大河の一滴

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(2981)ランディックス/東証GR/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2336円(人々は、スタートでしくじって取り返そうとしてるけど、しばらく籠に押し込められている。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
2981 ランディックス 東証GR 不動産 66.1
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 150.0 15.5 10.33% 9.7
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
21.9%/5年 17.3%/5年 21%/4年 11.7%/5年 17.6%/5年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
6.81 1.1 15.57% 8.6% 2.78%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
127.68 44.2% 6/4年 -16.3/4年 -10.5/4年

 今日は分析。参加した某勉強会で聞いた銘柄で気になったもの・・を比較にしようと思ったけど体調悪くて4つ並べるのがしんどいと思ったので分析。ランディックス。不動産テック?主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年01月11日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」

東京・城南エリアを中心に不動産テック「sumuzu」。

いちおうテック風味なマッチングなどもありますが、分譲開発などが中心ぽく。マッチングも東京の一部の地域でHP等をみた第一の印象は地場不動産屋ですね。

業績自体は伸びてます

ずっと増収続き。伸びが鈍化した2021は低ROEにでてますね。とはいえROAあたりは結構安定。

BPS等も以下の通り。

収益性というかROAあたりで近い業種並べても132社中1ページ目でわりと上位。

5年営業利益率/実績ROA/実績ROEね。

(銘柄スカウターから)

関連サービスは上位はファーストロジックみたいなWEBサイトとかジェイリースみたいな保証会社とか入りがちですので関連サービス抜くと92社で7位でこれはかなり上位。利益率でソートかけると賃貸系が上位を占めます。

と、ざっと成長性も見せており不動産系では上位の収益性を見せてるもそうとなりそうです。

そういう感じですが大きなポイントは、テックよりで不動産販売とは違うぞとみるか、東京ですが地方の好調あるいは優秀な不動産販売とみるかで結構見方が変わってきそうです。

その中で、前期は「全成約外部顧客のうち52.2%がインターネットを通じた成約、26.3%が当社グループの協力業者・リピート顧客・紹介顧客による成約となり、これらが全体の78.5%」で半分くらいがネット契約で4分の1ほどが自社扱いはいいけどなぜ足す?って疑問はあったりしますが、4/3は仲介ってことですかね。ちょっとよくわからん。そう考えると仲介の比率は多そうなんですが・・売上高ベースだと以下で大半不動産売上で数字的には不動産販売ですね。あとは賃貸も広がってるのでいい物件は確保して貸してるという印象。

そrで2Qはかなりな増収で通過。自社リピートは34.1%とかで増えてそうですし順調なんじゃないかな。細かくはよくわからんけど。

 

財務

前期末総資産127億で、有形固定27億。これは増やしてきてるね。土地なども増えてていい物件があれば取得感はあります。

流動97億。現金45億、棚卸資産で50億で、一部手持ち物件あるもほかは現金商品でBS的には不動産販売ですね。

負債は71億で有利子負債60億とか言うレベルでだいたい負債は借り入れ。

ということでいよいよ借りて商品用意して売る不動産販売ですね。副業に大家もやってるくらい。

目先2Qも大筋大きな変化ないですね。現金増えてて順調くらい。

 

CF

営業CF赤字にして、借りて現金積む正しく不動産販売の動き。借り入れ増やして現金も積んでるんで事業拡張する気に見える。

配当は増配傾向。配当性向低めですが、営業CF赤字だし。あと減益時も減配だし、あまり軸にはできないようには特に市況に影響を受けやすい不動産販売だし。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で上場してさげてあげっぽい
週足で途中に急騰もあるけどあげっぽい推移
日足でもんでる感じ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、上場でコロナ前でコロナもあるのか3660から1170まで沈没。以降は一応高値2803、4135を取る推移で、安値も1170、1535、1915で切り上げてないこともなく。その中で2022年以降は1900円台〜2600円台のレンジですね。

長期は一応あげ感もある中で週足レベルではレンジ感も強く、このレンジを抜けてさらに切り上げて上昇形成するかいなかってところでしょうか。やはり1915が基準でいいんじゃないでしょうか。この辺をみながら2647超えで節目超えを測る感じで。

 


ファンダ的には、東京地場の不動産販売。テックとかあるし仲介とか大家業もしてそうだけど、財務諸表の数字はだいたい不動産販売とみなすしかなく、よって会社全体の趨勢はこの不動産販売業の不沈にかかっており、故に不動産販売業者とみなす他だし、会社全体の性質は多くの不動産販売業と同様になるのではないか。なので不動産販売とみなすしかないね。

ただ、不動産販売として結構優秀。成長ですし収益性も上位レベル財務は悪いですが、借り入れは不動産在庫と近いレベルで現金も積んでいるし、よっぱど不動産価格が急におちるとかでもないとこの程度の財務の悪さは問題にならなさそうだし。CFは不動産販売としてみればこんなもん。目先も好調で、現金積んでやる気もありそう。

評価。

PER7のPBR1。不動産販売とみればこんなもんかと。目先好調だしかなり優秀も本質的に不動産市況に影響を受けやすく、大きく借りて大きな在庫を持つ関係上、ヤバい展開になると悪化が早いとかの性質からは逃れられず常に警戒含みな評価になるのは仕方ないところはありそうです。

近い事業形態でより高利益率とか高ROAディア・ライフとかグッドコムアセットも近いようなPERでありこの辺全体格別に安いとかみないほうがいいようなところはありそうな。

とはいえ、セクター全般見直しとかあるやもしれないし、なにせ普通以上に好調であり低PERを維持しながらEPS伸びる分とかは恩恵あるかもだしEPS成長17.3%/5年とかでめっぽう早い成長速度だし、くるかもしれない不動産市況悪化に怯えながら持つのも意味はあるようには思えます。不動産市況悪化来たら諦める。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2981

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2981

IRBANK:https://irbank.net/2981

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになくへいわ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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