
基本データと取り上げた理由
株価:757円(人々は、冴えない堕落の日々が続いていたが、ひそかに反撃の準備をすすめだしている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
3289 | 東急不動産ホールディングス | 東証PR/不動産 | 5449.12 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
11200 | 1120/10% | 8.73%/11年 | 8.66 | 0.78 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
4.6%/10年 | 10.1%/10年 | 7.26%/9年 | 9.06% | 7.03%/11年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
4266/10年 | -8358/10年 | -4092/10年 | -409.21/10年 | 1.8% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
27384.58 | 6846.26 | 25% | 3.7% | 32.05% |
今日は分析。2023/5/25データでトリガーを満たしてるものを市場統計推移記録表にかけ2018/12/25比較でROE以上かつ配当利回り3%以上のもの(該当114銘柄)から気になったものをチョイスして分析。中期で質的向上がありつつ配当利回りもそこそこでバリュエーション低めのバランスのものを拾う意図。まだゼルダ習慣ですがそろそろ比較も復活させたいとは思ってますがまだ。東急不動産ホールディングス。大手不動産グループ。。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月30日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
東急系の総合不動産。
都市開発から住宅や管理やホテルなども総合。
セグメント。バランスいいですね。
業績は長期に営業赤字なし。1999年からみてもなさそうです。
売上も長期には伸びている感じ。ただ2001-2013あたりは横ばい感強いのでグロースとみるのもどうか。・・ではあるけど、ながく堅調で安定的なのはそのとおりですね。リーマンもコロも大過なく(減益はしています)通過してますし。
銘柄スカウターで確認できる業績が持株会社化した2013年以降ですがその範囲でBPSくらいは右肩。 成長率も7.26%/9年くらいは。ROEも高いってほどでもないですがわりと安定的ですね。
・・・という感じで総合安定的であまり細々決算・・の各セグメントとかをみていく必要もあまり感じません。
前期で増収増益。最高益っぽく順調ですね。計画ほぼ横ばいですが正確か保守傾向がある感じですが、やはりグリグリのびるというよりはじっくり企業価値を高めていく種のものっぽく、見方としては停滞蓄財とみてるのが正しそうには。それにバリュエーションの判断を重ねる感じでしょうか。
中期経営計画でてます。
いろんなところで見そうな方針で、野心とか特異性はないかもですが真っ当な方針で
以下くらいの目標で、背伸びってかんじでもないけどじっくり歩を進める感じでこれができそうならいいんじゃないかなというか、じっくり歩を進めるのを見守りつつ持つようなタイプの会社ではないかと。
財務
蓄財。
(IRBankから)
有形固定で1兆ほど、意外に増えてはいない。流動は1.1兆資産増は主に流動で増えてます。流動は販売用不動産と仕掛け販売用不動産で7900億程度で流動だいたい売り物不動産で、この不動産を増やす形で資産増は留意点。あと現金が1700億くらいで増えてはいますが、投資有価証券で3000億程度がずっと伸びてるので、売り物増やしつつ投資有価証券で蓄財してる感じには。
負債は2兆ほど、うち半分の1.5兆ほどが有利子負債ですね。借りて売り物もって投資有価証券もってる感じではありますね。どうみるかですけど、自己資本比率は改善傾向だし過去に赤字もないしそもそも借りて不動産いじるのが不動産だしそう問題ではないようには。
CF
営業CF赤字混じり。赤字の期は売上債権、棚卸資産、受託販売預り金の影響が強そうです。
さすがに投資は多いのでFCFはマイナス。みると有形固定増えてないので有形固定の取得はあまりしてないのかな?って思ったけどしてますね。有価証券の取得より多め。同時に売ってるので収益性の高いものを残していたり高く売れると売ったりしてそうです。でも売ってる額自体はそんなに多くなさそうで原価償却≒固定資産取得ペースになりそう・・・ですが土地は減ってるので、もつ不動産の選別はすすんでそうです。
配当は伸びる傾向ですが目先配当性向をあげて自社株買いも入り還元強化はいってるところは。とはいえ還元性向はそんなに高くないし営業CFからは還元額は余裕があるので維持できないレベルではないのですが、不動産はわりと再投資してなんぼなところはあると思うのでこの傾向をどうみるか。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげっぽい推移
週足であげかな
日足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2013年に急騰があり以降はコロナまで月足レベルの高値安値切り下げの下落トレンドがあり。まだ高値が伸びてる感じではないけどコロナ以降は上昇っぽい形。一応コロナ前高値810円をやぶる812もでています。
この月足転換っぽい週足で上昇っぽい流れに乗るは一つの選択肢にはなろうと思います。その場合目先週足安値596とか、2021年以降や寸564が基準にできそうです。これで812とか914超えを測る感じでしょうか。
あとは年足でみるとなにげにバブル以降で三角持ち合いの上離れ感あるのでもしかしたら超長期でいい感じになるやもしれません。
ファンダ的には、総合不動産。長期に成長だけど10年レベルでは停滞はあり。リーマンやコロナも含み営業赤字のない安定性はありますが、資産を販売不動産を増やす形ですすめてるのでそのへんをどうみるか。・・ではあるけど、大枠は長期に安定でっ目先も順調なように思えてかなり堅実に企業価値を高めてきてるようにはみえます。
財務は悪いですがこのへんは借りて商品を取得、不動産を開発する不動産でもあるし気にするところでもないかもしれない。
投資は盛んなのでFCFは多くは投資に向かいあまりFCF余裕ないのは留意点。
評価。
PER8.6のPBR0.8。大枠順調で長期傾向が継続するという前提はありそうだけど、PER9以下程度は東急不動産としては低PERとなりそう。2013年以降では最も低いくらいになりそうです。PBRではもっと低いときもあるけどまあまあ低いくらい。
状態としてはグロースって感じでもないけど順調ではあるし、その中で結構低評価だとはなりそうで、拾っておくとそんな悪いことならない気はしたりします。
まあ高成長とかでないので地味な成果にしかならんことは考えられますが好みの人もいるんではないかと思ったりします。
業績後退とかあれば話は変わりますが、ずっと安定的に環境悪化を乗り越えてきたわけだしあまり警戒するのも。まあ不動産販売率があがってそうではあるのではありますが。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3289
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3289
IRBANK:https://irbank.net/3289
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになんかあるわけでもないぞ。
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記事補足してます。
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