第二の人生頑張るぞ
今日から参戦することになりました皆さん宜しくです
投資経験はゼロですがFXバ-チャルデモで僅か半年で 資金が80~100倍になりました
デモをやってみた感じこれは行けると思いこの流れのまま先月で会社を退職
運転資金として消費者金融 に自宅を担保に1000万借りて定期預金解約して500万
退職金が400万、妻の実家の両親から100万の合計2000万で始めます
35 歳第二の人生頑張るぞ
FXですが有名なコピペです。定められてるがごとくそのあと二週間ほどの短期間で増やすどころかなくなった上に借金を背負う破滅を迎えることになります。
FXコピペ 「35 歳第二の人生頑張るぞ 」 | 脛斬りブログ
これは特に酷いケース(本当かどうかも確証ないですが)となりそうですが、ここまで向こう見ずにとるリスクを増やすケースでなくても結構稼げて自信をつけた人が仕事を辞め専業化して振るわなく・・というよりみるみる損を増やしてその計画が破綻するなんてのは投資ではよくある景色です。
そんなことから思うところの話。
わりとよくある話なんです。
それまで投資をしててかなりいい成績とかで、ぐんぐん資産が伸びて、仕事なんかしてるより遥かに実入りがいいじゃんってもうこっちを専門にすればいいじゃないかと仕事を辞めて、結果それまでの投資成績を出すことができない・・むしろ損を増やして不安や恐怖に苛まれ心の安寧を失いストレスまみれの生活・・・もっともっと言えば端的に不幸になって取り返しのつかないことになること。
よくある話なんです。
よくある話なのでもしも「これからはそれまでの仕事を捨て投資で第二の人生頑張るぞ」なんて思うようなパラダイム・シフトを企てる場合はそのよくある話にはまらないように気をつけるべきだと思うんです。
その時どんなことを気をつければいいのでしょうか?
そんなことを考えてみる話。
なんでよくあるのでしょうか?
その成績がまぐれってこともあるかもしれない。
もとのFXのコピペはバーチャでそもそもやってないので論外ですが、実際にやっていても実力というよりは市況などに恵まれ資産をつくってしまったのかもしれません。
市況はいつまでも恵まれているわけでもないからそれが終わればメッキも剥がれみたいな感じに。市況が恵まれる最終局面ほど資産も増えているだろうし絵に描いたようなタイミングでその決断をしてしまうもなかなかあると思うんです。
しかし自分はメンタルという理由も大きいのではないかと考えてます。
投資で勝ち抜く、勝ち続ける実力を備えていながらも、仕事を辞める事を機にその実力を発揮できなくなる。・・自分は所定の実力を発揮できてないと評しそうですが、そんなこともよくあるように思えます。
実力とは何でしょう?
それを多くの人に納得するように表現するのは難しいですが、自分はその構成要素にメンタルを加えたいと思ってます。
これは先天的に精神力に優れるということでなく精神状態をコントロール出来きてるという意味で加えたく思います。
収入を投資一本に絞ることは、このメンタルにおいてハンデなはずなんです。
お金は道具です。
しかしながら特別な道具で、人の心はこのお金と強く結びついてます。
学術的にもお金の損は生命の危機として処理されるとしてる研究だってあります。
定期的な収入を失ったとき、そこに今まで普通に処理できた一時の損が(そして投資には一時の損はつきものです)乗り切れなくなるかもしれません。
それまで定期的な収入があって生命の危機まではないよね?と感じられたことがそれを失い、投資の損が・・それも一時のものであってもストレートに生命の危機と感じられるようになるかもしれません。
そのたぶん小さな危機はそれでも冷静な判断力を奪うかもしれないんです。
それまではスルーできていたものでもすぐに取り返さねば!という思考になりそれまでしてなかった大きなリスクを取りに行ったり、優位性が怪しげな取引をしてしまうかもしれません。
恐怖や不安の中で正しい判断が出来る人は少ないです。
人は定期収入を手放すことで不安や恐怖をより大きく感じるようになり、それまでより大きくなった恐怖や不安は冷静な判断にハンデを与え頼みとする投資成績を毀損するかもしれない・・・というかそんなことはよくあることなんです。
自分はそのように考えています。
その上でもし仕事なんかやめちゃえ、投資でなんとかなるさなんて思ったときに考えるべきことはなんなんなのでしょう?
まずはその資産を作ったのはなにか?考えるべきですよね。
自分はそれまで投資でいい成績をあげてきてることが実力を伴なってなかった、端的には運でまぐれ勝ちだったであることもあるかもだけど、そうでない人の方が多いんじゃないかと思ってます。つまりその人は投資で利益をあげられる実力があるというケースも相当に多いのではないかと考えてます。
・・同時にない場合もかなりありそうですね。ハイレバレッジで資産を増やしたのとか、その市場が大いに盛り上がって短期に急騰してできた資産ならかなり怪しいかもしれない。
仕事を辞めてもいいんじゃないか?と思えるほどに資産を増やしたそれは運か?実力か?
これはじっくり考えるべきです。
考えた末の答えが正解かどうかはわかりません。でも運でも実力でも事前に考えることによって、運とも言えるかもしれない。それならどんなことを考えておくべきか?うまく行かなかったときにはどうしよう?と思考が張り巡らせるものだと思います。そこで考えたこと、準備できたことが未来を分けるかもしれません。
メンタルの準備はしてあるべきだろうと思う。
ここで言うメンタルとは、恐怖や不安や辛いのを耐えることではないです。
辛くならないように不安や恐怖を感じにくくするようにコントロールというか準備していることです。
投資での一時の損失を危機と感じないように、冷静さを失わないように対策をすることです。
自分は例えば3年分の生活費を確保しておくとか、株式なら配当で生活費をカバーできる水準にしておくとかの準備をおすすめしておくよ。これは配当を増やすでもいいし生活費をカットするでもいいかもしれません。収入をより不安定なものに頼るとするなら、自分はより貯蓄がないといけないと思うし、基本的にはより慎ましく生きるべきだと考えるところだよ。
一番いいのは定期収入を断たないことだと思うけど。
なんにせよ投資がうまくいかなくても少なくともこれぐらいの期間は生活していけるよね?という状態にまで準備しておくのが大切だと思います。
メンタルとはそのような準備をすることです。
その準備はできているのか?何が準備されているべきか?は考えるべきだと思います。
あと仕事はきっとやめたいのでしょう。
たぶんね。仕事が嫌なんでしょう。辛いことだってあったんでしょう。
あるある。いや自分も別に仕事好きじゃないし。
ただ選択肢は仕事続けるか?辞めるか?だけではありません。
今の仕事をやめたいと思ってる理由は考えてみるべきでしょう。
仕事まるまる嫌いだなんてケースはあなたが文字通り奴隷でもない限り稀でしょう。逃げられない奴隷でもなければとっくに辞めてるはずです。(心理的に辞めがたいという状況になることはあるようですけどね。たぶんそんな人は冷静じゃないはずで投資でいい成績残せないはずだと思うけど。)
上司や同僚と反りが合わないからかもしれない、やってる作業が向いてないからかもしれない、給料低い・・はおかしいですね。辞めたらもっともらえなくなることになるし。満員電車が嫌かもしれないし、休みがなく自分の時間を取れないかもしれない。
そして嫌いなことは仕事の中の一部でそれが改善するなら辞めたいほど嫌いじゃないかもしれないのです。
その嫌なことを人生から排除するのに仕事を辞めることが最適解であるとは限りません。
部署異動すれば、上司や同僚ややっている作業は変えられます。勤務地だって変えられるかもしれません。
あなたが仕事をやめ定期収入を断つ以外にも解決方法はあるかもしれません。
特に投資で生計を立てられるって思ったんだよね。仕事辞めてもいいって思ったんだよね?ならばあなたは仕事やめてもいいってカードを持ってるということになります。
そのカードを切ってから辞めてもいいじゃないですか?
辞めるにしても嫌なことはなんなのか?を考えその嫌なことだけを排除するのを試してからだっていいじゃないですか。
案外会社も希望を聞いてくれるかもしれませんよ?
それができるならさほど嫌でもない仕事と定期収入が残ることになります。
ちなみに自分はこのカードを切って週休3日にしました。もちろんその分収入は減りましたが。
その他だって、仕事は辞めるか辞めないかの二択ではありません。
転職だってできるし、投資で収入があるなら労働収入だってかなり自由に選べます。収入を容赦するならもっとやりたい楽しそうな仕事も選べるかもしれません。時間だって都合がつきそうです。
今の仕事をそのまま続けるのと辞めて投資専業化するの間には無限の選択肢があります。
そのときに仕事を辞めて投資専業化がもっともいい回答である可能性は正直低いんじゃないかと思うところです。
その最適解はなんなのか?
もっとちゃんと考えてもいいかもしれないとおもいますよ。
第二の人生頑張るぞ
これは呪いのコピペの言葉だけど、別にすべてのケースで呪われてるわけでもないでしょう。
ちゃんと考えて準備して望むなら、素晴らしい第二の人生になるかもしれないし。
あるいは第二じゃなくて。第1.2の人生あたりがちょうどいいかもしれないよね。
投資して結果がでるなら、それをハッピーにつなげたいじゃないですか?
それは勢いのまま無思慮に人生を変えることではなく、いろいろ考え準備をして選択しようとする態度でいるほうがつながりやすいのではないかと思うところです。
第二の人生頑張るぞ。それを無思慮に行ってはなりません。
しかし考え準備するならそれがより良い選択となるかもしれないですよね?