大河の一滴

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(7183)あんしん保証/東証ST/その他金融(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:317円(人々は夢見ても何度も潰されてやる気を無くしていたが、またちょっと希望をみだしてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7183 あんしん保証 東証ST/その他金融 56.99 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
50 7.08/14.16% 12.11%/11年 10.36 2.64
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
12.91%/10年 9.72%/10年 7.56%/9年 25.46% 16.49%/11年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
11/10年 -8/10年 3/10年 0.31/10年 5.37%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
94.74 21.61 22.8% 0.95% 9.8%

 今日は分析。2023/5/19に銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益10%以上かつROIC10%以上のもの(対象239銘柄)を2023/5/18KABU+データに突き合わせPER15以下のもの対象95銘柄から気になったものチョイスして分析します。近年成長してるけど評価が抑えられているものを拾う意図。まだゼルダしたいので分析。あんしん保証。家賃保証。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月22日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

不動産賃貸借の家賃保証サービス会社。

不動産借りるさいに連帯保証人を引き受けるサービス・・というよりは事実上の立替えしてると言ってますね。

これは貸主はあんしんで、あんしんは借り主ではなく貸主に対する言葉っぽいですね。

 

 

と、貸主借り主ともに助かりそうなサービスをやってるところはありますね。

・・なところですが、やはり連帯保証人をしてるので借り主が飛んだりすると怖いところはありそうで会社も有報で・・

「(5) 求償債権の回収不能リスクについて
当社の家賃債務の保証事業における保証商品においては、当社が入居者(賃借人)の家賃等債務に対する連帯保証人となっております。当社又はクレジットカード事業者が不動産管理会社(賃貸人を含む)に行った家賃等の立替について入居者(賃借人)の家賃等の支払に遅延・滞納が起きた場合に、当社がクレジットカード事業者や不動産管理会社(賃貸人を含む)に代位弁済を行います。これにより、当社は保証契約に基づく求償債権又は保証委託契約に基づく求償債権を取得することになりますが、これら債権を全額回収できるとは限らず、入居者(賃借人)の滞納家賃等の一部について未回収金が発生する場合があります。〜このリスクに対して適切な与信を実施することと、過去実績の分析から適切と想定される保証料金体系を設定することで、未回収リスクを最大限ヘッジ」

とか

(2) 資金調達及び金利の動向について
当社取扱商品の中で「ライフあんしんプラス」は営業収益の約6割弱を占める主力商品であります。「ライフあんしんプラス」では、ライフカード株式会社の資金を用いて家賃等の立替を行っていることから、現状は当社が独自に資金調達を行っておりません。よって、ライフカード株式会社との業務提携が何らかの事情により破棄された場合、ライフカード株式会社が負担していた自己資金部分の資金調達を当社が独自で行うあるいは別の提携先を確保する必要があります。

 

とかは気になる項目があり、事業的に借りたり貸したりするところが多く事業のリスクとかは目を通しておくのが良さそうです。

 

という感じですが、業績は右肩感のある推移。

利益率がぶれるところはありますが売り上げは右肩。売上成長率12.91%/10年と二桁維持ですね。

ROEも近年20%に乗せ続ける高水準・・ですがROAは5%前後になり相応のレバレッジがかかってそうでこの辺をどう見るか。

あと2022でBPS減ってますね。このへんは後述。

目先決算出て順調。計画も増収増益ですね。その中で保証件数残高は伸びてます。

一方で求償債権残高はともかく比率もあがってるのをどうみるか。

回収率とはまた別ですがちゃんと家賃払ってくれない借り主の比率が増えてるにはなりそうですので。

求償債権とは|不動産用語を調べる【アットホーム】

 

財務

総資産94億で流動83億で流動比率高め。有形固定は1億もなく固定比率極めて少ない。

流動は収納代行立替金が53億に求償債権が15億に現金13億くらいで主になりそうです。

負債73億は収納代行預り金が35億に契約負債26億とかが主に自己資本比率は低めですが意外に有利子負債などはほとんどなくある意味健全に見えます。

2022の資産減は「収納代行預り金が665,645千円増加したこと及び契約負債が2,558,911千円増加したこと等」で会計の変更で会社自体は赤字とか変化がないですがこのへんどうみるか。BPSは減るはそうですが。

 

CF


CF乱れがち。これは事業性もあるのであまりCFで状態見れないかも。還元渋いですが、借り入れとかは少なくても現金とかは増えてる推移でもなくふえてるのは事業領域の資産などでいうほど余裕ないかも。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてよこよこ
週足でさげて反発
日足でよこよこから噴火。

確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2015年上場で636からいきなり208まで落ちるも2017年に1039まで反発したあとは力尽きてずっと下落で血のクリスマスまでに185をつけその後もコロナ後に493まであがったりしたけど結局戻して。大きくは1039からの下落し調整が続いてるという推移。週足でも493から245まで下がりヨコヨコ感あるところから決算受けての急騰で上昇してますがこれが長期反転の初動と見るかもみあいレンジ内の気まぐれとみるか。基準は例えば決算後安値の281とか。ここを切らなければ反転だということで。あるいは245とか。そのへんをみて。


ファンダ的には、家賃保証。連帯保証人になってくれて貸主は安心。借り主もそれで借りれて助かる。より踏み込んだサービスだからか成長で来てて目先まで順調。

業績はニュートラルにみて優秀という印象は感じる。自己資本比率は低いも有利子負債はほぼなく、味方によっては財務健全とはなりそう。一方でCFはあまりラクそうにみえなく業績や財務の割には自由にできるCFは小さいかも。ここは事業性か。CFではあまり状態が測れないところはありそうで、BSとPLでみていくしかないところはありそうでうす。

事業性か求償債権比率が高いように思えるし、上昇傾向も認められここが悪化すると致命傷までは想定できるし、テールリスクみたいなリスクは想定しやすいように思えるのでそのへんは注意か。

評価。

PER10のPBR2.5。業績を素直に見るに低評価という印象は受ける。住宅にまつわるシクリカル性も低いし業績はあまり乱高下を想定しにくいというか実際に増収を続けていて、財務も有利子負債は小さいとよく好調でも低評価にされる不動産販売などからすると状態もいいように思えるが評価は抑えられてるようには見えますが、このあたりは同業も含む金融関連一般が低評価傾向がみられるので、あまりミスプライスとみないほうがいいかもというか金融関連に警戒された評価がついている傾向があるが目先の市況とはなりそう、大きい評価改善には金融関連セクター全体への警戒が薄れるような市況mにならないと難しいのでは?感はかんじたりします。

が・・この業績を叩いている企業がPER10程度とはさすがに・・・というかPER10切りはあんしん保証としても上場最底辺PERでこの視点でもさすがに・・ってところもありそうなので下手なこと考えないで握ってると報われるかも。

で、テールリスクみたいなのが殴ってきたら諦める。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7183

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7183

IRBANK:https://irbank.net/7183

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにありません。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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