大河の一滴

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(8585)オリエントコーポレーション/東証PR/その他金融(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:938円(人々は、落ち込み続けてずっと浮かんでこない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8585 オリエントコーポレーション 東証PR/その他金融 1612.26 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
2630 200/7.6% 8.4%/18年 8.03 0.69
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.96%/18年 #NUM! #VALUE! 8.38% 7.3%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1623/18年 -3442/18年 -1819/18年 -101.07/18年 0.37%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
31476.43 2382.06 7.6% 4.26% 34.25%

 今日は分析。市場統計推移記録表統計で2024/9/13と2020/3/13を比較し、ROEをあげてかつ低いPERにでているもの(対象848銘柄)からきになったものをチョイスして分析。なんか忙しそうなので二週連続。目先コロナ安値より質をあげてるのに(高ROE化)評価が低いもの(低PER)なのを拾う意図。オリエントコーポレーション。オリコカード。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年09月13日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財できず」

セグメント。利益率高め。金融あるある。

(銘柄スカウターから)

 

ですが全体まとめると利益率は7-15%の範囲内。

以下長期業績。売上長期横ばい感。その中で営業損失もないのですが、2000-2003と2007に純損失。特に2007年に大きな純損失。・・もあり、グラフバグってますね。

2007年も古くて開示資料はみれませんが以下のようなニュースは。

過払い金返還請求のせいということになりそう。

オリコ、赤字4579億円/金融支援2900億円 | 全国ニュース | 四国新聞社

個人消費を冷やす「貸金業規制」で景気は確実に悪化に向かうオリエントコーポレーション社長 西田宜正 | 短答直入 | ダイヤモンド・オンライン

金貸しはレバレッジもかかる形で、法令変更や景気というか調子乗ったあとにそういうことになって大きな影響が出るのはたまにままあると。

リーマンぐらいは大過なく過ごしてますが。

それで2008年以降はだから堅調。業績は安定で純利益でも赤字もなく。


BPSなど。2007年はやばくて債務超過までいって救済されたとなりそうですが、2008年以降だとBPS成長で2.15%/16年ほどで低成長。業績は安定的だけど同時にBPSも増やしてるか微妙というのも一面。ROE自体はそんなに低くもないですね。

これは後述ですが2017年以降で復配してますが、以降は自社株買いなども入りかなり還元性向が高く、内部留保が進まないくらい還元してるのでBPS成長率が低く出てるとはなりそう。還元なしの2017年まではBPS成長してますしね。

 

前期決算資料。

決算説明資料|株式会社オリエントコーポレーション

前期は正直横ばいですかね。利益は低めに出てはいますが。

計画は増収増益。連結子会社含みで一応成長。


1Qで結構な増収う増益ですね。目先1Qは買収効果もあるのかわりと高水準。

あとは、決算資料みるといろいろ言ってますし、情報量も多くて見るところ自体はたくさんありますが、やはりトータルで今の横ばい傾向の業績から伸びていくのが重要とはなりそう。

中期計画としては、経常利益で2024年実績で2025年でおよそ経常利益で400億で倍になるとしてますね。

しかし決算短信のガイダンスは2025年で経常利益で200億で、目標たてた人違いそうで、意思の統一もしてなさそう。まあ目先はほどほど堅調ですけど。

 

財務

資産増えてるのか増えてないのか。

(IRBankから)

2021年で総資産減は、2022年で「.2021年3月期の各数値については、会計方針の変更に伴い遡及修正が行われたため、遡及修正後の数値を記載しております。なお、2021年3月期の対前期増減率は、遡及修正が行われたため記載」で会計方針変更で連続性が途切れてるところありますね。

しょうがないので前期2024年をみると、総資産3.1兆で、有形固定860億、無形資産主にその他で937億。流動2.8兆で割賦売掛金で1.4兆ほどに資産流動化受益債権で0.7兆に現金0.5兆。

割賦売掛金がつまりクレカで資産流動化受益債権はそのクレカを流動化したってことでしょうか。この辺が増えるのが本業の繁栄で一応2020年から見て増えてますね。

負債、2.9兆。固定負債1.1兆で借り入れ8561億に社債1950億。流動負債1.8兆で短期借り入れ、長期借り入れコマーシャルペーパーとかで1.2兆とかでしょうか。

だいたい借りてクレカ債権を持つ形になりそうだけど、<有利子負債っぽいので財務は良くはないですね。自己資本比率自体も低めですけど。現金もあるのでそのへんどうみるか。

 

CF

 

 

金融系のCFはみてもよくわからん。ってところはありますが、自己資本比率は改善傾向でそのなかで現金積んでるのでここはやっぱり良化の方向とはなりそうな。

上でふれたけど還元。2017年以降に還元再開。自社株買い含みでかなりの還元。それもあり、2017年以降はBPS増もなくで、現金とかは増えつつであるけど余裕は全部還元みたいなスタイルみたいなところは。いいかえると内部留保進んでないので還元だけがリターンっぽい雰囲気。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげ
週足でさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。

長期さげてるともみれるし、2010年以降は調整続きとも。

ではあるけど月足レベル2013年以降で10年単位で下落トレンドですね。月足週足レベルで下落一直線ですが、その中で目先ショック880円が基準になるというか、ここを切らなければ週足、月足のトレンド転換とはなりますね。また切るなら次は520。

まあショック前の株価まで戻らずいかにも弱い推移ですけど。

 


ファンダ的には、オリコカード。過去にしんどいことになってましたがそれは過去。禁輸はレバレッジもかかる関係で調子こいたりすると大事故にもなりうるという事例ですが大人しくしていれば安定性は高めはありそう。実際、2008年以降は業績は安定。その後はBPSくらいは増えてたけど2017年以降は還元再開で還元強く、内部留保を積み増さない形でBPS増も渋い印象で、現況は業績停滞で蓄財もできない状態だと。

CFはよくわからない。財務で一応自己資本比率改善で現金も積んでるので、BPS増なく量的改善はないけど質的改善はすすんでいるのかも。どのみち低進捗となりそうですが。

中期計画では成長?するとしてるけど実際のガイダンスとは乖離、目先子会社化とかふくみ順調ともみれるけど、このへんはあまり良く見れないかな。成長を感じるみたいな意味で。

評価。

PER8のPBR0.7・・に配当利回り4.2%ほど。こんなもんといういわゆるバリュー帯にはなるとは思うけど、上記の通り現状配当以上のリターンを見込みにくいとなると、年4%前後となりPBR0.5以下でも不思議じゃないくらいにも思えて月足レベルの下落がもうとまり上にするするいく(評価向上)とかは見ないほうがいいかなあとは。

かなり前にはなるけど2010、2011とかはPBR0.2とかもあったようだし。でも2015年以降ならもう結構低PBR。どうみるかですね、

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8585

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8585

IRBANK:https://irbank.net/8585

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

涼しくなりましたがとくにない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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