大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5714)DOWAホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

DOWAホールディングスとその他

株価

4860円(人々は、かつて破れた王者に鍛錬のはてに喰らいつき凌駕しようとしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5714 5713 5753 3329
企業名 DOWAホールディングス 住友金属鉱山 日本伸銅 東和フードサービス
市場 東証PR 東証PR 東証ST 東証ST
業種 非鉄金属 非鉄金属 非鉄金属 小売
時価総額(億) 3012.7 11751.8 45.7 121.5
株価 4860 4041 1926 1484
決算期 2023/03予 2023/03予 I 2023/03予 2023/04予
予想売上(億) 8,460.0 13,570.0 270.0 94.0
予想営業利益(億) 585.0 2,180.0 13.0 0.2
営業利益率 6.91% 16.06% 4.81% 0.23%
予想純利益(億) 430.0 1,480.0 11.0 0.1
売上成長率(年複利/期間) 3.9%/16年 2.1%/16年 0.2%/16年 -1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 3.1%/16年 1%/16年 12.3%/16年 -21.4%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 5.5%/15年 6.9%/15年 5.7%/15年 4%/15年
PER 6.73 7.50 3.86 1498.99
PBR 0.88 0.74 0.42 2.1
ROE 13.1% 9.9% 10.9% 0.1%
ROA 6.5% 6.5% 7.1% 0.1%
配当利回り 2.16 4.33 0.52 -
配当性向 14.5% 32.5% 2.0% #VALUE!
総資産(億) 6572.8 22687.6 154.3 85.2
自己資本(億) 3134.6 14453.3 94.6 56.8
自己資本比率(%) 47.7 63.7 61.3 66.6
一言感想 停滞から加速 停滞から加速 蓄財 業績後退も蓄財

 今週は比較。2022/10/20に銘柄スカウター10年クスクリーニングで3年売上成長率15%以上のもの(212銘柄)をKABU+データにあててきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年10月21日取得。DOWAホールディングス非鉄金属の精錬その他。比較に同業っぽい。ゲストに名前は近いけど関係なさそうな東和フード。

DOWAホールディングス(5714)

業績

セグメント。

精錬を中心にバランス良く。

長期業績は大きくは伸びる傾向ですが、売上は足踏みの期間も多く赤字も2009年にあり。まあシクリカルですね。

とはいえ赤字は2009だけみたいだし目先はぐっと売上伸びて好調ですね。

大きく増収の2021は、買収とかも入ったかのような増収ですがなさそうで、主力精錬が+61.5% 金属+43.9増収とかが引っ張るというか減収部門なしで絶好調ですね。

今期は1Qで減収も増益の修正がきてますね。「当社の主力製品・サービスは前回予想並みの需要を想定しているものの、一部の自動車関連製品・サービスにおいては需要の減少を予想しています。また、原材料やエネルギー価格等のコストの見通しや為替・金属相場の前提につきましては、足元の状況を踏まえて見直して」

好調も一服感は出てきてるところもあるかもです。

というか中期計画でも、一服感あるものが出ています。前期は出来すぎだということで、しばらくは示されたROA10、ROE12を基準に見ていくのがいいのではないかとは。ROEはともかくとしてROAは過去からの水準からは良化となりそうです。

 

財務

資産増。前期末6572億で有形固定1683億で伸びる傾向。流動は3830億で伸び率も近年固定資産より上ですね。

原材料1672億製品540億手形990億、現金368億とか現金は伸びてますが傾向としてあるのかは微妙。

負債3287億で、ROEROAの差で自己資本比率良いとみましたがいうほどでもなく。でも資産伸ばしながら有利子負債は伸びを抑えており、財務自体は良化と言えそうです。

主な負債は長期借り入れ407億手形632億が目立つくらいでバランス良くいろいろみたいな印象。

自己資本比率は高くはないけど質は悪いわけじゃないという印象です。BPS自体は右肩に近い。5.5%/15年くらいの成長率。

 

CF

営業CF安定に近い。2021は赤字もここは棚卸し資産増が大きめ。

FCFは2018-2021は赤字ですが、ここは貸付による投資CF増加がありそうでこれを除くとかなりFCF安定的にでる感じはあります。少なくとも大幅増収で投資に追われ財務悪化とかならず増収がFCF増加に貢献してそうなところはありますね。

設備投資自体は継続的に要りそうです。

増配は利益並という印象。過去は赤字で減配をしてそうですがFCF的には今の配当は出す力ありそうですね。

 

住友金属鉱山(5713)

業績

より精錬が中心。2019年以降は営業利益出してませんが便宜的に経常利益を当てはめてます。

 

長期に営業赤字はないですね。経常損失なら時々。足踏み長くてシクリカルな感じが強いのも上と同様ですね。BPSも2015-2021で足踏み感強いですね。

その中で目先はぐいっと伸びてますが、これからどうでしょうかみたいなところは。

・・・なところですが、目先1Qで弾けた通過ですね。

銅金ニッケル等々値段が高く業績貢献してそうですが目先は下がり始めてるみたいなところはあり今後どうでしょうか?感は。

 

財務

総資産2兆2687億で非流動が1.35兆であまり伸びてる感じではないですね。

流動が9151億でこれが目先の業績をうけて大きく伸びてそうです。棚卸資産等伸びてそうですね。

負債は7113億。目先相応に伸びてますが資産ほどではなく自己資本比率改善で、業績工場が財務改善につながってそうです。

 

CF

CFは普通に出て投資もしてだいたいFCFでてますね。目先はFCFが大きめに入ってそうです。

配当は利益並みで減益で減配がありそうです。

 

日本伸銅(5753)

業績

銅製品でちょっと上とは毛色が違うかな。

シクリカル。利益率推移をみると薄利や赤字もちらちらであまり競争優位性は高くなさそうな雰囲気。

とはいえ近年は好調でですね。利益率も二桁いったしROEも同様。も、今期計画では落ちてきててピークアウト感も。

ということでピークアウトし薄利に戻っていくかこらえるかが大きなポイントでしょうか。

目先は上方も入り「主要原材料である銅の相場価格が当初の計画よりも⾼い⽔準であったことと、販売量も堅調であったこと等により、売上⾼、営業利益、経常利益、当期純利益が、前回予想を上回る⾒込み」

・・ですが1Qは増収も減益で計画も減益でやっぱりピークアウト感はありますね。

 

財務

前期総資産154億で総資産は2012年に固定資産圧縮損で大きく資産圧縮してますね。

有形固定は26億で減る傾向で、上記からあまり固定資産持ちたがらない傾向はありそうな。流動127億で手形類多め。現金は増えてる感じでもないです。

負債は59億で維持くらいでしょうか。有利子負債自体はあるし、現金も少ないのですが自己資本比率は高めで、現金は借りればいいと思ってるのかあまり手元にないところはありますが、大きくは2012年以降は投資を抑えめにリストラと言うか固定資産を増やさず流動資産を増やすような傾向は。

2016年以降くらいはかなりのペースでBPS成長率とると12.47%/6年とかあって意外に蓄財が早いです。

この辺からもROE2桁にちかいくらいで堪えられるとなかなかおもしろいかもしれないですが。

 

CF

営業CFがなかなか弱めで赤字混じり。と、なかなか印象悪いですが、これは売上債権とか棚卸資産の影響が大きそうで、つまり好調でそれらが伸びるから営業CFマイナスになってるところはありそうですね。増収が落ち着くとお金入ってくるかもしれません。というか来るでしょう。

投資は抑えていて営業CF≒FCFに近いですね。

配当やる気なし。でも2022は自社株買いしてますね。配当は手元にお金ない(借りろって話もありますが)ので仕方ないところはありますが、お金入ってくると配当に降ってくるかもですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足で結局もみ合いかな
確認。

評価・売買判断

DOWAホールディングス(5714)

テクニカル的には、2015年の高値は超えられてなく大きくは6000-3000程度のレンジを形成でしょうか。その中でコロナ安値2201から伸びてきて2015年の高値にもう少しでタッチの6170で、そこでおちてますが、これを6215を破る上昇を形成できるか?というところ。

週足レベルでは上昇となるので、やはり目先安値4285を見ながら5610、6170を突破できるか?を見ていく感じがいいのではないか。

 


ファンダ的には、好調な非鉄金属。長期に増収も足踏み期間も多くリーマンあたりに赤字もありやはりシクリカル。その中で目先絶好調から足踏みに入ってきそうな目先の実績と中期経営計画。とはいえ、大枠で好調だし成長感もありで目標を達成するペースならそんな悪い事にはならなさそうな。とりあずROE12%ROA10%が一つの目標ではないかと。

財務は良くないし投資は必要だが営業CFでまかなえる水準で、増収と財務改善が両立するところはありそうで、余裕自体はあります。

評価。

PER7のPBR0.9。過去に大きな減益はないわけではないけどリーマン以降はそうないのでPERでみてもいいかもだけど、やはりシクリカルであるのでPBRで見たほうがいいかな。となるとROE12%程度でPBR0.9ほどは妥当か妥協点にあるようには思えます。好調は前提として手を出してそんなひどいことにならなさそう・・・・ではあるけど、PBR0.5台くらいあるので、市況次第では下もあると見てたほうがいいですね。下もあるとしつつ下に行けば買いとかはわりと機能しそうですがどうでしょうね。いちおうシクリカルなので全信頼はデンジャーかもしれません。

 

 

住友金属鉱山(5713)

長期に成長感もないわけじゃないし、赤字なども少ないのだけれども業績足踏みも多く外部環境次第なところはありそうです。その中で目先は資源高に助けられる形で好調で目先まで続いてる感じですが、短信からもピーク感は。

一方好調を順調に財務良化に反映してそうで増収も投資にCFを取られてる様子もなく。順当に儲かってる感はあります。

この好調がどこまで続くかでしょうか。ピーク感ありますが。

評価。

PER7.5のPBR0.75。目先絶好調もPBRでここ5年間でわりと低いPBR水準で以下はコロナ時くらい。シクリカルなんだけど業績足踏みはすでに織り込んでるともいえる評価水準でまあわりと安定的だし拾うのもいいのではないかとは。好調が続けばわりと悪くないし、足踏みに入ってもBPS6.9%/15年のペースがさがらないなら報われるときもあるのではないか。あとは配当利回りは高めだけどあまり安定してないので信じないほうがいいような。

 

日本伸銅(5753)

薄利や低ROEなときも多くそんな強いことない銅製品メーカーには見えます。過去に大きな赤字もありそうで以降は固定資産もあまり持たず来てる印象。それでも近年はわりと利益率ROEもあがりわりと好調な部類となりそうで、成長って感じはしませんがこの好調でわりと高めのBPS成長を見せてるような。

売上債権や棚卸資産の関係もあり営業CFが赤字もあり一見厳し目ですが、おちつくと営業CF入ってきそうなところはあります。それもあるか目先はかなり手元にお金がない感じが一変はあるかもしれません。

評価。

PER4のPBR0.4。まあ冴える会社には見えないし、また足踏み停滞に入る感もしますが、目先のROEとかBPS成長とか見るにPBR0.4は破格に見えます。まあこれでも日本伸銅としてはあるあるな水準っぽいんですが、もっと上のPBRも普通にありそうでというか過去にはあり好調以上でいくならわりと再現もあるかもしれないし、わりともう低迷を織り込んでる気もするので言うほど下もなくて好みの人は好みなのではないか。

 

 

東和フードサービス(3329)

東京・神奈川・埼玉・千葉でカフェ喫茶(珈琲・紅茶、カフェ)、パスタ&ケーキ、レストラン(イタリアンダイニング・スイーツ・御好み焼き)を運営(110店、2022年4月)。

コロナでやられましたねって業績。

居酒屋みたいに売上<赤字とかまではいかないで常識的な範囲ですが業績後退で、目先は回復中で過去の水準に戻れるか?ってところ。いや戻っても成長感もないんですが。

戻るなら、停滞蓄財という印象。財務はコロナ前で健全だったので業績戻せばまた堅実に稼いでいくらか蓄財していくことになるのでは?

実際問題コロナで財務が大きく傷ついたわけでもなそうです。

FCFも地味にだしてます。総合停滞蓄財の外食チェーン

業績戻すと優待銘柄としては見れるかもです。食事券で年間2500円の配当を去年並10円で試算すると・・2.3%ほどですね。

戻っても停滞蓄財の外食屋としては物足りないですね。バリュエーションも高いので仕方ないですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっす。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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