大河の一滴

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(3045)カワサキ/東証ST/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1364円(人々は順調に歩んでくるもしばらく足踏みが続いている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3045 カワサキ 東証ST/卸売 39.57 2025/08予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
22.22 4.51/20.3% 12.3%/18年 9.97 0.53
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.94%/18年 -2.79%/18年 2.21%/17年 5.29% 5.1%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
65/18年 -36/18年 29/18年 1.61/18年 3.74%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
81.22 55.54 68.4% 3.67% 36.54%

 今日は分析。楽しい株主優待&配当(https://www.kabuyutai.com/)で12月、1月2月権利でおすすめ度5以上で抽出したもの(139銘柄)から気になったものをチョイスして分析。まだ分析。カワサキ。直営ECサイト利用クーポンとホテル利用券。服飾事業と賃貸倉庫会社。。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年11月20日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「後退から反撃?」

優待はオンラインショップクーポンと泉大津市にあるホテル利用券。

300株でショップクーポンもホテルも額面評価すると利回り8%越え。

ただしどっちも使えるかというとめっぽう限定的。

ショップ。これで年間1万円。(半年で5千円)

シェニール織のカワサキ公式通販

ホテル。これで年間9000円。(半年4.5千円)

駅直結。関空まで25分 難波まで19分の好立地 | ホテルレイクアルスター アルザ泉大津

ホテルは大晦日で1万円程度なので半年4.5千円の有効期間次第では年間1泊分くらいにはなるかも。ちなみにホテルだけ評価すると配当優待で5.87%。ショップだけならもうちょい上。

とかとかありますが。優待廃止からの復活組でそのへんも留意点。総合強化されてそうですが。

株主優待制度の再開に関するお知らせ | 株式会社カワサキ

 

セグメント。

倉庫と服飾とホテル。服飾とホテル赤字っすね。事実上の賃貸物流倉が庫本業。

裏付けとかしらべないけどもともと服飾の卸でそれで倉庫作ってそれを後に貸し出す用になった流れでしょうか。

ここあたり。

沿革 | 企業情報 | 株式会社カワサキ

(銘柄スカウターから)

 

 

業績。

長期に後退傾向でしたが目先は回復。

2001年からみると2008年まで増収し、2021まで減収してた感じですね。ざっと長期にリストラしてたのが目先は反転で攻めてきてる局面とも。

その間営業損失もなく、純損失が2009-2010年にある程度で、めっぽう底堅くこの辺はしぶとい専門卸感はあります。

BPSなど。なにげに右肩に近く、地味にリストラしながら蓄財は進めてきたところで、また成長にむかってきてると。
BPS成長率自体は 2.21%/17年で成長率も高くもないし、ROEみても業績反転している目先でもROE5%程度でどちらかといえば低ROE

原価率など。

長期に販管費を減らしてきてると。まあこれは利益率高そうな倉庫業比率が高くなったから感もありそうですが・・と2008年あたりの短信みると現在の服飾と倉庫の売上規模が逆転してそうなので実際そのようですね。

(IRBankから)

その他、2022年から増収ですが以下がわかりやすいですかね。

服飾が下げ止まって、賃貸倉庫が伸びてきていると。

(銘柄スカウターから)

目先2024で「倉庫の稼働率は高く、2023年4月にカワサキテクノプラザが稼働したことに加えて2024年1月にカワサキ貝塚テクノプラザが稼働したことで、堅調に推移」で倉庫が好調。

もう卸というよりは倉庫業っぽくなってますね。

1Qまだ。計画は増収増益過去は下振れしがちですが近年は上振れより。

財務

総資産減から資産増に。

(IRBankから)

有形固定推移。2020年まで連結ですが、あまり傾向かわらないので個別。

意外に有形固定増やしておらず、増え始めてるのは最近ですね。

(IRBankから)

一方で流動資産は2008-2021で減らし続けていて、2008年で14億から2021年で5億ほど、目先は10億まで回復。卸部門を減らし続けて、そこから倉庫を強化感しだしている感はありますね。商品製品も2008-2022で減少で、以降は少し回復。

大雑把に2021年あたりまでリストラ方向も、以降は反転に向かってきてると。倉庫強化はありますが、服飾も反転してる感は在庫から。まあ服飾は赤字ですが。

負債も2021年11億まで減らして2024年は25億まで。借り入れ9億とか増えてますね。

財務自体は自己資本比率高めでそんなへんな負債もなくで健全じゃないでしょうか。

 

CF

 

 

営業CF自体は安定的。わりと底堅いようには。投資も含め他長期平均FCFは 1.61/18年ほど。

設備投資を2022年以降強化してる感はありますね。財務も2021年までは返す方向から、2022年以降は借りる方向に。

そうみるとやはり長期のリストラから脱し攻めに向かってきてるなとは。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてもみあい
週足で調整中
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。実は2012年くらいからだいたい年足は陽線続き。

12年ほどでおよそ3倍ほどはトピ以下くらいではあるんですが。わりと減収しながらも株価はそんなに渋くなかったは一つの事実。

それで、この傾向継続を狙うのが正道かなとは。そうなると月足のもみ合いの安値1100円とか、目先8月ショック1170円とかを基準に1540越え、1607越えの上昇継続を期待するのがいいのではないかとは。まあTOPIXのほうがいいはそうやもしれんけど。

 

 


ファンダ的には、服飾と倉庫におまけでホテル。服飾卸感はあったのが、長期に縮小でリストラ感あったのが、コロナ以降は下げ止まりでリストラ一服感・・な一方で倉庫あたりも攻勢にでてて投資もすすみ成長もしてきてる感。わりと卸から倉庫屋への転身がすんだ感はある。服飾は赤字。ついでにホテルも赤字。

財務は意外に健全で投資も進むが自己資本比率もまだ高水準。卸方面も在庫など増やしてますね。ここも反転感あります。だからまだ赤字。

CF自体も普通に健全。

優待などのコストは懸念にはなりそうですが、利回り高くとも使えるシーンは相当限定的で、投資家殺到でコストが重くなるのは現状想像しにくい。限定的な利用シーンに利用価値を見出すかですかね。

評価。

PER10のPBR0.5ほど。普通に低評価ですね。カワサキとしてはPBRで0.3-0.5ちょいくらいのレンジにおおよそ収まりこれでもカワサキとしては高評価よりってのはありますが、リストラを終えて反転期にはいったとみるならもうちょっと上の評価でもって気も。あとは優待内容がきにいるなら、結構高い利回りになるのでそのへんも踏まえて評価が上がるのを期待するのもまあわるくもないのではないかとは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3045

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3045

IRBANK:https://irbank.net/3045

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございませぬ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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