大河の一滴

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(3697)SHIFT/東証PR/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:9725円(人々は、険しい山も乗り越え来たが足を滑らせ一気に転落、転がり落ちている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3697 SHIFT 東証PR/情報通信 1734.3 2024/08予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1140 116/10.18% 7.7%/11年 23.43 5.34
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
50.07%/11年 #NUM! 41.48%/10年 25.23% 19.7%/11年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
280/11年 -240/11年 40/11年 3.59/11年 13.91%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
495.3 289.6 58.5% 0% 0%

 今日は分析。2024/8/3に年初から時価総額を30%以上減らしているかつ銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益成長率5%以上かつ10年最高値更新かつPERPBR5年総体水準40%以下のもの(対象18銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。普通に順調に成長してるもので今年売り込まれかつ5年間で低い評価になってるものを拾う意図。SHIFT。ソフトサービス。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年08月02日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげあ」

セグメント。

(銘柄スカウターから)

ソフトウェアテスト関連サービス事業はコンサルティング、ソリューション、ヒンシツ(品質)プラットフォームにより顧客が開発したソフトウェアのテスト工程業務を支援。」ってことですが、この利益率は解せないというか凄まじく優秀ですね。

銘柄スカウターの同業種のゲームソフト開発、ソフト検証で利益率成長率ROICPBRでフィルタでROICでソートで首位。というか成長率でも首位。利益成長は二位ですが首位が減収のマイネットで事実上このへんのカテゴリでぶち抜けて優秀な企業とはなりそう。バルテスあたりもめっぽう優秀な感じもありますが。

 

(銘柄スカウターから)

 

 

ということで成長。

売上複利50.07%/11年で化け物。これは上場前もあり目先は鈍化・・とも断じ難く前期で+35.7%増収でまあ2021年以降は成長率堕ちてるので鈍化は鈍化ですね。

ROE高水準。目先は20%乗せてROAも二桁行きましたね。

BPS成長で 41.48%/10年でこれはさすがに今後このペースはでなさそうですがEPSも年20%以上程度ではきていますね。

原価率など。原価率比較的高く労働集約なところはあるかもしれない。

(IRBankから)

従業員増。これをみると一人当たりの売上や利益は一定かレンジくらいで、やはり労働集約色強く、人をとってなんぼみたいなところはありそうとは。


(IRBankから)

前期資料。

決算説明資料 – 株式会社 SHIFT

順調。売上総利益率上げる形で利益率向上もいかにも順調。


客数、単価も双方あがるかたち。

若干これは一人あたりの推移と齟齬するところもありますがエンジニア数と単価も改善。

その他その他

いろいななKPIをしっかり管理、目標をたて達成するみたいな雰囲気はある。

こういうのひとつとっても、こまかく状況を定量化し把握し適切な目標、適切な施策をいうって達成していくみたいな姿勢がでてるようには。

 

中期計画。野望のあるやつですね。

これにかぎらずですがいろいろそこに数値目標を設定してそれを目指すみたいな感じは。

印象だと、なんでこんな優秀かはわからんけどクソ優秀って印象をうけます。

 

今期3Qまで。

増収+28%も減益-14%。

これっぽいですね。「順調な採用に対し相対的に案件獲得が遅延し稼働率が低下したことや、積極的なM&Aの推進に伴うアドバイザリー費用等の一過性のコストを計上したことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は売上高ほどの伸びとはなりませんでした。」

稼働率低下などを背景に一時的に減少しているKPIもあり」とのことで大きくは会社のいうとおりこれを一時とみるか?が焦点にはなりそう。

 

3Q資料。4Qに一定回復見込みとする売上総利益率がほんとに回復するか?は注目しても。通期は10月みたいですね。

そんな感じですが増収も減益が入り、そこに同時に株安が入る形。これを一時と見るかもっと長引くとするか?もっと優秀だった会社がそうでもなくなるシナリオをみるか、まだ優秀であり続けるシナリオをみるか?みたいな局面になってきてるようには。

 

財務

そりゃ資産増。

(IRBankから)
前期末。総資産495億で流動305億で現金175億に手形110億とか。有形固定19億で有形固定比率は小さいですね。もっとも社員増えてるのでここは増えそうな。

のれん89億などもありであとは有価証券など。

負債は199億で現金と近いレベルだし、有利子負債49億は普通に現金以下。主な負債は未払費用とか税とかですね。

トータル問題ないようにしか。

買収はちょこちょこしてるようで2023年で26件とかnoteに。

【累計26件のM&A実績】SHIFTのM&Aチームがnoteを始めた理由|SHIFT M&A

 

2024年には31件になってた。

【M&A実績】SHIFTは「2023年最も多くのM&Aを手がけた上場企業」に!|SHIFT M&A

中身はまとまってないけど、のれん的に細かいのを多くって印象は。

 

CF

 

営業CF右肩感あってとてもつよそうだっていう印象。一応平均FCF 3.59/11年でプラスですが、2022.2023で稼いだ形。

 

無配だけど自社株買いはしてるとIRBankが。一方銘柄スカウターでは自社株買い拾ってなかったのなんか特殊な事由でもあるかも。短信見ても自社株買いカウントされてるので銘柄スカウターの不備っぽいですが。

(IRBankから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて崩壊
週足であげっぽいところから崩壊
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足陰線とかないわけでもないけど、おおよそ2016年から2023年まで右肩?っぽい上昇で安値高値だと640から36090でわりととんでもない上昇・・が、2024年に入り大きく崩れている感。だいたい決算で四半期減益がきてどんどこって感じですね。チャート的には崩壊みたいになってるのでこのへんどうみるか。

目先9719の次は2021年11420あたりになりそうですが、まあこれはもう月足崩壊で、トレンド維持でというよりどこからみても逆張りのつもりで狙う方がいいというか、今行くなら底なしだけど敢えてみたいな視点でいるほうがとは。

 


ファンダ的には、ソフトウェアテスト屋。たぶん労働集約色強い事業とは思うし、そういうのが何故ってのはちょいわからないけど、意味不明なまでに優秀な数字を叩き、成長性でも収益性でも傑出した水準が出てて、市場でも極めて優秀な会社とは言えます。

決算資料とかでもその一端というか様々なKPIを管理し目標に向かうようなところは見受けられその実行力の高さは伺え知れるような。たぶん社長が極めて優秀。

ではあるけど、目先は増収もこれまで続いていた増益は低調に推移し、このへんの減益をどうみるか?成長途中の一時のコスト増とみるか、優秀さもここまでとみるか。いろいろ試される局面がきてるというか、ずいぶん株安が進みましたとは。

評価。

PER20のPBR5.3ほど。低評価ではありません。PERでも低い水準ではないし、PBRであるならまだまだ極めて高い評価でこれだけ株安したからもう下はないね!ともできずまだ失う評価もまだまだあるぞとは。

といのもこれまで超絶高評価で低くてPER50高いとPER100以上もざらくらいの水準で来てましたので。また増益に向かうなら大化けもありえるとも見えますが、増収もコストかかり減益となるとわりとかなり下もみないといけなさそうなハイリスク案件のようには。それで今年3Qまではとりあえず減益です。だからもう終わりとするのも惜しいくらいには優秀に見えやしますが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3697

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3697

IRBANK:https://irbank.net/3697

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

あんまりその後荒れないですね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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