大河の一滴

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(3099)三越伊勢丹ホールディングス/東証PR/小売/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

三越伊勢丹ホールディングスとその他

株価

2221円(人々は、厳しい旅路の果てに旅は順調になってきたけど調子のって見事に転んでしまっている。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。2024/9/5のKABU+データを市場統計推移記録表にかけ、7/11時点から8/5まで34%程度以上下落し、8/5から9/5で15%以内の時価総額のもの(対象52銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。直近日経高値からショックまでに日経平均以上程度落ちたが9/5までに日経平均ほど回復してないものからリバが弱い、まだリバが見込めそうなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年09月06日取得。三越伊勢丹ホールディングス三越伊勢丹。比較に松屋天満屋の百貨店。ゲストに三越の三を超える四代表四電工。


BPS成長率一番高いの一番低PBRの天満屋だったりしますね。まあまとめて年5%もまとめて低成長なんですが。

各企業の数字とそれをみての所感

コード 3099 8237 9846 1939
企業名 三越伊勢丹ホールディングス 松屋 天満屋ストア 四電工
市場/業種 東証PR/小売 東証PR/小売 東証ST/小売 東証PR/建設
時価総額(億) 8668.91 474.28 114.69 629.9
株価 2221 890 993 3875
決算期 2025/03予 2025/02予 2025/02予 2025/03予
予想売上(億) 5560.0 480.0 587.0 1000.0
予想営業利益(億)/利益率 720/12.95% 50/10.42% 24/4.09% 60/6%
長期平均営業利益率/年 2.43%/15年 1.51%/17年 2.94%/17年 3.87%/18年
売上成長率(年複利/期間) -5.5%/15年 -4.1%/17年 -2.8%/17年 1.9%/18年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 11.9%/17年 3.4%/17年 7.5%/18年
BPS成長率(年複利/期間) 2.6%/14年 3%/16年 3.6%/16年 2.7%/17年
長期営業CF(億)/年 5456.76/15年 300.95/17年 569.53/17年 300.95/18年
長期投資CF(億)/年 -2737.61/15年 -209.82/17年 -130.28/17年 -409.39/18年
長期平均FCF(億/年)/年 181.28/15年 5.36/17年 25.84/17年 14.4/18年
PER 14.35 15.74 9.5 15.25
PBR 1.39 1.74 0.45 0.99
ROE 9.7% 11.1% 4.7% 6.5%
平均ROE/年 3.98%/15年 5.38%/17年 4.05%/17年 4.6%/18年
ROA 4.7% 4.4% 2.8% 3.9%
配当利回り(%) 2.16 1.12 1.41 3.87
配当性向 31.0% 17.7% 13.4% 59.0%
総資産(億) 12251.03 688.74 427.52 1032.05
自己資本比率(%) 48.5 37.7 58 59.8
メモ 停滞から好調 近年好調 停滞蓄財 びあげ
三越伊勢丹ホールディングス(3099)

業績

三越伊勢丹

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

2021はコロナとして2022の減収。「「収益認識に関する会計基準」等を適用」なのでここで会計基準変えてるためここは減収とするのも妥当じゃない。

それをふまえて2000年から見て2021年つまりコロナ以外は赤字もなく。

あとは2009年に増収・・というかここで三越伊勢丹統合ですね。

それで2020年までおおよそ横ばいから、コロナで落ちる中で会計基準変更して目先増収傾向。

あまり成長感ない推移ですが、赤字はほぼない安定感と、目先は好調で増益できてて、2024年実績で統合後の最高実績ですね。計画ではさらに増益。

BPSなど、あまり上昇感なく。正直2022年まで低ROEでそしてBPS成長も見られなかった感じが、目先はROE二桁近辺をつけてBPSも伸びる気配にも。

ということで統合して安定性はあるも、低ROEBPSも伸ばせなかったのが、コロナ以降は順調でその傾向が変わってきてると。その理由と、そしてこれが一時なのかあるいは変身なのか?

 

決算資料。

IR説明会資料 | IRライブラリ | IR・投資家情報 | 株式会社三越伊勢丹ホールディングス

ここは決算を定期に説明するというよりは不定期にテーマにあわせた説明があるようですね。

そのなかで2022の事業説明会。

 外商統括部新設。



外商強化施策があり。

背景に富裕層増えてるぞがあり。

 

そういうがあり2023決算。

それで決算短信2023年、上記の外商部門設置したあとの決算ですね。

増収増益でもあるけど、ここで利益面でコロナ前に準じる水準まで。

百貨店で「行動制限の解除により外出機会が増えたことで、入店客数、買上客数が大幅に回復し、インバウンドを除く売上高については2018年度水準を上回りました。特に、ラグジュアリーブランド、宝飾・時計等の高額品が好調な首都圏店舗に加えて、地方においても、大都市圏の一部店舗では復調傾向で推移」

インバウンドが引っ張ってるようで実は逆となり上記の外商施策があたったようにも。

「行動制限の解除により外出機会が増えたことで、入店客数、買上客数が大幅に回復し、インバウンドを除く売上高については2018年度水準を上回りました。特に、ラグジュアリーブランド、宝飾・時計等の高額品が好調な首都圏店舗に加えて、地方においても、大都市圏の一部店舗では復調傾向で推移~一方、大都市圏の一部を除く地域店舗においては、消費の回復が遅れて」

こういう記事も。

絶好調の「伊勢丹新宿店」を支える顧客たちの正体 22年度の売上高がバブルの最盛期越える公算 | 百貨店・量販店・総合スーパー | 東洋経済オンライン

伊勢丹新宿本店の2021年度の買い上げ上位顧客5%による買い上げシェアは50.9%(2020年度は47.7%)に上昇。さらには49歳以下の外商購買額シェアが5.3ポイント増の28.9%(2020年度は23.6%)となり、外商顧客の若返りも進んで」

 

好調が続いている2024年。ここで利益水準で過去の水準をぶち破ってるし、一般的に小売の利益率でもない二桁乗せ。これは直近銘柄スカウター小売分類で148社で最上位グループですね。ROICでは中位。

(銘柄スカウターから)
百貨店で「入店客数が大幅に増加したほか、訪日外国人旅行者によるインバウンド消費も全国的に活況を呈しました。特に、伊勢丹新宿本店、三越銀座店は両店舗ともに、総額売上高が過去最高額を記録し、計画値を大きく上回る好調な推移を見せました。さらに国内百貨店全体では、韓国や台湾、タイ、米国などからの訪日客数および購買金額が伸長いたしました。その結果、コロナ禍前の2018年度の免税売上高を大幅に上回るとともに、過去最高額についても更新」

外商というか高級路線の象徴的な伊勢丹新宿本店の「丹青会」や三越日本橋本店の「逸品会」なども過去最高の売上だそうで。

それで計画も大きめの増益。過去最高のところからね。

一応原価率等の推移。会計基準変更が2022年で以降販管費下げてきてますね。やはり売上でると販管費は下がりそうですが・・

(IRBankから)

それで目先1Q。好調ですね。増配上方修正も。絶好調ではないか。

 

 

財務

資産横ばい。

(IRBankから)

そのなかで自己資本比率向上。

前期総資産1.2兆。有形固定7048億。固定比率高めも伸びてる感じでもなく。このへんで高いお店を構える設備業みたいなところは。2867億で1545億受取手形。237億商品。現金681億。その他投資有価証券1329億とか。

負債6242億。有利負債1207億。その他手形とか契約負債とか繰延税金負債とか。

まあ有利子負債≒投資有価証券にはなり、財務的には問題もなく。自己資本比率も高くなってるし。

 

CF

 

長期FCF181.28/15年でこのあたりは小売業の日銭商売感。

やはり長期的な改善感にはまだ乏しいですけど、ここ三年は安定は安定ですね。

それで還元強化感あり強い自社株買いなども。ただ配当性向とかは高めでもなく。

(銘柄スカウターから)

松屋(8237)

業績

銀座松屋・浅草松屋

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

ここも2023年に会計基準変更。

会計変更除けば長期に成長感もなく冴える感じの業績もなく。

2000年から2010、2021,2022で赤字で三越伊勢丹と傾向は似てるけど一枚か二枚下という感じも。

 

とはいえ、そんな高ROEでもないけど2020年までに三越よりは高ROEBPSも伸ばしてますね。それで、コロナ以後はより高ROEに出てますね。

2011年以降でBPS成長だすと8.75%/13年。

目先2024年もちょい三越より落ちるけど利益率7%で計画も過去より高水準の利益。

三越は優秀とも言えるし、優秀そうな三越も環境に恵まれてるだけともみれるかもしれなし。

目先2024決算。

株主・投資家の皆様へ - 松屋-企業サイト

 

好調。

旗艦店の銀座店あたりで単価が上がってる。つまり高級品売れてる感。

今期は7月に上方修正もこなし好調。

1Qで結構な増収増益。月次も好調なようですね。銀座店は浅草店は微妙かも。

このへんでいいのは局地的な感もしますね。

 

財務

資産増。

総資産688億。有形固定323億で伸びる傾向。

・・・ほかはいいや。比較だし。

 

CF

 

 

2011、2021、2022年営業CF赤字。小売で営業CF赤字は結構厳しい。このへんも三越の下。長期平均FCF 5.36/17年は一応プラスですがPCFRにしたら100近くでこのへんはしぶいところで、

配当は無配もありで配当性向とかも高く利回りも低めでなくこちらも渋めでしょうか。

 

天満屋ストア(9846)

業績

岡山市本社のスーパーマーケットチェーン、天満屋(百貨店)グループ。岡山県・広島備後地方・鳥取県下でスーパー「天満屋ハピータウン」「天満屋ハピーズ」「ハピーマート」の店舗網を持つ。

HP見る感じ百貨店よりはスーパー中心そう。

も、長期に売上減らしてるけど利益率向上。ずっとリストラ状況とは言えますね。

BPSあたり実は右肩。とはいえ低ROEROEも5%でない程度。

長期的には衰退というか薄利でリストラしながら立て直しを図ってる感じで、やはり増収転換見えないとやはり(株価的には)厳しいのではないか。

目先1Qで増益。ただし売上で減収。増益も計画では長期伸びてる感じでもなく。

 

財務

資産源で蓄財。

(IRBankから)

総資産減少でその中で負債減少に自己資本比率向上。

リストラしながら財務改善してるやつですね。

業績反転すると面白いかもですね。

中身見ない。

 

CF

 

FCFだして、それで財務CFで資産整理負債整理してる感じ。

増配もないわけじゃないけど、配当性向10%もなく還元やる気なし。優待はギフトカードもありで配当優待で3.4%程度でここは考え方次第では。

(銘柄スカウターから)

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげてはねてさげ
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

三越伊勢丹ホールディングス(3099)

テクニカル的には、年足。

コロナ以降は順調感ありもバブル以降は下落となり、1997から2020年と大きくはレンジとなり長期上昇とするのも微妙なところにコロナ以降の上昇が30年程度の調整を終えて再度上に向かうトレンド転換なのか?みたいな視点は。

週足レベルでは普通に順調。目先ショックもあり下がったが、2024年以降伸びすぎた調整ともみれてそれが調整されて引き続き上昇トレンドが続くのも不思議じゃない感もありで、やはりその意味でショック安値1948を基準にするのがよさそう。そこをみながら2020以降の上昇継続となるか?3674をまた破る展開を見れるかを測る感じで。

 

ファンダ的には、百貨店。コロナ後は富裕層狙い撃ち?みたいな施策があたっているようでかなり業績よいというか加速のレベル。目先もインバウンド回復も受け水準高い通過感は。会計変更などもあるが、営業利益率などは小売としてもトップレベルで目を引く水準もROICなどは並。好調なので上振れしていくと小売業としても傑出した水準になっていくやもしれないとは。目先まではその方向。

CFは底堅いというか堅調な小売のもの。財務は都心の高価なお店が多くを占めるやつで有形固定は大きめ。あまり新規店舗などは期待しがたいようには。ただ財務はかなり良くなっててもう有価証券>有利子負債。

評価。

PER14のPBR1.4ほど。小売として見ると高めといえそうで好調もそうですが期待も乗ってるとなりそう。好調でもない過去はPBR0.5切るようなところにも置かれている過去もありで、好調じゃないと今の評価ではいられないとはなりそう。好調なここ2年でもPBR0.8ちょいくらいはあるので、ショックで落ちて対して戻らなくても高すぎがそこその水準に落ちたくらい。もっと安くなるタイミングを待つか好調を信じてもうひろうか。たぶん今は安くもない。とはいえそれにしても好調ですけど。

 

松屋(8237)

松屋。銀座と浅草の百貨店。大きな業績傾向としては三越伊勢丹と近い印象も赤字とか多めで利益率も低めで、地力としては一枚二枚下とは思えるところですが、コロナ以降単価高い顧客に引っ張られて好調はそうですね。やはり百貨店環境は良さそうな。

そして特にいいのは浅草より銀座で百貨店恩恵もやはりハイグレードなところが大きそうな。

財務やCFはほどほどな印象。CFなどはそんなに強くもない印象。

でも、目先は好調ですね。

評価。

PER16のPBR1.8ほど。ほどほど高い評価というか。三越伊勢丹より絶対的に高いですね。規模もありますが松屋が成長性で優れるとかもなさそうで、この違いをどうみるか。選ぶなら三越伊勢丹よりここがいいとできる根拠はほしいところ。一枚二枚お取りそうなので素直にみると三越伊勢丹の方がマシとはなりそうですが。

ちなみに顧客なら優待で10%引きとか2%引きとか特典ありでお得かもしれない。

これは三越伊勢丹でも制限はあるものの10%匹の優待はありますね。

 

天満屋ストア(9846)

 

天満屋。スーパーも百貨店よりはスーパーよりっぽい。

利益は安定も長期に減収でずっとリストラ局面だとは。利益率はあがり改善には向かってますが、減収もありで増益感は薄い。財務は良くなっていてCFも安定。

しかし低ROEBPS成長率も渋くで還元より負債返済を優先してるとかおおよそ評価されるようなものとは遠そうで。業績反転すると景色が変わるかもしれないね。いまのところ反転感なし。

評価。

PER9.5のPBR0.45。低評価。まあ低評価にされる要素がたくさんあるのが低い評価に置かれてる案件。財務改善しててBPS増もしてるので良化してるはしてるし、してる中でPBR0.45ほどは天満屋としても2010年以降で低いPBRで配当優待もらいながら業績反転待つのも手やもしれなません。意外にこれでも狙い目も。安いは安いですしね。

 

 

四電工(1939)

四国電力グループの設備エンジニアリング会社。旧)四国電気工事。

過去は長期に赤字もなく安定的で業績横ばいで低RORな感じが近年好調。

財務も悪くもなく現金をずっと積んでる感じ。

いかにも堅調ですがそれがPBR1程度はいかにもほどほどですが、もともとはPBR0.5以下が定位置なところがあったのでそのへんどうみるか。まあ配当利回り4%近くあるので、それも配当性向も無理もないくらいで現金も積んでるので好調がつずくならこれならこれで。好調じゃなくなると怖いですが。それで目先まで好調ですね。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今日休みだけど記事作ったので投下。それぐらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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