大河の一滴

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相場観がつくる手法

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株式投資で利益を継続して出してくる人がいます。

おそらくは手法を見つけた、あるいは作り上げたそしてそれが洗練されているのだろうと思ってます。

確たる手法、やり方を持たず継続して利益をあげていくことはおそらく不可能なんじゃなかろうか?というのが今のところのFPかもめの結論です。

しかしなぜ洗練された手法を持つに至ったのだろうか?

というお話を考えてみるというエントリー。

このエントリーは以下のエントリーの続きです。

ここで言う相場観が何を指しているかが気になった人は以下を参照してくれるといいかも。

kamomenotoushi.hatenablog.com


 自分は突き詰めればそれは、確たる相場観を持ったからというところに行き着くのではないかと考えています。

とっかかりは、株式市場をみていたからとか、ザイで言っていたからとか、2ちゃんねるとかのレスとかからかもしれないし、個人ブログかも知れないし、本かもしれないし、投資にかぎらずその人の積んできた経験からかもしれないけど、その人なりの儲かる手法の前提にはその人なりの相場観があるのではないかと思うわけです。

 

そしてその相場観がその人の手法の土台となっている。

故に相場観のない手法はきっとうまくいかないし、儲かる手法なんてのも見つからない。

その人の相場観に見合わない手法もうまくいかない。

 

と、思うのです。

 

例えばたくさんある相場観のひとつに

「価値と価格はバランスするとは限らない」というものがあります。

この相場観をもつ者は(例えばFPかもめ)

じゃあ、価値と価格がバランスしない、価値に比べて価格が安いものを探してみようとか

じゃあ、価値と価格がバランスしない時はどのようなときなのか?それはどうように現れるのか?とか

じゃあ、価値ってそもそもなんだい?それはどう考え測るべきか?とか

じゃあ、安さって何?高さって何?とか

という発想が生まれそれを突き詰めていく先に手法はみつかるつくられることになるわけです。

例えば”安く買って高く売る”は、これに類するやり方となりそうです。これ手法ですよ?でもうまく使いこなすためには上記の発想を経過し安い高いに関して一見識なければとてもとても機能するとは思えません。だって安い高いとは普通書いてないですもの。PERが低い?それは価格ではなくて評価が低いです。価格が安いは自分で書けることが必要だと思います。

 

同時に世の中には「価値と価格は常にバランスする。というより価格が価値だ。」という相場観もあります。

この相場観には価値という項目はきっとないでしょう。考えるだけ無駄です。

だって、価値は常に価格とイコールでそれは見えるもので価格を考えることとイコールになるはずだから。

おそらくは・・・

じゃあ価格はどうのように変わっていくのか?とか

どのような条件の場合価格はどう変わるのか?とか

になっていくのかなあと思うわけです。

 

このときに「お得な買い物など出来るわきゃあない。」って本当は思っているのに、ファンダ系長期投資の人が儲かっているからとその人の手法の真似をしたらどうでしょうね?

 多分酷い結果になると思います。だっておそらくは価値についてあまり深く考えないだろうし。株価が落ちる現象は価値も同様に落ちている現象に見えるはずです。

その価値も落ちているようにも思えるものを持ち続けることなど出来るとは思えません。

ただ、ちょっと厄介な事もありそうです

この相場観。自分は上も下もないと思ってますし、極論すればどんな相場観でも利益を出していく道はあると考えていますが、厳しい道というものもありそうです。

さらには実際には現実というものもあります。あまりに現実と乖離した相場観を持ってしまうのなら自分としては悲観的な未来しか思い浮かびません。

 

例えば「上手くやれば年に10倍も可能だ」なんて相場観。(これ相場感な気がするけどね)事実としては、年に10倍にしてくる人は確かにいます。

実際にこれが出来ると信じやろうとする先にはリスクを背負いすぎリスクに敗北し、死体が連なる事になりそうです。一部の人は生き残り成し遂げるかもしれませんが。

あまりにハードルの高い相場観などは修正していくべきなのでしょう。

だから学んで、現実を観察し相場観を磨き上げるのがいいと思うわけです。

儲かる手法なんて探さずに、まずは自分の中に相場観といえる哲学を築いていくことだと思います。そして学び観察を繰り返してそれを磨き上げていく。

全部最初から作り上げる必要もありません。エライ先人の遺産も活用していけばいい。

そうして心底腑に落ちる納得できる世界の見方、相場観をみつければいい。

 

ヒトの脳はバカじゃありません。

そうして相場観を築き上げるなら自然と、”じゃあ、こうすれば儲かるんじゃね?”というやり方が思い浮かぶものなんじゃないでしょうか?

それは、確かな相場観を元に見つけられつくられたもの。その元の発想はあなたのものです。その手法はあなたが理解するもので腑に落ちているものです。

そうならばそのやり方も工夫し磨き上げていくことができるはずです。

そうやって磨き上げられたものが確たる手法、やり方となるんじゃないでしょうか?

 

自分はそうなんじゃないかなあと思うわけです。

自分のことを話すなら例えばこの記事を含みブログで書いていることブログを書くことは相場観を磨く行為としてやっているという意味がありそうです。

 

あなたがやろうとしているその投資。

その投資の発想のもとはあなたのものですか?

あなたのものでない道具をあなたは使いこなすことができると思いますか? 

鍛え上げられた土台がまず必要なのではないでしょうか?

 

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