大河の一滴

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(6954)ファナック/東証PR/電気機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:3856円(人々はずっと波に揺られている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6954 ファナック 東証PR/電気機器 38383.35 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
7843 1430/18.23% 30.3%/18年 29.1 2.11
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.54%/18年 0.89%/18年 4.4%/17年 7.35% 11%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
24767/18年 -9265/18年 15503/18年 861.26/18年 7.01%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
19260.37 17055.56 88.6% -% #VALUE!

 今日は分析。市場統計推移記録表統計で2024/9/13と2020/3/13を比較し、ROEをあげてかつ低いPERにでているもの(対象848銘柄)からきになったものをチョイスして分析。なんか忙しそうなので二週連続。目先コロナ安値より質をあげてるのに(高ROE化)評価が低いもの(低PER)なのを拾う意図。ファナック。黄色い産業ロボット。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年09月13日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「増収蓄財」

 

黄色いロボット。

商品紹介 - ファナック株式会社

・・だけじゃなく、ロボットを含め工場に置くごっつい生産設備。

 

決算資料。

株主・投資家情報 - ファナック株式会社

目先通期決算でセグメント。

やはりロボット中心。

 

以前は非常に投資家情報開示にしぶく、HPみても最新の決算短信のみあったみたいな記憶で、なぜか黄色推しで地方の謎の黄色い会社というイメージでしたが、最近はずいぶん雰囲気が変わってもうわりと普通に会社。

黄色にこだわるのもやめたみたいです。

ファナック「黄色の最強軍団」が迫られる転換 かつて40%を誇った営業利益率は右肩下がり | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン

黄色のファナックが「白いロボ」で深める自信 山口社長「協働ロボットでも世界一を狙う」 | 素材・機械・重電 | 東洋経済オンライン

 

以前は謎で秘密主義?だけど高利益率で優秀な会社って感じだったのが、環境も変わり黄色にこだわるのもやめて、白いロボットだして利益率も過去から下がりと。

と、わりと普通の会社には向かって来てる・・・はありますが、目先で利益率20%近くは製造業でも高利益率で過去ほどじゃないけど普通に優秀な製造業でついでになんだかんだいいながら売上も近年は高水準。

成長してるとはみれそうですが過去は売上後退も多く、やはり外部環境というか、顧客企業の設備投資意欲に左右されるシクリカルとはなりそう。

それで2000年以降で赤字もなし。だからこのへんは優秀な製造業。

赤字もなくBPSなら右肩・・でもなく足踏みもあるけど長期にはBPS増。

BPS成長率複利をとると4.4%/17年で実はここはそんなに優秀でもなく。

ROEは長期平均は二桁でてますが目先は二桁割って8%ほど。低ROEとするには高いですが、売上出てる中でROE下がってるわけで、ここはやはりファナックは普通の製造業になってきてるなとは。

というところで優秀なところもあるけど、高成長とか高収益でもなくなってきて、だから普通の製造業になってきてる。凡庸まではまだ行きませんかね。安定性高く利益率も高いし。

原価率など。

原価率が高くなる傾向。

(銘柄スカウターから)

従業員も。従業員は採ってますね。一人当たりはあまり改善感もなく。

やはり環境に左右されつつも成長は人を採る必要はありそうだねとは。

(IRBankから)

前期。売上利益で前期から後退。

受注も。ここでも前期トータル後退で、やはり後退か足踏み局面ですね。

受注残はないみたいで、今期計画もよこばい。


1Q来て減収増益だけど、まあ横ばいの範囲内でしょうね。ただ受注は前期から伸びてるので堅調くらいでしょうか。

 

財務

財務いい。このへんは優良企業然。

(IRBankから)

前期末総資産1.9兆。有形固定6077億で2019年以降よこばい。流動1兆で現金5229億。商品1475億原材料1230億売掛1369億とか。投資有価証券1844億。

まあ現金多めであと普通。

負債2068億。普通に現金以下で≒投資有価証券。有利子負債もないですね。

と、このへんは財務健全でこの辺もあわせて優良企業とはなってた感は。

 

CF

常にFCFでてる。シクリカルな製造業とみるとやっぱりこのへんは優秀。

還元。減配もありで2020年以降は配当性向60%で、ここくらいだと現金維持で財務を固めつつ稼いだ分は還元してるスタイルだとは。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足でずっとレンジでもみあってますね
週足でもずっともみ合い感
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。長期には上昇感もありますが、2015年以降はもみ合い感強い推移。このへんでどこまで調整が続くか永遠に調整してるか。どうみるか。

ということで月足レベル10年近くレンジ。

下はコロナで2404。上は2018年6690。あとはだいたいなら3000-5000くらいでしょうか。基準になりそうなのは。

あとは直近ショック安値3624とかをみながらショック後高値4347とか2024年高値4748をを超えると、週足くらいで上昇感。6690までいけば月足長期上昇感もでてくるのでこのへんも。

 


ファンダ的には、高利益率な主に黄色い産業ロボットメーカー。かつては開示姿勢も渋く利益率高く、いかにも孤高の優良企業という感じが、開示姿勢も普通になり黄色のロボットにもこだわらなくなり、利益率も下がりいろいろ普通の産業ロボットメーカーになってきてるなとは。

ですが、利益率などはかなりの水準でCFもド安定で財務ド健全でこのへんは今も結構な優良企業然とはしています。ただ長期には成長も成長性は微妙でROEなども高くもなく目先業績足踏み。まあ溜め込みすぎのきらいはありますね。

このへんを総合してなんかもう停滞蓄財だなと言う印象。孤高の謎の会社は安定的ではあるが、稼いで蓄財する企業きらいには落ち着きました感。

目先は停滞。蓄財も進むんじゃない?

評価。

PER29のPBR2.1ほど。利益率高いとか財務いいとか安定性高めで評価高くなる要素もあるとは思うけど、だからぶっちゃけ停滞感ある業績からBPSくらいは増えるくらいの停滞蓄財とみると過剰評価だなというのが率直な印象。

配当は未定ですが配当性向j60%とみると80円ほどでこれは配当利回り2%にBPS成長率4%ほどとみて、年6%程度のリターンとみても株価はもう一声・・以上はみたくなるなとは。

まあそこまで下がったことはないみたいですが、PBR1までいけば配当利回りは4%となり、これくらいなら周りとバランスも取れそう。それでも安定性は落ちるけど周りの他の方がいいかもとか思わないまでもないですが。まあ有名だしまだわりと優秀だしでそこまで下がるか?いうなら下がらない気しかしませんですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6954

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6954

IRBANK:https://irbank.net/6954

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞー。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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