大河の一滴

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(2612)かどや製油/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

かどや製油とその他

株価

3535円(人々は、高い山にのぼって降りて疲れたので休んでいる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2612 2602 4404 6368
企業名 かどや製油 日清オイリオグループ ミヨシ油脂 オルガノ
市場 東証ST 東証PR 東証ST 東証PR
業種 食料品 食料品 食料品 機械
時価総額(億) 332.3 1075.6 101.5 1029.2
株価 3535 3190 985 8880
決算期 2023/03予 2023/03予 2022/12予 2023/03予
予想売上(億) 335.0 5,000.0 530.0 1,250.0
予想営業利益(億) 25.0 130.0 (2.2) 117.0
営業利益率 7.46% 2.60% -0.42% 9.36%
予想純利益(億) 18.0 92.0 (0.6) 82.0
売上成長率(年複利/期間) 3.7%/16年 4.6%/16年 1.1%/15年 3%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 5.4%/16年 2.5%/16年 -12.2%/15年 3.9%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 5.2%/15年 2.2%/15年 2.1%/14年 4.7%/15年
PER 18.07 11.24 -169.20 12.40
PBR 1.04 0.63 0.41 1.33
ROE 5.8% 5.6% -0.2% 10.7%
ROA 4.6% 2.7% -0.1% 6.3%
配当利回り 2.12 2.82 3.05 1.8
配当性向 38.3% 31.7% -510.2% 22.4%
総資産(億) 393.6 3445.1 526.2 1305.1
自己資本(億) 311.5 1562.3 252.6 758.4
自己資本比率(%) 79.1 45.3 48 58.1
一言感想 停滞蓄財 増収蓄財 停滞蓄財 あげ

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで、気になった業種で5年営業利益率でスクリーニングし気になった上位のものをチョイスして分析します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年09月27日取得。かどや製油。ごま油。比較に食用油っぽい。ゲストに油に対抗して水処理のオルガノ

かどや製油(2612)

業績

ごま油とごま。という他で普通に食品。

1999年以降赤字なし。そして長くは成長感もあります。成長速度自体は売上で3.7%/16年とかでさほど早くはないですが、長期に順調とはなりそうですが気づいたらという感じでここ数年では停滞感あるので停滞蓄財と見てたほうがストレスもないのではないか。減益くらいあるというか、利益はあまり伸びてる感もなしですし。

引いてみれば、BPSで 5.2%/15年とかで停滞蓄財と。EPSも似たようなもん。

営業利益率は食品としては比較的高くこの辺は一定以上の価格競争力あるんじゃないかと思います。長期の安定性でいくらか証明になってるのではないか。

その中で1Qで増収増益。調子いい感じですが計画は増収も減益ですね。

このあたりはどう見るかわかれそうです。

「   ごま油事業におきましては、製品の販売価格の是正を、4月より輸出用、5月より業務用、6月より家庭用で実施しております。この影響等により家庭用の販売数量は前年同期に比べ減少しましたが、業務用及び輸出用は外食産業の回復等により、販売数量は前年同期に比べ増加」〜「コスト面におきまして、袖ケ浦工場の償却進行に伴う減価償却費の減少等あったものの、原料価格の上昇及び為替の円安基調等に伴う原料代の増、エネルギー価格上昇等に伴う燃料費や光熱費の増等により、売上原価は前年同期比108.7%となり」

と、原材料や燃料のコストは上がるけど価格転嫁はして全体では増収にもできてるので一定以上の価格競争力があるのはそうとなりそうですね。

計画は保守傾向はありそうです。

 

財務

資産増で、自己資本比率も高い。

前期末総資産393億で有形固定127億。2019に大きく伸びてますね。

これになりそう。

かどや製油/80億円投じ、千葉県袖ケ浦市に新工場建設 ─ 物流ニュースのLNEWS

立てたあとは減ってて償却が進んでるってことだね。

この投資も自己資金でやってそうで借り入れもしてなく自己資本比率もだから高水準維持。

 

 

CF

 

営業CFはプラスが多いですがマイナスも。

棚卸し資産とか仕入債務の影響が強そうですが豆とか大量に入れたんですかね。近年は安定的。2019、2020に大型投資ですが、ここらで財務がプラスになってなくこの投資は自己資本で済ませてますね。2020だけ借りて増えてます。その次はなくなってます。コロナ対策かな?

そrで2018年以降さすがにためた現金減らしましたが目先はまた増えてきてますね。

配当は配当性向で区切ってそうでね。

日清オイリオグループ(2602)

業績

2004年以降赤字なし。このあたりは繰り返し買われる食品の底難いところ。

成長感には乏しく2009と2021は売上同水準ですなわち停滞蓄財で、ROEや利益水準もさして高くなく、安定性は高いけど薄利傾向はあり長期のBPS成長率などもさほど高くありません。

ですが目先は大きく売上が伸びてます。

 

2022は買収でもしたかの増収ですがこれは純増っぽいですね。とはいえ利益は原価率が伸びる形で利益率が後退し横ばい程度。値上げもしてますが原価率があがってます。

これが利益率が戻れば大きく増益となりそうですがそのような展開を期待するか否か。

そんな中での1Qですが増収増益でかなり弾けた内容ですが、まだ1Q。四半期ベルではこのくらいの利益は過去にもありますね。のでこれがブレイクするーしてきたと考えるのは早いかもしれません。

 

 

財務

長期資産増。自己資本一定でしたが目先は投資強化もあり有利子負債増えてきて財務悪化ですね。目先は借りての投資強化のムーブと増収があると。

BPS成長も近年は加速してる感はあり、いろいろとアクセルふんでるところはありそうな。

 

 

CF

だいたい営業CF出てましたが、前期で大きくマイナス。棚卸し資産と売上債権が珍しいくらい増えてますね。まあ問題ないですかね。

それもあり、FCFがかなりマイナスで借り入れに頼った感。

設備投資自体は2021がピークで2022は後退してます。

投資を終えて事業拡大してきた結果とも見れなくもないですがさて。

 

ミヨシ油脂(4404)

業績

薄利低ROEの停滞企業とはなりそう。それでもずっと営業赤字はなく今期が1,998年以降で初の営業赤字っぽい。純赤字は2007、2011と今期がそうですね。

まあ赤字と言っても赤字幅は少なくBPSもほとんど傷つかない程度でやっぱり停滞蓄財。BPS成長 2.1%/14年とかなりしぶめかつ近年は足踏み感ある。

停滞蓄財から蓄財も怪しくなってきたにはなってきてますね。

2Qで増収赤字。下方入ってます。「売上高は予想数値を上回りましたが、利益面では原材料価格に加えてエネルギーコスト等の上昇による影響を吸収することができず」と薄利で価格競争力に乏しいところの悪い面が出てきてそうです。

 

財務

蓄財からBPS増がとまり蓄財できずになってきてる感。とはいえ、有利子負債は返してきてて財務自体は改善とも見れなくもない。

 

CF

そしてこのへんは食品の強さを感じますが、営業CFは安定。毎年安定までではないけどFCFもなんだかんだでるとなりそうで現状維持くらいはできてそうです。このままこらえて負債を減らせばいくらか道も見えてくる・・・のかもしれません。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげかもみあい
月足であげてさげてもみ合い
確認。

評価・売買判断

かどや製油(2612)

テクニカル的には、2018年に7600まであげてきて、その後は続落し3000〜4500くらいをうろうろ。この水準は2016年以前より上なので一応長期上昇です。そのなかで週足レベルではずっともみ合ってる印象で一応その中で3100、3400の安値切り上げはあるので地味上昇感はなきにしも。

それで日足レベルでは下落ですね。3400を切り下げなければ日足反転。週足で上昇継続感でるので。3400とか4545あたりを基準にみるのがいいんじゃないでしょうか。

 

ファンダ的には、ごま油。長期に安定的で成長感もあるも、数年レベルでは業績は足踏み感あり利益も減ったり増えたりで気がつくと長期には増えてますねという感じで停滞蓄財と見てたほうがストレスなさそう。

財務は非常によく工場新設も自己資本でやり通せるくらいで、CFも同様。目先は工場立て直しまた現金が溜まってきてそうな感じ。

目先は好調に来ておりあるいはいつの間に成長してたのいつの間にかが来てるやもしれないとは。原価高騰も価格転嫁もできてるようです。工場新設とかも踏まえそのへんをどうみるか。

評価。

PER18のPBR1とか。PBRでかどや製油として低い方。ある意味ニュートラルと言えるし、食品メーカーとしてもらしいよくある評価帯。業績加速などは織り込んでないように思えます。業績加速とかしてきたら面白いかもしれないとは。利益伸びてた2016〜2018あたりはPBRもっと上もあったようですし。

 

日清オイリオグループ(2602)

日清系食用油。食品らしく堅実で安定的ですが長期に業績は足踏み感ありいかにも停滞蓄財で、基本低ROE薄利でBPS成長率も低めできてました。

その中で近年は投資加速で増収も見られて目先は投資自体は終えて目先は棚卸し資産売上債権が伸びる形で利益も大きくでた四半期がでてきてますが。現状利益は過去にあった程度ではあります。

このへんをどうみるか。

評価。

PER11のPBR0.6。いかにも薄利の低ROEの食品という評価帯。というか日清オイリオとしてもここ5年位でもっとも低PBR帯であまり未来を信じられてない感はあります。

なので業績加速・・伸びてる売上に利益がついてくる展開になると気色が変わるやもしれません。そのへんを狙うかどうかなんじゃないですかね。

 

ミヨシ油脂(4404)

油系食品と油脂製品や化成品など。総合して薄利の低ROE企業でBPS増すら怪しい現状維持でいっぱいの企業。ただ負債返済は進んでそうでこのまま減らせばいくらか自由になれる日がくるのかも。まだまだ道半ばっぽいけど。会社存続の危機とか言う感じではありません。CFとかしぶとくこの辺は繰り返し買われる食品の強さも出てます。

評価。

PBR0.4。冴えない企業が冴えない評価で残当

ここ五年でミヨシ油脂としても低PBRな方で、環境良化とかしたり市場全体が上向けば一緒に上はかんがえられるんじゃないかな。潰れそうな感じでもないし赤字でもBPSも減る感じでもないので底堅いやもしれないし。

 

オルガノ(6368)

プラントとか水処理施設。ろ過装置とか純粋装置とか。

シクリカル味はあるけどリーマン以降はずっと堅調で成長感もあります。

機械ってことで増収で販管費を落としてきて利益率向上、ROE向上のムーブでこの傾向が続くのならばって感じ。

1Qで大きく増収増益で計画も増収増益で続いているという印象です。

基本あまり有形固定資産を伸ばすタイプでもなく投資がなくても売上はたてられそう。当然資産増。

営業CFは乱れる感じでこの辺は建設っぽい雰囲気はありますね。プラントとかはかなり建設寄りになりそうですし。まあだけど、商品自体はもっと機械ってのも多いですが。

CFが弱いような気もしますが好調だし、売上が立つなら順調に利益もでそうで、この好調感ならPER12とかPBR1.3とかは高くは感じませんね。ただ好調なら。そうでもなくなると下もありそうというかPBR0.6台くらいは普通にありますし。その意味で減収はまずそう。目先はとても好調ですよ。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常うんてんです。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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