注目銘柄(市場/業種)
高橋カーテンウォール工業
(東証ST/建設)
株価
490円(人々は、以前目立ったこともあったが以降は冴えなく目立たない感じでずっといる。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。2022/11/13取得のKABU+でデータでROEROA営業利益率PBRの業種平均を出しROAROA営業利益率で業種平均を上回り、かつPBRで下回るもの(該当719銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。高橋カーテンウォール工業。高層ビル外壁。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月17日に取得。
業績
カーテンウォール。
そのカーテンウォールのビル外壁材の設計・製造・施工。ってことなんでメーカーというより建設よりですかね。業種建設で銘柄スカウターでも各種建設工事に分類だし。
会社いわくですがカーテンウォールのトップシェア。
高シェアなんで、業績は成長というよりは建設業界全体の気分に近くなってると言えるかもです。
そういうわけでくっそシクリカル。
(株探から)
2009年以前は売上はあるも薄利なところがありますね。それで2014年以降は規模はでないも利益はとれるように。
2014あたりみましたが、「適正受注単価の維持と生産の効率化により、収益を更に向上させる」以上のことは言ってなさそうです。ですが憶測以上のものではないですが2010-2012あたりの赤字とかで売上より利益優先に方針転換があったのではないか?とは。
2009とかはイケイケ感あり多角化もしてる感じが、2012とかには「生産量が増えても社員数を増やさない」とかトーンダウンする感じで言ってますね。
そんな感じですが目先。下方「PCカーテンウォール事業の売上高が減少したことに加え、生産工程の遅延を挽回するために追加のコストが発生したことや、長期化するロシアのウクライナ侵攻や急激な円安の影響で原材料価格が高騰し、鋼材価格や輸送費などの生産コストが上昇したこと等」で、2Qで大幅減収減益で利益は過去から見てもかなり薄利ですね。
このように利益はとれてたけど、目先の環境悪化でそれも堪えきれなくなってる感じがありこのへんはやっぱりシクリカルですねという感想。
目先2Qでも「当建設業界におきましては、ゼネコンの受注競争が激化して、受注単価が下落しています。PCカーテンウォール業界においても、受注単価の低下と原材料費の上昇が見込まれ、さらに、工場の稼働率は上昇傾向にあるものの、アップダウンが激しくなってきており、工場の安定運営が難しくなってきて」とわりと泣き言も入ってる感じですね。
ただ売上は前期が良すぎたところはありそうで、前年比はエグいですが売上自体は例年並みですね。環境が改善すると利益くらいは・・ってところはあります。
財務
資産増。
(IRBankから)
2013年以降は順調に資産増が進み借り入れも減らし財務はど健全な部類まで。
前期末有形固定31億で2015年以降ほぼ増えてないですね。
流動85で手形類50億ほど現金31億。手形類が主な資産となりそうだけど増えてる感じでもなく乱高下でえこの辺は仕事を受けれたり受けられなかったりという感じでしょうか。まあ総資産自体は増える方向で堅調以上ではないか。
それで負債が減ってますね。2008年107億が2021年32億。
方向性として堅実に稼ぎ負債を返してくる形で蓄財でしょうか。2012-2021でBPS性調理うつ取ると15.08%/9年とかでなにげに破格。まあ減益と自己資本比率改善で財務レバレッジ低下も入り低ROE化しそうで今後はここまではでないのではないかと思うけど。
CF
建設なので営業CFがマイナスのときもあるけど、長期にはプラス。
特に2010年以降は黒字が多く、投資もそんなにいらないのでFCFは普通にでてそれの多くは負債返済に回ってきたところですが、20119年からくらいからそんなに返す負債がないのか現金が積み上がり始めたようにも。
還元自体は控えめ。まあ今期は減益で配当性回向100%超えそうですが。
配当維持くらいなら余裕そう。維持する気があるかはわからないので維持するとは言ってません。
日足週足月足の値動き判断
日足で下がり気味もみあい。ノイズっぽいのも。
週足であげてさげ
月足であげてさげかな。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2015年にピークで1388まで。以後は下落傾向でコロナまでに382とかですが、トレンドとか方向性とかいうよりあてもなくふらふらでヨコヨコに近いかんじでしょうか。下を区切って上昇トレンドに向かうのを我慢強く待つ感じでしょうかね。
コロナ安値382とか目先安値464が基準になるかとは思います。464はすぐ切れそうなきもしますが。
ファンダ的には、カーテンウォール。で、高シェア。なんだけどわりと外部環境で大きく業績が動くシクリカルって印象でいろいろ外部環境次第かなとは。その中でながくわりと堅調だったけど目先は収益性が怪しくなってきてる感じ。
過去には赤字とかもありますが、特に2013年以降くらいは堅実に利益を重ね財務は大いに改善し、目先は極めて健全な部類に。この意味ではかなり順調な停滞蓄財企業。主な負債も返しきり今後も順調なら還元にも目が向いてくるかもしれないくらいのところで外部環境悪化ですね。
よくはない。良くはないですが過去の業績悪化時にくらべ財務余力もあり赤字というわけでもなくかなり当時より状況はマシでしょう。業績悪化も倒産とかそういうのからは遥かに遠いくらいです。環境良化を待つのも一つの手になるかもしれません。
評価。
PBR0.4切り。絶対的に低PBRだし高橋カーテンウォールとしてもあまりないくらいの低PBR水準のようで、評価の低さをみてだから環境良化をまつのは一つの手はそうかもしれません。まさかの大還元とかあるかもしれないですし。やろうと思えば目先時価総額46億が現金15億とかはあり、手形が無事現金化するなら+30億くらい現金となりそうでそしたら45億ほど現金持ちで過去みても10億手持ちあればいいかなだから、35億くらい自社株買いや配当に突っ込むも可能は可能そうですし。だから会社にそうする気があるとは言ってないです。
まあ赤字化するとPBR0.2台とかあるので赤字までいくとなかなか厳しい展開になるかもしれませんが。そのあたりを勘案して。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=1994
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1994
IRBANK:https://irbank.net/1994
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
通常運転が続きます。
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記事補足してます。