大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(1384)ホクリヨウ/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20180623011859j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ホクリヨウとその他

株価

633円(人々は、過去の栄光にすがってウダウダし続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1384 1379 1377 7472
企業名 ホクリヨウ ホクト サカタのタネ 鳥羽洋行
市場 東証ST 東証PR 東証PR 東証ST
業種 水産・農林 水産・農林 水産・農林 卸売
時価総額(億) 53.6 632.8 2256.8 128.8
株価 633 1897 4760 2741
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/05予 2023/03予
予想売上(億) 166.1 787.0 780.0 310.0
予想営業利益(億) 2.7 30.0 113.0 19.6
営業利益率 1.63% 3.81% 14.49% 6.32%
予想純利益(億) 2.3 17.8 85.0 14.4
売上成長率(年複利/期間) 2.6%/9年 4.3%/16年 3.3%/16年 1.1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 17.2%/9年 -4.5%/16年 26.6%/16年 1.2%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 12.6%/8年 3%/15年 2.4%/15年 2.7%/15年
PER 23.58 33.66 24.83 8.10
PBR 0.52 1.14 1.61 0.6
ROE 2.2% 3.4% 6.5% 7.4%
ROA 1.5% 1.7% 5.8% 5.0%
配当利回り 1.58 3.16 1.05 4.38
配当性向 37.3% 106.5% 26.1% 35.5%
総資産(億) 155.5 1049.3 1474.2 289.7
自己資本(億) 101.5 545.1 1251.3 192.7
自己資本比率(%) 65.3 51.9 84.9 66.5
一言感想 いちおあげ びあげ蓄財 あげ びあげ

 今週は比較。優待銘柄を見ながら主に優待そのものが気になったものをチョイスして比較。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月11日取得。ホクリヨウ。鶏卵。比較にきのこのホクトと種のサカタのタネの農林水産っぽい。ゲストに鳥仲間の鳥羽洋行

ホクリヨウ(1384)

業績

卵屋。鶏育ててて卵を生産。

鶏肉はやってないの?って思ったけどやってないようです。

「2018年食肉販売事業をエスフーズに譲渡(鶏卵事業に特化)」

業績でこのへんと2018年からの期替えで2019年以降の売上は2017年以前より小さいのはその辺であろうとは。

食肉事業を売るのはいいけどその後は減益と出てたのがどうなのか。

2018年1月の開示。

「当社の売上高に占める食品事業の割合は14%程度しかなく、ほとんどが鶏卵及び鶏卵関連商品が占めております。今後の事業展開を考えた時、経営資源を得意分野であり収益性も高い鶏卵事業に集中させる方が、企業としての成長に大きく寄与すると判断するにいたりました。」

それで鶏卵で2017時点で営業利益1,919,310千円ですが、2019で営業利益は153,841千円に落ちてますね。

「鶏卵業界におきましては、全国的な生産量増大により鶏卵相場が前年比下振れで推移する状況」だそうです。

わりと食肉売ったの失敗ではないか?というところはありますが、2022に回復「鶏卵業界におきましては、コロナウイルス感染症の影響を受け引き続き業務用、加工用需要は低迷しましたが、一昨年末に発生した鳥インフルエンザ感染による採卵鶏の淘汰の影響を受け、当事業年度平均鶏卵相場は、北海道Mサイズが1キロ222円10銭と前年比51円97銭高、東京Mサイズは1キロ215円24銭と前年比45円55銭高」

と、残存者利益?かはしりませんが目先は回復してますがそれでも2017年以前の水準以下だし、そもそも外部環境とうか卵価格に左右される感じで価格競争力に類する優位性みたいなものは乏しいかな?という印象。

そんな中で、今期は上方も伴い2Qで好調なところはあります「年4月北海道の養鶏場で感染が確認された鳥インフルエンザにより道内の採卵鶏の淘汰が行われ、4月以降北海道鶏卵相場は上伸、現在まで前回業績予想発表時の想定鶏卵相場水準を上回って推移しており、今後も鶏卵相場は年末に向かって堅調に推移すると予想」

上方理由も会社が強いとか成長というより外部環境の棚ぼた感あるのでこれを評価したものか・・ってところ。

 

 

財務

前期末総資産155億。有形固定は2019まで伸びてしばらく足踏み100億で固定資産よりの資産構成。

負債は83億で増えてる感じではないですね。2018-2021はBPS増も怪しい所ありましたが、目先は増えてますし自己資本比率自体は高く財務自体は良好な方ですね。

わりと良好な業績’ROE7%程度以上)が続けば蓄財くらいは続きそう。

 

CF

営業CFはでてFCFも多くは出る感じでしょうか。ただたまに大きな投資が必要そうでそうなると長期のFCFはいうほど余裕ないかも。

まあ財務改善できるくらいはありますけど。目先増配でもありますね。

 

ホクト(1379)

業績

きのこ生産大手。

売上毎年じゃないけど長期に伸びててだいたい右肩・・ではあるけどずっと利益率が落ちる傾向があり。過去は営業利益20%近くあったのが目先で5%に計画で・・・以下のグラフと違うが下方入り今期は赤字まで。

下方「国内きのこ事業におきましては、第1四半期より野菜相場が安値で推移したこと等によりきのこの単価も例年に比べ安値で推移したため、売上高は予想を下回りました。また、原材料費、電力費、燃料費等の高騰により、製造原価が上昇したため、営業利益も計画を下回りました。一方で、海外きのこ事業、加工品事業及び化成品事業では新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきたこと等により、売上高、営業利益は計画を若干上回りましたが、連結業績の売上高・営業利益は計画を下回る結果」

原材料高とか響く形でおそらく初の営業赤字。このへんをどうみるか。まあ傾向として原価率が高くなる方向をみれなくもないという感じです。

あとは、2013年以降はわりと低ROEですね。利益率は低くなっても著しく低いわけでもないので溜め込み過ぎ感はあるかもしれません。

 

財務

まずは黒字もBPS成長が微妙。3%/15年はありますが近年というか2015年位から鈍化感あります。

それで自己資本比率が低下傾向ですね。

2013年以降くらいから純資産が伸びない中総資産が伸びた感じです。

前期末総資産1049億で有形固定資産778億でかなり有形固定より。負債は500億とかですが借り入れ227億に新株予約権社債97億とかありこれがちょっと気になりますね。

・・なところですが2018年以降は有形固定などの増加は止まっており借り入れも返す方向で負債も足踏みで悪化してた財務が悪化に歯止めなところはあります。

ただしく停滞ですね。

 

CF

営業CFは黒字で安定。それで投資もして長期にはFCFプラスというか近年は余裕感ありますが、前期はまた投資してFCFマイナスなのでこれは固定資産が大きいとおりあまりCFで余裕がない類にみえます。コロナの中で投資が抑えられえてたまたまCF出たって感じですね。

現金は増えてますが財務で増やしてる感あります。

サカタのタネ(1377)

業績

種苗会社、国内最大手の1社。

セグメント。海外多めで卸ですが利益率見ると卸ではなさそうな。

 

長期に売上伸びてる感じですが、2000-2012あたりは伸びてる感じはなく、また足踏みのトレンドに入りそうになるか?は注意点かとは。あと長期に営業赤字がないくらいの安定性。停滞蓄財が近年伸び気味とはみれますがBPS成長をとると 2.4%/15年と高くないし、増収で利益率上がってきてますがROEは二桁に届かない程度だし、前期は固定資産売却益で純利益跳ねてるところもあり伸びてきても高収益かというと微妙なところ。

その中で今期は1で増収減益。まあ1Qだし進捗自体はこんなもんかな感ありますので大枠伸び気味の範囲内とはなりそう。

 

財務

前期末総資産は1474億で有形固定は365億。比率は高くもないですが伸びてて生産設備っぽい項目もあるのでこれはメーカー能力ありそうですね。

流動は892億で商品325億手形180億現金280億でそれぞれ増える傾向は見れます。

負債まとめて219億は現金以下で財務は健全ですね。負債自体も2017年以降増えてる感じではありません。それでBPSは2009年以降はわりと順調に伸びていて2009年からなら4.31%/13年くらいは出てます。

そういうわけで財務面はかなり順調ですね。

 

 

CF

常に営業CFもFCFも出てるタイプ。

順調ですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげからあげ感
週足であげてさげ
月足であげてさげてもみ合い
確認。

評価・売買判断

ホクリヨウ(1384)

テクニカル的には、ピークは2018年初に1680までいくと、落ちてコロナまでに493まであるが、600-800のレンジ感はありますのでこのレンジを抜けるか抜けないかを見る感じでしょうか。やはり下は590をみてレンジ高値845を見る感じでしょうか。日足目先は反転感ありますが週足レベルでは下落ですね。590を切ると次は493あたり。これらをみながらレンジで安いところで拾い高いところで売るか、レンジ抜けて上昇を狙う感じで。


ファンダ的には、卵屋。目先鳥インフルとかにも助けられるとか皮肉感もあるも業績が上向いてきておりここ数年の低ROEからは抜け出せそうな感じではありますが、そもそも食肉事業売って鶏卵集中も環境悪化で返って減益とか、そもそもの事業があまり価格優位性とかなくわりと卵価格次第みたいなところがあって会社に投資というよりは卵市場に投資感あるというか赤字とかなく売上もそう動かないけど環境に抗することができないというシクリカルではないかな。

とはいえ目先は業績で売上も出てて卵価格も落ち着きかなり楽になってそうはそうなのでこれをどうみるか。

財務はわりと良好。CFも強さまでは感じないけど安定的。業績もディスってるようでも赤字はないと底堅さもあります。

総合すると好調感もでてきた停滞蓄財くらいかなと。

評価。

PBR0.5で低PBRな部類。卵価格とかで利益はかなり上下しそうというかしててPERで見うるのはどうか・・ではあるけど平均的にROE7%でるとするならPER7ほど。これはPERなら低いほうだしPBRでも低い方のようで、好調感も見えてきてるけど評価は低いままでバリューっちゃあバリューだし、ROE7%ほどで優待配当で3%のBPS増などいれて7%出てそれがPBR0.5と考えればこれもお手頃とも言えなくもなく、下はあまりなさそうな中で卵の気まぐれで上ブレをまつとかは意外にありとは思えたりするところ。地味ですね。

ちなみに優待はめずらしい卵ギフト券。

 

 

ホクト(1379)

きのこ。長期に伸びてるし利益率も高かったが、利益率が下がる傾向で目先赤字まで。

過去の利益率からここで終わるはずがないとか見てしまいがちやもなところはありそうですが、そもそも資産は有形固定寄りで投資が結構必要そうで実際にFCFはあまり余裕がなさそう。それで財務CFに頼る感じで財務悪化が続いていたのが業績も利益率があやしくなり、今まで業績は見栄えよいも財務CFはあまりが、業績も含めて全体的にあまり良く見えない感じにもなってきてるような。

評価。

PBR1.2とか。BPSとかも伸びない中で株価は2016年位からずっと足踏みしてるところはありますね。正直あまり会社が良化したともしがたいかなと言う印象投資妙味としてはどうでしょうかねというところは。特に目先赤字だし。本格的に3-4%程度以下の低ROEに張り付くとみなされるとPBR0.4以下とかもちらついてくるのでは?とかは思います。

 

サカタのタネ(1377)

種苗。セグメント卸と言ってるけど、生産設備あるし卸の割には利益率高いしメーカーよりと見てたほうが実態に近いというか、業種は農林水産だし。

長期に営業赤字もなく安定的で、近年はかなり順調に伸びてるけど過去には足踏みでより低ROEにでてる期間もあり、順調と言っても利益も毎年伸びる感じでもないので停滞蓄財とみてるほうが妥当な気はします。

CFはとても筋がよくそれもあり財務も非常に健全。近年の好調でBPS成長率も高く出てる感はあります。

そんな感じ大枠の好調を見ながら減収とか低ROE化に気をつけながらみるかんじでしょうか。

評価。

PER25のPBR1.6。順調だけど絶対的には評価高めという印象はうける。まあでもこれがサカタのタネの定位置なところはありPER25程度もよくあるPERで比較的低めな水準くらいです。

いろいろフェアバリューなところはありそうで成長(蓄財?)を見ながら付き合うのもいいかもですが、やっぱり絶対的には状態のわりには高バリュエーションには思えるというかもっと高成長なより低PERとかもあったりするようには思えるのでその中でこれを選ぶかは考えてもいいかもですね。

 

鳥羽洋行(7472)

産業機械卸。専門商社ってやつですね。

2010年とか大幅減収でえ赤字とかありシクリカルってところはありますし、毎年伸びる感じではないですが2011以降は伸びてる感もあり利益率も安定でROE7%程度は出てそうで停滞蓄財として 2.7%/15年は、2010年あたりを再現する低迷が再現しないとするなら上振れしそうでこれを配当優待利回り長期5%の上振れ3.5と見て8.5%をPBR0.6程度は見れるという印象。

目先2Qも堅調の範囲内。停滞蓄財の専門卸なんで赤字じゃなければいいくらいで構えるてるとストレスなくていいと思う。というか赤字でも固定費とか対してかからないからBPSも対して減らないし、PBRも0.4台で済んでそうでその意味であんまり大きなリスクもないやつなようには。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもなく。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表