大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(8072)日本出版貿易/東証ST/卸売/(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20190920194814j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

日本出版貿易とその他

株価

2575円(人々は、ながらくうだうだしてたまに決心するも続かなかったのが心を入れ替えつつある。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで、売上営業利益4期連続増かつ営業利益を10年間最高となるもの(対象120銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。成長してるものを普通に拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年05月15日取得。日本出版貿易。出版物・メディア商社。比較に出版仲間の中央経済とインプレス。ゲストに日本仲間の電設工業。


出版貿易と中央経済はBPSくらいは伸ばしてるけどインプレスは散財そして出版の規模は小さそうな。



各企業の数字とそれをみての所感

コード 8072 9479 9476 1950
企業名 日本出版貿易 インプレスホールディングス 中央経済社ホールディングス 日本電設工業
市場/業種 東証ST/卸売 東証ST/情報通信 東証ST/情報通信 東証PR/建設
時価総額(億) 18.03 58.67 23.05 1215.98
株価 2575 157 524 1976
決算期 2024/03予 2024/03予 2024/09予 2025/03予
予想売上(億) 105.0 144.0 30.6 2051.6
予想営業利益(億)/利益率 3/2.86% -3.6/-2.5% 0.85/2.78% 146.7/7.15%
長期平均営業利益率/年 1.52%/17年 1.24%/17年 5.15%/17年 6.85%/18年
売上成長率(年複利/期間) 0.4%/17年 -1%/17年 -1.1%/17年 2%/18年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! #NUM! #NUM! 6.1%/18年
BPS成長率(年複利/期間) 5.1%/16年 -2.8%/16年 1.4%/16年 5.5%/17年
長期営業CF(億)/年 13.72/17年 29.72/17年 14.17/17年 29.72/18年
長期投資CF(億)/年 6.29/17年 0.25/17年 -12.16/17年 -971.67/18年
長期平均FCF(億/年)/年 1.18/17年 1.76/17年 0.12/17年 32.71/18年
PER 5.72 26.57 -11.2429031 11.1
PBR 0.77 0.64 0.46 0.63
ROE 13.5% 2.4% -4.1% 5.7%
平均ROE/年 3.61%/17年 -0.99%/17年 2.1%/17年 6.55%/18年
ROA 2.8% -4.4% -3.5% 3.7%
配当利回り(%) 1.17 2.55 1.91 2.53
配当性向 6.7% 67.7% -18.2% 28.1%
総資産(億) 71.93 159.44 59.31 2825.97
自己資本比率(%) 29.7 59.6 71.8 65.7
メモ びあげ びあげ 停滞蓄財できず 蓄財
日本出版貿易(8072)

業績

 

日本の出版物・雑貨輸出(CD・DVD、和・英文書籍・雑誌、一般雑貨)、洋書(洋書籍・雑誌、語学教材)やメディア(輸入CD・DVD、海外レーベル)の輸入と卸売。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

薄利な感ある。

長期に売上横ばいな感じでそのなかで近年は比較的好調。とはいえ絶対的には薄利。

卸を考慮するとほどほどですが、2020年以前は卸としても薄利な方かな。

でもBPSくらいは伸ばしてて、BPS成長率で5.1%/16年でそこそこ。これは過去は赤字などもありで近年はROE二桁もでてて近年はわりと順調。

 

出版でフィルタ。成長率利益率ROICPBRでROICソート。

全体的に成長率もしぶくROICも低いものも多いかなという印象で業界で厳しい方にはなりそう。スターツとかは気を吐いてるところはありますが。

 

事業報告書|日本出版貿易株式会社 日本の文化を海外へ。海外の文化を日本へ。

好調そうな2022。洋書はあまり売れなかったも輸出やメディア好調な感じっぽく。

 

逆に2023は洋書好調でメディアなど後退でわりとブレが大きい印象。全部ではバランスはわりととれてきてるところありそうですが。

で、目先通期がでて減収減益。特にメディアなど後退ですが、わりと利益維持で計画減収減益ですが長期でみた利益水準としては高めで結局はいろいろ環境に左右されながらも停滞蓄財という感じには。

過去計画は近年は上振れ多めも過去は下振れ多め。好調なときは保守的、厳しいときは強気になるタイプとなりそう。

 

財務

蓄財で、利益剰余金マイナスだったときも。

(IRBankから)

過去は自己資本比率低く、利益剰余金もマイナスもあったのが長期に蓄財で、自己資本比率改善利益剰余金もプラスになりずっと増えててBPSも伸びてきて近年加速。

大局的にはやはり目先は好調なところありますね。

直近決算で総資産73億流動57億で売掛24億商品13億現金14億など。流動自体は増えてるけど、売掛商品などは増えてる感じでもなく、このへんからもあまり規模拡大というよりは停滞でその中で蓄財のリストラ局面寄りかなとは。

負債は48億で長期に維持くらい。買掛未払が大きめ。

問題はないというか良化してますし。

 

CF

 

 

おろしあるあるですが営業CFの水準は細く投資もいらないけど、長期平均FCFは1.18/17年程度で年1億ちょい。時価総額も低い(18億程度)なので還元にフルに向かえば還元利回り5%程度以上出せるとはみれなくもないですが、現状は還元よりは返済感あるすいい。その中で、近年は有形固定への投資が入ってます。建物とか建設仮勘定。ものによっては気にしてもいいかもですね。

還元は配当性向低めで一本調子。そもあまり還元しようという発想がないかも。というか株主というか発想もないかもしれないとは。

 

 

インプレスホールディングス(9479)

業績

IT寄りのメディアという印象だけどいろいろしてる。

いろいろしてるけどいろいろ赤字。きびしいのではないか。

(銘柄スカウターから)

 

長期に後退したり伸びたり。薄利変わらず赤字も時折。

BPS成長で長期マイナス。 -2.8%/16年ほど。とはいえ近年はふえてますね。2017-2024で2.49%/7年ですね。あ、2024年決算でて2024は赤字でBPS後退。

結局は赤字出て成長率で微妙で赤字なので今期からもどうか・・とはなりいろいろ厳しい。

計画は黒字としてますがさて。赤字も上記のように多くのセグメントがボロボロで業績が良くないが故なところあり今後もどこまで改善できるのか・・みたいなところありますね。

 

財務

有利子負債は減ってるね。

(IRBankから)

中身見ない。見ても見なくても投資判断に影響しなさそうなので。

 

 

CF

 

長期では平均FCF1.76/17年とプラスだけど、近年は営業CFは赤字もありFCFもマイナス連打で厳しい状況だなとは。

配当は儲かってない割に頑張ってしてるなとは思います。

中央経済社ホールディングス(9476)

業績

ビジネス系専門の出版社。堅い実用書多めな印象。

ラインナップすごい堅い。

出版エリア|株式会社 中央経済社ホールディングス

 

業績は長期に横ばい感。営業赤字はなく底堅いとはいえるけど、利益率も低めでかなりの低空飛行。

 

BPS成長で 1.4%/16年で堅いけど遅い。牛歩か亀歩感ある。

2Qまでで減収増益も。薄利のなかの増益で通期だとやっぱり停滞の範囲内。

くらい。

 

財務

財務良好で来たけど、有利子負債はじめましたという感じ。

(IRBankから)

中身見ないと思ったけど、実は有形固定増やしてて2018年7億が2023で20.8億まで。この投資のために借金となりそうで、これのようですね。

中央経済社ホールディングス[9476]:固定資産の取得(新社屋建設)に関するお知らせ 2021年10月21日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

ずっとボロい本社使えというのもどうですかねってところもありますがそういうことみたいです。

 

CF

 

長期平均FCFは 0.12/17年で毎年1200万だって。まあ新社屋つくったからね。

とはいか形としては本社に10億くらいかかったとなりそうでこれは17年で年6000万ってところで、大局的には株主というよりは本社のために働いた17年となりそうですね。

あと年4000万くらいの配当。足が出るね。まあ17年毎に本社建て替えないとはおもうのでここまでではないですね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足でよこよこからあげ
週足でふいて戻してあげ
日足であげ出来高ひどそう
確認。

評価・売買判断

日本出版貿易(8072)

テクニカル的には、年足。わりとバブル以降下がってよこよこな感じでいかにもさえない系。よこよこといっても640-4600とかありますが。

その中で月足で2015年3340からコロナ安値1234までさげて。コロナ以降はあげですが4005とかにいきなり吹っ飛んで戻るとか、日足レベルでは出来高も少なくいかにも過疎株感ある。

そんな過疎株っぽいものですが週足レベルでは、安値1363、1472、1761、2104と順調に切り上げてきててここは上昇トレンド、高値は4005とすっとんでさがって2848とかもつけてまた下がってとなってて順調感はないですが、安値切り上げながらたまに飛ぶ感じではあるので、地味に拾って安値切り上げをみながら飛びの再現を狙うのも。

今だと日足2253あたりが基準にいいでしょうかね。

 


ファンダ的には、本やメディアの輸出入卸。長期に堅調といえば堅調で特に近年は好調な方になりそうも、成長というよりは外部環境の良さに振り回されるシクリカル・・まあ卸なので比較的安定してますが・・・それの良い方に振り回されてるという印象で、その中で地味に蓄財と財務改善が続いているという印象。

あまり成長という感じはしないけど良化は良化。還元はあまりやる気なさそう。目先は久しぶりに設備投資感。これが成長を狙ってのものか手元にお金増えたので本社よくしとくかあたりかは不明。還元などみてもそもあまり株主見てなさそうな印象は受けます。

それでも良化は良化。良化みながら付き合うのはそれはそれとして。それでもコロナ後くらいからなら倍とかいってるわけですし。急騰のっかるならもっとですし。

評価。

PER8のPBR0.7ほど。ただ好調よりの卸とみるとほどほどというか、日本出版貿易としてはそこそこもう高PBRな方に入っており好調なら好調なりの評価をされてると見てたほうが、もちろんもっと上とか過去の急騰みたいに吹く可能性もありかもだけど、もう安くもないかなとは。とはいえ好調前提で高いともするのも・・ってありまあたぶんフェアバリューなんだろうなくらい。好調前提でPBR0.5以下とかつくと妙味もあるかもしれない。遠いようだけど30%くらいです。PBR0.7からPBR0.5なら。

 

 

インプレスホールディングス(9479)

IT寄りのメディアという印象がほかにもいろいろやってるけど、いろいろ赤字。長期に成長感なく、長期にBPSもためられるのか微妙な低ROE・・から近年はそれでもなんとか黒字が続いてBPSくらい増えてたも目先赤字。

CFもしんどそうで厳しいのですがなんとか負債くらいは返せてると財務は後退してるとするのも妥当じゃないかも・・くらい。

総合やっぱり状態良くないし、目先の赤字でもう一歩悪いところに踏み込んだという印象。

評価。

PER26.6のPBR0.64ほど。PERはともかくとしてPBRでは絶対的にも高い水準でもなく、赤字じゃなければこれはこれで下もあまりないのかも。と、状態は悪いけど相応に低い評価には置かれてるかなとは思うところで赤字から復活でまたBPS増が進むとエスパーできてるのなら。なにげにコロナとか暴落時を除くならかなり絶対的な株安も進んでることもあり黒字復活ならこれでも意外に多少の妙味は。

でも、他の黒字基調でPBR0.4台とかよりマシかは不明。PBR1くらいでもっとまともなものよりマシかも不明。

 

中央経済社ホールディングス(9476)

堅い実用書を出してる堅い会社。堅くて底堅いけど、歩みは牛歩で長期に蓄財くらいはなんとかできてますくらい。そのなかでためたお金で本社をたてました。

ここ17年なら配当>本社代くらいです。

評価。

PBR0.45ほど。赤字計画なのでPERなし。低ROEが低評価されている案件。本社気に入らないとは思ったけど相応に皆から嫌われているなという位置感は。堅いので地味に待つとBPS増えるかもね。低PBRで拾えるなら妙味はあるかもしれません。PBR0.3以下とかもあるみたいです。上はPBR1はついたことないようです。新しい本社で社員が頑張っていい本出して売れると良いですね。

 

 

日本電設工業(1950)

鉄道系建設会社。

施工実績|日本電設工業株式会社

鉄道だけじゃないけど、鉄道もそれも電気系の工事が多め。

 

事業は事業として長期に伸びてもないかなあってくらいだけど、減収くらいは多く大枠停滞じゃないですかね。赤字はほぼなくBPS成長とかみて5.5%/17年はまともなレベル。

長期に堅実にやって資産など価値向上を着実になしているという感じでしょうか。

財務も健全で建設のわりにはCFも安定的でこれはよりまともな意味で底堅いですね。

地味にもってればそんな悪いことないのでは?と思うけど、2015年くらいからずっと調整でBPSあげならPBR下げてる感じで、これくらいの成長性だと調整が10年くらいにもなるとは留意しておく案件かなと。それで堅調ではあるので日本電設工業としてもかなり低PBRになってきてはいるようですえ。過去見るとPBR0.4台もあるようで、年5%程度だとまだ5年くらい待たされるかもしれないけど、調整を終えて上に向かうもあっても不思議じゃないくらいの位置にはきてそうでどうみるかですね。2023以降は上に向かってきてはいるとはなるのでさてどうか。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもなし。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入