大河の一滴

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(7148)FPG/東証PR/証券・先物(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2124円(人々は、劣勢を退け快進撃を続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7148 FPG 東証PR/証券・先物 1891.92 2024/09予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
782 208/26.6% 45.3%/15年 12.09 3.66
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
35.12%/15年 39.43%/15年 36.12%/14年 33.93% 37.8%/15年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-435/15年 -178/15年 -614/15年 -40.92/15年 7.3%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1836.75 441.92 24.1% 4.14% 50.1%

 今日は分析。某所で参加したイベントで聞いた銘柄から気になったものをチョイスして分析。だいたいかもめは苦手系が多くてよくわからないものが多め。FPG。リースファンド。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年05月17日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」

金融サービス事業会社。主力はリースファンド事業で、かもめは苦手なやつ昨日の北海道電力に続いてそのに。

FPG苦手なんですよね。

たぶんこれが本業だとおもうんですけど。

リースファンド事業 | 事業案内 | 株式会社FPG

まずはこれ見せられてもピンとこない。

オペレーティングリース

オペレーティングリース | リース/延払(割賦) | 三井住友ファイナンス&リース株式会社

銀行からお金借りてまたファンド化して投資家(多分節税したい)共に出資させて、飛飛行機やら船舶などを買って、それを航空会社や開運会社にリースするという投資家にリスク押し付けモデルなのかなと。金融機関は事業儲からなくてもリスク取らないし、航空会社とかも乗客少ないとかのときの設備投資リスクも最低限だし、あまり儲からなかったときは投資家が主にそのリスクを負いそう。まあFPGも負いますかね。

・・・というくらいの理解ですが、苦手なのは海運とか航空とかシクリカルで変化が大きいものを顧客にして安定性低そうだし、そして関係者が多く貸した借りたの多い金融ので財務とか複雑化して、いいのか悪いのか判断が難しいとかが苦手理由。

いろいろみても状態いいのか悪いのかイマイチよくわからないんですよね。

 

 

とはいえ、業績は吹っ飛んでます。右肩・・といっていいのか2020と2021に大きく後退ですね。

顧客のモーリシャス航空が破綻とかありますね。

モーリシャス航空/エアモーリシャスが任意管理手続きに移行し事実上の経営破綻 | sky-budget スカイバジェット

とかもありますがコロナの影響っぽいですね。2021はそれから回復。

この辺は航空とかコロナにぶち当たる顧客もいて致し方なかったとなるのかな。

で、2022以降は狂ったように伸びてそうですが、これは会計基準の変更で「不動産ファンド事業における不動産小口化商品の販売に関する会計処理について、前期までの当社利益相当額(当社役務手数料相当額)を売上高に計上する方法から販売価額相当額を売上高に計上する方法に変更」だそうで見た目ほどじゃないく以下程度。

基準揃えても+76%レベルなので回復著しいにはなりますね。

続く2023も伸びてますが、売上で+20%の今期は+10%で、ひとまず高成長という水準には当たらなくなってきているというのは一つの注意点。

 

というわけですが長期業績としては以下、上記のように売上は会計基準変更があるので、それよりは利益推移でみていくの妥当そうには。

あとは、コロナで大きく減収減益があったしその中で破綻もありでその余波も受けてるので、シクリカルで大型設備もいる顧客向けで、厳しい環境になるとリスクを他に押し付けてるといってもかなり喰らうというのはあり、そういう事業リスクはあるとみてたほうが。

BPSなども結構後退してますね。とはいえ、長期にBPS成長率で36.12%/14年、EPSなら39.43%/15年までいき、ROEも30%水準を連発で極めて収益性が高いといえますね。

で、そうなのですが、これをわりと成長が進んだ2018年あたりからBPSで9.68%/5年ほど、EPSで7.92%/5年でコロナもありますが成熟して近年は抜けた高成長でもなくなってきてるというのもありそうです。まあそれでも普通にかなり優秀な実績というのもそうですね。


それで今期2Q。好調ですね。ペースが早そうですが計画は3/22に上方修正からの据え置きですね。

過去はそう上期偏重でもないけど「今後の金利上昇や為替変動をはじめとした不透明な経済情勢を保守的に勘案したことに加え、リースファンド事業において、当初下期に販売を予定していた在庫を上期に前倒し販売を行った関係で、前年同期と同様に、上期偏重の着地となることを見込んで」と言ってるのでそんなに上振れしないかなとは。

 


あとはリースファンドより不動産ファンドのほうが売上も利益もだすようになっていて、わりと不動産ファンド寄りになってますね。

 

財務

そりゃ資産増。

(IRBankから)

前期末

総資産1836億で有形固定96億でこれは前期2022年5億からジャンプアップ。新本社ってことですかね・・・って思ったら賃貸資産が増えてて有報で「当連結会計年度において、総額9,367百万円の設備投資を行いました。その主なものは、賃貸資産(航空機)の取得であります。」だって。

で、流動1682億で商品出資金が834億で乱高下。

組成用不動産が376億で2021年以降急激に増えてます。金銭の信託(組成用航空機)で183億でこれは2021年以降増えてなく、すでに不動産に軸足が移ってきてるとなりそう。コロナで飛行機以外もしないと・・とかおもったんですかね。あとは現金159億とか。その他116億とかも。これは船舶とかかもですね。

でもまあおおよそ、商品出資金と貸出する商品現金くらいですね。

負債は1393億。有利子負債が1071億となり大半有利子負債となりそうで、自己資本比率も低いし、質も悪いとはなりそうです。まあ基本は借りて商品を買ってそれを貸すという事業性なバランスシートとなるし、それが財務いいわけないので当たり前といえば当たり前です。

 

 

CF

 

営業CFがマイナスですね。これは商品出資金の増減不動産の組成が乗ってくるからで、あまり営業CFとかから事業健全性を測るのは向いてないやつですね。一方で投資CFは低水準な中で前期2023は投資に突っ込んできてますね。飛行機ですね。

とかとかなのでFCFもマイナス。それ財務CFで補う感じですね。

という感じでやっぱりCFから企業状態を測り難い。CFが減ってそれが不味いのか良いのかぱっとわからないとうのが苦手要因。

還元利益並。減益で減配ありえる。

(銘柄スカウターから)

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。わりと市場でも抜けた存在になりそう。2018-2020にドローダウンはあり2010年も陰線もあるけどそれ以外は年足全勝になるのかなと。

その中で月足レベルではコロナ441から上昇。週足日足も上昇。

・・・そうですね。過去の傾向が続くとするなら、年足陰線確認までとかどうでしょうね。再度インは年足陽線確認してから。まあ例えばね。

日足1828とかも基準になるかもですね。



ファンダ的には、ファンド屋。雑に言うと投資家と銀行からお金調達して飛行機やら船やら不動産を買って、それを事業者に貸すスタイル。不動産は売るのかな?

長期に抜けた成長率も、近年は成長性は落ちてきてる感じも目先まで抜けた収益性。商材が大きくシクリカルでお金の貸し借りも多く状態も見えにくいところがあり、実際にコロナで悪いシクリカルぶち当たりの顧客も破綻で傷もあったりだけど反省したのか不動産に軸足が移りつつあり、例えば霞ヶ関キャピタルなどと事業性は近くなってそうな。

財務は借りて高い商品を調達する性質上悪い。CFも借りて買うのが多く営業CFにのってくるし、状態がわるく見えやすいし、本質的な危機とかは商品の質とかに関わってきそうで見破る難易度が高そうで、総じて難易度が高い方には。

とはいえ、長期に抜けた実績で、転けそうになるも立ち直し目先まで好調で目先まで傑出した収益性を示す市場でも特にといっていい優秀な方には。

評価。

PER12のPBR3.6ほど。FPGとしてよくあるというか定位置感のあるPER。下は10切りのコロナにはPER5切りあったし、下はあります。絶対的には近年のBPS成長10%ほどに配当4%で14%ほどをPER12ほどは十分妙味あるとはなりそう。

とはいえ、これらはこれまでの優秀さを続けるという前提で、しっかりPBRでは3.6と高い位置で優秀でなくなるというのは織り込んでない位置なので減益とか低ROE化とかなってくると惨事もありえると。そしてそうなる方向になったとき状態を事前に察知するのが難易度高くその意味でリスク高いなとは。まあハイリスク・ハイリターン案件と言って良いかも。

名前を出した方はド分散なスタイルと思われるので、分散の一つとするのは良いんじゃないかなと思うし、そうして放置してたのなら出てた成果からも大正解だったというほかないですね。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7148

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7148

IRBANK:https://irbank.net/7148

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもありません。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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