大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5444)大和工業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

大和工業とその他

株価

4705円(人々は、長く準備した成果で押されたところで押し返している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5444 5461 5410 3816
企業名 大和工業 中部鋼鈑 合同製鐵 大和コンピューター
市場 東証PR 名証PR 東証PR 東証ST
業種 鉄鋼 鉄鋼 鉄鋼 情報通信
時価総額(億) 3058.3 402.6 337.1 37.6
株価 4705 - 1966 952
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/07予
予想売上(億) 1,790.0 782.0 2,400.0 29.2
予想営業利益(億) 150.0 94.0 75.0 4.8
営業利益率 8.38% 12.02% 3.13% 16.44%
予想純利益(億) 660.0 61.0 65.0 3.4
売上成長率(年複利/期間) 3%/16年 2.3%/16年 4.1%/16年 2.4%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 5.8%/16年 0%/16年 -2.6%/16年 3.2%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 4.9%/15年 2.8%/15年 1.2%/15年 6%/15年
PER 4.54 6.04 4.42 11.00
PBR 0.69 0.54 0.28 0.83
ROE 15.2% 8.9% 6.3% 7.5%
ROA 15.9% 7.8% 2.9% 6.4%
配当利回り 6.38 5.25 6.1 1.79
配当性向 29.0% 31.7% 27.0% 19.6%
総資産(億) 4149.3 777.5 2233.8 52.5
自己資本(億) 3503.5 654.6 986.6 44.1
自己資本比率(%) 84.4 84.2 44.2 84
一言感想 停滞増益 停滞蓄財が加速 停滞が加速 びあげ

 今週は比較。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、ROEを20%上げていてかつPBRを下げていて11/15でROE10%以上のもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年12月01日取得。大和工業。電炉。比較に同業っぽい。ゲストに大和仲間のコンピューター。

大和工業(5444)

業績

電炉。鉄鋼製品(H形鋼・溝形鋼・I形鋼・鋼矢板)、重工加工品(船舶製品、鋳鋼製品、機械加工)、軌道用品(分岐器、防止ガード)の製造・販売。

セグメント。タイなどで現地生産と言うかタイのほうが主力で日米タイ韓国バーレンサウジなどでわりと世界企業。

シクリカルでわりと売上が乱れるし、2009年の売上ピークが超えられていません。

も、2004年以降は赤字がないくらいは安定的でこの辺は高炉メーカより上の安定性とは。

正直成長感というか業績の連続性はなかなか見出しにくいところで、赤字が出ない程度でBPSが積めるかどうかあたりを判断軸にするのがいいのではないかとは。

それで調子いいときはわりとROEが伸びていますが基本的には低ROEですね。

その中で目先はリーマン前に準じる水準で利益が跳ねて高ROE。この水準を続けられるか?が一つの焦点でしょうか。

2022「国・地域ごとに回復度合いに濃淡がありますが、中国における輸出抑制策や粗鋼減産等を受け需給が引き締まっていることや、鉄スクラップ価格が高値圏で推移していること等を背景に、製品価格は強含みで推移~コスト高先行局面の影響が大きく、前期比で減益となりましたが、資源価格高騰の影響を最小化すべく、技術力によるコスト低減や設備の内製化に努め、また、販売価格の押上げを図るなど、収益性の回復に向けた取り組みに注力し、一定の利益を確保」ってのは国内のようですがタイや米国が好調のようで大きな増益ですね。原材料も販売価格も上下するところはありそうで、目先はやはり恵まれているとは見るべきでしょうか。
今期は2Qで大幅増収増益。売上下方の営業利益上方。「当社グループ総販売数量は減少傾向であるものの、鉄スクラップ価格が下落基調のなか、各拠点において鋼材マージンの維持・拡大に努めることで収益を確保し、円安の影響も含め、前回予想時を上回る利益水準を見込んで」という感じで減収はあるけど、大枠ではまだ順調で、業績後退はいずれありそうですが目先はまだそういう感じでもないくらいでしょうか。

 

 

財務

資産増で、財務いいですね。有利子負債なしで自己資本比率80%超え。

前期末総資産4149億で有形固定は597億で増えてる感じでもないです。

流動1677億で現金997億でこれもそんな増えてる感じでもなく。あとは投資有価証券562億とか出資金788億とかあります。

スタートアップに出資とかしてるようですね。

大和工業が初のスタートアップ投資として ロボット開発の人機一体へ出資 | 大和工業のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー

総じて財務はとてもよく、ブレやすい業績でも健全な財務が支える構造ですね。安全ですが、このせいでROEが下がるとかありますがこの辺をどう考えるか。

まあ余裕はありそうです出資できるくらい。

 

CF

営業CFは安定してる感じです。そして基本設備投資少ないのでFCFもだいたい出ますね。

FCFマイナスも預金触ってるとか多いです。2022は投資CF大幅プラスですがこれは預金おろしですね。

配当は増配してますが「連結配当性向30%を目処」とかですしいつでも減配はあると思ってた方が。

 

中部鋼鈑(5461)

業績

シクリカルとしか言えない業績。

2009-2010とか売上三分の一以下。

 

今期は売上下方利益上方ですね。

「当社グループの主力セグメントであります鉄鋼関連事業におきまして、主力製品である
厚板販売数量が需要先の在庫調整などにより当初予想を下回る見込みであります。一方で、原価に大きな割合を占める主原料の鉄スクラップ価格は当初予想を下回る水準で推移すると見込んでおります。以上のことから連結・個別ともに、売上高は当初予想を下回り、利益は当初予想を大きく上回る見込み」このへんでも販売価格、原材料費に左右される事業構造とはいえそうで好調が続けばいいですねって感じ。目先は好調ですよ。というか絶好調。

 

財務

ここも財務いい。有形固定も増やす感じじゃなく、償却終わった設備をずっと使ってる感があります。

蓄財は進んでる。BPS成長とると    2.8%/15年とか。配当踏まえるとめっぽう高めですが配当維持するかが不明。

 

 

CF

大和の特徴と近そう。

配当も業績なりの配当性向連動で増配減配多めで安定はしない。

 

合同製鐵(5410)

業績

傾向としては上2つと近い同じく電炉ですが、収益性でもう一段二段低そうで、赤字もちらちらで、他は大枠大和工業の特徴に準じる。目先は好調だけいつもは低ROEBPSも1.2%/15年とかで蓄財でいっぱいいっぱい感は。

ですが今期は好調で、普段よりだめな分目先はより好調・・でもないかなあ。ROEなどもいうほど違いもなさうでこの辺は日本製鉄系列ってことで下請けされてるのかもとは。

 

 

財務

財務もより悪め。有利子負債もありというか近年更に増えて有利子負債比率とか上昇してる。レバレッジとかかかってROE上昇してBPSより増えそうですが伸びが鈍化・・まあ2022年は赤字ですのでそうなるか。

 

CF

営業CF赤字もありでCF面でも一枚二枚劣る。

配当は業績並。赤字で無配。

 

日足週足月足の値動き判断

月足で長くもみ合いしてあげ
週足であげ
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

大和工業(5444)

テクニカル的には、2013-2019くらいはもみ合い感強かったのがコロナまで下落で3850から1657まで落ちるもその後はもみ合い圏を破り上昇の推移。週足レベルではかなり順調なようには。日足ではもみ合い感でてるのでここで調整をこなし週足上昇を続けられるか?感。

いろいろと日足目先安値4220を見ながら5050突破で上昇継続を狙うのがいいのではないか。

 


ファンダ的には、電炉。世界メーカーですけどだからどうした感は。長期に成長があるわけでもなく、売上は後退も多くいかにもシクリカル。とはいえ赤字はずっとないくらいの安定性はあるし、財務自体はかなり健全でスタートアップ投資するとか余裕もありそうです。その中で目先はシクリカルないい面がでてかなり利益出てて、目先も減収は入るも総じて好調な部類かなとは。

大きくは乱れやすい業績を安定的な財務で支えてるタイプ。赤字は出さない安定性はあるも調子がいいわけでもないときは低ROEなんですけど。

評価。

PBR0.68とか。これはわりと大和工業でもよくある水準。一応株高ですが、業績のわりには株高が進んでなくあまりPBRも向上してないとはなりそうです。低PER化もすすみ増配とかも入ってるのでかなり高配当利回りまで。なのでこのままの業績が続くなら低評価とも言えるし、業績が戻ってもそうしたもみなくてもいいかもだけどPBRで0.3台もあったりするので下もありそうですけど。減配もありそうだし。

 

中部鋼鈑(5461)

大枠大和工業と近く正直違いがわからないくらいの違い。普段低ROEですが目先は好調で高ROEにでてる。業績は商品原材料価格に左右される形で乱れ、その乱れがちな業績を好財務で支える。還元は乱れやすい業績連動。

評価。

PBR0.54。ROEやこちらは赤字があるなどから大和より一枚劣るなかでPBR0.54ほどはまあそうですねという感想。大和でも中部でもどちらか片方が業績伸びたり縮んだりはあまり考えにくいところで総じてどちらがいいとは言いにくいというかどっちもたいしてかわらんって言いたくなりますね。

 

 

合同製鐵(5410)

シクリカル。それで長期にBPSも伸ばせるのかも怪しいほどの低収益。目先は環境いいはずだけどいうほど利益増えてないのもなかなか厳しい。

それで赤字なども散発でいろいろ厳しめ。

評価。

ですがですがのPBR0.28のPBR0.3切り。一枚二枚状態落ちても一枚二枚評価も落ちてバランス取れてるといえます。というか、PBR0.3切りの最底辺評価で良くも悪くも通常運転で、業績がこのまま悪くもない感じなら配当利回り6%ほどもあり意外に選択になってしまいそうなところはあります。PBRでわりといつでもあるような低評価なので環境悪化も意外に持ちこたえる(株価が)のも考えられるみたいな。好調だったら意外に評価するするあがるかも(例えばPBR0.4つけば1.3倍位にはなるし)しれないし意外にも。

 

大和コンピューター(3816)

ソフトウェア受託開発業務系システム開発

長期に赤字もなく利益もそこそこ安定に成長感がないわけでもない業績推移でわりとよくある堅調なシステム開発会社という印象。

あまりに同類が多いので埋没しがちですがPBRで6%/15年とかんい配当利回りも足してわりと悪くない塩梅のようには。まああんまり化ける感じではないですね。

今期1Qで減収減益・・まあ1Qだし。計画はどちらかといえば保守より。まあそんなに変わんない。

財務は良くなってもう相当健全。増配しながら現金積むくらいは堅調。

で、大枠堅調っぽいけどPBRで低めな位置ですね。意外にだまってもってるとそんなに悪いことにならないやつっぽくは。

まあ埋没していまひとつ目立たない感じなので注目されてぐんと評価上がるのは可能性低そうですが。といいつつ過去にそれっぽい急騰あったりしますが。再現狙うのもいいかもですね。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

来週からだけど、分析の記事を作ってるエクセルテンプレ(非公開)を変えて銘柄スカウターで銘柄比較表(この記事を作ってるものと同じもの)に変える作業してた。

元データの取得が面倒になっててね。四季報CDって言うんだけど、休刊したあとは手打ちしてて変えないとなあっておもったのでとりあえず。比較と統合。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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