大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9003)相鉄ホールディングス/東証PR/陸運/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

相鉄ホールディングスとその他

株価

2458.5円(人々は、劣勢が続き過去の成果を失いつつある。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。市場統計推移記録表で2023/12/29と2024/5/22比較をして、ROEを10%以上あげているもの(対象1124銘柄)を2020/3/17比較で低PBRになっているもの(対象242銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。去年から好調で調子いいのにコロナTOPIX最安値時より低PBRなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年05月22日取得。相鉄ホールディングス。相鉄。相鉄としか。比較に京急小田急の関東私鉄。比較に相鉄は相模鉄道で相模仲間のゴム。


相鉄がBPS成長率高くて高PBR。小田急京急だとBPS成長近い割にPBRに差。相模ゴムは小さい。まあ鉄道が大きいですかね。




各企業の数字とそれをみての所感

コード 9003 9006 9007 5194
企業名 相鉄ホールディングス 京浜急行電鉄 小田急電鉄 相模ゴム工業
市場/業種 東証PR/陸運 東証PR/陸運 東証PR/陸運 東証ST/ゴム製品
時価総額(億) 2412.91 3270.52 6076.53 107.52
株価 2458.5 1186 1649 983
決算期 2025/03予 2025/03予 2025/03予 2025/03予
予想売上(億) 2907.0 3054.0 4240.0 63.0
予想営業利益(億)/利益率 318/10.94% 300/9.82% 420/9.91% 5/7.94%
長期平均営業利益率/年 8.16%/18年 7.57%/18年 7.58%/18年 12.94%/18年
売上成長率(年複利/期間) -0.2%/18年 -0.3%/18年 -2.1%/18年 2%/18年
EPS成長率(年複利/期間) 5.4%/18年 1.6%/18年 4.5%/18年 2.2%/18年
BPS成長率(年複利/期間) 6.7%/17年 4.7%/17年 4.7%/17年 5.9%/17年
長期営業CF(億)/年 5560.45/18年 7983.42/18年 12432.19/18年 7983.42/18年
長期投資CF(億)/年 -4786.79/18年 -6493.31/18年 -9126.33/18年 -118.42/18年
長期平均FCF(億/年)/年 42.98/18年 82.78/18年 183.66/18年 0.55/18年
PER 12.61 19.43 15.53 44.46
PBR 1.46 0.92 1.28 1.08
ROE 11.6% 4.7% 8.2% 2.4%
平均ROE/年 10.67%/18年 5.78%/18年 7.74%/18年 10.08%/18年
ROA 2.7% 1.5% 2.9% 1.4%
配当利回り(%) 2.03 1.35 1.82 1.02
配当性向 25.6% 26.2% 28.2% 45.2%
総資産(億) 7153.83 10869.02 13015.67 177.16
自己資本比率(%) 23 32.7 35.3 55.6
メモ 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財
相鉄ホールディングス(9003)

業績

相鉄。

セグメント。運輸を軸にいろいろというか、鉄道引いて駅にスーパーなど流通業、住宅開発とか貸出とかで不動産も扱い、拠点駅にホテルや百貨店など作って、住んでもらい乗ってもらい買ってもらうみたいな小林十三ビジネスモデル。

前期でだいたい黒字復帰な感じ。

(銘柄スカウターから)

利益もみましょう。ホテル運輸がタコタコにやられたのがコロナのせいで、足元復帰で運輸、流通はまだですがホテル弾けた印象。インバウンドでしょうか。

(銘柄スカウターから)

 

長期業績は以下でコロナ除けば2000年から営業赤字もないくらい。純損失は2001、2004、2021にありますね。基本大型の設備投資を要する事業ばかりで、このへんでつまずくと大きな特損とかも来かねないとかありますが、長期には有力な競合も現れにくく、基本堅い商売といえます。シェアを握った鉄道は。

大きな特損などには気をつけるべきですがそうでもなければBPSくらいは長期に伸ばしてきてる感。長期平均ROE10%程度で、BPS成長率6.7%/17年くらいをベンチにして状態を測るといいのではないか。

それでみると目先決算でおおよそコロナ前のROE水準を回復、巡航速度に回復したとみていいのでは?

あとはバリュエーションなどもみながら。

まあ、相鉄は新横浜線開業とか、それまで最も乗客が少なかったゆめが丘に大型開発が入ってるなど影響ありそうなものもありますが、東武スカイツリー作って、近鉄あべのハルカスつくって大きな変化があったかというとないといったほうが近そうなので、大型案件といえど変化は地味にゆっくり来るとみてたほうがいい気は。

とはいえ、計画で増収は比較大きく、利益で過去最高益なものでてきてますね。順調ではないか。

企業・IR情報 | 相鉄グループ

たぶんこれに対する期待が結構はいってそう。不動産で沿線商業施設。

これだけじゃないですが上記のゆめが丘ソラトスが開業。他にもありますが。

 

計画は上振れも下振れも。どちらかといえば保守よりかなとは。下振れもありますが。

 

財務

おおよそ資産増ですかね。

(IRBankから)

前期末総資産7153億で有形固定5478億でかなり有形固定よりでそして長期にじわのび。基本的に儲かる資産を買い足していって資産で稼ぐ事業モデルです。

流動1034億で手形214億、棚卸資産387億とか増えてますね。

負債5506億。うち3978億有利子負債で、だいたい借りて資産を買って稼ぐモデル。

目先は有利子負債が増えてますね。自己資本比率は後退じゃないけど、有形固定も比較大きく増加しており、前期はわりと投資が重そうで、上のソラトスとかはやはり大きい案件かも感は。

財務は良くはないけど設備産業としてはあるあるですし、有利子負債比率とか自己資本比率も後退という感じでもなく堅調かなとは。

 

CF

 

長期平均FCFは42.98/18年と時価総額2500億を踏まえると弱め・・というか、営業CFは200‐400億レベルでありこれはやはり投資が重く、稼いだらその分投資の面が強いかなと。その中で、2024はやはり設備投資重めですね。借り入れも大きめに借りてます。

ということでわりと前期は、踏み込んで投資の感じで今期以降花開くか?という局面なところはありそう。だからソラトスとか。

還元は利益並みだいたい配当性向30%で、上記のFCF43億よりちょい小さいくらい。これ以上は投資とか財務が犠牲になるようには。

 

 

京浜急行電鉄(9006)

業績

京急京急としか。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

交通はダメージ受けたけどほかは案外平気だった京急。だいたい目先で回復でしょうか。

セグメント利益。

(銘柄スカウターから)

 

2000年からみて、営業赤字は2021のみ、純損失2016、2021のみで、営業利益は2024年で、2018年とかの水準まで回復なのでやっぱりコロナから回復。

BPS成長などは4.7%/17年とかでROEは相鉄よりは一枚劣るかなあってところで2024年はでてるけど、かなり固定資産売却益のせいで一時的なものとなりそう。

まあそんな感じで停滞蓄財という印象。

目先は決算でて増収増益ですが過去のピークには及ばない程度でやはり、停滞蓄財かなとは。計画は上振れも下振れもってところでしょうか。

 

 

 

財務

総資産は維持で財務改善くらいでしょうか。

(IRBankから)

前期末総資産10869億、有形固定6800億で2017年以降はふえてますね。流動は前期1347億から2421億。現金増えてる。

これかな。

訂正:京急、トヨタに港区高輪の土地持ち分一部譲渡 譲渡益約850億円 | ロイター

これ絡みとなりそう。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の事業化決定について | ニュースリリース | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

品川駅の再開発があり、それに伴って品川駅ちかくの土地を事業主のトヨタに売ったと。

「共同で計画建物を建設・運営」ってことでこれは攻めなかんじですね。2029開業ってことで留意点。

とかはあるんですが、長期には自己資本比率改善の有利子負債比率後退など資産増加よりは負債整理でリストラ局面よりとはなりそう。後述の小田急よりは大型開発計画もあり、有形固定資産も増えてて攻めてないこともないかなってところもありますが。

 

CF

 

 

長期平均FCFは 82.78/18年ってところ。相鉄より上、小田急より下。後述の小田急踏まえて、CF的な見地からは相鉄が攻め気味で京急は中間小田急は守り感あります。

還元利益並。

(銘柄スカウターから)

 

小田急電鉄(9007)

業績

小田急小田急小田急

セグメント。比較運輸比率が大きめで流通と不動産ですっきりですが、箱根とか江の島あたりの会社も完全子会社なものが多め。実際にその他にホテルとかレストランとかも入ってます。

(銘柄スカウターから)

 

長期業績。2000年からみて2021年以外には営業赤字なし。2000年2021年に純損失だね。と、めっぽう堅い。成長感はないので、停滞ですね。

それで蓄財。BPS成長で4.7%/17年とか。ROEは二桁はない場合が多めだけど安定的。相鉄はROE二桁ありそしてBPS成長に差が付けられてるのでやはり相鉄が一枚上手感はあります。

 

セグメント利益。流通こそコロナ以前の水準がでてないけど、小田急もおおよそコロナから復帰し平常運転に戻った感は。

(銘柄スカウターから)

通期計画がでて増収減益。計画は上振れ下振れあるけどだいたいあってるくらい。

 

 

財務

資産増。

(IRBankから)

総資産はほぼ一定でその中で自己資本比率、純資産をあげてきてる感じですね。

直近総資産1.3兆で、有形固定1兆ほどはかなり一定感ありで、流動も1731億でおおよそ維持な印象。

負債は2013年の1兆から2024で8400億ほどで長期に負債を減らしてますし有利子負債も同様ですね。

ということで、総資産維持で固定資産も維持で負債を減らしてきてる感じで事業規模は一定にとどめながら負債を減らすリストラのターンが続いているとはなりそう。

そのような形で蓄財が進んでいるとなりそうで、目先もその傾向が継続という感じでしょうか。

 

CF

 

 

そのへんの違いはFCFにもでてそうで、時価総額6000億二対し長期平均183.66/18年で、相鉄の長期平均FCF42.98/18年と時価総額2500億に対して、かなりFCFに余裕というか投資を抑えているとなりそう。現金は維持で、余裕は財務で財務・・負債返済に向かってそうですね。

あまり配当性向も高くないし、コロナで減らしてたけど財務に余裕を感じたのか目先は自社株買いも入れてきてると。

(銘柄スカウターから)

日足週足月足の値動き判断

月足でさげになるのかな。
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

相鉄ホールディングス(9003)

テクニカル的には、見る単位で印象変わる。

年足。バブルは置いといて、2000年以降くらいはあげっぽい。

(株探から)

月足だと2015年以降高値をとれず安値も切り下げ感ありさげっぽい。

週足は、2022年以降くらいで上昇感あるも、日足では下落。

と、どこでみるかで印象が変わり、どこをみるかを意識したほうがいいかなとは。週足で2022年安値2057あたりみながら3139超えを図る感じが扱いやすいですかね。

月足で1945を底にみてもいいかもですが。だから自分の意志でご自由に。


ファンダ的には、大手私鉄。鉄道敷いて沿線開発拠点に大型集客施設で沿線で住宅売って駅前のスーパーで買ってもらって通勤してもらって休日は沿線の拠点施設にいってもらう小林十三モデルの大手私鉄。基本堅いし、クソお金かかるのでシェア握ると競合も現れにくいもあり堅い。たまに赤字出るけど基本堅い商売しながら長期に資産を積みまして資産増していくタイプ。コロナで久々あるいは初めての窮地というか営業赤字になった感もあるがそれも目先は回復、ROEなどもコロナ前の水準に至っており、もう通常運転なのではなかろうかと。そのなかで前記はわりと投資が盛んで今期はちょい加速感もある。計画でちょいですが。とはいえ基本停滞蓄財とみてたほうが実態にちかいかも。堅調さとバリュエーションをみながらでしょうか。

CFは投資をばんばんする感じが故にFCFは弱め。営業CFは堅い。財務は借りて投資するので悪いけど通常運転。

評価。

PER13のPBR1.5ほど。絶対的にはそんなに評価低いとか安いとかみにくいかなあとはおもうけど、相鉄としてはPERで13きりくらいは2015以降くらいであまりそれ以下がない位の一。PBRでも1.5以下は特に低いくらいで、相鉄としてはこれくらいで過去にはあまりなかった低評価で、だいたいコロナから復活が見えてるなかで非合理だって見方はできますがどうでしょうか。

これまで全部の株価形成は間違いこれからは新しいこの辺あるいはもっと下で行くみたいになるのか。調子いいしまた以前の水準まで戻りますになるのか。

さてどうなんでしょう。どう考えるか?ですかね。

ではありますが絶対的にそんなにBPS成長6%に配当2%と少々控えめにみると、まあそんなに悪くもないかも。特に沿線に住んでる人とか。

 

 

京浜急行電鉄(9006)

京急としか。長期に堅実だけど、小田急相鉄比較でROEなどは一枚下でBPS成長率取ると小田急と同等ぐらいですがこれは、目先の固定資産売っての翁利益も入っており、そう踏まえるとやっぱり相鉄小田急より一枚したかなとは。

コロナから回復して通常運転感。その中で品川の土地をトヨタに売って再開発のムーブ。あるいはここはプラスかも。そういう事除けば小田急ほどじゃないけど、どちらかといえば守り気味で債務は返す方でリストラ局面。

評価。

PER19のPBR0.9。PERはわりと低ROEなどで置いとくとしてPBR0.9ほどは2010年以降でも京急として低い方ですね。一応歴史的低PBRです・・もちろんコロナ時より低PBR。ってのはあるのですがこれは他の私鉄でも同様で私鉄セクター全体あまり評価されてない感じはあります。どうみるか。

同業比較だと、ROE高いそうな順に相鉄小田急京急と並んでてわりと残当って感じはします。過去のバリュエーションに(業界ごと戻るのか)、これからはこの辺に落ち着くのか(もっとしたか)さてどうでしょう。

かもめ的にはわりと、全部相鉄も小田急京急もわりとフェアバリュー・・つまり過去は高かったのが解消された・・可のように見えなくもないですがさてどうでしょう。

 

小田急電鉄(9007)

小田急。ここもコロナからおおよそ復活で通常運転に入ってそう。その中で長期に事業規模を維持して、FCFは負債返済に向けてきてる傾向。大きな意味ではリストラ局面となりそうで、相鉄比較で相鉄のほうが攻めで小田急は守り感あります。

守ってるので、財務も良くなってるし、FCFも豊富で目先は大きめの自社株買いも入り、返済から還元に軸足を移しつつあるのやも・・というのはありますが攻守をどうみるか。

評価。

PER15のPBR1.3ほど。小田急としては低評価だったりします。PERで2015年以降PER20以上が定位置、PBRでも1.5以上あたりがだいたいと目先バリュエーションはだから小田急としては歴史的低評価だってのは一つの事実・・まあこれは私鉄全般に言えそうですが。相対的には、相鉄より低PBRでこのへんは攻めてる相鉄と守ってる小田急。あるいはROE水準やBPS成長率のさが出てるとも見れます。このへんをどうみるか。

特に沿線なら、小田急としては安いとしてまたBPS成長4.5+配当1.8の年6%ほどでみてのんびり再評価のときを末来なければ、年6%程度で納得するとかはありかもしれません。特に沿線ユーザーなら優待とかもあるし。優待は500株からみたいですが。

 

 

相模ゴム工業(5194)

薄いゴム製品でヘルスケアだって。オカモト、不二ラテックスにつぐ業界三位。

という、大人製品中心ですが、長期に成長してなくもないけど、後退も多く一方で営業赤字は2006年以降はなくこういうのは停滞蓄財となるのかなとは。

蓄財は順調で成長率出すなら 5.9%/17年とか。ただし近年低ROE化がすすんでそうな。

このへんどうですか・・・?となりますがゲストはあまり突っ込まないのでどうなんでしょう。昨今の四半期とか利益低調ですね。この記事が出る頃には通期もでてますが。

そういう感じですが株価的には一度大きく上がって落ちてきたところで、PBRなどで、だいたい吹く前の水準・・2014年以前くらいの水準にまでもどって年足では陽線を去年、今年とつけている感じで、この低ROE化がおちつくなら意外に狙い所かもしれないとは。しらんけど。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう通常運転。それでしばらくおやすみない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

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