大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9363)大運/東証ST/倉庫・運輸(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20240124113639j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:443円(人々は、外に出れないように閉じ込められ時々暴れるも外には出れてない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
9363 大運 東証ST/倉庫・運輸 27.59 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
82 1.95/2.38% 0.7%/18年 14.86 0.66
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.01%/18年 3.1%/18年 1.98%/17年 4.41% 1.6%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
28/18年 -8/18年 20/18年 1.1/18年 5.28%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
59.12 37.41 63.3% 2.48% 36.89%

 今日は分析。市場統計推移記録表統計で2024/9/13と2020/3/13を比較し、ROEをあげてかつ低いPERにでているもの(対象848銘柄)からきになったものをチョイスして分析。なんか忙しそうなので二週連続。目先コロナ安値より質をあげてるのに(高ROE化)評価が低いもの(低PER)なのを拾う意図。大運。大阪港の港湾運送。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年09月19日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「増収蓄財」

大阪地盤の港湾運送。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

HPはシンプルな作り。

https://www.daiunex.co.jp/company/jigyo.html


IRライブラリありません。シンプル。

https://www.daiunex.co.jp/investor/index.html

ていうか、

2023なら開示は通期で決算短信4つと役員の異動の5つ。

 

 

ということでほぼでてる数字のみで判断するやつになりそう。

長期業績。2000年からみて、なんとなく成長?で増収傾向もなくなない一方で、薄利で、営業利益率2%以下も多く、2002,2008-2010,2020は赤字。純損失もその前後でありますね。目先は長期からみて好調そうくらいはありそう。

BPSなど。2009年に後退。大きめの純損失で後退もあるけど以降はわりと右肩っぽいけど後退もあるくらい。長期BPS成長率は1.98%/17年とトータルではしぶめ。ですが2009年以降で6.07%/15年だと見れる水準。ここでROE自体はそう高い水準でもないので今後はこれより低く出そうですが。

銘柄スカウターで物流系74社でROIC、ROE、PBRでROICソート。

ROICで63/74

ROEで28/74

PBRで53/74

正直業種内比較で優位性をあまり感じないかも。まあROEは高く出てますのでこの調子ならいいのかもしれませんが。

ROE高いのは回転率高く出てそうですね。利益率低く財務レバレッジも高くもなさそうなのでデュポン分解的に。

デュポン公式 | みずほ証券 ファイナンス用語集

(銘柄スカウターから)

ちなみに港湾のみで同様。ROEソート。

(銘柄スカウターから)

 

それで近年売上でてる2023

「当社の主力であります東アジア、特に中国コロナ対策から輸入貨物の減少は大きく影響を受けました。また、国際運賃の高騰、海上コンテナ不足は一定の解消を見ましたが、これが収益にこそ大差はありませんが売り上げに大きく影響を及ぼす結果となりました。それに加えて燃料費の高騰は継続したままでありました。各国の協力代理店及び船社と緊密な連携を取りながら、一貫作業や事務処理の効率化を推進し、諸経費の削減を目指しましたが、輸送コストの高止まりにより収益水準を押し下げました」

とは書いてますが、と言われてもなあというところは。売上で上げ要因も下げ要因もありコストかかりましたで、増収+1.9%の減益-49.7%でそんなもんかもしれない。

2024「当社におきましては新規顧客の獲得と既存顧客のお取引深耕に取組み、国際一貫輸送のさらなる受注獲得を目指して営業活動を展開してまいりましたが、海上運賃下落の影響や、円安の影響下で在庫調整やコロナ需要の一巡等もあり、輸入貨物の荷動きが弱い状況で推移しました。しかしながら、事務処理の効率化を推進し、諸経費の削減を目指した結果、利益水準を押し上げ」

とかはいってますが、まあ結局はやはり出てる数字で判断するしかないかな感。

ちなみに四半期。

凸凹あるけど結局は停滞というイメージ見てるのがただしそうな。それで現状その傾向を壊すものは出てきてないかな感。

(株探から)

今期は1Qで増収増益ですね。とはいえ計画では横ばい。過去計画は上振れもしたぶれもありあまり信用できない感。

 

財務

資産増。利益剰余金プラス化。

(IRBankから)

自己資本比率も改善してますね。

有形固定推移だけ。貼りますね。投資してる感じでもなく。あとは有価証券現金で36億とかで案外資産の質はよさめ。有利子負債が9億で現金有価証券に有利子負債抜いて27億ほどはほぼ時価総額26億という感じで見方ですがほぼ事業評価ゼロですね。

 

CF

 

2014年以降はFCF安定。本質的には投資を抑えFCF出してるようなところはありそうです。

配当渋いですが自社株買い入りだしてますね。

時価総額28億とかが3億とかですので結構大きめ。

で、以下は銘柄スカウターのものですが、IRBankとデータ違うように見えましたが、銘柄スカウターは、

「※自己株取得は決議日が上期の場合、前決算期とし、決議日が下期の場合、当該決算期とみなして表示
※自己株式取得は結果の取得総額に加えて予定も含む」

で、最新のものはずらしたり見込みで入れてそうですね。今回は6月に3億発表して9月までに8千万買った感じのようです。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげてもみあい
週足でさげて急騰でもみあい
日足でよこよこで乱高下感
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。長期でさえない推移とはなりそう。バブル前バブルが最高で以下は残り火みたいな推移。

それで2011年以降あるいは2001年からのレンジ内ともみれるなかで月足で2020年以降で上昇っぽい・・一応181から730、285、685、312,589と上昇三角持ち合いから上放たれの形はみれて上昇ともできなくないですが日足レベルではいかにも低位株って感じの値動きですがそうみるか。

ショック安値312とか、目先急騰前安値372をみながらもっと長いスパンの上放たれで上昇をみるか589越えてくるとそれっぽくなるのでそうなるかを測る感じで。

・・まあこれにこれでも入るならですけどね。

 


ファンダ的には、大阪中心の港湾運送。長期に伸びてないこともないし、営業利益とかは底堅いし、純損失も大きなものはあまりでないけど、大きな物が出ると基本低ROEであり挽回が長くなり、結局トータルでは長期にBPS成長率など渋い結果。も、一応リーマン以降は堅調な推移は堅調な推移。ROE高くもないから信用していいのかはどうか。一応回転率の高さでROE上げてるところはあるけど。

財務は以外に悪くもなく良化してる。CFも意外に安定だが本質的には投資を抑え財務を完全してるようなリストラ局面。そのなかで財務も改善してきたのか自社株買いなども散髪。

本質的には冴える感じでもないリストラよりの停滞蓄財だと思うが、還元とかの次第でこれはこれで。大きな業績後退や減損などないのは前提になると思うけど。

評価。

PER14.4のPBR0.65ほど。あまり冴える感じでもない停滞蓄財とみるとこんなもんか感ありますが、現金、有価証券などみての資産バリュー帯の評価のようには。上記のように水物と有利子負債を踏まえるとほぼ事業評価ゼロといえる水準。それで、余裕は自社株買いなどの還元姿勢もみせてるので、わりとFCF安定してる2014年以降の平均FCFは2.7億ほどあるのでこのペースだと時価総額10%ほどの還元余力はあるとはみれて、還元にしても内部留保でも水物≒時価総額あたりを基準に年10%切り上がるみたいな見込みもたてられもなく。

といいつつPBR0.4台くらいもあるんですけどね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9363

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9363

IRBANK:https://irbank.net/9363

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもありません。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入