大河の一滴

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(5704)JMC/東証GR/非鉄金属(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:672円(人々は、頑張っても背伸びしても叩きのめされ押し込められ続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5704 JMC 東証GR/非鉄金属 37.62 2024/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
40 5.8/14.5% 8.3%/10年 9.82 1.27
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
20.06%/10年 34.24%/10年 19.38%/9年 13.36% 9.1%/10年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
26/10年 -44/10年 -17/10年 -1.72/10年 7.8%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
49.8 28.61 57.4% 0% 0%

 今日は分析。2024/7/18に銘柄スカウター10年スクリーニングで過去後年相対PERPBR水準10%圏内かつ10年売上営業利益最高値更新してるものから気になったものからチョイスして分析。普通に好調なのに5年間で評価が低いものを拾う意図。JMC。ものづくりサポート。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年07月19日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

ものづくりサポートと言われても・・とHPみると鋳造とか3DプリンタとCTというか3Dスキャンみたいなもの。

 

 

事業について | 3Dプリンター・鋳造・CTのJMC

主に鋳造でものづくりサポートと言うかものづくりで部品づくりでメーカーだし、下請けとなりそう。

 

セグメント。主に鋳造。ですが総じて利益率が高く、特にCTは極めて利益率高いとなりそうで、3Dプリンタも20年ほどの歴史があり、このあたりの部品づくりに先行し技術もってて高めの競争優位性あるっぽい雰囲気は。下請けも優秀な下請けってことですね。

(銘柄スカウターから)

 

結構若い会社のようで設立が1992年で2016年で上場。

沿革 | 3Dプリンター・鋳造・CTのJMC

 

それで以下みたいな業績。2015年とか2018年に業績加速があり、これは買収とかだと思いましたが純成長みたいですね。

2018は、3Dプリンタも伸びてますが、特に鋳造で「、新工場建設や設備機器導入等の積極的な投資を行い、高難度化する顧客ニーズに設備面・技術面において対応すべく、生産体制の確立及び生産能力の向上を実現したことが奏功し、顧客からの信頼獲得、更には業績の大幅伸張を実現」とかもあるし、CTでも「「検査・測定サービス」においては、当社と同規模に事業展開をしている競合企業は少なく、当社はリーディング企業として、積極的に技術普及及び市場開発を行ってまいりました。 当事業年度は、このような優位な立ち位置を活かし、複数の継続的な大型案件を獲得したことや、産業用CTを4台販売したこともあり、大幅な売上高伸張」とCTは業界自体が立ち上げ段階にありそう雰囲気ですね。

赤字までいった2020「年初からの新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、正常な企業活動、消費活動が妨げられたことで、先行きが極めて不透明な状況となりました。 当社を取り巻く試作・開発市場は、製造業全般で試作・開発予算の一時的な凍結や縮減が相次ぎ、生産活動も停滞が続いたことで、依然として本格的な底打ち感は見えておりません。 」

コロナによる活動停滞で食らったかんじですね。

それで大きくはコロナ以降は以下の感じで。

ROEなど。安定しませんがROE二桁超えることもおおく、2020、2021がコロナのせいとすると、2018年以降はROE二桁くらい出せる地力はありそうで。このへんでもROE営業利益二桁を(そこそこの環境なら)安定して出せるわりと優秀なメーカーくらいの印象。

そういう感じですが前期決算。

IR資料 | 3Dプリンター・鋳造・CTのJMC

絶好調感ある。

営業利益などの増減も売上でとってほかはコスト増ですが、いろいろなコスト増を増収で賄うわりと正当な成長という印象。

それで計画も成長ですし、投資も盛んですね。

という感じでそういう数字的な推移ですが、なんでこのような単純な下請けがわりといろいろ好調なのか?ってところで、資料などみてると「短納期」、「高品質」とかはちらちらでてまして社長さんのインタビューなどみるとこのへんの姿勢がそのような部分を作ってるところがあるのかなあ感は。

「弊社の強みは、とにかく「速い」ということ。次に、安定したサービスを提供できる体制。とてもシンプルなんですが、意外と他の会社さんではやっていません。~2000年当時は、いつでも出社しますという感じでした。正月は、他社が休みだから間違いなく稼ぎ時なんです。土日もガッツリやっていました。~クライアントが休みのときに仕事をすることも大事かなと。こういったニーズに応えられることが、支持されている理由でしょうね。「仕事がある限りは絶対やる」というのが口癖」

「通常、製造業の経常利益は2~3%と言われています。でも、僕らは去年13%を達成しました。普通の会社は材料費の割合が半分くらいで、人件費や工場にかかるコストを差し引くと、残る利益はほとんどありません。

値下げをしないから利益率を高く保てるんです。僕らは安定稼働していて納期が短いので、高くてもいいよねという考え方です。相見積もりなしが7割」

 

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こことかみると実際にくそ納品早そうで、見積もり1時間、半日出荷とかお前はアマゾンかみたいなことになっているメーカーですね。

試作品製造のJMC、「製造業のコンビニ」目指す:日経ビジネス電子版

1Qでて増収も減益。進捗も微妙ですね。

 

財務

普通に資産増ですね。

(IRBankから)
前期末総資産49億で有形固定32億で、かなり有形固定寄り増えてもいますね。

流動15億で現金3億手形類8億ちょいにいろいろそのた。

生産設備と手形中心であまり余計なものもってないですね。

負債21億で有利子負債も大きめ11億。もちろん現金など以下ですが、有利子負債比率も高いってほどでもなく、自己資本比率も低めでもなく。

投資盛んな成長期の製造業とみるとまあ状態は悪くもないかなとは。

 

CF

 

営業CFはだいたいでてますが投資多めで長期平均FCFは-1.72/10年でマイナス。前期もFCFマイナスで、現状投資先行で、この会社はお金は儲けてないとはなりそう。普通に投資期ですね。当然というか無配。このへんは市場のトレンドとも相反するスタイルでこのへんどうみるか。

あとは上下はあるんですが、営業CFマージンで、同様にわりと最近上場で優秀さを見せている製造業のJRCあたりより高水準ですね。

JRC


JMC。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてもさがってもみ合い感
週足であげても下がる感
日足でさげて、ちょこっとあげてもさがる。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、上場2016年とかですが、初値908円で目先600円ほどなので上場値以下で上場ゴールっちゃあ上場ゴール。要所で1620とか2490とかあげるも、コロナなどで叩き落され、400円台-1000えっ(IRBankから)くらいでレンジというか調整してる印象でした、2023年で1536まであがって調整終えて上昇?というところもやっぱりレンジ内に戻ってきてる弱い推移とは。

日足でも崩れてる感あり目先582から一度跳ねるもまた落ちる形成で長期から短期まで弱い推移といえばそうですね。このへんの弱さを覆し上昇転換するとするなら。

まあいろいろ592でしょうか。これわると426とかになりますし。このへんを底にみて

上昇転換をお祈りするか、レンジをみて下の方で拾い上の方で逃げるみたいな視点位になるきは。


ファンダ的には、鋳造とか3Dプリンタとかで成長傾向で前期絶好調な感じも目先は一服感。利益率など高くROEも二桁でそこそこ優秀な印象はうけますが、コロナとかでやられておりやはり環境に影響を受けるシクリカルとは。

CFはそんな弱くもないけど、投資先行でFCFマイナスの推移、財務もかなり固定資産寄りで財務悪いってほどでもないけど、良くもなく投資先行でありそうで無配でありこのへんをどうみるか。

という感じのわりと成長色のあるそこそこ優秀そうな投資意欲のあるシクリカルなメーカー。あとはたぶん社長がなかなかユニークな印象も。

評価。

PER9.7のPBR1.25ほど。PER10きりでいかにもほどほどな印象なPER。ではありますがJMCとしてはかなり低PERみたいでコロナ時のPER100越えはいいとして平常時もPER20越えも結構あるようでその中でわりと落ち着いた評価になってると言えます。

PBRだとここ5年あたりで最底辺みたいですね。上はPBR4越えあったみたいで、JMCとしてはたやっぱり低評価ですね。という感じでわりとそのへんのよくある製造業くらいの評価帯に入ってきてそうで、端的にはそういう会社だとみるか、そうでもなく優秀だとみるかでスタンスが変わりそうだなとは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5704

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5704

IRBANK:https://irbank.net/5704

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

あついですね。くらいで通常運転。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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