大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6340)澁谷工業/東証PR/機械(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

澁谷工業とその他

株価

2267円(人々は、高いところに登るもバランスを崩しかけていたが足元を堅めつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6340 6272 8086 9005
企業名 澁谷工業 レオン自動機 ニプロ 東急
市場/業種 東証PR/機械 東証PR/機械 東証PR/精密機器 東証PR/陸運
時価総額(億) 633.94 286.48 1730.03 10004.17
株価 2252 1009 1009 1601
決算期 2023/06予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 1020 314.2 5518 9370
予想営業利益(億)/利益率 88/8.63% 25.4/8.08% 177/3.21% 400/4.27%
売上成長率(年複利/期間) 4.5%/16年 3.3%/16年 7.1%/16年 -2.4%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 9.9%/16年 4.6%/16年 3.8%/16年 -6%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 7%/15年 4.5%/15年 2.6%/15年 4.5%/15年
予想ROE 7.5% 7.2% 7.0% 3.0%
平均ROE/年 8.6%/16年 6.49%/16年 5.93%/16年 7.07%/16年
実績ROA 4.7% 6.0% 1.7% 0.9%
予想PER 9.74 12.35 10.55 43.85
PBR 0.73 0.89 0.74 1.32
配当利回り(%) 3.11 2.38 3.07 0.94
配当性向 30.3% 29.4% 32.4% 41.1%
総資産(億) 1369.81 366.51 9303.21 24791.82
自己資本比率(%) 62.4 77.2 19.9 28.4
長期営業CF(億)/年 988.74/16年 341.85/16年 4960.32/16年 21245.87/16年
長期投資CF(億)/年 -413.53/16年 -183.1/16年 -7443.26/16年 -19907.59/16年
長期FCF(億)/年 575.21/16年 158.75/16年 -2482.94/16年 1338.28/16年
一言感想 停滞蓄財 停滞蓄財 いちおあげ コロナで減速

 今週は比較。野生の優良ツール「銘柄分析ツール」(https://fire-lifefullness.com/investment-assets/1526/)で10年減配なしの銘柄(該当1366銘柄)をKABU+に突っ込み予定配当性向40%以下かつPBR1以下かつ配当利回り3%以上かつ年初来高値から20%以上下落してるもの(対象43銘柄)からきになったものをチョイスして分析。減配実績のないもので余裕で配当を配り配当利回り高く絶対的に相対的に評価が高くなってないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年01月13日取得。澁谷工業。ボトリングシステムで食品包装。比較に同業っぽいレオンと澁谷の主要顧客のニプロ。ゲストに渋谷つながりで東急。

澁谷工業(6340)

業績

一部だけどこういうの。

 

長期に成長感あります。も、2009とか赤字もありシクリカルだなという印象と赤字自体は少なくシクリカルなわりにはわりと安定的だなと言う推移。

成長ありますが、2019年以降足踏み感があり停滞とみてたほうがいい気がします。

蓄財でありBPS成長7%/15年は結構優秀に思えます。

長期平均ROE8.6%/16年とかのなか目先は予想ROE7%ほどで若干足踏みの中でROEが費低くなってるのは留意点かも。 

あ、今日から上の表の書式をいじって長期平均ROEとか長期CF項目を加えてます。

減収の2022・・ですが淡々と実績のみ書いている感じで因果がわからず見通しをはんだんするは難しいかも。

実績。

大きな傾向としては売上出るほど利益率があがるという構造で多くの製造業の特徴と一緒ですね。

なので売上大事だし。大枠では売上取れてる目先は順調と言えます。ROEの低下はみられるのでそこをどうみるかですね。

目先1Qで増収減益、計画も同様ですね。「損益面については、原材料の価格上昇が継続する中、一部の海外向け大型プラントで欧州の競合メーカーとの熾烈な価格競争が生じ、採算割れが生じた」とかでこれが目先引っかかる点ですね。

 

 

財務

資産増。ずっと資産像で自己資本比率増、有利子負債を返し完済も見えてきてるくらい。

前期末総資産1369億で有形固定371億で投資右肩ですね。

流動927億で現金420億で現金だいたい右肩。

2008年現金83億で340億ほど増やしててFCFは575.21/16年とかなので200億ほど財務に回ったという感じでしょうか。

問題ないのでは?

 

CF

営業CFは安定的で投資するもだいたいFCF出るという感じで現金積んできてるね。

配当は増配が続いていますが配当性向でも手持ち現金でも余裕あり。過去に赤字でも減配はなく十分蓄積もあるので方針変わらなければ配当は維持しそうですね。

 

レオン自動機(6272)

業績

食品製造機械。以下でもみて。

機械から探す アーカイブ - レオン自動機株式会社

 

業績は成長ないこともないけど、足踏み期間も長く利益率で渋谷に劣り、営業赤字こそないものの、2021年あたりの売上落ち込みも大きく、長期ROEBPS複利成長でも劣り、渋谷より競争優位性が下で一枚二枚下とせざるを得ない。

といいますか長期の営業CFと投資CFの効率?そしてその投資活動からの実績も渋谷のほうが上ですね。

そんなかで目先は売上が伸びてますね。これを企業体質とか企業の質の変化とみるか否か。

2022の見通し「当社グループは研究開発と業務改革を軸とした『変革への挑戦』をさらに加速させてまいります。研究開発では、全社を挙げて新機種の開発や生産能力の向上に取り組み、生産性の高い総合的なシステムを提供してまいります。業務改革では、基幹システムを更に充実させて全社的な生産体制の効率化を図り、競合に打ち勝つコストダウンと納期短縮を実現してまいります。営業面では、国内では、ウィズコロナの消費行動に対応した食品製造ラインの提供や、社会的課題である省電力化や食品ロス削減を実現する新機種の提案を行ってまいります。海外では、新型コロナウイルス感染症の影響は残りますが、中国、インド、東南アジア市場の拡大を目指す営業体制を強化してまいります。」

言ったな?という感じですが過去計画ではそんなに強気でもなさそうなので本気醸しえません。そのなかで2Qで増収+36.6%増益+9.1%。計画では増収増益で利益は2018年とかより減益なのでそうでもないですが増収はかなり加速感ありこのへんをどう見るかですね。

 

 

財務

資産増。財務改善は2015年位までに自己資本比率70%くらいをだして以降あまり有利子負債とかかえしてないのでこのへんで十分という判断は入ってそうです。

前期末総資産366億、有形固定は129億で長期であまりあまり増えてないですね。流動

197億で現金100億くらいはわりと増えてそう。負債まとめて82億とかなので財務いいですね。

 

CF

営業CFは安定でFCFもだいたい黒字ですね。効率は渋谷の方がいいけどここも普通に堅調です。

ただ配当は利益並みで配当性向で区切ってそうですね。

 

ニプロ(8086)

業績

医療機器。こういうの。

このファーマパッケージングが渋谷が主に機械を入れているって話ですかね。

 

業績は伸びている。売上で7.1%/16年はソフト企業とかでなければそこそこなハイペースの増収。

そしてEPSBPS成長は売上より下であるし、何より長期営業CF5000億に投資CF7500でFCF    -2482.94/16年    ってのは、ばんばん投資をして増収してるけど、CFや利益はそれに追いついてなく、規模は大きくなるも投資は持ち出しで利益も資産もさほど伸ばせてないとはなりこれをどう見るか。

というか利益率も近年下がっておりその傾向はより強くなってるとは言えますね。

目先2Qでも増収減益。計画でもそうで傾向は変わらないとなりそうですね。

まあ利益は出てるのでBPSくらいは伸びてますけど。

 

財務

前期末総資産9300億。有形固定3777億で右肩ですね。流動は4374億でこれは2018年以降伸びが止まってますね。

長期に自己資本比率低下で前期末20%切り。

ざっと投資進めて固定資産増えるも財務に負担をかける形で特に2018年以降は財務にリスクをとって固定資産増やしても流動資産を伸ばせなくなってるようには見えます。

負債7304億のうち有利子負債4991億ってのも負債の質が悪いなという印象です。

 

CF

営業CFは出ますね。で、設備投資してFCFはだいたいマイナスで財務で補うとうう構造。配当は維持で現金は増えない感じ。

現金面ではいっぱいいっぱい感ありますね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であえてさげて調整
週足であげてさげ
日足でさげてもみあい
確認。

評価・売買判断

澁谷工業(6340)

テクニカル的には、2018年まで上昇で4965とかで、その後はコロナ1953で2021年に3970まで盛り返すもまた落ちて2147で、2018年まで伸びてその後は調整というシクリカルなものによくある値動きと言える。

コロナで1953で調整安値の目処がつき2147、2231と安値切り上げではあるのでこのへんで調整してるとはみなせて安値切り上げなので調整から上昇の匂いもなくもないので

1953とか2147をみながら3970超えで上昇転換狙うのはまあありなのではないか。

 


ファンダ的には、包装機械。長期に伸びている。けど赤字もあったりするシクリカルだしストック性とかないんじゃないかな?というか順調か堅調な製造業。

溜め込みでROE低下している懸念はあるけど、シクリカルにしてはあまり赤字ないし、だいたいFCFだしてくる収益性の高さもあり長期に増配も続けながら財務も改善してきてる。

総合かなり優秀な製造業って気はします。目先は足踏みが続いているのと、競合&原価高で減益。これを跳ね返せる優位性を持つか持たないかだとは思いますが、会社があまり説明するタイプでもなくなかなか判断は難しそう。

評価。

PER10のPBR0.75とか。製造業として普通に優秀にみえ過去からの実績だと低評価ではないか?とかは思ったりします。と思ってみるとやはりPBR0.7ほどは過去からでも低い水準のようですね。一方で競合とか原価高で減益なんでこれまでの優秀さを維持できないのでは?という警戒も入っているとも読み取れるのでどう考えるかというか、まあ判断は難しそうで一定のリスク要因もあるということで低評価も理由があるとは。

まあでも時価総額642億が現金417億もってたりでFCF安定で配当余裕とかもありわりと確度高くひどい目みたりはしないのではないか・・?とかは思います。競合とガチやりあって赤字とか出だしたらわからんけど。

 

レオン自動機(6272)

食品製造機械。あまり成長感もなかったのが目先はなんか伸びててやる気になってる感はあり。目先はあまり利益出てないけど売上伸びて、あまり成長に設備投資も必要ないかなあ感もありで、目先は広告費踏んでるようでもあり、やっぱり製造業なので増収は今後の利益につながるかもみたいな見方はできるかも。普通にFCFでて財務は健全です。渋谷のほうが安定性や収益性などで上とはみれますが普通に順調な部類ですね。特に目先は好調。

評価。

PER12のPBR0.9。状態としては渋谷の下に置きたくなるのがより高評価となる。これは目先の好調さとか今後をどうみるかでしょうか。ここはやる気になって売上はとってる感じでもあるので、そこを評価するなら渋谷より上とおけるのはそうですね。

これでもレオンとしては高くもないPBRで、一度盛り上がって落ちてきたところなので、目先の好調さが続くそれが利益につながるとするなら拾うのは全然ありなようには思えます。

ですがだめだとというか過去はPBR0.4台とかあったりするのでしくじると結構下はありそうですが。結局業績次第。だから利益に繋げられるかではないか。

 

ニプロ(8086)

医療でいろいろ。成長というか増収はしてるけど、投資は先行で増収のわりに利益が少なく資産像も微妙。事業の稼ぎより投資の方がかかっており長期に持ち出し中で財務も悪い状態が続いており、近年流動資産も増えなくなってきてる。まあBPSなら増えてますね。その意味で成長しながら資産増はそうですね。

評価。

PER10のPBR0.7ほど。増収してて配当3%のBPS2%の年5%でPBR0.7は、繰り返し使う消耗品でシクリカルな感じでもないのも踏まえまあまあそんなもんって感じはしなくもない。まあですが投資先行で持ち出しで財務悪いはある意味爆弾でそのへん踏まえるとあえてここを選ばんでもというか、シクリカルでも渋谷のほうがマシとは思ったりします。なにかの理由で大きな増益でながく膨大な投資が報われるという根拠があるならここでもいいかもです。

 

東急(9005)

東急様だけど、長期に成長感ありません。も、営業赤字はずっとなくときどき純損失も出たりするもののBPS複利4.5%/15年とか平均ROE7.07%/16年はそんなに悪い水準でもないとは。特にこれはコロナ含んだ数字だし。

元来は鉄道とか不動産を抱えてその資産を手入れしながら長期に蓄財するという活動なんでしょうね。それがコロナでやられてて回復途中という感じですかね。予想ROE3%は長期平均よりかなり下なのでまだ回復しきってないですね。

なのでこれが回復するか?どこまで回復するか?がポイントではないでしょーかと。このあたりは鉄道会社全般に言えそうですが。

あとはコロナで業績は大打撃受けましたが財務面ではいうほどダメージをうけてなくおおよそ蓄財がストップしたくらいで足踏みです。なのでROEというか事業の収益性が回復すれば元通りとはいえます。なので回復するかどうか。目先2Qでは足踏みくらいでしょうか。とりあえず黒字復帰はしてますね。ホテルがまだ赤字で鉄道もまだ回復しきってないですね。

評価としてはコロナ前の低い水準のPBRに準じる程度。ある程度評価は回復してますね。まあ評価回復してもBPS増+配当くらいは期待できる気はしますが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう一度言うけど今日からタイトルと上の表の書式を変えてみました。

タイトルなら市場と業種を加えたり、表なら長期の平均ROEとかCFとかですね。

クリティカルな指標が多くざっくり投資判断するのが早くなってブログ書く時短になったところあるかも。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

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