大河の一滴

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(8704)トレイダーズホールディングス/東証ST/証券・先物(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:853円(人々は大物狙いは上手くいかなかったので堅実にコツコツやって進みつつある。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8704 トレイダーズホールディングス 東証ST/証券・先物 251.96 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
118 50/42.37% 9.6%/18年 7 1.57
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
4.31%/18年 17.49%/18年 5.49%/17年 24.17% -4.8%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
78/18年 -34/18年 44/18年 2.43/18年 3.23%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1181.93 140.72 11.9% -% #VALUE!

 今日は分析。10バガーテーマのイベントがあった中で、個人的にエクセルを作って行けうる条件を計算した中で10年10バガー行く条件が14%成長率のものを3倍のPERになると9.2年で10倍とありますが、銘柄スカウターでその条件を満たしうる過去5年成長率営業増益率15%かつPER相対水準30%以下のもの(対象101銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。2024/9/29データ抽出。トレイダーズホールディングストレイダーズ証券。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月01日取得。

これの企画ですね。

10バガー定量条件考察 - 大河の一滴

 

 

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」

トレイダーズ証券。FXとか仮想通貨系。みんなのFXとやらもここ。金融系?システム開発も。

セグメント。

証券会社はなにげに利益率が高い。銀行もですね。システム系も高いのは特徴かも。

(銘柄スカウターから)

一方で不安定で、低迷だと赤字続きとかになりがちなのも金融系で、ここも2000-2003、2009-2018年で赤字連発。おおよそ投資市場が冷えるときが低迷期と重なりそう。やはり景気悪くなくて、儲けてやろうとするユーザーが多くなって取引が盛んになると好業績出やすいところはありそうでです。

FX中心で近いGMOFHとかと低迷期は重なる部分があるかなと。GMOは結構安定的でうすがSBIとか野村などみても株式市場が盛り上がってるところが好業績でやすいかなという印象は。

 

そのなかで、赤字連発で凡庸だったのが2019年黒字化してぐいぐい伸びているというかんじになってますね。


ROEなど。2018年で債務超過まではいってないけど、ギリまでいっててわりとやばい状態だったようです。それが以降は見違えたと。

2019起点で各成長率を測ると・・

CAGR/16.77%/6年

EPS成長率/73.95%/6年

BPS成長率/33.76%/5年

と、売上はともかくその他はジョークのような水準。

これは2018年時点では債務超過スレスレで自己資本比率が低いことからくる財務tレバレッジのせいもありそうですが、目先も自己資本比率低めも伸びてはない(つまり財務レバレッジ悪化なし)でROE25%程度以上をキープなのでこの調子を維持するならば・・ってのはみれなくもないと。

 

まあでもなんで復活したかですよね。

決算短信|トレイダーズホールディングス株式会社

2019年

「広告・マーケティング戦略の見直し及び新興国通貨への取り組み強化が奏功し、トルコリラ/円をはじめとする新興国通貨の顧客取引量が大きく伸びたこと等」あたりでしょうか。

あとは今はもうなさそうな木質バイオマス発電など。

あとは「販売費及び一般管理費は、FX取引システムの内製化により外部ベンダーへ支払っていたFX取引事業の収益に連動するFXシステム利用料が減少」も効いてるのかも。

2020年。

「FX収益を確保する上で重要な指標となるFX顧客からの預り資産は、前期に引き続き好調な伸びを示し当連結会計年度末において51,488,459千円(前連結会計年度末比18,749,376千円増、57.3%増)まで増加しました。当連結会計年度のトレーディング損益は、上記預り資産の増加に加え、FX相場のボラティリティ(変動)が高かったことから5,955,737千円(前年同期比1,565,321千円増、35.7%増)と過去最高収益を記録」となんか好調そうで、木質バイオマスはここで捨ててますね。

2021年。

「FX収益を確保する上で重要な指標となるFX顧客からの預り資産は、前期に引き続き好調な伸びを示し当連結会計年度末において650億56百万円(前連結会計年度末比135億68百万円増、26.4%増)まで増加」

2022年。

「収益を確保する上で重要な指標となる顧客からの預り資産は、前期に引き続き好調な伸びを示し、当連結会計年度末において691億29百万円(前連結会計年度末比40億72百万円増、6.3%増)まで増加」

ここまでみて口座資産など伸びててて順調だとはなるけどなんで順調なのかは正直わからん・・・とはなりますね。なんか理由あるんでしょうけど。

 

2023年からは決算資料があります。

決算説明会 - トレイダーズホールディングス株式会社

 

預かり資産を繰り返し言ってるのでたぶんこれが大事。

預かり資産。なんで伸びてるのか?はいまいち不明もここが伸びてるのならひとまず大丈夫なのだろうと。

 

 

2024年。

理由はわからんが好調だよなって感じは。

預かり資産。

その他高賃金と高ROEの両立とかできればいいね感の目標もでてますね。

中期計画。

預かり資金増を目指す。

実際問題ここ勢いあるねとは。

FXに集中。このへんの変化に応じて方針変えられるところは褒めるところかも。

環境として利上げが多くなりFXにい追い風みたい。

FXは胴元は儲かるみたいです。

ここまでみてもなんで調子いいのかは不明ではあるんですが、このへんかななところは。

FXでやる気。

 

上を明確に食うやる気はありそうで。株系証券社も射程感も。

ROEなども目標にあり。このへんできると普通に高収益。年30%程度のEPSBPS成長とかは難しいかもだけど高成長自体は(できれば)いけそうでこのへんを維持をみながら付き合うのは。まあ10倍はわかりませんが。

あとは、目標は背伸び系。計画下方は飛んできそうだけど目標高いの裏返しとも。

 

今期1Q。

増収増益で順調だし、進捗もよさそう。

と、順調。と、やっぱりなんで順調なのかは不明。たぶんやる気と気合。まあいろいろ施策自体は打ってますが。決算資料でも見て。

財務

2019年以降確変感ある。

(IRBankから)

利益剰余金マイナスまで。も、2019年以降資産増に自己資本比率改善で、自己資本比率は維持で、2020年利益剰余金プラス復帰で以降増加。

はっきり2018年まで低迷で以降躍進で景色が違う。

前期末総資産1181億で流動1163億、預託金で995億。現金88億。

負債1040億。受入保証金で1001億。

ほぼ資産は受け入れ保証金で預託金の構成。やはり受け入れ保証金自体が事業規模となりそうでやはりここが伸びるのが。

ちなみに以下はGMOFHの受け入れ保証金とトレイダーズの推移。GMOは他にもいろいろあるけど、トレイダーズはやはり勢いあるような。

 

 

CF

 

 

証券会社のCFなどあてにならん・・・ってところだけど、営業CFに受け入れ保証金がノッてますので、これが伸びてれば営業CF伸びそうだし減ると、顧客が逃げてるともみれてプラスじゃないのは基本まずいとはなりそう・・ですが、BS見てたほうがいいですね。というか決算資料に乗せてきてるのでそこでみれば。

DOE4%だって。自社株買いも。2022年以降毎年。

 

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足で乱高下からおちて、地味にあげ
週足であげ
日足であげっぽい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。天下は過去にあり10バガーどころでもなく、逆10バガーですらなく実は逆100バガー以上の12999から63も。

とはいえ2012年以降は伸びる方向で63から2090にして実はここでも10バガーで160までおちて目先933まで。割乱高下がひどい。

ですが2019年以降はわりと堅調に推移で週足では特に堅調感あるので、この順調さをみながら付き合うのも。

やはり目先8月ショックの585を基準に933越えを測るのがいいのではないか。777みてもいいかもですね。

 

ファンダ的には、FX中心の証券会社?(株式やってないので証券会社かは実は怪しい)2018年あたりまで低迷してた感じが2019年から躍進。結構な成長性を見せている。

正直なところ2023年以前は決算短信くらいしかなく、以降も決算説明資料はあるけど、なぜ低迷を脱し好調に転じたのかは読み取り難く。

わりと業界上位に食い込んでやる系の雰囲気はあり、そのへんのやる気と気合のせいとかにしたくなり、結局なんで好調なのかよくわかかんないけどめっぽう好調なので、その好調さをみながら付き合うのは。やはり会社が推すとおりに預け入れ金が増えるかが重要そう。会社はやるきっぽく目標高いので高い目標からの下方は留意。

今週テーマの10倍だと・・そうですね過去からの実績が続く前提がおければ可能性ありですが、低迷脱出のボーナスも入ってそうでそうですね・・預かり資産の会社目標は2024-2027で、1010億-1450億と出ててこれは12.81%/3年ほどであり、これを12%とみるとPERそのままで20年でPER4倍とると8年で10倍くらいです。はい。

評価。

PER7のPBR1.6ほど。低評価低PER。FX会社の未来など信じられないってところでしょう。実際に信用なるか?というと怪しいというか、あまり好調が続かないことが多そうですが、ここは目先は優秀です。好調っぽいここ5年でもPER16とかPBR4.7くらいはつけたこともあるようで、好調継続すればワンちゃん市場環境もいい感じなら(市場環境がいい感じなら好業績が続く蓋然性も高いとは思います。)PER20程度つけちゃうやもしれないとは。まあそれでも3倍なのでかなり会社の好調が続いてもも10年で10倍はしぶそうですが、別に10倍じゃなきゃいけないってことでもないなら、野心ありそうで目先結果も出してる勢いのある企業を低PERで拾うは可能性自体はあるのではないかとは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8704

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8704

IRBANK:https://irbank.net/8704

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転で御座います。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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