大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7120)SHINKO/東証ST/卸売/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

SHINKOとその他

株価

2029円(人々は、緒戦から押され続けているがギリギリ持ちこたえ続けている。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。2024/6/13のKABU+データをみて、実績から予想ROEで5%以上上昇かつ予想ROE10%かつPER15以下のものから気になったものをチョイスして比較します。総合収益性にすぐれかつ良化もすすみつつ高PERでもないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年06月17日取得。SHINKO。独立系のIT保守サービス会社。比較に銘柄スカウターで商社扱いになってるので同業っぽい、扶桑電通と    大興電子通信。ゲストに読みが同じの神鋼鋼線工業


営業理利益率とBPS成長率。利益率高いほど成長率が高い感じはなくもないけど神鋼鋼線工業が例外。



各企業の数字とそれをみての所感

コード 7120 7505 8023 5660
企業名 SHINKO 扶桑電通 大興電子通信 神鋼鋼線工業
市場/業種 東証ST/卸売 東証ST/卸売 東証ST/情報通信 東証ST/鉄鋼
時価総額(億) 37.21 120.36 114.55 66.4
株価 2029 1729 826 1123
決算期 2025/03予 2024/09予 2025/03予 2025/03予
予想売上(億) 172.4 434.0 410.0 358.0
予想営業利益(億)/利益率 7.68/4.46% 13/3% 22/5.37% 5/1.4%
長期平均営業利益率/年 4.25%/4年 1.59%/17年 2.18%/18年 4.26%/18年
売上成長率(年複利/期間) 8%/4年 0.5%/17年 -0.2%/18年 2.7%/18年
EPS成長率(年複利/期間) 21.9%/4年 3.1%/17年 11.8%/18年 -3%/18年
BPS成長率(年複利/期間) 19.7%/3年 3.7%/16年 5.8%/17年 2.9%/17年
長期営業CF(億)/年 14.21/4年 64.78/17年 120.2/18年 64.78/18年
長期投資CF(億)/年 -3.51/4年 12.39/17年 -8.73/18年 -178.01/18年
長期平均FCF(億/年)/年 2.68/4年 4.54/17年 6.19/18年 4.14/18年
PER 7.13 9.69 7.41 18.96
PBR 1.94 0.8 0.92 0.29
ROE 27.2% 8.3% 12.4% 1.5%
平均ROE/年 34.79%/4年 5.82%/17年 8.28%/18年 3.16%/18年
ROA 8.0% 3.8% 5.2% 0.8%
配当利回り(%) 4.19 3.64 3.63 1.78
配当性向 29.9% 35.3% 26.9% 33.8%
総資産(億) 65.15 272.26 278.28 431.97
自己資本比率(%) 29.4 40.7 42 52.9
メモ あげ 停滞蓄財 停滞蓄財 びあげ
SHINKO(7120)

業績

サービス・製品|株式会社SHINKO

卸カウントだけど、サービスみてると保守とか派遣多めでより労働集約色つよめ。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

原価率なども卸とかよりは低めで派遣とかに近い印象。

(IRBankから)

労働集約となると人が採れるかが重要で見ると、目先減ってる。ただ二年しか情報ない。

(IRBankから)

 

業績は以下のようにでている。

現状成長が続き利益も伸びる傾向。ただ利益率は低め。利益率的に高付加価値というとりは低付加価値で薄利多売傾向はあるかも。

労働集約でもシステム受注開発とかよりはコールセンター派遣みたいな色が強い気も。

 

ではありますが、ROEは高水準で20%近くでROAも二桁にもいかないも低くもなく、結構多売、回転率なども高いかもしれない感。

と、薄利ながらも結構優秀な可能性が。売上成長率自体はそんなに高くない 8%/4年くらい。EPSBPSは結構ハイレベルですね。この水準を維持できるか?売上と採用がポイントのようには思えますがさて。

決算資料。

決算説明資料|株式会社SHINKO

前期比増収1.2%なのでやっぱ高成長は微妙ですね。


各セグメントみても伸びは微妙。みてるとそれぞれ機器の転売(つまり卸)もしてそうですね。

ざっくり、労働集約色も強い卸色もある、IT系サービス会社。成長性は微妙で薄利もROEなどは高く蓄財進みそうな・・?

1Qまだ。

 

 

財務

資産増。有利子負債とかもないですね。

(IRBankから)

総資産65億で有形固定3億。流動53億で棚卸資産4.5億にたいし、売掛28億契約、前払い費用4億現金15億あたりで、卸とか言うよりは派遣っぽい資産構成。棚卸資産はありますけど。

負債46億で買掛13億未払7.5億退職給付引当金12億あたりで、退職金が大きめとかはまあいろいろこんなもんかなとは。

 

 

 

CF

 

営業CFはプラスマイナス双方で、設備投資はすくなくFCFもトータルではプラスで、これは卸にしても人材にしてもまあありえるので現状それっぽい。

まだ期間がすくなくあまり傾向も測りにくいかも。

配当性向じゃ30%前後でほどほど。

 

扶桑電通(7505)

業績

こういうの。

業種からサービスを探す|扶桑電通株式会社

大塚商会的なIT系のいろいろ。

大塚商会は情報通信で大手SIERで、扶桑は卸で情報機器商社分類ですね。

 

業績的には長期に横ばい感あり、薄利で赤字もわりと散発。も、赤字はでても軽いやつでBPSもダメージほぼ受けてないねくらいのが多め。

2009-2012は連続純損失でさすがにここはBPS減ですね。も、以降はBPSくらい増えてBPS成長 3.7%/16年程度。パッとする水準ではないですね。なにげにROE自体もそんなに低くもないです。ROAは凡庸。

 

というくらいでレバレッジ風味はありますけど、停滞蓄財感ある情報通信系商社。

2Qで好調ですが通期では横ばいに近い増収増益。まあ好調な方にはなりそうですけど総合やっぱり停滞の範囲内のようには。

上方修正も。好調は好調。増配もこなしてますね。

「第2四半期累計期間おいて、オフィス部門およびサービス部門の売上高が当初見込みを上回って推移いたしました。また、売上高が当初見込みを上回ったことで各段階利益も当初見込みを上回ったことから、先行きの不透明感は残るものの、通期業績につきまして、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回予想を上回る見込み」

 

 

財務

蓄財。自己資本比率低くても有利子負債はほぼないパターン。

(IRBankから)

有形固定7億。流動188億は長期で伸びてる。あとはみなくていいか感。

 

 

CF

 

長期平均FCFで 4.54/17年で営業CFマイナスとかもでるけど、卸あるあるでもあり問題でもないかな。事業規模や時価総額のわりにCFは弱いけどこれも卸は仕方ないとは。

それで還元は配当性向でくぎってそうで、2022年とか大きめの減配。

現金63億あって配当を4億から1億にしたって感じなのでもうちょっと容赦しても・・とかは思わなくもないです。株価もこのへんで半分になってそうですし。

 

大興電子通信(8023)

業績

やる気ないので流します。

こういうの。

ソリューション | 大興電子通信株式会社

 

いろんなITシステムの導入支援ってかんじ。

長期に伸びてる感じでもないけど、利益率は上がってきてかなり堅調なのではないか。過去は赤字もけっこうあり。

蓄財がぐっと進んできてる感じ。ROEとかもそんな低い水準でもなくなり近年は二桁も連発。BPS成長とると5.8%/17年でこれは過去の推移からするとかなり加速してそう。

通期出て普通に順調。インボイスがちょっと留意かも。

受注残が低下もあり、今期は減収減益計画。とはいえ長期的には足踏みの範囲ですかね。

 

財務

利益剰余金プラスが意外に最近。

(IRBankから)

有形固定7億で固定比率は非常に低め。流動220億で中身はいいや感。

問題ないようにしかみえないし。

 

CF

 

近年というか2018年以降は営業CFが安定しFCFもプラス維持。その中で現金積んで有利子負債も目に見えて減ってますね。

還元も2018年くらいから強化してますね。財務改善現金積みながらなので実際かなり順調なすいいとなりそう。それで目先現金100億で還元が6億で有利子負債20億とかなのでかなり余裕あるというかその気になれば時価総額115億から還元60億くらいもだせなくもないですね。

(銘柄スカウターから)


日足週足月足の値動き判断

月足でぶれながらさげっぽい
週足でさげてもみあい
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

SHINKO(7120)

テクニカル的には、週足がわかりやすいか。2023年に3月に上場し2250からもみ合ってたが5月くらいに決算でかしたにでて以降下向き三角持ち合いっぽい推移で下落感。

一応下向きも△持ち合いは極まってきた感もあるので、1930とかをきらず上に向くようなら上放たれ感もでるかもしれない。その意味で1930とか2008が下に良い基準かもしれない。ここをみながら2188とか越えを狙う感じでしょうか。

 


ファンダ的には、卸売カウントのIT人材サービス色強そうなサービス。機器も売ってそうだけど。成長もしぶく薄利で上場するもめっぽう渋い印象もROEは結構高めでROAも低くもなくなにげに収益性は高めでEPSBPSなどは結構早めに伸びているところは。

CFには強さとかを感じるものでもないけど、財務は健全な方で良化も進んでいる。

停滞蓄財と見ておくのがいいと思うけど蓄財力はめっぽう高いようには。まあ現状の薄利くらいは維持が前提ですが。

評価。

PER7のPBR1.9。低PERで低評価だなとは。これは普通にEPS成長率とかROEあたりをみてのPEGレシオで良好な水準で、目先のROE維持でEPS成長率などが続くなら普通に妙味を見れる水準であるとは。まあ成長もしてなさそうなのが高ROE維持できますか?というのはありますが。

同時に高PBRでもありROE維持できないとしんどそうで、そのへんのバランス見て。

それで減益などなければわりと高配当まわりの4%程度もあり下はあまりなさそう。

たぶん安いと言える部分。まあ懸念点も多いのでそこに置かれてるとはなりそうだけどそういう懸念が実現しないとわりと良さそうなうまく行けば結構ハイリターンにもなるかも感はあります。

 

扶桑電通(7505)

停滞蓄財のIT商社。それ以上の感想はあまりなく。成長感ないけど蓄財は進めてる。近年はわりと好調ですが減益で普通に減配にしてくるやつで、目先は好調なので増配も。だけどだから過去は減配も普通にあり。

財務は健全。CFはそんなにつよくもなく。

評価。

PER10のPBR0.8ほど。配当利回りで3.6%ほどですね。最近の低PBRで増配テーマに合致でわりと株高が進んでる印象も。PBR0.8ほどは扶桑電通として比較高PBRで過去をみてもPBR1はついたことないくらいでもうあまり安くはないとみておくべきかなと。

下はPBR0.4くらいまでありそうで、どちらかといえばそれくらいで拾いたい類な気はするところ。減配とかでたときのほうがいいかもね。

 

大興電子通信(8023)

停滞蓄財のIT商社。停滞とはなりそうですが利益率などあげ特に2018以降は順調感あります。そのなかでCFもなかなか以上に安定的で財務改善還元強化を現金を積みながら。

目先業績は後退ですが、停滞の範囲内で成長性は微妙もかなり堅調なようには。

評価。

PER7.5のPBR0.9ほど。配当利回り3.6%ほど。停滞蓄財の商社とみると安くもみえないし、実際に大興電子通信としてもそこそこ高PBRだったりしますがどうみるか。状態自体はなかなかよくまさかの大還元などをする能力自体ははあり、そうなるとかだともちろん上もありそうですが、下はPBR0.5以下とかもあるので、業績後退が出てくるとか市場悪化だと厳しくなりそうなところも想像できなくもないのでだからどうみるかでしょうか。まあ配当枠で分散の一つとかは普通に候補になりそうではありそうですが。

 

神鋼鋼線工業(5660)

 

鋼線製品メーカー、神戸製鋼所の子会社。成長感もないし、利益率も低くていかにも下請け感のある鋼線メーカーですが、長期に赤字はあまりないくらいで地味に底堅い

営業赤字で2021。純損失は2002年以降ないくらい。

その中で売上で目先はわりとでててやはり今は製造業の春みたいなところはありますが、利益率苦戦で、計画で増収も減益。

これはBPSも地味に蓄財が進むBPS成長取ると2.9%/17年で地味め。ROE5%もでないくらいの低ROEなので致し方ない。

ということで底堅いも薄利低ROEで冴えない下請け製造業ではないか。

蓄財は地味ですが進んでて自己資本比率は改善してますね。還元はしぶ配当性向

30%くらい安定感ある。

と、いろいろ地味で冴えないとしか言えないけど評価もさえないPBR0.3ほどで、冴えない企業がさえないと評価されてる案件。その中でもPBR0.3は神鋼鋼線工業としてももっと舌もないわけじゃないけど下な方と言えば下な方だし、地味にBPS増をみながらしぶとく待ってると報われる局面もあるかもねとは。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

 

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用語解説(日記比較編)

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