大河の一滴

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(4998)フマキラー/東証ST/化学/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

フマキラーとその他

株価

1156円(人々は、上を目指そうとしていたが挫折を繰り返してやる気を折られてしまっている。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。2024/7/12に銘柄スカウター10年スクリーニングで10年売上営業利益成長率で6%かつ最新実績最高値更新銘柄(267銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。普通に長期好調で目先も順調なものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年07月30日取得。フマキラー。殺虫剤。比較に同じ殺虫剤のアースと同じトイレタリーカテゴリで繰り返し使う消耗品のライオン。ゲストにシロアリ専門のアサンテ。ちなみに大日本除虫菊は非上場。


FCFは意外に売上と相関しないっぽくかつ、FCFと時価総額はあまり乖離しなさそうですねって図になってそう。まあ4社だけなので。



各企業の数字とそれをみての所感

コード 4998 4985 4912 6073
企業名 フマキラー アース製薬 ライオン アサンテ
市場/業種 東証ST/化学 東証PR/化学 東証PR/化学 東証PR/サービス
時価総額(億) 190.62 1100.5 3673.45 220.05
株価 1156 4955 1291.5 1782
決算期 2025/03予 2024/12予 2024/12予 I 2025/03予
予想売上(億) 740.0 1650.0 4100.0 142.7
予想営業利益(億)/利益率 28/3.78% 30/1.82% 270/6.59% 14.2/9.95%
長期平均営業利益率/年 3.91%/18年 3.77%/17年 5.68%/17年 13.96%/13年
売上成長率(年複利/期間) 7.5%/18年 3.7%/17年 1.1%/17年 1.9%/13年
EPS成長率(年複利/期間) 3.5%/18年 -2.5%/17年 7.7%/17年 -1.4%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 7.6%/17年 3.2%/16年 6.2%/16年 7.5%/12年
長期営業CF(億)/年 249.38/18年 1105.59/17年 4433.16/17年 1105.59/13年
長期投資CF(億)/年 -228.36/18年 -858.98/17年 -2788.39/17年 -14.7/13年
長期平均FCF(億/年)/年 1.17/18年 14.51/17年 96.75/17年 11.7/13年
PER 12.21 61.25 18.97 23.34
PBR 0.82 1.61 1.3 1.67
ROE 6.7% 2.6% 6.9% 7.2%
平均ROE/年 7.62%/18年 6.2%/17年 8.15%/17年 12.36%/13年
ROA 2.5% 1.4% 3.9% 5.2%
配当利回り(%) 1.9 2.42 2.09 3.48
配当性向 23.2% 148.3% 39.7% 81.2%
総資産(億) 623.66 1324.07 4863.63 161.26
自己資本比率(%) 37.2 50.3 57.6 72.7
メモ あげ いちおあげ蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財できず
フマキラー(4998)

業績

殺虫剤。

みるに殺虫オンリーですかね。

www.fumakilla.co.jp

セグメント。東南アジアが結構存在感でてる。で、日本薄利というか赤字ですね。

(銘柄スカウターから)

地域のセグメント設定は2017年からみたいなんですがそれみると、2017年国内227億の海外161億で国内も結構増収ですがそれ以上に海外は倍近くになってまして普通に成長企業と見れる水準かも。

 

以下業績。売上複利とると 3.91%/18年でそうでもないですが、2014年以降くらいからはだいたいオーバーペースで2014年で海外グループ会社を取り込んだみたいですね。

ということで、海外を取り込み伸ばすことで成長加速してきてる。国内ものびているが収益性は怪しく薄利や赤字も多いくらいの情勢。

ROEなど2015-2017は二桁もでたけど、以降はそこまで高くなく4(3)%台-7%程度ですかね。伸びてるけどそこまで高い収益性もでていないと。BPS成長は7.6%/17年と結構たかめ。これは近年のBPS成長率も低いわけじゃなくBPS自体は結構伸ばしてると。

EPSは微妙ですね。

 

と、海外軸に伸びてる感じな一方で、収益性もさほど高くなく決算説明資料もないというか決算短信くらい(有報ありますが)で開示姿勢も積極的なかんじでもないと。二部っぽいなとみるとスタンダードで二部っぽいやつですね。

 

あとはトイレタリーでフィルタソート。5年成長率、利益率ROICPBRで成長率ソート。I−neとユニ・チャームが優秀そうだってところはありますが、ROICでそこまで差もつけられてない中で、めっぽう低PBRに置かれてるな感は。というか卸であるハリマ共和物産除いてメーカーとして最低PBRで業績さらにしぶそうなエステーダスキンより下と。

(銘柄スカウターから)

1Qまだ。四半期はわりと季節性ありそう。1Qは売上でることが多いですね。

 

 

財務

資産増も財務はそんなに良くもない印象。

(銘柄スカウターから)

2018年で資産増。かなり変化して買収とか併合でもあった?とかも思いましたが短信で「純資産につきましては、前連結会計年度末と比べて79億32百万円増加し176億64百万円となりました。主な要因は、資本剰余金が37億81百万円、利益剰余金が14億29百万円、その他有価証券評価差額金が10億38百万円増加し、自己株式が15億68百万円減少したこと等によるもの」とは書かれてますが、買収とかではなさそう。ちょっと説明もすくなくよくわかんない。

ではありますが以降も順調に資産増には来てそうですね。設備投資や買収とかも絡めて結構アクティブな印象。

フマキラー、伊国2社の株式取得、子会社化へ|M&Aニュース|日本M&Aセンター

フマキラー、シンジェンタジャパンからフラワー事業を譲り受け | フマキラー株式会社

フマキラー、ミャンマーに新会社設立、新工場6億円で建設へ - 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン

前期末総資産623億で有形固定102億で流動423億で現金88億に売掛167億商品86億などがおおきめ。のれん等の無形固定は意外に少なく31億。有価証券52億。

負債367億で流動331億で固定負債少なめ。も、短期借り入れ141億で負債の質自体はよくもない。

自己資本比率あたりは低いめ後退してる感じでもなく状態自体はそんなにわるくもないかなとは。

記事作成時点でIRBankアクセス微妙で有形固定推移とか見れないのですが2014年で有形固定43億なのでやはりずいぶん伸びてる。

 

CF

 

営業CFはマイナス混じり。長期平均FCFは 1.17/18年でマイナス。まあお金稼いでないにはなるけどこれは投資も多く投資先行ということになりそう。このへんをどうみるか。

 

還元は利益並感。開示姿勢もありあまり投資家をきにしてる系でもなさそうですね。

(銘柄スカウターから)

 

アース製薬(4985)

業績

主に殺虫剤ですがそれ以外にも有名商品もありと。

殺虫剤中心のようです。

アース製薬はしっかり決算説明資料などもあります。

corp.earth.jp

 

伸びてるけど2022年で後退。あとわりと薄利傾向ありますね。

 

ROEなど。平均ROEとってもフマキラーよりした。BPS成長率も 3.2%/16年でこれも下だったりします。BPS

 

減収の2022「当連結会計年度の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用しているため、2022年12月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の金額となっており」で会計基準変更でこれは後退ではないですね。

ではあるけど、総合低ROEですねってところはありますね。

1Qで一応増収。でも減益ですね。通期も減益。

 

 

財務

自己資本比率は高くもないけど、有利子負債は少なめですね。

(IRBankから)

有形固定だけみると313億で固定比率は低め。推移を見たいと思ったけどIRBankが作成時見れないので飛ばします。

まあたぶん問題なし。

 

CF

 

営業CFはでますね。一応長期平均FCF 14.51/17年でプラスですが、時価総額比較で時価総額のわりにはFCF弱いですねとはおもったりします。まあいちおう財務はいいし、現金も減ってる感じでもなくこれでも持続可能な水準なのかも。とはいえ余裕があるようには見えません。

 

ライオン(4912)

業績

花王とおもにわりとトイレタリーというか一般消費財のエース感あったけど、新手めてみると業績渋い感もあり成長性に微妙というか停滞ではないか。最近花王も微妙ですな。

名のしれた商品がたくさん。

製品情報 | ライオン株式会社

 

まあ利益率は上がってないこともないですね。



ROEがそんなに高くないけど、赤字などはほぼなく、BPSあたりは右肩感ある。    BPS成長率で6.2%/16年は言うほど低くもなく、近年も近い水準で推移感もあり、停滞感あるけど通常運転とも言えて、トイレタリーのエースもこんなもんか感あったりはします。

 

ということで停滞蓄財だなというのが率直な感想。

目先1Qは増収増益。増益結構大きいですね。通期も増益大きいですがこれは前期がちょ視悪かったところあり、総合今期計画で例年並み。前期は下振れしてるけど計画は、基本わりと正確ですね。

やはり少額の商品を繰り返しで薄利多売の安定性と予測の難易度の低さが売りでディフェンシブ代表でワイドかはどうだろう感あるけどめっぽう堀持ち味もやはりあるのかなとは。

 

財務

資産増。財務良さそう。

(IRBankから)

目先有利子負債増えてるとかはあるけど現金以下感とかあるし、中身みなくてもいいでしょかん。

 

 

CF

 

近年現金減ってますね。これはわりと近年投資が盛んですね。有形固定取得おおめに関係会社株式取得も。

これかな。

ライオン、連結子会社間で吸収合併へ|M&Aニュース|日本M&Aセンター

周辺事業の話となりそうだけど、堅そうな事業内容でありそうだし、あまり気にしなくてもいいかな感は周辺事業だし。

加えて大型の自社株買いも散発するように。

(銘柄スカウターから)

自社株買いやら投資活発化で2015年以降増えてた現金が後退傾向になって有利子負債なども増えてるのは方向性の変化と言えてこのへんどうみるか。

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足であがるも戻してもみ合いっぽい
週足でもみあいからあげっぽく
日足であげもあげきれない感
確認。

評価・売買判断

フマキラー(4998)

テクニカル的には、年足みますか。

月足であげても下げる感じで冴えない感あるけど。なにげに1997年あるいは2005年あたりからの上昇で、安値は切り上げてるとも見れる中で2017年あたりに吹き上げた調整を続けているみたいな視点も。

そうみると、週足であげてきれるのは、また月足年足レベルの上昇に向かってきてる・・?とみるのも。まあただの見方ですが。

月足2022年安値1018とか週足1033、1091あたりが基準にいいのではないでしょうか。日足崩れてる感もありますが、これら切らなければ週足月足では下落はとどまってるにはなりそうですし。この辺をみながら。

 


ファンダ的には、殺虫剤。海外に活路を求める形で成長が続く・・国内ものびてますが国内は薄利で、海外が稼いでいるところはあります。FCFは出さない投資先行感あるけど財務は良くはないけど悪くなってる感じでもなく、目先売上伸びててやはりどちらかと言えば順調ではないか。一方そんなROEも利益率も高くなく、利益は二の次感はありわりと売上>利益なスタンスはあるかも。あとは開示がしぶく還元も不安定というか利益並というか、あまり投資家の方をみてる感じもなく、いろいろ伸びている東証二部感ある。二部じゃなくてスタンダードですが。

評価。

PER12のPBR0.8。いうて過去に赤字もほぼなく、特に海外に明確に伸ばしてきてる2014年以降は赤字なしで四半期でブレはあるも繰り返す使う消耗品のトイレタリーのなかでは状態踏まえて低評価感は。フマキラーとしてもPBR0.8ほどは過去からみてめっぽう低めだし当然ここ5年でも低い水準で状態のわりには評価低いですねとはいえますね。

利益率とかROE低めとか渋い投資家姿勢など低くもみたくなるところもあるのでそのへんも留意してたほうがいいとは思うけど。

 

アース製薬(4985)

殺虫剤主も他に有名商品もありなトイレタリーというか繰り返す購入される一般消費財メーカー。長期でみると伸びてますけど、利益率とかROEも低めでBPS成長率など高くもなく、CFも強い感じでもなく、あまり消費財ならではの強さは感じないかなあ感。

評価。

PER60のPBR1.6ほど。率直に割高感というか高めの評価感は感じます。正直フマキラーとさほど状態に差があるとも思えない中でPBRで倍ほど差がつくのは解せないなとは。

まあこのへんは開示姿勢とか規模とか主力商品分散とかに理由を求めることもできるかもですが、例えばフマキラーとの評価の差はこれだとは説明できたうえで選択できるほうがいい気はいたします。いや、その理由を見いだせないのなら選ぶべきではないというニュアンスを含んでいってます。ではあるけど、いまくらいはアースとしては結構低PBRみたいですね。2014年以前とかにもっと低いPBRもありますけど、ヒストリカルPBR重視なら拾うのもいいかもですね。まあ絶対的には状態のわりには高評価に思えはしますが。

 

ライオン(4912)

トイレタリー大物。成長感とか微妙で利益率ROEなども高くもないけど、やはり安定性は高く、CFもでてるし財務もおおよそよいなとう感じが目先は有利子負債などもして財務も後退感。(自己資本比率は改善してますが)これは還元強化とか投資強化な方向性がでてますね。このへんをどうみるか。

という感じでEPS微妙なんだけどBPSは伸びているわけで、いろいろ停滞蓄財。上記の方向性変化でROE向上とか業績も加速とかはいると景色も変わるかも・・・みたいなところはありそうですがさてどうなのでしょうか。

評価。

PER18のPBR1.3。いうてわりと低PER帯に足をツッコミつつあるようにもありそうで、PERで見るのもちょい微妙かもだけどなにげにPER18ほどはライオンとしては歴史的低評価。PBRでも近く、2015年以前にはもっとひくいのもありそうもこれまたライオンとしてはかなり低PBRとなり、目先はライオン低評価だねってところはあります。

とはいえ絶対的にはいろいろこんなもんというか、停滞蓄財ならもっと低めのPBRでもゴロゴロありそうで、過去が間違いでこれからはこのへんねとかもうちょいしたねとかも考えられるのでどうみるか。上記の方向性変化で変身があるなら結構妙味あるかもですね。

 

アサンテ(6073)

シロアリ駆除だけじゃないけど、主にシロアリ駆除。


かつてはわりと成長しててROEなども高めで、業績いい感じなシロアリ駆除とさえない目の事業で評価も比較低くいかにもリンチ的な割安成長銘柄感もあったけど、成長止まって利益率も下がってきてますね。

ROEもさがってBPSも伸びないくらいになりましたと。

 

と、伸びてる冴えない事業をしてる会社だったのが、冴えない事業をしている業績も冴えない会社になってしまった感はあります。

それがPER23とかPBR1.7ほどは過剰評価感あるのですが、これは還元のせいですかね。

配当3.4%ほどに優待ギフト券であわせて4.6%ほどの利回りでてるのでこれで株価形成してそうで。配当性向ギリ感もありわりと還元目いっぱいでそういうのどうですか?みたいなのあるのでどうかんがえるか。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転・・・になるといいですね。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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