基本データと取り上げた理由
株価:790円(人々は、一度敗れた王者タイトルに時間をかけ再び手をかけようとしている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場 | 業種 | 時価総額(億) |
1429 | 日本アクア | 東証PR | 建設 | 274.6 |
決算期 | 予想売上(億) | 予想営業利益(億) | 予想営業利益率 | 予想純利益(億) |
2022/12予 | 264.9 | 21.2 | 8.01% | 14.7 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 長期平均営業利益率(平均/年) | 長期平均ROE(平均/年) |
15.1%/10年 | 14.9%/10年 | 24.8%/9年 | 7.8%/10年 | 18.8%/10年 |
PER | PBR | 予想ROE | 実績ROA | 配当利回り |
17.37 | 3.0 | 17.44% | 5.56% | 2.78% |
総資産(億) | 自己資本比率 | 長期営業CF(億) | 長期投資CF(億) | 長期FCF(億) |
182.79 | 43.5% | 45/9年 | -64.7/9年 | -20/9年 |
今日は分析。参加した某勉強会で聞いた銘柄で気になったもの・・を比較にしようと思ったけど体調悪くて4つ並べるのがしんどいと思ったので分析。日本アクア。住宅用断熱材メーカー、ヒノキヤグループの子会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年01月10日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
木造住宅・コンクリート建造物向け断熱材「アクアフォーム」
ウレタン吹付け断熱で国内トップ(施工実績年間5万戸)、二種類の原料(水を含むポリオールとイソシアネート)を吹き付けることで高気密・高断熱を実現する現場発泡工法に特長。
ざっと説明で競争力ある建材メーカーという印象。・・建設業なのでメーカーではないのかな?
それで実際に長期業績は順調感あります。
利益は毎年増収ではないですが、売上は一環として増収が続きます。
毎年伸びる感じではないですがEPS成長も 14.9%/10年とかなかなか以上に優秀ですし、ROEも20%近く届くときもあり、毎年増益するほど安定的じゃないですが、ざっとみてかなり優秀という印象を受けます。
一方で利益率は改善する感じでもないですし販管費原価率もそんな感じかなあ感はありと。
原価率2021をどうみるかとははありますが。
その中で3Qで増収増益。増益はなかなか以上にエグく+97%。
計画で増益+50%で絶好調ですね。「「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」(以下、「建築物省エネ法」改正法と言う。)が成立し、2025年度以降新築する全ての住宅・建築物に省エネ基準への適合が義務付けられ~当社は、高気密・高断熱性能を有する「アクアフォームシリーズ」の商品力と全国施工ネットワークを有する強みを活用し、各部門において積極的な受注活動を展開」で高気密で断熱性が高い商品は省エネ建物の法律の後押しを受けるって話で、「高気密・高断熱住宅への関心が高まり、「アクアフォームシリーズ」は安定した受注を確保」でまあ順調だし見通しも明るそうですね。
まあ売上自体は前年同期比で7.2%の増収くらいですが。また「コストアップ対策として商品販売価格の改定を行いつつ」でわりと高シェアで商品力高そうで省エネの後押しもありそうで値上げもできてそうで、総合的に強い印象はうけます。
財務
総資産は伸びてきて前期末182億、有形固定は42億でこれも伸びてますね。流動135億。
原材料とか機械とかあるしメーカーでもありそうですが、主な資産は手形類69億に未収入金37億とかで総資産半分以上がそういうけいなのでやはり建設寄りですね。
負債は100億で順調に伸びてますが、自己資本比率は48%あたりで後退してるかんじでもなく財務悪化はしてる感じでもなく。良化もしてなく規模だけ増えてますね。
ざっとみてBS的には建設って感じ。
CF
営業CFは赤字混じり。投資がそこそこありFCFは案外弱めというか、長期でFCFはマイナス。-20/9年で9年で20億減ってる感じ。このへんをどうみるか。
まあ近年はFCFプラス続いてますが、業績ほどはCFの強さはないは一つの傾向とはなりそう。
もあり、増配傾向ですが配当性向も高めでまあ業績伸びてれば借りれると思うし大丈夫そうですが、業績が傾くと減配とかにも繋がりそうなCFだし財務とはなりそうです。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてさげ
週足でもみ合いからあげ
日足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、上場2013年末上場で一度上がるも2016年までに上場値を割る上場ゴール仕草をするもその後はわりと素直に上昇でわりとよくある値動きになりそうですが、週足以下で順調も目先927は上場高値1004には届いてなく、しばらくこれが目標となりそうです。週足以下で順調にきて上場高値を更新できるかのタイミング。
下は週足で跳ねる前の安値531とか、はねての安値781とかが目安でしょうか。781はなんかすぐ割れそうですが。642あたりも。
ファンダ的には、順調な建材。メーカー機能もありそうだけど各数字見てると建設寄りでおそらく建設の性質・・というか建設業が厳しくなるとここも厳しくなると見てたほうがいいかなとは。そのなかで目先は順調、法整備の後押しもあり商品力もありそうでシェア高くで見通しも良さそうで、実際に結構強さを感じる業績で普通に優秀な建設業とはみれます。一方、増収は続くも増益は毎年でもなくこのへんをどうみるか。
財務はほどほど。良くもないけど問題があるほどでも。CFは業績ほど強くはなさそうではないというか弱いかも。長期でFCFマイナス。目先はプラスですが。業績がいい間は良さそうですが、悪くなるといろいろきつくなりそうな雰囲気は感じます。だから目先は順調ですね。
評価。
PER17のPBR3。省エネに後押しされた建設業で目先絶好調だし見通しも良さそうと評価される理由はもちろんあると思うけど、まあ評価されてますね。建設が警戒されかなり低評価に置かれる中でも相当高いところに位置してるは一つの事実。建設業166銘柄で8位のPBRです。
これは毎年増益する感じで来てないとか、CFの弱さなどもみても安定性は高い方ではないように見える中でちょっと怖いようにも。減益来るとかなりしぶい展開も考えられます。目先は絶好調だし、評価される理由も十分ありそうには思えますが。
・・とはいえ電気代高騰とかから省エネは後押しもあり、好調はさらに続くとすればテーマ化してもっと上の評価とかも考えられるところで、可能性も否定できないところでリスクあるかもしれないとした上で、一定のルールを区切った上で付き合うのは十分ありかもしれない。例えば週足で上昇が続く限りとか。四半期で一定の利益以上が続く限りとか。いろんな切り方はあると思うけどそんな感じ。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=1429
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1429
IRBANK:https://irbank.net/1429
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
へいわですよ。
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記事補足してます。
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