大河の一滴

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(8098)稲畑産業/東証PR/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2353円(人々は、長くも力強く登り続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
8098 稲畑産業 東証PR 卸売 1343.9
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 7300.0 195.0 2.67% 205.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
2.8%/16年 9.8%/16年 5%/15年 1.9%/16年 7.6%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
6.55 0.7 11.15% 6.02% 4.89%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
3890.59 45% 815/15年 -57.4/15年 757.7/15年

 今日は分析。最近銘柄スカウタースクリーニングで新設された還元利回り還元性向で、還元利回り10%以上かつ還元性向0-70%のもの(対象14銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。継続可能な還元性向でありながら高い還元利回りのものを拾う意図。稲畑産業。化学品専門商社、住友化学系列。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年01月04日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

化学系商社。セグメント。といっても、基本商材をいれて転売で利益率あたりに差がでにくいやというか事業特質があまり変わらない。

(銘柄スカウターから)

全体業績は伸びてますね。1998年からみても長期伸びる傾向です。

一方で薄利ですが、赤字自体はずっとありません。この辺は卸の特徴で並んでいる数字を見る限り正しく卸です。

右肩まではいかないけど、だいたいBPS増でROEも上がってきてますね。

近年はやはりROE高いのでこれは近年はかなり調子が良いと見るべきかもしれません。(反動があるかもしれない)

原価率も目先は下にでてますね。調子いいのでは?

(IRBankから)

目先は3Qで増収減益。計画もそうですね。まあ減益ですが過去も毎年増益する感じでもなく。

・・・総じて停滞蓄財と印象というか成長はしてるけど、減収だから、減益だから投げるみたいなスタンスで扱うべきものではないという意味で停滞蓄財となりそうです。

 

財務

蓄財。全体的に、総資産純資産増に、自己資本比率改善有利子負債比率低下で蓄財ですねって感想で細かく見る必要ないよなあって気にはなります。

(IRBankから)

が、有形固定くらい見ると前期末153億で伸びる傾向。投資はしてるけど、資産比率からは小さいね。

現金は354億は長期で伸びる傾向ですね。

と、やっぱりあまり見る必要ないねって中身。

 

CF

上記。営業CFは毎年でるかんじではないけど、、マイナス出た年の前後は大きめにでたりでこれは卸であるある。目先は財務はプラスで借りてますが、これは以前も営業CFマイナスのときは財務で調達しがちなのでこれも問題ないのではないか。

で、今回は以下です。

銘柄スカウターで自社株買いを含む還元が集計対象に。

それで前期大いに自社株買いに振ってますね。

それで前期・・IRBankと銘柄スカウターで数字が違いますが銘柄スカウターのを採用すると、総還元は153億でこれは総還元利回り12%越えでですが、前期は純利益内で現状の利益を維持できるなら継続できるかもしれない水準ですが、結構希望的観測で大盤振る舞いと見てたほうがよいかもしれません。

配当の64億だと、15年平均のFCFは50億で少々足がでますが、利益は伸びていることもありこれは維持できるかなと。よって目先の配当利回り4.8%とかはわりと維持できる水準と見て良いかな感はあります。プラスBPS成長で    5%/15年はあるので、10%弱程度の年リターンはわりと確度高そうには思えます。あと優待もあるね。

あとは余裕があるときには自社株買いも絡めてそうなるとROE維持されてBPS成長率5%が下がらないあるいはあがるやもしれないってところでしょうか。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足であげから調整
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2009年くらいから上昇トレンドが続く。これを続くとするなら拾うのもいいのではないか。とはいえ、ドローダウンというか調整は長くなっていて。2018の高1810を抜くのは瞬時じゃなければ2022とかですので、目先あがってきたのもありのんびり上昇を待つようなスタンスはいるかも知れません。

見切り点は今ならやはり2022年以降の1994でしょうか。とはいえそのしたの1522までみるとPBR0.5くらいでこれは過去にある程度でこのへんまで見たほうがいいかも。このへんを基準に。


ファンダ的には、化学商社。総じて堅調な専門商社で長期赤字なしでBPSを長く積み上げている停滞蓄財。まあ増収増益もあるけど毎年って感じではないので業績停滞でも蓄財が進むなら許容するくらいが良いスタンスな気はします。

その中で目先減益も長期では好調の部類。

財務は蓄財というしかない。CFもこんなもん。って感じ余裕を見たのか自社株買いを強めに。おそらく続けられない水準なので今後は期待しないほうがいいかも。ただ現状の配当は余裕ありそうな財務CF体質はありそうです。

評価。

PER6.5にPBR0.7。出ている状態のわりには低評価だねとは言えるんだけど、稲畑産業としてはこれでも評価高めで過去はPBR0.5以下とかもちらちらで現状でもわりと評価高いとなりそうで一定以上の好調さを織り込んでいるとは見てたほうが、

まあでも、配当で5%BPS増5%増の実績で自社株買いも入りROEも下げないという意思も出たともみれて、維持なら5%程度以上で合わせて年10%でかつ優待で長期0.85%みたいなので、あわせて11%ほどみたらPBR0.7ほどはもう大人しくもっててもいいんじゃないか。仮にPBR0.5にされても3割程度で3年で取り返せるしその後はリターンあるしって考え方もあるんじゃないかなとは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8098

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8098

IRBANK:https://irbank.net/8098

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないです。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表