大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5019)出光興産/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

出光興産とその他

株価

3145円(人々は、一度は見た夢は破れるも、諦めきれずまだ前に進もうとしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5019 5008 5021 2750
企業名 出光興産 東亜石油 コスモエネルギーホールディングス 石光商事
市場 東証PR 東証ST 東証PR 東証ST
業種 石油・石炭 石油・石炭 石油・石炭 卸売
時価総額(億) 9367.9 391.4 3246.7 51.7
株価 3145 3145 3830 646
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 91,700.0 294.0 30,300.0 584.0
予想営業利益(億) 4,250.0 8.0 2,320.0 15.4
営業利益率 4.63% 2.72% 7.66% 2.64%
予想純利益(億) 3,250.0 5.0 1,150.0 9.0
売上成長率(年複利/期間) 6.4%/16年 0.3%/16年 4.4%/7年 3.1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 13.7%/16年 -5.5%/16年 #NUM! 8.9%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 6.3%/15年 1.6%/15年 27.1%/6年 1.6%/15年
PER 2.88 78.23 2.71 5.57
PBR 0.55 1.3 0.58 0.47
ROE 19.1% 1.7% 21.4% 8.4%
ROA 7.1% 0.6% 5.9% 2.9%
配当利回り 3.82 0 3.92 3.72
配当性向 11.0% 0.0% 10.6% 20.7%
総資産(億) 46011.8 884.5 19384.1 308.5
自己資本(億) 14121.0 300.2 4562.0 100.6
自己資本比率(%) 30.7 33.9 23.5 32.6
一言感想 近年あげ 停滞から蓄財 停滞蓄財 停滞からあげ?

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収増益回数5回以上かつ5年売上営業利益成長率10%のもの(対象291銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2022/11/15データでみてわりと配当面で気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月18日取得。出光興産。石油精製・石油販売の大手。比較に子会社で精製中心の東亜石油と出光の同業っぽいコスモエネルギー。ゲストに出光と間違いそうな石光。

出光興産(5019)

業績

ガソリンスタンドのイメージが強いですが。

事業概要。

事業概要 | 会社情報 | 出光興産

ざっと主なものは原油を輸入生産して調達し、それを精製(各種物質の単体を100%又はそれに近い純度に、また必要とする物質を含む混合物から目的の物質を単一で純度が高い純物質にする技術・操作・工程)し、ガソリンにして販売等にして販売の中で、化学品高機能材とかエネルギーもついでにしているかんじでしょうか。

単純な仕入れて販売のみではなく、生産もしてるし仕入れたものも精製してるとかあり、最後のガソリンスタンドまでやってるので上流から下流まで全部といえば全部で、一社で産業になってるといってもそんな過言でもないかなとは。

長期業績。

長期に伸びる感じで、赤字が2015-2016と2020。ざっくり原油価格が安くなると赤字っぽいところがありますね。一方リーマンとかはさほど利益を落としてなく、原油価格に左右されはするし、赤字もあるけどそういうことはそんなにない・・・まあまあ近年そこそこありますが。

このへんは、やはり高いとかでも買うのをやめることが難しい上の方の資源味はありますね。

一応長期に売上伸ばしてるところは評価できますが、大きな意味では環境・・特に原油価格に左右されるシクリカルとはなりそうです。

その中で、原油価格も跳ねてきてる目先は売上利益がすっ飛んできてると。あまり長くこの状態が続くと期待すべきではないとは思いますが目先はROE20%に届きそうですね。でないときはでないのでだからどう考えるか。

ちなみに2007から平均ROE取ると7.4%/16年とかありますね。BPS成長率も別に低くない6.3%/15年とか。これからはある年はだめだけどある年はかなり稼げる感じでも長期には結構企業価値は伸びるではあるし、稼げるときに稼げればいいみたいなところはありそうです。

目先は売上下方利益上方の修正も入り2Qで大幅増収増益。計画自体は保守感あるけど、外すときは大外ししてそうでこのあたりは特に利益は予測が難しい雰囲気。

それもあり大枠に増収傾向を認められる中で極端なBPS後退があるかどうかとはおもいまいすが、2014-2016とか結構減らしたりしてたりと難しいところありますが。

 

財務

大きな意味では資産増。自己資本比率もゆるく改善傾向かな。

BPSは長期にのびてますが2014-2016とに4400-3100くらいはしてるので赤字が続くようなら警戒・・とはいいたくなるけどだいたい原油価格になりそうで、今後の原油価格なんてわからんよね?とはなりそうでわりと、業績とかあるいは原油価格とかにビクついて売り買いするか、あるいは運を天に任せて脳死で持つかになりそうなところある。

前期末で総資産4.6兆。有形固定1.43兆。基本あまり伸びないけどいきなり伸びる。

「2019年昭和シェル石油経営統合・完全子会社化。」によるところになりそう。

2022には東亜石油の買ってますね。

出光興産、東亜石へ再びTOB: 日本経済新聞

そういう感じで統合とか買収とかで規模拡大はあったりしますが、自己資本比率とか悪化してないですし、有利子負債とかも増えてないというか有利子負債比率とかは低下してるので、まだ飛んでくるかもね。

 

CF

だいたい営業CFプラス。

ですがFCFはわりと大きいマイナスもあり2008-2020でトータルマイナスですね。

のようにあまりFCFは余裕があるほうでもないかも。

まあ自己資本比率は下がってないしBPSも増えてて、有利子負債比率下がってるのでたぶん大丈夫。でもマイナスはマイナス。

配当は渋い感じ。配当性向低めだし、減配もしてます。

 

東亜石油(5008)

業績

親会社出光によるTOB成立で上場廃止

出光、東亜石油のTOBが成立 | ロイター

だいたい出光の石油精製と発電部門。それがめでたく?事業ごと出光がお買い上げ。

業績。

出光本体よりは高めの利益率で、このへんはより付加価値の高い事業してたってことになりそう。時々赤字がありますね。

成長感はないです。

出光よりROEあたりは安定的ですが長期平均は低く4.5%/16年で、BPS成長も1.6%/15年であまり蓄財もできない感じ。
停滞と言う他ないですね。

上場廃止ですが、PBR1.3あたりのお買い上げ贔屓目に見てお高いお買い上げのように思えるところで、出光さんの温情に感謝すべきではないかという感想です。

 

財務

蓄財くらいできてた。

総資産は減ってて、有形固定あたりも減ったのが横ばいくらいになったので過去に作った設備でずっと小銭稼ぎしててて、設備古くなったので手入れも必要になってきたくらいの印象。

 

 

CF

営業CFでて、ここは投資してFCFもでてるね。まあ現状維持投資でFCFでないだとまずいですけど。

配当はやる気ないというか負債を返すので配当まで回らないという印象。

 

コスモエネルギーホールディングス(5021)

業績

過去はリーマンあたりに赤字がある(出光からマイナス)2020は黒字(出光からプラス)ですが、ROEあたりはかなり高くBPS成長率とかでも差をつけてますね。これは財務レバレッジ効いてそうですね。

また増収でいうと出光のほうが長期に伸びておりここは伸びてる感がなくこの辺をどうみるか。

売上とるか(レバレッジでも)ROEを取るかみたいな感じにはみれますが。

まあ本質的には出光ともに原油価格のご機嫌に左右されるインフラよりシクリカルってところは同じとなりそう。

2Qで好調。上方もこなしてますね。

 

財務

資産増。

財務改善もしてます。このへんは財務レバレッジでも高ROEにでてるのが財務改善≒企業価値向上に繋がってる感はあります。自己資本比率で7.7%から23.5%まで来てますがまだ絶対的には財務は悪くまだ伸びしろはあるとは言えそうです。

総資産1.9兆で有形固定8400億でかなり固定資産より現状固定資産は伸ばしてないですね。

 

CF

投資してFCF出してる。本質的には設備産業だと思うのでいずれ大型投資も必要になろうとおもいますが現状はFCFがでてそれで財務改善が進んでる感じですね。

増配も見られます。まだ配当はしぶく返済中心っぽい。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてもみあい
週足であげ
月足であげてさげてあげかなあ
確認。

評価・売買判断

出光興産(5019)

テクニカル的には、2018年前にあげで2000円前後から6430まで。以降はさげてきて大体行ってこい下感じの2091からまた上昇で目先は4035まで。

週足レベルではわりとあげてきてますが、日足レベルでは調整感も。

そんなわけで週足の上昇継続を祈念して3075底に日足逆張りくらいがいい塩梅なのでは感は。3075切ると撤退ね。2835とかみてもいいかもだけど。


ファンダ的には、ガソリン一貫でついでに化学品とか。さすがにインフラよりで業績は安定というか安定して売れるけど、利益はかなり原油価格のご機嫌次第なところがあり、利益はわりと乱高下でROEあたりも乱高下ですが長期平均とるとそんなに低くもないし、BPS成長で6.3%/15年は別に低くもないけど乱れる業績についていけますでしょうか感はある。目先は原油のご機嫌が良さそうで儲かってます。

統合買収などを繰り返してますがそれで財務が傷ついたような感じではないかな。親子上場っぽいのはもう解消したっぽくも見えるのでさらに飛んでくるかは不明。

CFは強くはなく、長期のFCFもプラスか怪しい。それもあり還元は渋いかなあという印象。

評価。。

PBR0.55。わりと低PBR。目先絶好調だし、ROE20%前後なら破格な低評価ですが続くとみなされてないとなりそうでいいとして、BPS6.3%/15年と配当3%くらいみて9%をPBR0.6程度もわりと破格だと思いますが、これを続けられるとするならわりと手を出すのもいいのではないかとは。まあ利益は安定しないし、原油価格もずっと渋いこともあるかもしれないし過去の赤字もBPS結構飛ばすとかCF弱いとかいろいろやりづらい要素はおおいですのでそのへんどうみるかでしょうか。

出光としてはよくある水準。下はPBR0.3台もあるし上は1超えもあることはありますね。そういう意味では上も下もあるフェアバリューっちゃあそうですね。

 

東亜石油(5008)

事実上の出光の精製部門。出光に買われて名実ともに出光の精製部門に。

昔からの設備で停滞で地味に小銭稼ぎして貯金をしてたくらいで低ROEで長期にわずかにBPSがふえるくらい。

評価。

TOB前でPBR1程度だけど、特に2021年以降くらいは出光にお買い上げ期待は織り込んでいたのではないか?という推移。過去見るとPBR0.6くらいがよくある水準っぽいところはある。

率直なところ、このバリュエーションで買うのはあまり妙味がないとは感じるので、このへんでTOB成立は関係性の深い企業の親子上場廃止とか特殊要因絡んだ結果だとは思うので、そういうことぬきにこのバリュエーションで買って妙味があるとは考えないほうがいいかなとは思ったりします。

この会社は上場廃止ですけど。

 

 

コスモエネルギーホールディングス(5021)

事業的には出光との違いがわからない。

業績的にはレバレッジ効いてるのかROE.が高めで一方成長感なし。財務は悪めでまだ高レバレッジに財務改善余地もありで高BPS成長も続いていきそうな。CFもでてて財務改善に向かってそうですが、このへんは今が格別にいいというところはありそうでこのへんどうみるか。

評価。

出光並のPBR0.58とか。根本的には原油価格次第でいつ赤字とか突っ込んできかねないシクリカルってところはありますが、それにしてもここ数年は高ROEで状態良化が著しいとことも踏まえまだ改善余地もありそうで、数々の欠点も容赦してつきあうのもありなのではないか?とは思ったりします。

コスモとしてもPBR0.3台とかはあったりもしますが、現状に近いROEでればBPSも伸びそうですし。配当利回りも4%近くありこれは良い展開になると妙味もありそうな。

まあ石油のご危険損ねるとしんどいかもしれませんけど。

 

 

石光商事(2750)

コーヒー・食品の輸入商社。

目先はぐいっと伸びてますが、1999-2020くらいまで成長感もないに近く、いかにも停滞です。その中で薄利で赤字出ても微赤で比較的低ROEのなかで、蓄財がすすむといういかにも停滞蓄財。まあ蓄財ペースは    1.6%/15年とかで渋いのですが。

・・・で、増収。

これですかねえ。2021「連結子会社となった東京アライドコーヒーロースターズ株式会社との統合効果を高め」

石光商事<2750>、コーヒー生豆焙煎の東京アライドコーヒーロースターズを子会社化 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

実際にコーヒーがかなり伸びてるようです。ですが2022は完全ではなく2022「2021年3月期の数字には、決算期のズレを踏まえた企業結合上、同期第1四半期に対応する期間に関し、東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の業績が含まれておりません」

なので今期から買収完全体ですね。その中で2Qが弾けた通過してますね。上方も入っってます。「コーヒー相場が高値で推移したこと、円安の影響による仕入価格上昇の一部を販売価格引き上げに繋げたことに伴い、売上高が前回予想を上回る見込みであります。また、利益面につきましても、売上高の増加に伴い前回予想を上回る見込み」

総じて価格上昇が好影響になってそうで目先絶好調ですね。

財務は悪め。おろしながら生産設備ももってそうですね。比率はそこそここれまでは増える感じではなかったです。

総じて過去はかなり凡庸な専門卸が、目先買収したコーヒーにも引っ張られ増収にROE上昇も見られ、加速でつまり変化ですが端的にはこれを一時とみるかだから変化と見るかではないかとは。

変化でありまだ伸びるとなるならバリュエーション的にはなかなか。PBR0.5切は好調も止まるだろうって評価にはなりそうなので。まあ止まるともうちょっと下かもしれません。PBR0.3くらいはあるし。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞお。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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