大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4235)ウルトラファブリックス・ホールディングス/東証ST/化学/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ウルトラファブリックス・ホールディングスとその他

株価

781円(人々は、前のしくじりを挽回すべく無理して大きな仕事をしようとするも無理がたたって体調を崩している。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。2024/9/5のKABU+データを市場統計推移記録表にかけ、7/11時点から8/5まで34%程度以上下落し、8/5から9/5で15%以内の時価総額のもの(対象52銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。直近日経高値からショックまでに日経平均以上程度落ちたが9/5までに日経平均ほど回復してないものからリバが弱い、まだリバが見込めそうなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年09月11日取得。ウルトラファブリックス・ホールディングス。合成皮革メーカー。比較に同じ革っぽい共和レザーと銘柄スカウターで同業種各種化成品の日東電工。ゲストにウルトラは超なので超仲間の中村超硬。


ウルトラファブリックがEPSBPS成長両立。日東電工ほどほど。中村超硬はBPSは減でEPSは算出不可(赤字)。

各企業の数字とそれをみての所感

コード 4235 3553 6988 6166
企業名 ウルトラファブリックス・ホールディングス 共和レザー 日東電工 中村超硬
市場/業種 東証ST/化学 東証ST/化学 東証PR/化学 東証GR/機械
時価総額(億) 132.5 161.7 15555.8 42.65
株価 781 660 11005 387
決算期 2024/12予 I 2025/03予 2025/03予 I 2025/03予
予想売上(億) 204.0 530.0 9820.0 33.0
予想営業利益(億)/利益率 25/12.25% 26/4.91% 1800/18.33% 1.1/3.33%
長期平均営業利益率/年 11.3%/18年 3.62%/18年 12.28%/18年 -5.04%/11年
売上成長率(年複利/期間) 10.1%/18年 1.9%/18年 2.1%/18年 -0.8%/11年
EPS成長率(年複利/期間) 9%/18年 10.1%/18年 6.6%/18年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 13%/17年 2.1%/17年 6%/17年 -4.7%/10年
長期営業CF(億)/年 163.42/18年 575.08/18年 19434.23/18年 575.08/11年
長期投資CF(億)/年 -235.61/18年 -375.34/18年 -11011.66/18年 -79.67/11年
長期平均FCF(億/年)/年 -4.01/18年 11.1/18年 467.92/18年 -4.14/11年
PER 7.62 9.05 11.89 213.81
PBR 0.72 0.44 1.51 5.03
ROE 9.4% 4.9% 12.7% 2.4%
平均ROE/年 13.35%/18年 3.74%/18年 10.87%/18年 -4.96%/10年
ROA 4.4% 2.9% 10.4% 0.3%
配当利回り(%) 4.99 4.85 2.54 0
配当性向 38.0% 43.9% 30.2% 0.0%
総資産(億) 361.85 606.53 12510.87 60.03
自己資本比率(%) 42.2 59.9 78.7 14
メモ あげ びあげ あげ ボロ株
ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)

業績

第一化成と米ウルトラファブリックス社を中核とする合成皮革メーカー。

製品。家具とか乗り物のいわゆる椅子のシートが主力。

製品情報|ウルトラファブリックス・ホールディングス株式会社

 

業績。

もともと第一化成が2017年にウルトラファブリックを子会社化。それ規模を増し、そしてコロナ以降で躍進というかたぶん自動車産業などの追い風入ってそうですね。

ROEなど2017年までにのびて、勢いあったのがウルトラファブリック買収後に買収するもおちつくまで2017-2020で低ROEから以降はROE比較高めで買収効果含めて好調となりそう。

推移見たほうがわかりやすいですかね。ROAも。

(IRBankから)

わりと低迷中の2018。

施策を打ちながらも利益はまとめきれない感は。

「当社製品に対する旺盛な需要が続く中、第一化成では夏までラインの増強工事をしながらの生産となり、フル稼働生産に追われる期間も長く続きました。ウルトラファブリックスは順調なマーケティングを行い、4月にはドイツハンブルグでの航空機内装ショーでパートナーと共同で初めてブースを出展し、5月にはイギリスロンドンにショールームをオープンしました。製品開発面では、風の吹き荒れる鳥取砂丘のイメージに触発されたデザインを特徴とするUltraleather Tottoriを9月に発売し、再生可能資源で作られる製品への需要にも応えるべく、バイオベース製品の開発を進めてまいりました。 この結果、2018年12月期の売上収益は119億1百万円、営業利益は11億68百万円、税引前当期利益は6億72百万円となり、2018年11月14日に上方修正致しました業績予想との比較でいずれも上回る結果となりましたが、2019年12月期に導入予定の連結納税制度に対応できなかった等により当期利益は業績予想を若干下回り」

コロナ以降で業績加速の2021。

決算資料。

決算説明会資料|IRライブラリ|株主・投資家情報|ウルトラファブリックス・ホールディングス株式会社

受注急増で好調な中、家庭用とか航空機向けにも拡大。

全部好調。

ウルトラファブリック吸収後の実績期間は短めも一応増収でより増益、減収でより減益の製造業ムーブになってますね。ということでやはり売上が大事そうには。

その中で今期は期初で通期増収増益計画も2Qで減収減益から通期も減収減益の下方。

ではありますが、売上で長期では高い水準で下方の利益水準もまだ普通に高い水準にはなりそう。というか営業利益率で二桁ありますし。

ROEとかは上記ですが、基本2014年以降そしてウルトラファブリック後の2017年以降でそんな利益水準も低くもなく、原価率も下がる傾向もみえて、大きな意味では順調なようには。

そんな中で下方入った2Q。

EV市場の加速が弱くなってきてるのとオフィス需要一服円安のメリットは続くも、コロナ以降の好環境が勢いが落ち着いてきてる感じは。このへんはどうみるか。

まだ好環境の部類とはみなせそうですが、環境後退に向かうと減収がより減益になりがちな製造業でもあり。どうみるか。

ではではあるけど、自動車以外はまだ好調以上の部類でしょうか。

中期計画あたりもまだ強気感あり、まだもう景気後退で業績も低迷だーとかするにはいろいろ早いようにはみえますね。

 

 

財務

2017年以降がウルトラファブリック。

(IRBankから)

IFRSはきらいです。

前期総資産361億。非流動で245億で伸びる方向でうちのれんが101億。これも伸びてますね。無形で67億。あわせて160億ほどでこれはだいたいウルトラファブリック分となりそう。で、有形固定自体は62億でこれは推移以下。

 

(IRBankから)

流動116億。増える方向。棚卸資産41億現金36億あたり。

負債209億で借り入れで160億くらい。上記の有利子負債は87億。これは流動の有利子負債で固定負債分がカウントされてないっぽくIRBankが間違ってそう。

なので借り入れ160億で財務は良くない方。のれんとか借り入れでウルトラファブリックを持つ形とはなりそう。

最悪だと業績悪化でのれんやら無形が毀損すると純資産160億ほどのなかから160億ほど吹っ飛びうる構造にはなってますね。借金のこして。

その意味でリスクはある財務構成。

目先は業績は普通に堅調以上ですが。

 

CF

 

営業CFなにげに右肩感ありますね。

2019年以降は投資もしてFCFもでるかたち。それで財務で返しつつ現金も増える方向。

還元。増配傾向も減益で減配もあり。

(銘柄スカウターから)

 

 

共和レザー(3553)

業績

事業分野はウルトラファブリックに近そうですね。

事業紹介 | 共和レザー株式会社

 

長期業績。伸びてないこともないけど、2016-2024で足踏み感強いし、2009-2012で赤字だし、それ以外も利益率高い方でもなく冴える感じでもない。

あとは増収時により増益減収時により減益の製造業ムーブ。

BPSなど。ROEで二桁いかない。環境いいはずの近年なら5%も届かずこれは低ROEといえそう。BPS成長率2.1%/17年で、低成長ですね。

それでPBR0.4台。

ROEの停滞蓄財となりそう。

目先1Qではわりと増収増益ですが、通期ではよこばい。これはまだ停滞の範囲内じゃないかなあとは。

 

財務

微妙に蓄財。

(IRBankから)

中身見ません。有利子負債もなく財務良さそうだし。

 

CF

 

だいたいFCFでてますね。

現金137億あるみたいで、長期平均FCFは11.1/18年で時価総額163億なので、一応時価総額-現金(事業の価格)で30億切りでPCFR3切りとは考えられてバリューっちゃあバリュー。還元は利益並っぽいけどCFからは余裕感ありますね。

 

 

 

日東電工(6988)

業績

大手電子部品メーカー。粘着・塗工・高分子機能制御技術をベースに包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどの中間材料(基板機能材料、自動車材料、情報機能材料、プロセス材料、医療材料)を供給。

いろいろつくってる。主にテープとシートとフィルム?でしょうか。

製品情報 | Nitto 日東電工株式会社

セグメント。

主力のオプトロニクス(フィルム)じゃわりと利益利tう高い。フィルムは電子半導体向けっぽいですね。

 

(銘柄スカウターから)

 

業績。2000年からみて赤字もなく。長期に伸びる傾向もあり。とはいえ後退もあるしある程度のボラティリティを持ちながらの業績ですね。工業向けメーカーっぽい。

BPS推移。右肩。BPSで成長率6%/17年ほど。ROE二桁つけることも多くいかにも安定的。

成長もあるけど、停滞蓄財とみてたほうがストレスなさそう。そして上の共和レザーよりかなり優秀な停滞蓄財。

今期1Qで増収増益。計画も増収増益ですね。好調。過去計画は上振れも下振れもですが売上は強気傾向ありそう。

 

財務

資産一兆円超えででかい。財務も健全。

(IRBankから)

中身見ません。

見なくても大丈夫そうだし。

 

 

CF

 

FCFでて現金積んでる図。

なにげに営業CFマージン15%超えることが多そうで、堀持ち≒競争優位性持ちの可能性があるなとは。

還元は増配傾向でかつ自社株買いもちらちら。

それでいながら有利子負債も増やさず現金積みながらで実際かなりCF強い印象は。

(銘柄スカウターから)

日足週足月足の値動き判断

月足で上げ入るも息切れ
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)

テクニカル的には、年足。一応長期あげも、あげてもドローダウン強め感。

で2012年以降で上昇とはみれるなかで、2017年と2021年2022年に大きめにあげるもその後ドローダウンが強くなってる感じで、目先は2975から772までのドローダウンで、目先ショックで下がって盛り返す中で下方修正がきてまたさらに下で安値も更新と日足レベルで弱そうな推移。週足レベルでみてもかなり弱い推移となりそうで、基準は目先安値の772とはなるけど、切れそうだしきるコロナ安値336基準になりそうで、いろいろいかにも目先弱そうで、入るなら逆張りになりますね。そのへんを踏まえて。

 


ファンダ的には、ウルトラファブリックを吸収した第一化成でウルトラファブリック。

買収のコストでしばらく低ROE感あったが、それもまとめコロナ以降で躍進感は。コストかかった時期も営業利益率でみるとそんなに低迷感もないです。基本増収でより増益、減収でより減益の製造業感は、その中で目先は主力の自動車向けが後退感あり雲行きが怪しいところもあるけど、大枠ではまだまだ好調の範囲内のようには。ここで今後崩れるとみるかこらえてまた加速があるとするか。

財務はよくない。ウルトラファブリック買収ののれんやら無形やらが≒有利子負債でのっかってそうで、業績低迷入るとIFRSもあり大きな減損なども入りかねなくリスクはあるようには。とはいえだから目先まではそのような感じでもなくCFはより安定感あるので地力というか長期的にはそんな悪い状況でもなさそうな。とはいえ目先好調から後退懸念はそうですね。

評価。

PER10のPBR1ほど・・は株探でヤフーではPER8のPBR0.75ほど。どちらでみるかですが、ヤフーで見るともうそんなに高い評価でもなく、製造業としてもよく見る水準。後退懸念もあるがまだ好調な部分も多く。製造業としてみてもわりと利益率やROEも高めでこれはわりと評価下げすぎなのでは感も。また配当利回りでみても高い配当性向でもないなかで配当利回りもかなり高くなってきてて、”業績が堪えれば”わりと妙味もある水準になってきてるようにも。

ですが本格的に後退入ってくると、減収でより減益、もっと厳しくなればのれんなどに減損なども入りPBRも跳ね上がり減配にもなっていろいろ悲観的なシナリオも想定できるところで、悪い場合かなり悲観的にも見れるみたいなところもありで、そのへんふまえてどうみるか。だから目先まではそこまで悲観的な状況にはなってなさそうですね。というか会社もまだ伸びるとする方向性。

 

 

共和レザー(3553)

停滞蓄財のレザーメーカー。低ROE。財務はいいし、CF安定現金持ち。現金時価総額からひくとCF安定してるのがすぐ買えますねとかはみれなくも。

まあで基本さえない低ROEの停滞蓄財。

評価。

PER9のPBR0.43ほど。低評価。業績さえないやつで解せる低評価。とはいえ共和レザーとしても比較低いPBRっぽい。とはいえPBR0.2台くらいもあるようですが。

あまりするする評価が上がる気もしないですが、なにげにBPS成長2%に配当利回り4.9%で控えめにみて4%であわせて年6%でいいなら。持つのも。6%確保しつついつ来るかわからない再評価を待つとかはできるかもですね。

 

日東電工(6988)

工業用テープとかシートとかフィルムとか。長期に成長。利益率高くROEもなかなか高く結構優秀。ただ毎年増収とかするやつでもなく、停滞とみてたほうが。けど赤字もなくBPSは右肩で安定性自体ははめっぽう高い。

財務強め。よりCFが強い増配しながら大きめの自社株買いもこなしつつ現金詰める程度。

目先も順調。ただし計画は強気傾向。

評価。

PER12.7のPBR1.6ほど。結構優秀なメーカーがほどほどの評価されてるなとは・・ですが、日東電工としてはわりと低PERで2015年以降の平均PER16ほどより下で一応好調なメーカーが比較低PERだなとは。PBRでみると1切りくらいはあるようですね。

BPS増6%(EPSだと6.6%)ほどに配当2.2%で年8%ほどで比較低PERで拾って持つだとわりと機能しそうな。あるいはこういうのが一番相対的にマシなことになりやすい投資手法かもねとは思ったりはします。

 

中村超硬(6166)

ダイヤモンドワイヤとか硬い系の部品ってかんじでしょうか。

セグメント。全部赤字。

(銘柄スカウターから)

 

目先は製造業に追い風の環境っぽいけど、売上足踏みで利益も出たり出なかったり赤字。

BPSなど一度は飛んで・・つまり債務超過になったのちに補填されたのか目先は一応利益剰余金プラス。も、自己資本比率低く。有利子負債比率高くて厳しい・・・それ以上に投資が必要そうでこのような劣悪な資金繰りでもFCFマイナス。

投資が必要だししてもそれが減損で赤字ででたりしてROEマイナスとか。

それがPBR5ほどでちょっとまともな評価帯になりですね。普通にボロ株。財務悪いので業績上向くとROEが跳ねてBPSがすごく伸びるとかはありえますが基本的には分が悪くなりがちではないかとは。ですが目先1Qで大きめの増収で計画そうで目先は復調・・・とみえつつ前期が悪かっただけ感もありやっぱり厳し目ではないか。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

涼しくなりそうで暑いまま。それくらい。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

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