大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6337)テセック/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

テセックとその他

株価

3100円(人々は、山に登るが山はどんどん高く険しくなってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6337 5186 6315 9895
企業名 テセック ニッタ TOWA コンセック
市場 東証ST 東証PR 東証PR 東証ST
業種 機械 ゴム製品 機械 卸売
時価総額(億) 179.1 895.2 514.2 20.8
株価 3100 2957 2054 1114
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 90.0 860.0 550.0 97.5
予想営業利益(億) 23.7 53.0 122.0 0.5
営業利益率 26.33% 6.16% 22.18% 0.51%
予想純利益(億) 22.7 100.0 85.0 0.4
売上成長率(年複利/期間) 2%/16年 2.4%/16年 5%/16年 -0.3%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 6.6%/16年 4.4%/16年 14%/16年 -6.4%/16年
BPS成長率(年複利/期間) -1.2%/15年 5.9%/15年 6.9%/15年 -0.5%/15年
PER 7.72 8.30 6.04 49.96
PBR 1.42 0.65 1.15 0.26
ROE 18.4% 7.8% 19.0% 0.5%
ROA 17.6% 6.8% 11.9% 0.3%
配当利回り 3.23 3.38 1.95 2.24
配当性向 24.9% 28.1% 11.8% 112.1%
総資産(億) 128.9 1474.5 713.3 117.6
自己資本(億) 113.0 1184.6 407.3 75.9
自己資本比率(%) 87.7 80.3 57.1 64.6
一言感想 乱高下 びあげ蓄財 加速 停滞蓄財できない

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収増益回数5回以上かつ5年売上営業利益成長率10%のもの(対象291銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2022/11/15データでみてわりと配当面で気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月22日取得。テセック。半導体品質検査装置。比較に半導体関連っぽい。ゲストにセック仲間のコンセック

テセック(6337)

業績

半導体関連。

こういうの。

ハンドラってなんだよ?って思いましたがハンドラー装置とのことらしく、半導体バイスを性能評価や良否判定をするために使用する搬送装置のことだそうです。

そういう感じでまとめて半導体製造設備屋ってことですかね。

業績はシクリカルが想像できますが、実際見るとここまでシクリカルなものはあまりないとおもえるくらいに業績が乱高下。

売上半分、赤字も突っ込むけど、目先は売れてボロ儲けに近い類。

原価率見るとだいたい売れるとすごく下がるので売れれれば儲かるけど、売れないと赤字のTHE機械メーカーって感じです。

その中で目先は上方も伴い絶好調という感じ。けれどいつまた落ち込むかわからない感じではありますが「。生産面では部材不足から代替品の利用や複数社購買を進めましたが、電子部品などの調達難が解消せず、出荷計画の遅れや納期要因による失注が発生」としながら絶好調なので、ほんとに好調そうですし、もうしばらく続くとみるのもわからなくもないですが・・・あと利益は円安でブーストかかってそうです。

 

財務

目先はすごい勢いも長期で資産増は見られないとなりそう。2011のBPSが1982で2022にようやくそれを超えたという感じです。赤字出したりで資産増えてもまた減るみたいな動きをしてます。BPS成長とるなら-1.2%/15年で実は長期に資産増やせてません。

一方で自己資本比率が非常に高く、90%近く。

前期で総資産128億で有形固定資産は少なく15億ほどで増えてもなく現金は24億とそう大きくもないですが負債はさらに小さく現金>総負債くらいではあるので財務は極めて健全。

売上伸びるのに固定資産伸ばす必要は低そうで、故に売れれば投資も少なく非常に儲かりますが、根本的にいつ売れるかがよくわからないやつであまり財務にリスクを負えないので財務を悪化させないことで担保してるようにはみれます。

結果としてBPSも伸ばせてないので、あまりいいことじゃないです。

今回は伸びそうですが後退するまでにどこまで貯金を作れるか?みたいな話かなとは。

 

CF

投資ほぼしてない。営業CFはでたり出なかったり。

現金は長期に伸びてる感じではないですね。

配当は無理ない範囲業績なりに出してる印象で業績もああなので乱高下して無配もあります。目先は儲かってるので配り気味ですね。

 

ニッタ(5186)

業績

ゴム系産業資材メーカー。いろいろある中で半導体研磨剤もやってる程度でしょうか。

セグメント。

 

長期に伸びる感じではありますが、2010年前後などは落ち込みに赤字などもありシクリカル味。といってもテセックよりは相当安定的。

成長はしてますが、毎年伸びる感じでもないし増益ならもっと少ないので、停滞蓄財とみてるのが良さそうです。蓄財スピード自体はBPSで5.9%/15年と低くもないです。

ROEも安定的ですが低くなる時期はだいたい減収時なのでやはり売上ってところはあります。多くのところと一緒ですね。

3Qで増収減益。まあでも増収だし大枠堅調ではないか。停滞蓄財の範囲内。

 

 

財務

財務良好で蓄財してる。

それ以上の感想など。売上のわりに有形固定は増えてないのであまり成長に投資が必要なタイプじゃなさそう。

 

CF

営業CF安定で投資してだいたいFCF出てる。マイナスの2018は定期預金と買収してる感じなので普通にしてればFCF出るって感じには。

ニッタ 東洋ゴム化工品事業を37億円で買収

増配傾向も現金積みながらなので余裕ありそうです。自社株買いも散発。

 

TOWA(6315)

業績

例えば以下みたいなごつい装置。

 

テセックほどじゃないけど、相当シクリカル。2009年とか営業利益率-30%程度いくし、近年は売れて利益率20%超えで天国と地獄の差がひどい。

で、だいたい売れてる時は利益率高くなり、下がる時はすごく下がるなので、やっぱり売上。

今期2Qで増収増益。増収は結構していて順調以上ではないか。とはいえいつ減速するかわからないところがあるが怖いところですが。

 

 

財務

近年の好調で資産が加速。近年は投資も進んでいますね。減速が怖くなりますが、自己資本比率は割と高めで有利子負債<現金だし、現金も積んでるのでやっぱり好調だし、売れると財務リスクも上昇するような感じではなく売れてよかったねではあります。

BPS成長率とると6.9%/15年とかでテセックよりなんぼもマシ。シクリカルな部分はありますが、ニッタよりも高い数値。

 

 

CF

営業CFを多くの年で出してるのは交換。近年は投資を加速させつつもFCFプラスで推移も好感。

還元はやる気なさそうです。

 

日足週足月足の値動き判断

日足で急騰高値ブレイク感。
週足で急騰高値ブレイク感
月足で下がってはブレイクしてる感。
確認。

評価・売買判断

テセック(6337)

テクニカル的には、急騰して下がってまた急騰すれば高値を突き抜けな感じで目先は相当な急騰で2021の高値を破って来てる感じ。目先の勢いはかなりすごいですが、この勢いに短期のるは考えられます。10/25の開示ではねてその後も登ってるので、開示ではねたところを順張りは考えられる投資手法。今回そうしてたらこの記事を書いている時点(11/25)で凄まじい成果ですが過去は上がれば下がるだし、月足レベルの上昇は今回は突き抜けてるので反動が大きそうなのもあり逃げ足が問われるし、記事が投下されるころにはかなり下がってるかもしれないという感じで、やるならボラに対する覚悟とそれを扱うノウハウは要りそうですよねって感じ。

まああとは一応長期上昇ですが、長く持つって感じの値動きでもないし、業績でもないので長く持つスタンスの人はほか選んだほうが。

短期でゼロサムで誰かを獲ってやるって人が入る賭場みたいなもんだと思います。


ファンダ的には、半導体関連機械。THEシクリカルという感じで売れると相当儲かるけど、売れないと即赤字のTHE機械メーカー。固定資産なしで売上はたてられそうで投資とかはいらなく、財務はいいですね。

根本的には財務よくして、財務リスクを取らずお客さんがたくさん来てくることを祈ってるような印象。幸い目先はお客さんが並んでるという印象ですが、いつ居なくなるかもわからないし、いなくなると赤字が出始めて、ためた貯金もチャラってのが過去からの流れ。色んな意味で博打みたいなことしてる。まあ財務いいので続けられそうですけど。

評価。

PER9でPBR1.6とか。まあ目先の好調が永続なら安いですねとは言えるんですが、底が怪しいという話になるので、根本的にはバリュエーションをみてどうのこうのって類の銘柄ではないとはなりそう。・・・バリュエーションを見るならここ5年でPBRで0.4近くとかあるので、減益で普通に死ねる水準。赤字ならおそらくもっと。というか業績動く前に思惑で株価はもっと動きそうで、どのみちボラが大変なことになりそうで、業績悪化しなくても株価で負ける(あるいは逆)もありそうで、だからバリュエーションをみてどうのこうのって類じゃないって言ってるでしょ。

 

ニッタ(5186)

半導体研磨剤もやってるゴム屋さん。シクリカルではないってことはないけど長期に成長感あり安定的。ただ毎年伸びる感じじゃないので停滞蓄財と見てたほうが扱いやすそうだとは。蓄財力も低くないし、財務も悪くないというか安定的なCFから財務も良くなってる感じですね。

地味ではあるが長期持っててそんなに悪いことにはならなさそうという印象は受けます。

評価。

PER8.4のPBR0.66。高い気はしない。格別安い気もしないけど、ニッタとしてもPERでもPBRでも低いほうでこの辺からも長く持って悪いことにならないだろうなあ感はあります。地味でもいいってなら結構選択になると思います。優待もあるし。

 

TOWA(6315)

テセックほどじゃないけど、ガチな方のシクリカル。まあ売れてなんぼで売れないと死ぬやつ。・・・ですが、財務は健全だしCFも堅調なのでシクリカルも状態はいいようには。長期にBPS増も普通に見られます。

目先は順調の範囲内。

評価。

PER6のPBR1.1。目先のPERはかなり低い。好調もかなり警戒を織り込んでいる水準とはなりますね。とはいえ、落ち込むとPBR0.6以下とかはあるので、実際に業績後退すると痛くないわけでもないくらいの水準かなとは。

好調さに比して評価低いはその通りではありそうなので好調が続くと見るなら買えばいいって話にはなるけど分かれば苦労しないって話でもありますね。そういうところも含めてシクリカルだなって感じ。

 

 

コンセック(9895)

建設器具・工具メーカーとかいってますが、メーカーも卸に工事とか介護までしててわりと何屋か分かりづらい印象。

セグメント。

利益率見るに、切削機具はメーカー、建設・生活関連品は卸、特殊工事は工事で、その他はその他くらいでしょうか。

業績は停滞って感じ。利益くらいはでてるので蓄財・・・はBPS成長    -0.5%/15年とかなので蓄財できてないですね。停滞蓄財できずですね。

FCFは出て微妙に現金くらい積んでそうです。まあでも配当配って現状維持でいっぱいいっぱいくらいですね。

 

という感じで現状維持で一杯で、なにが押しかよくわからないともある評価されないだろうなあと見ると、PBR0.26とかで市場でも最底辺評価でした。ありがとうございます。

ですが、PBR0.26とかはコンセックとしても歴史的最底辺評価でもあるみたいで、投資家共の気持ちが変わることを信じて延々、評価改善を待ってみることはあるいは結果出るかもしれないのでやってみます?くらい。

あとよくわからない優待があります。これを額面評価すればそこそこお得です。よくわからないものを額面評価すれば。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないのです。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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