残念でした。タイトル見て役立つとか儲かるような商品の紹介とか思ったのならごめんなさい釣りです。
でも、もし株式投資で値動きに翻弄されている人にはまた違った視点を提案できるかもしれないね?と思えるエントリーです。
見ている限り
株式市場の参加者で投資家とトレーダーのどっちが多いかというならばトレーダーだと思います。
うーん違うかな?買ってずっとだんまりの株主がサイレントマジョリティかも。
でも意見が聞こえてくるアクティブな株式投資参加者はトレーダーが多いと見て間違いなさそうです。
でも、自分はどちらかと言えば投資家適性を持つ人の方が多いんじゃないかと疑っています。
なんでかというと、多くの人は投資行動に類似することを重ねてきているはずだからです。
すなわちお買い物。
お買い物というのは投資と似ている気がしてます。
消費と投資はちがうものですが、それはお金でものを買うという意味では類似というより同義です。
これに対してトレード、値動きを狙った売買は、やる当人の意識としては”買うこと”ではない気がします。
このトレードという値動きを利用しての売買差額取りって多くの人の人生で頻出する行動でしょうか?
”売りつける”を前提にお買い物してきたんですか?
違うんじゃないかなあと思います。
故にトレードに習熟するためにはその概念(おそらくはあまり触れたことも考えたこともない概念)の理解からはじめなきゃいけないはずです。
それに対してものを買うという行為。
これはよほどの箱入り娘とかでなければ、日常的に行ってきているはずです。
多くの人は株式投資を始める前にさんざ消費でも浪費でもお買い物という行為をしてきているはずなんです。
ならば株式投資を、投資がものを買うことの範疇に入るとみなすならば、それはその人がさんざ繰り返してきた事の延長線上にあるはずです。
(アクティブな)株式相場の参加者はトレーダーのほうが多そうです。
でも自分は投資家をやったほうがいい結果になりうる人の方が多い気がしてます。
なぜならある意味多くの人が投資の素養をお買い物という行為を通じて訓練されていると思えるからです。
買い物する時考えないのでしょうか?
「これは安い!」
「これは高えよ」
「この商品はこういうメリットが有るよな?1,0000円くらいなら買ってもいいけど、ちょっと高いなやめておこう」
「カタログ見る限りでは、この商品が一番コスパ良さそうだね」
「この旅館は高いけど、値段分の価値はありそう。泊まって後悔することはなさそう」
「この商品今は高いな。セールが来て500円以下になるならまた考えよう」
「リフォームするならこの業者とあの業者のどっちがお得?どっちも高いね。リフォームは見送るべきか?」
「この家電欲しいけど、19800円以下で売っているのを見るまで保留だ。」
などなど考えないんでしょうか?
上のような発想は間違いなく、株式投資に通じるところがあるように思います。
故に自分は買い物上手な人は投資上手になる可能性が高いと思ってます。
買い物上手とはもちろんすべての生活用品を100円ショップで揃える行為ではありませんよ?
雑誌に釣られて人気の高級バッグを買うような行為でもありませんよ?
でも見たり聞く限りは、やっぱり買い物上手な人でも株式投資をするならば酷い結果になることも多そうです。
それはなぜなのか?
たぶんこれじゃないかと思っています。
株式は値動きするから。
値動きする故に、考えて買った賢いお買い物への信念が揺らぐから。
お買い物をしようとしたのに値動きを見て、トレードの概念に巻き込まれるから。
賢いお買い物はいつの間にかトレードとなるから。
そして多くの人はトレードの訓練を受けていない。考えたこともない。
そんなんでトレードで勝てるほどトレードは甘くないと思います。
だから提案です。
さんざ実践してきた買い物のやり方で戦うんです。
投資を買い物とみなすのです。
賢い買い物をすることに注力するのです。
そして買い物をするとするならお買い物の姿勢を突き通すのです。
家電を買う時、それの値上がりを期待して買いますか?
服を買った時、買ったあとその服が半額で売られていたら慌てて売ったりしますか?
ヤフオクで買った本が次の日みたら、半分の値段で落札されてたら悔しいでしょう。でもそれを見て古本屋に本を持って売りつけたりしますか?
セールで満足できる買い物をしたとして、その商品がヤフオクで倍で落札されていたら出品しますか?(これはする人いるかもしれないね)
服が5000円で売ってて買わねえよと思ったひと月後にその服は10000円になっていたら慌てて買いますか?
ネットでウワサだからって別に欲しくもないものを買ったりしますか?
商品についている値札がその商品のクオリティに見合っているかを考えず買ったりしますか?
しないんじゃないかなあと思います。
買い物上手ならしなさそうです。買い物下手ならしてしまうかもしれませんね。
投資が買い物になるなら
投資はお買い物になります。(当たり前ですよね?)
人生でさんざ繰り返してきただろうお買い物という行為に。
勝手やり方をしっているはずのお買い物に。
値動き、トレードに惑わざれずお買い物を貫けるならあなたが買い物下手でないかぎりはそれほど酷い結果にならないと思います。
TV放送されたダイエット食品を先週の倍の値段で買うなんて買い物下手にも程がありますよね?
自分がたいして欲しくもないものをセール(セールなんて大抵売り手の都合)だと感じて貯金引き出してバカスカ買うとか買い物上手と言えますか?
でも賢いお買い物をしていくならめちゃめちゃ損することなどありえない。
株式投資だってそうだと思いませんか?
あとは投資とお買い物の違いは、株式用の価値の測り方、会社の見方などの株式投資の作法を覚えることと買ったものをしっかり見続けて(会社も株価も変化しますから)もう持っている必要はない。今の株価なら魅力ない。と思った時に手放すくらいです。
あなたの買ったもの、買おうとするものお得な賢いお買い物ですか?
今まで繰り返してきた上手にものを買おうとすることが役にたちそうじゃないですか?
あなたはトレードで戦いたいのですか?
そうでなければ”売りつける”なんて考えはやめて投資になる賢いお買い物を考えてみませんか?