大河の一滴

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(8697)日本取引所グループ 日記(分)

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注目銘柄(市場/業種)

日本取引所グループ

(東証PR/その他金融)

株価

1941.5円(人々は、登ってきて高台まで制覇してずっと準備してさらに上を目指したが、押し返されてまた高台に戻ってきてる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。2022/10/27に銘柄スカウター10年クスクリーニングで売上営業利益10年10%成長銘柄(対象169)をだし気になったものをチョイスして分析します。日本取引所グループ東証様。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年10月28日に取得。

業績

主に東証ですが大証も。というか2013年に大きく営業収益規模がましてますがここが東証大証の統合。

なにをやってるかなら以下。

 

上場企業からショバ代?を得たり、証券会社から市場利用料とったり、情報屋に情報を売ったり。

目につくのは利益率の高さで50%超も叩いたりして、事業的には競合らしい競合(名証とか?)もいないとなりそうで正しく消費者独占企業の堀持ちとなりそうです。

堀持ちで高利益率でROEも10台後半以上で安定。当然というか2002年から赤字もなく。

一方、長期で成長がないわけじゃないけど、事業規模はすなわち証券市場規模となりそうで成長性はどうなのだろうか?って部分はあるというか株式市場の盛り上がり次第なところはありそうな。まあ上場企業増えると業績伸びそうですし実際上場企業増えて伸びる傾向ですが。

という感じで消費者独占で高利益率で結構高いROEもこの会社の事業領域=市場規模みたいなところもあり成長性は微妙なところがありそうなのをどう見るか。

ちなみに統合完了した2014以降のBPS成長率をみると5.41%/8年とかですね。EPSでも5.2%/8年で意外に悪くない水準ですが、今期の予想は前期より低いというか、2018年より低いのであまりEPS伸びてる感じではなく停滞蓄財として見てた方がいい気はするところ。

ということで停滞蓄財の消費者独占企業とみてるのがいいのではないかとは。

目先2Qで停滞ですねとうものが出てきてます。計画減益ですがこれも大きな水準だと近年の業績水準に準じる形でだから停滞ですねって感じ。

 

財務

前期末総資産71.4兆で自己資本比率が1%切っててとても財務が悪いように見えますが。

資産は流動71兆の非流動が1835億で資産はほぼ100%流動です。その流動は清算引受資産で64兆、清算参加者預託金特定資産で6兆で、だいたいこれだけで資産が終わります。

「株式会社日本証券クリアリング機構清算機関として引き受けた「清算引受資
産・負債」及び清算参加者から担保として預託を受けた「清算参加者預託金」が両建てで計上されております。「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」は、多額かつ清算参加者のポジションなどにより日々変動することから、当社
グループの資産及び負債の額は、これらの変動に大きな影響を受けます。その他、金融商品取引等の安全性を確保するための諸制度に基づく「信認金」、「取引参加者保証金」及び「違約損失積立金」が資産及び負債または資本に両建てで計上」

クリアリング機構は子会社のようですね。

日本証券クリアリング機構 - Wikipedia

「金銭(手形・小切手を含む)、有価証券、デリバティブ取引等の決済の円滑実施を目的とした事業を行う法人の形態。」

このへんはJPXの特殊性からくるものとなりそうで、事実上のJPXの持ち物ではないとなりそうであまりこの辺を財務悪いみたいに気にするものではないとなりそうな。というか両建てだし。

負債も71兆でほぼすべてが清算引受資産で64兆、清算参加者預託金特定資産で6兆でというか同額でまさしく両建て。

あとは、事業性がここは自身がリスクとって取引するとかじゃなく原則として市場という場所を提供して、その場代をとるというものなのでやっぱり気にする必要ないのではないか?とかは思います。

間違ってたらごめんなさい。

 

CF

CF盤石。

営業CFド安定で、投資は必要も2014年以降常にFCFでてる。余裕は主に還元に回っる感。現金をおおよそ増やさず。

配当性向がかなり高い。そしてDOEも高めですね。近年10%程度以上。

そして毎年じゃないけど余裕見て自社株買いも入ってますね。

と、CFまわりはやたら潤沢ですが手持ち現金はあまり増やさず還元に回してる印象。ROE意識してると思います。というか中期経営計画にROE15%以上の目標はでてますね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげからさげ
週足であげてさげ
月足であげになると思う
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期にはあげ。特に2013年以降は伸びてますね。

その中で2015-2020は水準が変わらなかったのが2020-2021でウエニの言ったけど2022でおちて2015年以降の水準に戻ってきた形。という感じでもみ合ってる感じで、目先1811とかコロナ前安値1527とか、2015年以降安値1082あたりをみながら再度上昇を狙う感じでしょうか。1082はいかにも遠いですが。

 


ファンダ的には、東証様。日本株式市場の市場(いちば)主。

数字的には明らかな消費者独占企業で、独占的な立場から非常な高利益率を叩きROEなども高水準。一方成長性は微妙でまあ伸びてるけど、売上規模自体は市場環境に左右されそうですし目先は後退停滞感出てます。

総じてボロ儲けも足踏み企業で停滞蓄財と見てるのが正しい印象。

財務は自己資本比率は非常に低いも、それはこの会社の特殊性からくるもので、財務面は心配しなくていいというか、ここになにか起きてその被害が投資家に行く自体はわりと日本株式市場の終わりかもしれないのでここ持ってなくてもひどい目にあってる気がします。

CFは独占性を活かして暴利を貪ってる印象すら受けます。ただ溜め込む感じではなく余裕分は還元に放出しており、そのあたりでROEが維持されてるところはありそうで実際数値目標で出してます。

総合して、消費者独占の停滞蓄財。

評価。

PER22.7のPBR3.3。評価は高め。絶対的には成長性も怪しいし停滞蓄財の企業としては高い気がしますし、BPS成長率は5.2%/8年の配当2.5で年8弱でPBR3超えはやっぱり評価高めとは思いますが、この会社の特殊性、消費者独占性も鑑みてどう考えるかですね。

というか2013年以降くらいでPER22くらいはよくある評価水準でいかにもよくある位置です。日本経済が終わりとかでなければ利益は堅そうにみえ、そしてROE維持ならBPSも増えそうで気がついたらEPSも増えんじゃないかと思ったりするところで、それを待てるなら持つのもいいのではないか。クオカードももらえるし。ちな単元なら利回りはあと2%くらいあがりそうです。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8697

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8697

IRBANK:https://irbank.net/8697

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

RRRというインド映画を見ました。

すごい豪華なB級映画という感想・・・という投資に関係ないですね。

投資はとくにない。決算期だけど。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)