大河の一滴

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(7246)プレス工業/東証PR/輸送用機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:414円(人々は、あまり長期に成果出てないけど最近は地道に進んできている。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
7246 プレス工業 東証PR 輸送用機器 449.6
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 1856.0 121.0 6.52% 76.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
0.3%/16年 2.4%/16年 5.2%/15年 4.9%/16年 7.8%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
5.67 0.4 7.58% 4.37% 5.07%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
1726.17 54.9% 2090/15年 -1521/15年 569.4/15年

 今日は分析。最近銘柄スカウタースクリーニングで新設された還元利回り還元性向で、還元利回り10%以上かつ還元性向0-70%のもの(対象14銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。継続可能な還元性向でありながら高い還元利回りのものを拾う意図。プレス工業。トラック向け中心に自動車部品。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年01月04日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

こういうの。一部。トラック部品が多めですね。

セグメント。トラック中心。儲けてるのもトラック。

(銘柄スカウターから)

長期業績。シクリカルな製造業という印象です。

増収で利益率があがるわけじゃないけど減益は利益率さがる。2000年あたりとか、2010年あたりに赤字も。このへんも環境が良くないときは順当に業績悪化してる印象。

その中で2020、2021で業績後退も目先は業績回復してる感じですね。今回?は赤字になるほどにはなってないはそうですね。

BPSは2009年以降は右肩に近いですがROEが下がる傾向ですね。BPS成長をとると5.2%/15年とかでこれは2010年前後の赤字のときも含んでます。ROE低下傾向も踏まえてこれをどうみるか。


そんな中で目先2Qで上方「国内外各拠点における直近の事業環境を反映し、併せて円安進行を受けた想定為替レートの見直しを行った結果」をこなして増収減益。日本とアジアが主力ですがアジア堅調日本低調くらいでしょうか。

総じてやはり業績は停滞の範囲内という感じですね。コロナでいうほど業績を落とさなかったのは褒めるところだし目先は回復ですが結果としてこれまでの業績傾向範囲内で成長って感じでもないです。

財務

蓄財という印象。

(IRBankから)

純資産増で自己資本比率向上。有利子負債比率も減少。総資産はあまり伸びてないですね。大きな意味ではリストラ局面ですね。

中身見ると、前期末有形固定743億は2015年から減る傾向で建物とか増えてるけど減価償却の方が大きい感じ。

ほかはあまり細かく見る必要性を感じないですが負債全体は2015から2021までへらして2022は久しぶりに拡大です。流動とか有形固定増えてるので、これをもってリストラを終えてアクセル踏み出しと読み取れなくもないですがどうなんでしょう?増えてるのはいろいろだけど主なら現金手形あたり。

 

 

CF

営業CFは結構安定赤字もないですね。赤字のときもCFは黒字。

設備投資は基本毎年必要で、営業CFの水準が低いときはFCFマイナスですが長期だとFCF569.4/15年で黒字という感じ。近年は比較的余裕ありそうで現金が高水準ですね。

それもあり、以下のように自社株買いを突っ込んできたとは見れますね。

突っ込んだ前期も現金43億でこれはFCF569.4/15年から一年38億で、これは近年比較的業績好調も踏まえれば、現業績が維持できるとするなら持続可能還元水準とはみれたりします。

(銘柄スカウターから)

増配傾向はありますが、配当性向を伸ばしてきてる感じですね。このへんどう見るか。その中で自社株買いを含むと近年高還元ですが、これは自己資本比率向上の中でROE低下傾向も踏まえての対策的意識が働いているようにも見えます。

そうみると、業績が維持なら還元意識するかもですね・・とみると今期も自社株買い進めてますね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であがったりさがったりもレンジっぽい
週足でさがってあげ
日足でいちおうあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足ではさがってあがってもレンジ感ありますが、年足みると一応2001年から35、788、69、742、194で安値切り上げで上昇といえば上昇ですが高値は破れてないのでやっぱりレンジというか調整という感じでしょうか。あとドローダウンは来ると深い所あるのであまり長期上昇が崩れてないと付き合うのもどうか?ってところもあります。

その中で週足レベルではまた700円台を試す展開になっていくかならないか。週足レベルではかなり堅調な上昇。下に行った場合どこで見切るか?が難しいとかはありそうですね。2022年以降安値343とかでしょうか。この辺見ながら。

 


ファンダ的には、トラック中心の自動車部品メーカー。減収は利益減のムーブを見せる普通にシクリカル。増収時に増益してるわけではないけど、基本的にやっぱり売上が維持されるなら蓄財くらい進むのではないか。目先はコロナで落ち込むも回復してきてる感じでトータル停滞蓄財ですねって感じ。

財務は長期に良化で蓄財。総資産増というよりは財務改善で純資産増というムーブでリストラで蓄財という印象が強い。そんな感じですが目先は資産増にはなってるのを変化とみるか。有形固定は増えてないことはないけど、投資を強めたって印象は受けない。

長期に財務改善できるくらいはCFは堅調。悪環境とかで業績悪化がなければこれらの傾向は維持できそうな感じには見えます。

そんな中で、近年は還元強化を意識してそうな仕草が見えます。ROE低下阻止の意図があるかもしれないとは。近年くらいの業績水準が続けば目先還元利回り10%程度の還元を維持できそうには思えるし、目先業績悪化になってきてるともしがたい感じ。

評価。

PER5.6のPBR0.4。極めて低い評価。この低評価もあるので、目先還元利回り10%が継続可能レベルになってるところはあります。還元年10%レベルにさらにBPS成長実5.2%/15年は年15%ほどをPBR0.4程度は率直に評価低いとは思えるところです。まあ還元強めるとBPS成長はスポイルされそうで年5%程度のBPS増はこの還元水準だと厳しいとは思いますが年10%でもPBR0.4なら破格とは見れますね。

一方プレス工業としては、2021.2021あたりとかもっと低いPBR0.2台とかもあったりします。環境悪化とか実際減収など入るともっと渋い評価もつくことは十分考えられ、業績が後退すればもっと下もあるし、そうなるんじゃないか?と常に警戒も入りそうで、目先状態としては破格な低評価でもするする評価あがるとするのはどうかってところも。まあわりと業績というか端的には売上次第ってところはありますね。目先は減ってくる感じではないですけど。そのへんを勘案して。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7246

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7246

IRBANK:https://irbank.net/7246

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないですねー

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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