大河の一滴

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(3176)三洋貿易/日記(比)

 投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。財務データはhesonogoma.comさんで最新通期実績。各データは2018年3月16日取得。

比較銘柄

三洋貿易とその他 

株価

2125円(人々は、高いところが怖くなってはしごを降りてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3176 8103 8098 5108
会社名 三洋貿易 明和産業 稲畑産業 ブリヂストン
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 卸売 卸売 卸売 ゴム製品
株価 2125 490 1547 4634
決算期 2018/09予 2018/03予 2018/03予 2018/12予
時価総額(億) 308.21 204.72 982.33 35289.6
予想売上(億) 743.0 1510.0 6200.0 38000.0
予想営業利益(億) 49.5 20.0 90.0 4630.0
予想営業利益率 6.7% 1.3% 1.5% 12.2%
予想純利益 33.1 18.0 100.0 3080.0
PER 9.19 11.37 9.5 11.31
ROE 13.5% 5.5% 6.8% 13.2%
成長印象 あげあ 停滞 停滞っぽく 増益
総資産(億) 238.07 295.06 1462.58 23421.48
自己資本(億) 10.06 40.24 93.64 1263.54
自己資本比率 61.1% 46.4% 43.0% 59.2%
PBR 1.24 0.62 0.65 1.49
配当利回り 2.8% 2.0% 2.6% 3.5%
配当性向 25.5% 23.2% 24.6% 39.1%

 今週は比較。だいたい成長企業(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000)で気になったものをチョイスして比較します。ちなみに水曜はお休み。比較の会社と数字は上記の通り。三洋貿易。ゴム・化学品商社。営業員の4割が技術系でメーカー機能も有す。比較に化学系商社。ゲストにゴム屋。

三洋貿易。成長を見せてるね。リーマンでは崩れた感あるけどそこ以外では営業利益で毎年伸びていると。売上はまだ順調ですしまだいけるかも?とは感じます。商社にしては利益率も良さげなのも。メーカー機能ありの効能かも知れません。財務。順調に規模拡大。自己資本比率の改善もありますね。いいんじゃないでしょうか。CF。営業CFは安定しないけど一応毎年プラス。商社もあってあまり投資は要らないのかFCF余裕有りますね。なので増配しても余裕有りますね。2016~2017年は子会社の株式買ったりと子会社にお金貸したりと子分の面倒を見ているようです。いいんじゃないでしょうか。

明和産業。長期停滞でしょうか。昔にいくと赤字とか債務超過スレスレまであったようだけど安定運行に入って成長はしないけど蓄財はできてるみたいな。ROE落ちてるけど。財務。規模拡大で有利子負債減らして現金増える蓄財モード。CF。営業CFは安定しないも総じてプラス。商社っぽい。投資はあまり熱心じゃなく堅調ならお金貯まる。商社っぽい。もっと還元しろ

稲畑産業。長期成長チック。も、景気変動にはそこそこ弱そうでリーマン時には押し返されてますしチック程度なので近年は利益足踏み気味。売上伸びてるので利益がついてきたらそこそこ面白いことになるかも知れません。財務。有利子負債などはそのままに総資産より自己資本が増えて体質改善。現金は言うほど余らせてないというか有利子負債がそこそこ重めかな。CF。安定しないけどプラスな営業CFでFCFは普通にプラスだけど配当配って借金の利子払うとあまり残らないのかな?感。

評価。三洋は状態いいね。評価されにくい商社ってのはあるけどPER9程度は結構妙味があるのではないか。直近は投資にお金かけて減ってるけど毎年必要な種のものでもなさそうでなにかする余裕はまだ続きそうだよ。

明和。凡庸だけど堅実な商社って感じ。鈍くさい感じはしてPBR0.6もこんなもんか感ありますが溜まったお金を吐き出す気になったら面白いかも。そうなった時に買うのは遅いかもしれないけど。安めの時に拾って配当もらいながらのんびり待つはそれはそれでいいかも。

稲畑。有利子負債重いとか財務的余裕はあまりだけどいちおい堅調。PBR的にほどほどなので分散の一つでのんびり変化を待つはそれはそれで。明和とセットで結構いいパッケージングかも。

ゴム屋。長期でゆるやかになるのかな成長をみせ。でも近年は足踏み感強いね。あと景気には弱そうです。赤字は出さない程度には強いけど。パンチ不足だけど財務は健全でCFも安定で増配しながら財務も余裕感はあり。評価も高い感はあまりなく配当狙いとしてはなかなかかも。減益すると減配するようだけど。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげるも崩れ感
月足でまだあげです。
確認。

売買判断

テクニカル的には、 月足で伸びてる感はあったけどここに来て崩れてるみたいな。週足では明確に崩れてますね。これを調整と見るか本格的に崩れると見るか。調整と見るなら月足移動平均線の長い方とか基準に逆張りしてもいいかも知れないね。
ファンダ的には、状態のわりにはなかなかほどよい価格なのかもしれないとは。みんながあまり好きではない商社なのでPERがんがん上がるは期待しないほうがいいと思うけど。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

指標:https://hesonogoma.com/stocks/japan-all-stock-data.html#

 株価:https://hesonogoma.com/stocks/japan-all-stock-prices.html

 財務データ:https://hesonogoma.com/stocks/japan-all-stock-financial-results.html

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないです。 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールの後継バージョンで作成しました。

株探データで銘柄比較表

ふたつの貧しさ

 日本では以前バブルとか高度成長があったそうです。

とか言い出すのは、自分は未体験だからね。

自分が社会人になったのは、バブルも終わってから。

だから想像で言うしかない話ではある。

 

豊かさと貧しさってあるよね?

その中でも今回は貧しさ。

その貧しさには二つあるよね?

という自分の想像で言うお話。

ちなみに投資で考えたことカテではないのでアイキャッチもまとめもないよ。

 

想像でないなら僕は一つの貧しさしか知りません。

お金が十分にないという貧しさ。

 

なにか欲しいものがあるとしてそれは売っているものでお金を出せば買えるのだけれどもそのお金を出すのは不都合があるか足りない。(これはたとえなんで愛は売ってないとか言い出さないでくださいね)

 

iPhoneXが欲しいとして、それは売っているわけでお金を出せないのか出したくないのかは知らないけど買えないわけです。

そういう貧しさ。

 

そういう貧しさに直面するとこう思うんでしょうね。

”もっとお金があれば”

 

そのように思う人が増えたり、そういう機会が多くなること。

それが一つの貧しさです。

この貧しさに直面する時はあまり”パンがあれば”とは思わないでしょうね。

だってスーパーにいけばパンはあるし、お金があるなら買えるから。

お金があればその問題は解決しちゃうからお金があればって多くの人が思うんじゃないかな。

 

でもそんな貧しさも加速すると、お金を持ってないという理由で人が餓死するわけです。

古めの記事ですが日本でも一日五人が餓死しているみたいです。

ironna.jp

スーパーには、棚ぎっしりに食品がある日本においても。

 

もう一つの貧しさ。

それを僕は知らない。

だから想像で言うわけですが・・

 

それはものがない貧しさです。

 

お金を握りしめてスーパーに行ってもパンがない。

お金を握りしめて餓死する寸前にその人は思うんでしょうね。

”ああ、パンがあれば”

 

お金があればとは思わないでしょうね。だってお金握りしめてるし。(実際起こればインフレになってるはずで”他の人より”お金持ってるならパンは買えることになりそうな意味ではやっぱりああお金があればになるとは思うけど)

もうひとつの貧乏はそういう貧しさです。

 

自分はそのような貧しさを知りません。

だって、自分が物心ついたときからスーパーには食料品がびっしりでしたし。

だから想像する他にはこの貧しさに思い至る事ができません。

 

でも多くの人はその貧しさの片鱗を味わったことがあるはずなんです。

例えば、街で花火があった日。

気の合う仲間と花火でも見ようかと行くことにして、行ってみたら大混雑で疲れてしまって、なんかお店でも入って休もうかということになりました。

 

しかし入る店、入る店、既に定員オーバー。

普段は、誰かが入っているのなんて見たことない店にすら満員で入れない。

これならお金は倍払っても入りたい。と思えば既にお店は便乗値上げしてる。そんな店すら満員で入れない。

”お金ならあるのに!”とみんな疲れてくたくたになって帰るのでした。

 

こんな体験をした人は結構いるでしょう。というか最近なら任天堂switchが供給不足で転売ヤーが値段を釣り上げても買う人がいたくらいな状況だったし。

 

これが局所的ではなく色んな分野で慢性的に起こるのが・・

 

もう一つの貧しさです。

 

その貧しさは

医療の分野で起こるなら、いくらお給料をあげても医者のなり手はいなく、病院はいつまでたっても順番待ちで医療機器を買うことができないという理由で、来院者は満足な医療を受けられなくなります。

道路点検の人は精一杯働いているのに、道路点検が間に合わないという理由で今まで通れた橋は通れなくなる。

今まではお金がないという理由で放置されていた土砂崩れは、業者の仕事がいっぱいいっぱいという理由で放置され、さらなる土砂崩れが起き近くの家が巻き込まれる。

営業マンはかかってくる電話対応に手一杯で飛び込み営業して買いたくない人になんとかものを買わせようなんて暇はなくなる。

電車のブレーキに使う部品が用意できなくて電車はブレーキが満足にかけられず対向列車とぶつかる。

 これが農業の分野に起こるなら、今までは農家にお金を払いたくないという理由でビジネスにならなかった農業は、お金を積んでも農業のスキルを持つ農家のなり手が足りないという理由で産業としての役割を全うできず、すべての人が食べるに十分なパンを用意できないことでスーパーからパンがなくなり餓死者が出る。

 

世の中は売りたい人ばっかじゃなくて、いるのは買いたい人ばっか。

でもその買いたい人の想いを満たすほどのモノはない。

みんな頑張ってもそれが用意できない。

 

想像できませんかね。

想像できないかもしれないね。

だって、たぶん多くの人は生まれてから棚が食料でいっぱいのスーパーしか見たことがないんだから。

 

まあ自分も想像でいってるんだけどね。

お金のない貧しさなんて

ものがない貧しさに比べれば、たいしたことないよ。

だってものは足りてるんだから。

あとは分配を考えるだけの話。

用意されたものを皆に行き渡らせるにはどうお金を配ればいいかという話なだけ。

 

これも大変っちゃあ大変だろうけど、うまい分配方法を考え出せば、餓死者はいなくなるわけです。だってスーパーには棚いっぱいの食料があるしね。

分配もうまくやらないと餓死者も出てくるけどね。スーパーに売り切れないほどの食料があろうともね。だから問題じゃないとか言う気はさらさらないけど。

 

でも、ものがないという貧しさに直面すると分配だけじゃ解決できなくなる。

みんなが必要な食料を用意できなくなれば、どううまく分配したって餓死者が出てくる。

(自分はパンが足りないときにお金を発行するという手段で解決しようとするとハイパーインフレになると考えています。お金を刷ってもパンは増えたりしないからね。)

 

もちろんここでいう餓死者とはただの例えだよ。

まだ日本はお金がうまく回らない、行き渡らないという意味ではめっぽう貧しくなったと思うけど、ものが足りないという意味ではまだ貧しくなったとは言えないんじゃないかと思うな?世の中買いたい人より売りたい人ばっかに見えるしね。

売りたい人はなんて言ってるかと言うなら、モノをよこせじゃなくてお金をよこせって言う意味で言ってると思うところだし。

 

でもものが足りないという意味で貧しくなってくるなら色んな分野で餓死者が出てくると思うところです。

それが食料の分野で起こるなら文字通りの餓死者だね。

まだ。

スーパーには棚いっぱいの食料品。

けど見渡せば空きが目立ってるあるいは空っぽの棚も出てきているのかなあ?と感じるところです。

空っぽの食料棚など見たくはないですが、見たときの心の準備くらいはしてもいいかなって思うし、見ないためにできることなんてことも考えてもいいかもしれない。

まあ、見たくないですよ。自分も後世の人も空っぽの食料棚など見ないで済む方がいいけどね。

 

こんなの杞憂で終わればいい。お金が足りないからモノが足りないに変わるなんて、売りたい人ばっかの世界は終わり買いたい人ばっかの世界になるとかそんなパラダイムシフトなんて起こらなきゃいいとは思います。

でも食料いっぱいの棚を譲ってもらったからにはそれが起こらぬよう考えるべきこともあるかな?と思ったりするわけです。

 

そんなことを想像したんだというエントリーでありました。

 

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似たようなことを言っている記事を見つけました。

ameblo.jp

東日本大震災のような大災害が発生したとして、どれだけ「カネ」があったところで、土木・建設業、軍隊(自衛隊)、警察、消防等の供給能力がなければ、国民を助けることはできません。国民を救う、モノ・サービスの供給能力の総計こそが「経済力」なのです。
 後進国は、大震災発生時に国民を救うことはできません。理由はカネがないためではなく、モノやサービスの供給能力が不足しているためです。すなわち、経済力がないためなのです。」

 

ちなみにこの記事を書いたほうが先。アップはリンク先の記事が先ですけど。