大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6049)イトクロ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

イトクロとその他

株価

258円(人々は、高い丘から転がり落ち続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6049 7488 9470 5287
企業名 イトクロ ヤガミ 学研ホールディングス イトーヨーギョー
市場 東証GR 名証MA 東証PR 東証ST
業種 サービス 卸売 情報通信 ガラス土石
時価総額(億) 58.5 96.8 411.5 20.3
株価 258 1827 922 569
決算期 2023/10予 2023/04予 2023/09予 2023/03予
予想売上(億) 40.0 100.0 1,620.0 28.5
予想営業利益(億) (1.5) 15.6 67.0 0.7
営業利益率 -3.75% 15.60% 4.14% 2.28%
予想純利益(億) (1.6) 10.0 36.0 0.4
売上成長率(年複利/期間) 3%/10年 1.7%/16年 4.4%/17年 1.3%/16年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 5.2%/16年 9.5%/17年 -18.2%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 44.5%/9年 4.8%/15年 0.8%/16年 -1%/15年
PER -36.57 9.58 11.26 39.79
PBR 0.61 0.78 0.84 0.53
ROE -1.7% 8.1% 7.5% 1.3%
ROA -1.8% 5.6% 2.9% 0.7%
配当利回り 0 5.2 2.71 1.76
配当性向 0.0% 49.8% 30.5% 69.9%
総資産(億) 90.3 177.1 1236.8 56.2
自己資本(億) 85.2 123.7 484.4 32.0
自己資本比率(%) 94.3 69.8 39.2 56.9
一言感想 成長鈍化低ROE 停滞蓄財 あげっぽい 停滞蓄財できず

 今週は比較。投資系のイベントに参加してそこで聞いた銘柄でブログで取り上げてないかな?ってものを拾って比較します。自分が普段余り拾わないものを見てみようという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年12月20日取得。イトクロ。教育業界ポータルサイト。比較に教育っぽい。ゲストにイト仲間のイトーヨーギョー。

 

イトクロ(6049)

業績

教育系ポータルサイトを複数運営。

事業内容|株式会社イトクロ

 

塾ナビなどをみると、神奈川県で無類の強さを誇るステップかつ集客を口コミに頼り販管費をまるでかけてないステップがランキングとかにもかけらもでてなかったので、集客したい塾から集金しユーザーを集客して送客するタイプの事業モデルではないかと。

塾・学習塾検索No.1|【塾ナビ】口コミ・ランキングで比較

類似はカカクコムとかでしょうか。

2018年あたりまで増収感あり利益率も40%越えでこの手のサイトのお手本のような収益性から足踏みで利益率もおちとうとう赤字まで。

販管費が2019から増。

成長しなくなったので成長を追って販管費をあげるも売上は伸びずコストばかりがかかりさらに販管費をかけて赤字突入という図式で、輝く高利益率があっという間に光を失った構図。

(IRBankから)

今期は決着ですが下方も。

「「塾ナビ」において顧客への送客数の担保、及び認知度向上・ブランド力強化を目的とした広告宣伝の強化等を一時的に見込んでおりましたが、上半期から継続する新型コロナウイルスの影響に加え、学習塾ポータルサイト領域における競合他社がユーザー獲得のために広告出稿を強化したことで、学習塾業界におけるリスティング広告の入札競争が激化し、広告単価が高騰いたしました。こうした中で、当社は「塾ナビ」の圧倒的シェアを維持するために、広告宣伝費を計画に対して大幅に追加投下することといたしました。」

販管費競争起きててそれに乗った感じでしょうか。

低原価率なので販管費下げると利益出そうですがそうして売上との両立ができるか?って視点もありますが現状は、

「「塾ナビ」の圧倒的シェアを維持するために、戦略的に必要であると判断した期間
においては広告出稿の強化を継続して行い、より安定した成長を目指して」

と言ってる感じで、売上を取る方向性で利益率がもとの30%以上水準は現状見えないかな感はあります。

会社も見てなさそうで赤字もありうる程度の計画がでてます。でも増収は微妙でなかなか厳しめ。

 

 

財務

目先決算で総資産90億。これは初めてとなりそうな総資産純資産減となりそう。

後退になるんですが総資産90億のうち純資産86億で自己資本比率94%ほどと財務健全でもここまで健全なのはそうないかなレベル。

中身も現金76億でほぼ資産現金ですね。それも現金は2021までずっと増えていたのでシェアをとったポータルサイトはクソ儲かるなという感想。

ということで財務見てなんか言うほどのBSじゃない感じ。

現金積んできて現金まみれが、目先は販管費ブーストで貯めた現金を減らしましたねって感じ。

 

 

CF

営業CFはド安定できてたのが2022は赤字。儲かってたのが販管費でマイナスだね。

投資はしてますがみると定期預金してる感じで設備投資ほとんどなく。

なのでこれまでFCFはド安定にでてるやつで原価率の通り堅調なら儲かるしかないというやつ。

それが目先はそれが崩れるのかくずれないのか?ってところ。

無配。76億現金類もってる時価総額60億が無配ですね。

 

ヤガミ(7488)

業績

文教機器の専門商社&メーカー。

こういうの。

 

業種卸ですけど利益率見てるとかなり高くメーカー機能成分は高そうな。いちおうのちほど有形固定比率などで再確認しますが。

で、長期に増収傾向はありますね。これは1998年あたりからは伸びる傾向が認められますね。よって成長企業。一方で2011-2020年くらいでは横ばい感も強く、こういうのはグロースというより停滞蓄財とみるのが妥当な気はします。BPS成長取ると    4.8%/15年とかでまあまあです。ROEあたりも下がる傾向は認め得られないかな。

目先は上方をこなしてますがよこばいに近い感じですかね。停滞蓄財の範囲内ではないか。上方は「新型コロナウイルス感染症対策商品の需要が一段落した他、学校家具類の売上が減少した一方、採算性の高い滅菌器の拡販やエレクトロニクス関連市場向けの売上が堅調に推移したことなどから」まあ赤くなったり青くなったりする内容には思え得ない感じですかね。

 

 

財務

中身見んでいいわって思う推移。蓄財。財務もいいですね。

(IRBankから)

まあ一応上で見るといったし、前期末総資産177億のうち有形固定資産17億ほどで維持くらいですね。流動145億で現金86億手形類30億商品20億弱ってところでしょうか。これみると主に卸ですが原材料とかもあるのでメーカーもしてそう。

負債47億で有利子負債なしで現金以下。

 

 

CF

だいたい営業CFだしてえ投資殆どないのでFCFでますね。還元は配当性向で区切ってそう。現状の50%だと現金が貯まります。50%で貯められるのはやはりCFの筋はいいとはなりそう。

 

学研ホールディングス(9470)

業績

セグメント。

教育分野(学習教室「学研教室」、進学塾、幼児・児童向け教室、出版コンテンツ、園・学校)

医療福祉分野(高齢者住宅、認知症グループホーム子育て支援)の事業展開。

で医療福祉も結構比率大きめ。

2019年の大幅増収は「メディカル・ケア・サービス(株)(以下「MCS」)が連結業績に加わった」で買収ですね。

学研が介護大手買収、認知症「5人に1人」時代へ布石: 日本経済新聞

この教育&医療福祉のスタイルをどうみるか。福祉自体はもっとまえからありそうで2010年にはあるようですね。

学研ホールディングス、危機抜け出し11期連続増収:日経ビジネス電子版

業績自体は伸びてます。

この多角化?はとりあえず成功してそうでその延長線上に2019の買収もありそうです。

2010年からBPS成長取ると5.25%/12年くらいでROEもまあ安定的ですね。

原価率増の販管費低下が見られますがこれは福祉系の比率が増えてきたからとなりそうですね。

(IRBankから)

そんな漢字のなかで目先通期増収増益で計画も増収増益ですね。

計画も近年は保守寄りで堅調となりそうです。

 

 

財務

以下のような

資産増も自己資本比率低下に有利子負債比率の上昇など見られますね。

これは固定資産取得も要する福祉系の影響かなとは。

前期末総資産1236億で有形固定は183億で案外少ないですね。とはいえ増えてます。流動は617億とかであとは投資有価証券230億あたりが目立つ感じですね。

有利子負債ふえてますが、現金+有価証券も増えて同じくらいでかつ有形固定資産もさほどない≒いうほど投資が必要ないもあり財務の質はそんなに悪くないとはなりそう。

 

 

CF

営業CFは安定的。2018、2021に大型投資あるけど2018は買収2021は有価証券取得の影響が大きそうでFCFはだいたいでるかなくらいでしょうか。

増配は続いてそういう意味では結構回ってるという印象。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてさげ
週足でさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

イトクロ(6049)

テクニカル的には、2018年まで上昇で2019年くらいまで調整後に下落で以降下落が止まらない感じで目先3825から255で逆10バガーを達成と。上場安値圏ですねと。

目先は上場最安値を更新し続ける奈落で入るならどこからどこまでも基準なしの逆張りとなります。PBRあたりでも最底辺。入るとするなら奈落に落ちてると把握した上でだいぶどうぞ。まあさすがにPBRで無限に下があるわけでもないはずなのでどこかで反転はあるのでしょう。まあ今までそれは裏切られ続けたので今があるのですが。

 


ファンダ的には、教育系ポータルサイト。集客したいところからお金貰ってユーザー集めて顧客にご案内のカカクコムスタイル。シェアとってると非常に高利益率で投資もいらずにボロ儲け感あり、BSやCFはこれまで稼いだ蓄積がたっぷり。

ただ成長はとまった感ありでその中で販管費をあげてきており利益利が落ちてきて目先は競争加熱もあり赤字まで。このへんのムーブをどうみるか。あとは販管費落としたときにシェアを維持、利益率を維持できるとするかどうかあたりが焦点ではないかと。

評価。

PBR0.6。この手のサイトの評価としてはあまりみないくらいの低評価。まあ目先は赤字なのですが販管費さげても売上維持してたかい利益率維持できるかも見えないところありますが、利益率回復するならこのような評価にはならないだろうは一つの見方でそういう姿を想像できるかが一点。もうひとつはあまりに株安ですでに極めて自己資本比率が高いものが時価総額<現金になってて、これが還元などに向いてくると景色がかわるところはありこのへんの可能性をどう見るかですね。

目先はいい感じじゃないけど、株安が進んでさすがに展開次第ではってところはありそうには思えます。まあこのまま散財続けると厳しいかもしれませんが。

 

 

ヤガミ(7488)

長期成長感あるも停滞蓄財寄りの学校系学習系卸とメーカー。

長期に赤字もないし利益率も伸ばしてきててCFの筋もよく財務も健全で地味ながらなかなか以上に堅実です。一応目先配当+BPS増で年10%くらいでそうなでなさそうな暗いとは見れます。

評価。

PER10のPBR0.8。PERで2018年以降で低めな水準。PBRでも同等感ありますね。2017年以前はもっと低いバリュエーションでした。この辺は配当性向が関連してそうで2018年でぐっと配当性向引き上げで配当利回り上がってますね。配当利回りでも20181年以降で低めで低評価とは言えますが配当性向で区切ってるので減配はありえますね。そんなかんじで低ROE化は進まぬと見れるなら配当もらいながら再評価まつは結構ありには思えます。

 

学研ホールディングス(9470)

教材から福祉に入る多角化なにげに連続増収が続いておおよそ利益もついてくるが感じでうまくいってるし普通に回ってる印象。

財務は悪化面もあり留意点はありそうも、現金有価証券もかなりもってるしCFはだいたい問題ないしまあやっぱり堅調以上ではないか。

評価。

PER11にPBR0.8ほどでこれは2016年以降で低PERだし、PBRでも同様に低いほうかなくらいでえ好調なわりには低評価はそうですね。ただ2015年以前だともっと低評価もあるのでこのへんどう見るか。ただもう2015年以前でも低い方ではないけどよくあるくらいで意味としては2015年くらいに拾うのとまあ同じとも見れるので拾うのも十分考えてもいいじゃないかってところはありそうです。

 

イトーヨーギョー(5287)

土木資産。

製品紹介 | 株式会社イトーヨーギョー

リーマン前まで売上減らして、2003-2011まで赤字連発も、以後は黒字が出る程度に落ちつく中売上はずっと足踏みしてる感じですが、薄利低ROEで配当出すので手一杯BPS維持でいっぱいいっぱい感でありますね。

財務は維持くらいだったけど、2020年からは自己資本比率も落ちて崩れて・・ではないのかな。総資産はふえて流動有形固定増えてて一応事業拡大感はありますが儲かって絵はないので借り入れでその増加補ってる感じですね。この事業拡大が利益に結びつくのなら景色変わるかもね感はありますが、目先増収も利益は伸びてない感じですね。まあ計画も進捗も停滞の範囲ですね。CFも強さも良化も感じないのでわりと投資が重そうという印象。

そんな感じで状態はよく見えませんがPBRでわりと低いほうなので地味に待ってれば株高したり企業状態もよくなるやもしれませんが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないですよ。

 

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用語解説(日記比較編)

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