大河の一滴

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「人の行く裏に道あり花の山」の解釈V1.0

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「人の行く裏に道あり花の山」って格言があります。

人の行く裏に道あり花の山 | 日本証券業協会を考える機会があったのでそれをまとめてみるというエントリー。

そして考えて行くうちにこれって深けえなあと思えてきました。

多くにおいて深い言葉っていうのは解釈の幅があり、人によって捉えようが違うものです。

人の立場、考え方、経験、成長によって違う色を見せてくる。

あのときはこう思ったけど実はこういう意味なのか!なんてことがありそうな言葉ってあると思います。

この格言もその種かな?と思います。

そういう意味では投資をする人によっては一生付き合い続けて色が変わっていくような格言になるかもしれない。

そういうものを知恵と言うんだと思います。

というわけで今の自分の「人の行く裏に道あり花の山」の解釈V1.0始めるよ。

 

すげえざっくり言えば

人の逆を行けって事になりそうです。

さて、人の逆を行くとはどういうことか?

他の人が売ってる中、買うということです。

他の人が売ってる中、売るなということでもありそうです。

あるいは他の人が買ってる中、売れということです。

他の人が買ってる中、手を出すなということでもありそうです。

それってどういうことか?

損を許容して買えであり、損を許容して持ち続けろであり、利益を手放して売れであり機会損失となろうが買うなです。

そうすればその損は一時の損となりそして未来の利益となる。

そうすればその機会損失は、未来の損を未然に防ぐことになる。

 

この格言はそういうことを言っているんだと思います。

端的には

損して得取れ。

そして

塞翁が馬。

のふたつのコンボ。

これ、投資家向けだね。トレーダーに対する投資家的な。

「見切り千両、損切り万両」とかは逆的な意味だと思います。

トレーダーのターゲットは端的には値動きです。

そういう意味では、人の逆を行くようでは話にならないでしょう。普通に損するだけです。

人と同じ道を行くすなわちトレンドに乗るってところがトレーダーのコアなやり方となると思います。

逆張り的な視点、落ちるナイフを掴む手法もありますけど、トレーダーのこれはあくまでもリバウンドを見込むからであって落ちるナイフと心中する気はさらさらないはずで見込み通り行かないのなら損切りするというのが、トレーダーの教科書的姿勢かな?と思います。

 

しかし投資家的な視点であるとこれは、堕ちる鳥に寄り添い飛びたついつかを期待することだし、落ちるナイフに掴み切り刻まれながらもいずれを待つ事になりそうです。

投資家が落ちるナイフを掴むなら落ちるナイフと心中するつもりで掴むべきだと自分は考えています。(心中できると思うものしか掴むなでもある)

落ちるナイフを掴みリバウンドを狙う的な逆張りという部分に注目するにしても、それがすぐ反転し上がることを期待するなら裏道を行っているとは言いがたく思えます。

それじゃただのリバウンド狙いです。

リバウンドに成功した時点で皆と一緒に行く方になっちゃうじゃないですか。

裏道は損するあるいは儲からないはずです。

 

でもそういった行為が 未来の大きな得になる。

故に損して得取れ

 

塞翁が馬 

世の中はずっと同じ方向に進みません。

いいことがあれば、悪いこともある。

いいことが起き続けることもあるけど、それは永遠には続かない。

悪いことも起き続けることもあるけど、それも永遠には続かない。

塞翁が馬というのはそんな事を言っていると自分は考えています。

 

株式市場もそうだよね?

株式投資ってそうだよね?

株価は落ち続けることはないし、上げ続けることもない。

企業業績も伸び続けるのもあるけど永遠には続かない。

窮地を迎えた企業もそのまま倒れるものもあるけど多くはまたたちあがるときが来る。

投資の世界もいいことと悪いことがある。

市場も企業も塞翁が馬。

 

だから悪いことがあってもくよくよすんな。

だからいいことがあってものぼせあがるな。

 

うん、わかる気がする。

その厳しい道は厳しい道であり続けることもなくいつか花の山に向かう道となる。個別でいうならそうとも限らないと思うけど。

故に投資は塞翁が馬。 

 

自分はこれはとても無責任な格言に思えます。

相場なんて塞翁が馬、悪いことのあとには良いことが来る、いいことの後には悪いことが来るもんだ。だから今の悪いことには目をつむり損を受け入れなさいな。一時の利益に飛びつくのはやめなさいな。

そのうちその裏道、厳しい道を行っていれば、そんな道がそのうち花の山に繋がるんじゃないかな?

損して得取れになって大きな利益になるよ。

たぶん。

 

ぐらいな事を言っているように思えます。

なんて無責任な事を言う。

その前に心折れたりしたらどないすんじゃ?

その道が地獄へと続く片道切符だったらどないすんじゃ?

とか結構思います。

 

まあ、でも。頭の隅には置いておこう

馬が逃げることは、駿馬を連れて帰ってきてくれる。息子の骨が折れた事は死なないで済むことになる。そのように世の中できてると信じ、一時の損は大きな利益となる輝く未来を信じ抜く。

あるいはそんなやり方が花開くように世の中できているんじゃないかなあとちょっと信じてみようと思います。

エライ人や苦労した人がそうだというからね。

根拠を用意したほうがいいと思ってるけど。

 

 

人の行く裏に道あり花の山

あなたはこの言葉にどんな色を写しますか?

 

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