大河の一滴

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(9631)東急レクリエーション/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

東急レクリエーションとその他

株価

6030円(人々は、長く進んできてしばらく足踏みを余儀なくされてたが目先やっと大きな一歩を踏み出してきている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9631 9633 9605 1898
企業名 東急レクリエーション 東京テアトル 東映 世紀東急工業
市場 東証ST 東証ST 東証PR 東証PR
業種 サービス サービス 情報通信 建設
時価総額(億) 385.2 88.1 2627.4 307.3
株価 6030 1100 17790 800
決算期 2022/12予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 276.3 161.0 1,434.0 926.0
予想営業利益(億) 8.2 1.0 229.0 50.0
営業利益率 2.95% 0.62% 15.97% 5.40%
予想純利益(億) 4.2 2.0 110.0 33.0
売上成長率(年複利/期間) -0.2%/15年 -2.6%/16年 1.7%/16年 1.7%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 1.1%/15年 -7.8%/16年 5.5%/16年 9.7%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 1%/14年 -1.5%/15年 4.6%/15年 15.6%/15年
PER 91.64 40.94 20.07 9.02
PBR 1.39 0.67 1.09 0.76
ROE 1.5% 1.6% 5.4% 8.4%
ROA 0.9% 0.8% 3.2% 4.2%
配当利回り 0.5 0.91 0.34 3.75
配当性向 45.6% 37.2% 6.8% 33.8%
総資産(億) 447.9 239.3 3485.6 783.0
自己資本(億) 275.4 120.2 2007.6 405.0
自己資本比率(%) 61.5 50.2 57.6 51.7
一言感想 停滞 停滞から・・? 停滞蓄財 いちおあげ

 今週は比較。優待銘柄を見ながら主に優待そのものが気になったものをチョイスして比較。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月07日取得。東急レクリエーション。109シネマ。比較に映画っぽい。ゲストに東急仲間の世紀。

東急レクリエーション(9631)

業績

109シネマとかの映画館や都市型レジャー施設の運営と不動産賃貸。

本質的には不動産もってその収益で稼ぐ大家でその中で映画館が主力ってことになろうと思います。大家の文脈でみるのが妥当だろうと。

 

2020に大きく減収ですがだいたい映像のせい。コロナのせいでみんな映画見なかったってえことですね。その他は影響軽微かそもそも比率が小さめなのでだいたい映画の復権次第かと。

・・・・というか、株式交換で東急の完全子会社になり上場廃止の見込みと今知りました。それに伴い優待も廃止。

(株探開示)

東急の優待に映画系が加わる可能性はありますが、現状ここを買うような感じではないですね。目先の株高もこれのせいですね。

2Qで映画もかなり回復も見られてる中で残念とはいえ残念。

というわけで上場廃止ですが、映像も回復してきててる感じですね。本調子に戻れば過去に赤字もすくなく安定性自体は高めで堅い商売感はあります。大家よりですしね。

ただ回復しても停滞蓄財ではないかってところはありますが。BPS成長も    1%/14年とかで早くもないです。


財務

総資産は横ばいに近くその中で地味に純資産とか自己資本比率が改善してるかしてないかってところ。かなり停滞感はありますね。

前期末で総資産447億で有形固定が280億で有形固定より。そして固定資産自体は増えてないですね。流動は51億ですが増えてる感じでもなく。

負債は172億でそこそこ多いですが借り入れは18億と少なめで他も特に目立つ負債はなく、固定資産をもって資産で稼ぐ設備業と考えると財務はかなりよいとなりそうです。

その代わり資産もBPSも増えてる感じでもなく、稼いだ分は還元に消えてる感はありますね。コロナもありますが特に近年はBPSも伸びが渋いです。

 

CF

さすがに2020は営業CF赤字。ほかにも2011も赤字。みたいなところもありますが総じて営業CFは安定的です。投資もしてだいたいFCFでるけえど財務というか還元に消えて現金は増えないくらい。

あとは不動産業であるので時折固定資産の取得などで大きな支出があるときがあります。そういうときはFCFもマイナス。

そういうの総合して利益は還元で消えてあまり資産蓄積は進まない感じで停滞色強いですね。

 

東京テアトル(9633)

業績

映画興行会社。

興行と配給。ここは配給もするようだね。

https://kotokurabe.com/box-office/

ですが、セグメント的には不動産より。(銘柄スカウターより)

総じて上の東急レクリエーションに近いスタイルのようには。

業績。

傾向はこれも東急レクリエーションと近そうとなりそう停滞感もある中でコロナで後退赤字から回復途上。回復しても停滞ではないかも同じですね。

傾向は近いですがより薄利で赤字もちらちらで一枚劣る印象。

この一枚落ちは長期のBPS成長率にも出てて -1.5%/15年でマイナス成長で、ここ15年で東京テアトル企業価値を向上できなかったと言えそうです。

なので大きなポイントとしてはBPSも増やせないからBPSくらいは増やせるROEになるか?でしょうか。それとBPSも増やせないを前提にしても評価が低く誰かがより高い評価で買い取ってくれることを狙えるか。

2Qで増収の黒字化ですがだから回復途中で計画程度できても低ROEですねという感じで現状前者はなさそうです。

 

財務

停滞。というか現状維持でいっぱいいっぱい。

(IRBankから)

以上。

 

CF

2021,2022は営業CFマイナス。他はだいたいプラスですね。

投資でCFプラス(つまり資産売却)してFCFはプラスって感じですね。

だから現状維持でいっぱいいっぱい。

以上。

東映(9605)

業績

映画会社。映画系で範囲広いけど制作配給より。

セグメント。(銘柄スカウターから)

映画の権利なども抑え映画館以外にも配信サイトに渡したり、グッズ販売なども抑えられそうでつまりより上流ですね。東映太秦映画村もやってますね。

業績。

利益率なども興行会社より二枚は上でROEなどもずっと安定的です。とはいえ、成長感自体は微妙でROEで7%はあまりつけない感じで、これは停滞蓄財とみてるのが妥当ではないか。BPSでは5.5%/16年程度。まともな成長率がでてます。だから高い成長率ともできないので期待はしすぎるな。

あとはコロナでやられたところはありそうですがもう計画では完全回復してる感じですね。まだ計画なので留意ですが。

 

財務

もう中身みんでいいわと思う推移。(IRBankから)

有形固定推移くらいみると前期で892億でずっと増えてる感じでもなく現状くらいの売上規模ならあまり投資はいらなさそうですね。

 

 

CF

通して営業CFプラス。だいたいFCFプラスの中で2021,2022はFCFマイナス。設備投資も増やしてるけどFCFマイナスの主な理由は定期預金とかなのコロナ越えてもう通常運転に入ってきてる感はあります。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でよこよこから跳ね
週足であげ気味よこよこから跳ね
月足であげじゃないでしょうか。
確認。

評価・売買判断

東急レクリエーション(9631)

テクニカル的には、大枠としてはあげ。2018年くらいまで順調にあげて以降はおおよそ5000円あたりでヨコヨコが続いたも5780とか跳ねたり、目先は5780も越えて跳ねてきて、ヨコヨコを脱して上昇になるかならないかってところでしょうか。トレンド発生を期待するなら目先日足安値5740とかコロナ安値3850とか、4575あたりをみながらでしょうか。まあでも5740見てるのが正しそうに見えますけど。


ファンダ的には、109シネマの運営ですが根本的には資産を取得それから稼ぐ不動産業で大家さん。

映画はコロナ直撃でおちましたが回復してきてます。ただ回復しても利益はだいたい還元で消えてそうであまり資産蓄積も進んでなくて停滞(還元で)蓄財できないくらいでしょうか。

まあでもCFは出ますし、財務も資産業にしては借り入れなども少なく悪くもないので安定性はありそうですね。

・・・・というのが株式交換上場廃止ですね。(一応この記事書いている時点では予定)

評価。

バリュエーションの評価事例として考えるに上場廃止を前提にした目先の水準ではなくそれが発表される前の水準でみると、PBRで1.2ほどの株価5000円ほどで。

まあ、業績回復してもEPSBPS成長を期待する感じでもないので、持って得られるインカムで考えるかんじでしょうか。

PBRではいかにもフェアバリューというか2018年以降おおよそ株価水準が変わってません。結局は事実上東急にお買い上げとはなりますので、買われるのを期待できたとはできますが2018年からだとおよそ4年で株価6000円でいつくるかわからぬこれで4年待って+20%ほどはどうでしょうね。+20%も結果であり事前にはわかりませんし。もっとも狙って翌日に開示来るかもですけど。

優待で考えると、優待が200株で年間36ポイントの優待ポイントでこれは・・2ポイントで一人映画見れるようですね。映画料金は1900円。

そういう感じで年間1900*18の配当30円の株価5000円だと配当優待利回りで4%程度となりそうで、このへんで株価形成してたのではないか?とは。あまり成長も期待できないし利回りも魅力的ってほどでもないですね。

いや、もう上場廃止になりそうというか優待は廃止ですけど。

 

東京テアトル(9633)

現状維持でいっぱいいっぱいの映画興行もしてる・・不動産会社ですかね。

長期にBPSも増やせてなく企業価値が向上してるともし難い。目先業績もそれが変わる感じでもなく。

それは業績でも財務でもCFでも読み取れる感じでだから現状維持でいっぱいいっぱいで持っててプラスサムを得るという意味での資産として価値はたかくみつもれないとなりそうです。

評価。

PBR0.7ほど。東京テアトルとしてはよくあるPBR水準。この意味でも安いとするのもどうかと思うところで、高く買う誰かが居るとするのもどうだか。まあ我慢比べで現れるかもしれないと延々待つのも戦略かもしれませんが。

あとは優待銘柄。年間8枚の映画招待券で額面1900×8と評価すると配当優待で14.61%と破格の利回りになったりしてこれが魅力なら手を出すのはありかと。ただ映画館のラインナップをみると映画好き向けのラインナップという感じで流行りの映画をみたいとかいうパリピ向けではないなという印象。映画マニアなら黙って買いな気はします。

 

東映(9605)

興行会社よりより上流の制作配給というか映画で色々やってる。上流だからだと思うけど、上の配給どもより随分マシな業績だし、CFも安定で財務も健全で長期にBPSくらいは伸びてる。でも成長感はなく停滞蓄財とみてたほうが良さそう。

評価。

PBR1程度。いかにも妥当って気がするくらいの評価。みるといかにも上も下もある水準みたいでフェアバリューではないか。まあ過去はPBR0.5近くくらいはあったようだね。

優待があり、これは映画が年間6回、指定映画館では12回みれるそうで、年間12回映画はだとひと月一回でいい感じな気はするけど単元が170万ほどで配当利回りも低配当性向で低めなのでたぶんNTTとか買ってその配当で映画見るほうがたぶんマシです。

 

世紀東急工業(1898)

東急グループの道路舗装会社。・・といいつつ土木とか舗装資材の製造販売なども。

なんとなく成長感ありますが、目先は2000年前後よりは売上規模ありませんね。

その意味で成長とかそういう感じではなく、仕事がどれだけ多いか?というか環境次第のシクリカルで目先は比較的環境いいですねってことではなかろうかと。

赤字自体は営業赤字はなく純損失が2006年以前はあったりしましたがその後はないです。この意味で売上落ちてくると固定資産などの特損が出てくるかもとは。

そのなかで目先は売上でてますが資源価格高に利益は伸び悩んでちょくちょく修正も入ってる感じでこのへんはやはりシクリカルだとは。

そういうシクリカルなところはありますが、財務も随分良くなって、その中で有形固定が大きすぎる感じにもなってなく業績後退してもそんなにダメージないのでは?とかは思ったりはしますね。

というか終わってる感もあるテアトルを除きはしますがBPSでえ9.7%/16年と普通にかなり高い成長率を見せる中でよりPBRに高配当利回りでまあ普通にこれを選ぶのが良い結果になりそうな気はしたりします。まあシクリカルだし、財務良化で低ROE化もありそうでBPS成長率は落ちそうな気はしますが。まあでもレク並みの1%とかはないと思うし。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。寒くなりましたね。

 

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用語解説(日記比較編)

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