近年の伸びの鈍化とか今期の1Q利益前年割れをとうとうその時が来たとするか否かみたいなところはありそうです。

総合的にどう考えても優秀でPER11ほどが割高かというといやあ違うんじゃないかなあとか思いますが、結構これくらいの水準が続いていたのでやっぱりこれくらいかも。となると成長止まると見るならあまり妙味もないかもね。でもそんな場合に突っ込むのにいい狙いがあって優待狙いというのだけれどもね。5年持つとアップグレードするしそこまで待って結果を見てみるのもなかなかおもしろいと思いますよ。