大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9326)関通/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181104100715j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

関通とその他

株価

460円(人々は、意気揚々と村から冒険を始めたが失敗して意気消沈して村に帰ってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9326 9057 9386 1942
企業名 関通 遠州トラック 日本コンセプト 関電工
市場 東証GR 東証ST 東証PR 東証PR
業種 倉庫・運輸 陸運 倉庫・運輸 建設
時価総額(億) 47.2 192.0 232.0 1693.6
株価 460 2544 1673 825
決算期 2023/02予 2023/03予 2022/12予 2023/03予
予想売上(億) 120.0 450.0 187.3 5,420.0
予想営業利益(億) 9.4 33.5 31.9 320.0
営業利益率 7.86% 7.44% 17.02% 5.90%
予想純利益(億) 6.1 23.4 20.8 208.0
売上成長率(年複利/期間) 18%/5年 6%/16年 8.7%/11年 1.1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 61.4%/5年 14.2%/16年 13.2%/11年 10.4%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 91.6%/4年 4.3%/15年 20.3%/10年 3%/15年
PER 7.77 8.11 11.17 8.10
PBR 1.72 1 1.55 0.59
ROE 22.1% 12.3% 13.9% 7.3%
ROA 6.4% 7.4% 9.3% 4.4%
配当利回り 2.17 3.69 2.09 3.39
配当性向 16.9% 30.0% 23.4% 27.5%
総資産(億) 94.8 315.9 223.6 4709.7
自己資本(億) 27.3 186.1 131.0 2839.8
自己資本比率(%) 28.7 58.9 58.6 60.3
一言感想 あげあげ あげ あげあ 停滞蓄財

 今週は比較。2022/10/20に銘柄スカウター10年クスクリーニングで3年売上成長率15%以上のもの(212銘柄)をKABU+データにあててきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年10月21日取得。関通。Eコマース向け物流サービス。比較に陸運から遠州トラックと特化系物流から日本コンセプト。ゲストに”関”仲間の関電工。

関通(9326)

業績

物流会社なんだけど特にEC向けのサービスが強いというか特化してる感じ。

ECサイトの受注管理とか自動化プログラムとかも提供でだからEC向けのサービスが充実。物流プラス受注という感じですね。

 

業績は伸びてますね。絶対の利益率は高くもないが利益率は、原価率が下がる感じで向上傾向も見られます。

で好調で来てる感じですが今期2Qで下方修正。「物流サービス事業においては、新規のお客様獲得は堅調に推移した一方で、当初予想においては既存のお客様に係る売上予想は前期と同水準で推移するものと見込んでおりましたが、実績はこれを下回る水準で推移」で2Qで売上前年割れですね。

と、目先成長鈍化感もありこれをどうみるか。「コロナ禍の反動減」とは言ってますね。まあコロナでの増加を外せばまだ伸びてるようにも見えますが。さて。

 

財務

前期末総資産94億で有形固定31億。これは伸びてますね。流動46億。現金32億で現金多めですね。

負債67億。借り入れ49億ほどで財務は悪いですしその質も借り入れ大きめですね。

という感じで基本設備投資をしながら成長する設備業感はでてます。手元資金は増えてますがこれ投資する気ではないかとは。

自己資本比率自体は改善傾向。

 

CF

営業CFは出てる。も、投資が大きめでFCFはマイナスですね。財務で補う形。借り入れはありますが、目先は毎年増資入ってますね。この辺をどうみるか。配当は一応出してますね。

 

遠州トラック(9057)

業績

物流会社。

地味に長期成長。

元々営業赤字なしの純赤字も2009年くらいで安定性は高かったのですが近年は利益率ROEも上がってきて優良物流会社になってきてると思うよ。

まあでも毎年伸びるという感じでもないので成長企業というよりは停滞蓄財の類としてみてたほうがストレスないでしょうね。ROE二桁維持位を見守るかんじでしょうか。

1Qで増収減益。まあ1Qだし既存の延長線上には思えます。

 

財務

資産増。自己資本比率も向上。ROE伸ばしながらだから褒めるところですね。

借り入れも減って有利子負債比率も下げてます。

順調という他。

 

CF

営業CF出てFCFもだいたい出てる。現金も積んでますね。増配しながら健全と言う他ない。

 

日本コンセプト(9386)

業績

液体輸送特化物流。液体貨物の国際複合一貫輸送請負でニッチに強い感は。

長期に伸びてるし、利益率とかは物流としては傑出レベルでニッチですね・・という感じ。ROEも二桁安定感あるのでこのへんも強いですね。

と、総合的にかなり優秀。目先も物流圧迫の恩恵をうけてそうな業績加速。

いいことですが、故に業績後退が心配になるところですがそのへんをどうみるかで判断は変わりそうです。目先2Qも凄まじい数字だしてて絶好調ですがだから故に反動は怖いところでしょうか。

あとはEPSレベルでは足踏みも多くこのへんで成長企業と見るよりは停滞蓄財とみてたほうが焦らない気はします。

 

財務

資産増で増える資産とBPS。で減る有利子負債。で、自己資本比率も増加一服でもう借り入れ>手持ち現金で完済がみえてそうです。

有形固定資産多めで地味に増えててこの辺は継続した投資が必要な設備産業ですね。

 

CF

CFド安定。営業CFマージンから堀持ちの疑いも持てるほど。

投資は必要もだいたいFCFでますね。

まあ負債返せてるので当然なんですが。

配当は配当性向で区切ってそう。現金増えてないので丁度いいくらいにはなりそうですが、借り入れ返したらお金余りそうですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足で崩れてる感
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

関通(9326)

テクニカル的には、上場343からあげて1559、1563とかつけるもその後崩れて目先は崩壊感あり440まで。上場からいってこいした感じですがどう考えるか。というか入るなら逆張りだしもう基準は440でなければ334か奈落なんですが。この辺をみながらまた息を吹き返し上昇に転じるのを期待する感じでしょうか。反転すればわりとよく見るIPOの動きっぽくはなりますね。

 

ファンダ的には、EC得意な物流。受注もできてよりECに優しい。業績は伸びてて利益率などは改善傾向で、絶対水準でも低くはなく結構優秀な物流感はあります。

が、目先減収をカウントでこのへんをどうみるか。コロナで前期調子良かったからとはしてますが下方も入っていてだからどうみるか。

設備産業よりだから仕方ないが、財務は悪い。設備投資先行でFCFマイナスで現状借り入れ増資をして補いながら投資を進める感じ。

評価。

PER8のPBR1.7 。いかにもウケがよさそうですし、高いPERまでいったようですがそこから落ちてきて今のPER。絶対的には高ROEでこれはレバレッジ含むですがROAとか利益率で見ても悪くもないというか、ROAとか利益率はそしてPERも遠州トラック並です。成長鈍化懸念も含めて遠州トラック並みでEC向け特化の期待は状態なりになったとも見れる展開です。

その意味ではわりとフェアバリューというか遠州トラック並み。財務やCFの悪さなどに目を瞑ればECはやっぱり伸びてやっぱりECは強かったになるかもしれないのでチャンスもあるとも見れます。でも財務悪いので鈍化とか来てCFとかに影響出ると悲惨なことにもなりかねない雰囲気もなきにしもあらずでこのあたりどう見るかですかね。

といいましたが成長続けばなかなかおもしろそうはそうですね。続けば。

 

遠州トラック(9057)

優良物流会社。といっていいのではないか。

安定性ありながら堅調に業績も伸びて、CF財務も問題なく物流として盤石の域に来てるようにも。

目先も堅調。

評価。

PER8のPBR1。PBR1は遠州トラックとしては評価高めというか、トラック物流としては上の方でこれ以上はヤマトとか佐川とかしかない感じ(丸和別格)でわりと中小物流として十分評価されてて安いと思わないほうがいいとは。優秀な物流が優秀な物流と評価されてるとはなりそうです。ただ絶対的に状態はよいわりには評価低く見えるので、選ぶ理由も十分あるかなとは。

これは物流全体に言えることですが。

 

日本コンセプト(9386)

液体運搬特化でニッチに強い感。長期に伸びてるし物流としては抜けた利益率を示してROEを高めと相当優秀。CFで堀持ちを疑えるほど強く財務も良くなって、そろそろ返すべき負債も返し切る未来も見えてきてるようにも。

目先も業績絶好調で弾けた数字が。

・・・ですがいかにも特需な感じもして反動も怖いところですがどうなんでしょうとは。

評価。

PER11 のPBR1.5とか。日本コンセプトしてよくあるPER水準です。好調ですがあまり交代による減益は織り込んでないくらいでしょうか。というかPBRでも割と低めだったりするので、こんなもんかもしれませんとうかコロナ前からもよくあるPBR水準(も、どちらかといえば低め)なのでいろいろもう通常運転な気はします。悪い会社では絶対ないので気に入ったのなら買えばいいんじゃないかなと言う感じ。

 

 

関電工(1942)

設備工事。

こういうの。

 

停滞蓄財という感じです。近年利益率良好。

これだとROEも水準上がってBPS成長が進むねって推移してる。

2004年に赤字があるけど、その他はないから停滞蓄財で配当もらいながら蓄財するのみてればいいんじゃないかと思うところ。BPS成長は3%/15年で高くないけどこれは近年加速してそうだし3%ほどの配当も含めて利益率あがった2017年以降としては比較的PBR低めな0.6くらいで拾うのは極めて地味だけど、地味が嫌いじゃなきゃいいんじゃないですかねとは思います。まあ利益率低い頃はもっと低いPBRもあるから利益が大きく下がるのは好ましくないですが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表