投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
ダイキン工業とその他
株価
18100円(人々は、ながらく高い位置まで登ってきたが高い位置にいるのが少々しんどくなってきている。)
チョイス理由とバブルチャート
今週は比較。2024/8/23に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益前期最高値更新かつ、5年PBR相対水準で10%圏内にあるもの(98銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。目先成長してるけどその会社としては評価の低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年08月23日取得。ダイキン工業。エアコンのダイキン様。比較に空調っぽい新晃工業と西部技研。ゲストにダイキ仲間のダイキョーニシカワ。
ダイキンがROEのわりにCAGR大きめ。並べてみたけどあまり関係ないかもね。
西部技研が優秀。ただし最近上場。
各企業の数字とそれをみての所感
コード | 6367 | 6458 | 6223 | 4246 |
---|---|---|---|---|
企業名 | ダイキン工業 | 新晃工業 | 西部技研 | ダイキョーニシカワ |
市場/業種 | 東証PR/機械 | 東証PR/機械 | 東証ST/機械 | 東証PR/化学 |
時価総額(億) | 53053.63 | 1132.03 | 310.17 | 514.32 |
株価 | 18100 | 4160 | 1513 | 696 |
決算期 | 2025/03予 | 2025/03予 | 2024/12予 | 2025/03予 |
予想売上(億) | 45400.0 | 540.0 | 334.2 | 1690.0 |
予想営業利益(億)/利益率 | 4250/9.36% | 91/16.85% | 44.34/13.27% | 107/6.33% |
長期平均営業利益率/年 | 9.34%/18年 | 13.23%/18年 | 14.54%/3年 | 6.37%/12年 |
売上成長率(年複利/期間) | 9.3%/18年 | 2.9%/18年 | 24.3%/3年 | 5.6%/12年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 10.3%/18年 | 7.8%/18年 | 29.2%/3年 | 9%/12年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 11.8%/17年 | 8.8%/17年 | 37.8%/2年 | 11.5%/11年 |
長期営業CF(億)/年 | 33931.79/18年 | 752.99/18年 | 0/0年 | 752.99/12年 |
長期投資CF(億)/年 | -24648.09/18年 | -351.31/18年 | 308.36/0年 | -1591.06/12年 |
長期平均FCF(億/年)/年 | 515.76/18年 | 22.32/18年 | #DIV/0! | 20.71/12年 |
PER | 19.85 | 15.07 | 8.47 | 7.07 |
PBR | 1.9 | 1.67 | 1.09 | 0.6 |
ROE | 9.6% | 11.1% | 12.9% | 8.5% |
平均ROE/年 | 11.6%/18年 | 11.64%/18年 | 20.23%/3年 | 12.2%/12年 |
ROA | 5.5% | 7.7% | 9.3% | 4.3% |
配当利回り(%) | 1.77 | 3.25 | 4.63 | 4.89 |
配当性向 | 35.1% | 48.9% | 39.2% | 34.5% |
総資産(億) | 48802.30 | 880.38 | 393.34 | 1612.25 |
自己資本比率(%) | 54 | 69.4 | 68.1 | 50.1 |
メモ | あげ | あげ | あげあげ | 停滞蓄財 |
ダイキン工業(6367)
業績
業務用・家庭用エアコン(世界最大手)、空気清浄機、冷凍機、フィルター、化学製品(フッ素樹脂・ゴム、冷媒、化成品)、油圧機器、特機(防衛省向け)の製造・販売。国内はインバータ技術の業務用エアコン1位・家庭用エアコン2位。
と、エアコン世界最大にて国内も上位シェアの大企業であるダイキン様。
買収は結構やっててここみると回数も多め。
以下業績。毎期右肩まではいかないけど、おおよそ成長で来てて、長期のCAGRで 9.3%/18年は結構なかなか。
利益率が近年落ちる感じではあるけど、過去にもあった水準でもありメーカーとして低くもない利益率ですね。そして前期2024が売上営業利益で過去最高に今期でそれをともに更新の計画。
原価率など。実際に悪化傾向があるとも読みとり難いかな。
ROEあたりも過去のいいところよりは後退ですが二桁あたりは維持でこれまたひくいわけでもなく。期間BPS成長率とると11.8%/17年で普通に高水準ですね。
トータルで、エアコン世界最大手でありながら、収益性悪化とか成長鈍化は見ようによってはあるかないかですが、依然としてなかなか以上の水準を見せており後退とか衰退とかそういう局面にはなさそうな・・だから世界企業。
中期計画。
FUSION25 | 株主・投資家情報 | ダイキン工業株式会社
そも実績として計画上振れ。
より長期。
それで引き続き伸ばすそうです。
でかい会社なので大きくざっくりですが、細かいところは各々各自に見てくださいな。
総じて順調だし目先大きく成長しまだ上を目指しているグローバル企業というほか。
それで1Qまで。増収+14%の減益-2.1%。
まあ減益だけど、1Qだし過去には減益くらいもあるくらいで、これをもってこれまでの傾向が崩れたとみるのもどうかと思うし、会社も短信とかでそのような感じにも言ってないですし。
財務
資産増。
(IRBankから)
買収バンバンですけど長期に自己資本比率も悪化とかもないというか、有利子負債比率も後退だし、とくに中身もみなくていいのでは?
長期に成長している大型企業が普通に純資産増でかつ自己資本比率維持で有利子負債比率下げてるのなら細かく見ても投資判断が変わるようなものはないだろうという文脈で。
なのでみません。
CF
営業CFでて、長期に投資してだいたいFCF出てますね。長期平均FCFは 515.76/18年でこれは時価総額5兆円からすると渋い水準のPCFRになるので、CF安定と言えどCFの筋はいい方ではないですね。それで配当は目先は761億で長期平均を上回る水準。
もっとも成長してるので平均オーバーは悪ではないですし、現金も積む方向。
ですが、高い配当利回りでもないですが余裕ある還元水準とかでもないですね。現金増も有利子負債の増と近いところもあるし。
新晃工業(6458)
業績
業務用の空調機器。
ダイキンよりはもっと業務用。
製品情報 | 新晃工業株式会社 -SINKO- | 空気をデザインする会社
長期には伸びている。 売上で2.9%/18年とかなので高成長じゃないしダイキンよりは下になりますかね。
とはいえ成長だし、長期に原価率をさげて利益率改善傾向はありそうな。
BPSでは右肩。ROEなども二桁近辺でこのへんはダイキンともそんなに離れてないけど、BPS成長率とるとダイキンのほうが上手。
順調で結構優秀なメーカーのようには。
決算資料。
前期。受注も順調だなと。
目先1Qでも順調。
増収+17.9%の増益+111.2%で絶好調かも。四半期ブレる中で1Qなので過信禁物かもだけど。
財務
中身みなくていいでしょ。
(IRBankから)
実際みません。
CF
営業CFも安定的で現金積む方向。 長期平均FCFは22.32/18年で時価総額1100億なので、安定的だけどCF余裕ってほどでもないのはダイキンと同様。
現金は足踏みだけどこれは還元強化のせいなところありそう。自社株買いとか大きめなのが。
西部技研(6223)
業績
上場2023年で最近上場。
他の企業との違いはよくわからないけどハニカムが売りのようです。
製品見る限りはより専門的な分野・・EV電池工場向けとかより専門的で厳密なところ向けっぽいですね。半導体工場向けにもいきたいようです。
そんなところですが現状堅調に伸びてますね。
利益率やROEなど結構優秀かも感は。ダイキンや新晃工業の下にも置けないくらい。
とはいえ上場したてでまだよくわからないくらい。
BPSなど。集計範囲では37.8%/2年のBPS成長と尋常じゃないけど、でてるROEが10%ちょいなので今後はこの辺に準じるのではないか?
今期2Qまで。
増収+16.7%の減益-24.4%。増収であるが減益をどうみるか。上場から落ちていて、上場で下駄を履かされていたとみるとまだ下に行くのでは?みたいなところもありそうでどうみるか。計画は一応増益ですね。減益は「前期下期から続く中国での競争激化に対する価格戦略の影響等による売上総利益の減少により減益」とかいってるので不可逆かもしれません。
受注自体は順調なようですね。
財務
順調っぽいですね。
(IRBankから)
前期末総資産393億で有形固定102億一応増えてますね。建設仮勘定とかみたい。
流動283億。現金116億に手形83億。
負債125億。有利子負債20億ほどで、現金より下だし負債≒現金に近いので普通に財務健全ですね。
設備投資はこれかな。
[新連載]福岡発の世界企業 西部技研、積極投資で売上高10倍に:日経ビジネス電子版
CF
普通に営業CFでててFCFもだいたい、。2023年は設備投資が入りFCFマイナス。
上場で資金調達したのかな?って思ったけどしてるけど新株発行は2023年に12億であまり大きくもなく。自己株式の処分をしてますね。35億。処分というか売却ですね。
自己株式を売却すると利益となるの?【会計処理は?メリットは?差額が損益とならない理由】 | GLOBIS学び放題×知見録
現金114億ほどのうち50億くらいは調達にはなりそうですね。
還元は配当性向40%を目安だそうです。
日足週足月足の値動き判断
月足であげてもみあい
週足でさげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
ダイキン工業(6367)
テクニカル的には、月足レベルぐらいで2012-2021くらいで強い推移で安値高値で2012年で1836から2021年29595で大きく上昇。も、高値は2023年にも取ってるも安値は足踏みが続く感じが強いのが続いておりおおよそ2021年以降調整感のある推移。
その中で2024年のショック時には16050は2021年以降の安値を割る水準で、これを調整から下に向かうトレンドが出たと見るかどうか。週足以下では下落感強めでもあります
。
そうでなければ16050は一つの底として機能しそうな。ここから調整をこなして上に向かうのを期待する感じになりそう。
どっちの視点を取るかでしょうか。いずれにせよ。やはり16050が基準になるかなとは。
ファンダ的には、エアコン世界企業。長期におおよそ順調な成長で、傑出というほどでもないけど、ほどほど以上に優秀な成長率利益率収益性を維持感。買収なども絡めてですが最大手で成長率維持なので、やっぱり結構偉いし優秀ではないかと。
長期に中期計画上振れの成長で、まだ上を見ている感じ。目先は1Q増収減益も1Qだし。
財務は質を維持しながら増大。有利子負債比率あたりからすると体質改善とみることも。無理して成長しているという印象は受けず。CFも順調で安定ですが、余裕とか強さを感じるほどじゃなく、普通に稼いで普通に余裕を還元感。これ以上の増配とかはやはり成長が要るだろうなとは。
総合結構優秀な業界最大手の世界メーカー。劣化とする局面じゃなさそうには見えますね。
評価。
PER20のPBR2ほど。絶体的に普通に高評価といえる水準。普通に優秀なメーカーですねという評価ではないだろうか。それでPER20切りはダイキンとしては過去から低めの水準で2020年以前の低めのところでPER20きりってところで、2020以降はPER25以上が定位置感あるなかで調整が続いて低めのPERまで落ちてきた感。これまでの順調なダイキンが続くと見るなら拾うことも考えても。
ちょい下がり気味のROEとかがもっと下に向かう展開になると2016年あたりのPER15以下の水準になってくるかもしれませんが。あるいは市場全体が曇る展開とかね。そういう懸念はあるにはあるけど、やっぱり(いまのところ)堅調なダイキンがわりに低評価はそのとおりですかね。
新晃工業(6458)
業務用空調機メーカー。もとより堅実なところもありBPSくらいは右肩でしたが、それにしても目先は好調で業績拡大で成長。目先は絶好調で受注なども順調な印象。
財務も問題なく改善が続き、CFは強くはないけど稼いだ分くらいのなかで還元強化にきていると。
総合いかにも好調だし、還元も強化とかでいい感じはそうですね。
評価。
PER15のPBR1.7ほど。ほどほどの評価・・ではあるけど、2023年以前はPER15からPER8くらいのレンジであり、新晃工業としては歴史的高評価であるってのはそうですね。2024年に入り評価帯がぐっと上がり過去からのレンジを破った感じです。これをどうみるか。新晃工業としては高いにはなりますけど、目先絶好調でダイキンとの比較でそうROEや利益率なども変わらない中で、ダイキンよりは低PERってところもありでこれは見方になりそうです。
西部技研(6223)
最近上場の空調機器メーカー。より厳密な工場とかむけの空調機器となりそう。
上場したてで、あまり実績もないですが、ROEや利益率や成長率はなかなか優秀で単純にダイキンや新晃工業より下にも置けない。とはいえ、利益率たROEなどは目先後退。2Qで受注や売上などは順調ですが、上場したばっかもあり、下駄を履かされている懸念もありそうで、これらがどの程度に落ち着くのか地力がどこか?とかをどうみるか?
なところですが、利益率やROEなどがどこらに落ち着くかは不明ですがm財務は健全感ありCFもまともに出てて普通に堅調な企業感は出ていますね。
業績自体も売上受注などは順調なのではないか?とも。
あとは設備投資とかもすすんでそうでこのへんは普通に上場企業だなって感じはいたします。
評価。
PER8.5のPBR1.1ほど。上場から落ちてきてこの水準。もっと減益あるかもしれませんがPBR1.1ほどまでで好調なメーカー、それも専門的で高付加価値とみるならわりと見れる水準な評価には落ちてきてるなとは。いろいろ未知数なところはありますが好調とか可能性にかけるなら拾うのも悪くないかもしれないなとは。財務あたりいいのでBPSとか吹っ飛ぶとかの可能性も低そうだしね。あと早くも配当利回り高めだしで、下もあまり見ないわりには上を見れる展開もあるかも系かもしれんなとは。
ダイキョーニシカワ(4246)
自動車系プラスチック部品。住宅部品もやってますね。
シクリカルだなという業績推移。
2019年以降、BPS伸ばすのもしぶい感じでどうなんですか?感はあるけどROEなどの絶対水準は低ROEってほどでもないですね。
原価率など高く取引先のコスト圧力強そうな雰囲気出ててあまり競争優位性あるかんじでもないけど、あまり赤字出してないし、高配当利回りで低PBRだったりして、配当狙いの人は分散の一つにでも・・まあCFなど強くもないので敢えて選ぶのもどうか?ってところあるけど、シクリカル感はあるので、いい方に転ぶといい結果になるかもだから分散の一つなら。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にない日が続いてる。
MCJのパソコン工房優待があってグラボでも買い替えようかなと思案中くらい。
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記事補足してます。
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