大河の一滴

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(8001)伊藤忠商事/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

伊藤忠商事とその他

株価

3833円(人々は、じっくり階段を登り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8001 2768 8020 8065
企業名 伊藤忠商事 双日 兼松 佐藤商事
市場 東証PR 東証PR 東証PR 東証PR
業種 卸売 卸売 卸売 卸売
時価総額(億) 60748.8 5917.1 1281.9 256.8
株価 3833 2364 1517 1178
決算期 2022/03 I 2022/03 I 2023/03予 I 2023/03予
予想売上(億) 122,933.5 21,007.5 8,500.0 2,650.0
予想営業利益(億) 5,825.2 1,173.0 315.0 55.0
営業利益率 4.74% 5.58% 3.71% 2.08%
予想純利益(億) 8,202.7 823.3 180.0 42.0
売上成長率(年複利/期間) 0.4%/15年 -5.9%/15年 -2.5%/16年 3.5%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 10.8%/15年 2.3%/15年 5.6%/16年 3%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 9.8%/14年 1.1%/14年 8.2%/15年 4.1%/15年
PER 8.05 6.42 7.04 5.91
PBR 1.24 0.68 0.75 0.49
ROE 15.4% 10.6% 10.7% 8.3%
ROA 6.7% 3.1% 2.8% 2.8%
配当利回り 3.39 4.74 4.61 5.01
配当性向 27.3% 30.4% 32.5% 29.6%
総資産(億) 121536.6 26616.8 6344.6 1520.9
自己資本(億) 41993.3 7280.1 1594.8 505.5
自己資本比率(%) 34.6 27.4 25.1 33.2
一言感想 あげ びあげ あげ びあげ

 今週は比較。2022/9/7に取得したKABU+データで予想ROE15%以上かつPER10以下のもの(対象182銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年09月12日取得。伊藤忠商事。総合商社の伊藤様。比較にあまり目立たない系の総合商社。ゲストに伊藤に対抗して佐藤。

 

伊藤忠商事(8001)

業績

総合商社ですねという感想以外ない。総合商社売上二位まできたようで三菱商事の次。

三井、丸紅と続くようです。

総合商社業界 売上高ランキング(2021-2022年)-業界動向サーチ

セグメント。

 

だから総合商社ですねという感想以外ないです。

金属利益率高いなってみても例年そうでもないやっぱり個別セグメント見るよりは総合で見たほうがいいのではないかと。

で、総合は以下。

売上が乱高下してますが、これは会計的な理由かと。

2015、2016でいきなり売上が変わってる。(2016年に2015年の売上を変えてきてる)

ちょっと理由を調べたけど理由はよくわかりませんでした。

2019は「前期比6兆904億円(110.5%)増収の11兆6,005億円となりました。新会計基準 (IFRS第15号)適用の影響による増収5兆907億円が含まれております。 」で会計変更なんですが。

まあそういうこともあって、業績を見にくい印象もあるのですが、これはROEやEPS推移をみてればいいと思うところで、以下のように安定的だし、1999年以降営業赤字もありません。

 

このへんはシクリカルな資源などを避けて通ってるところは効いているかもしれません。

伊藤忠の今期、最高益へ 大手商社、脱炭素・非資源に力: 日本経済新聞

他に総合的に総合商社として優秀なところはありそうです。単年の数字ではありますが、ROAで総合商社首位でありROEも上位。

長期のEPS、BPSも今日並べてる双日、兼松のそれを突き放しています。

長期により企業価値を高めてきているのは一つの事実でそれは会社がより優秀だからだという見方もできるでしょう。

そういう感じで大枠としてはこの純調さ、優秀さが継続するか?を見ていけばいいのではないかと。

そんな中で1Q増収増益。計画は純利益歯科出してませんが減益。まあ、順調の範囲内じゃないでしょうか。

 

財務

IFRSきらい。

まあ業績踏まえてこれぐらいだし細かく見る必要もないのではないかと思います。

 

BPS右肩。

 

CF

これも営業CFが順調に出て2017年以降はFCFも安定的。FCFはだいたい財務CFで出して現金は維持くらい。で、設けはみな吐き出して貯金は進まない(蓄財自体は進んでる)は留意点くらいですがやっぱり総合順調であまり細かく見る必要もないのではないかとは。

還元は増配傾向で自社株買いも入りますが、多くは負債返済に流れて還元性向自体は40%行かない程度です。

有利子負債自体は大きめなので還元により振ってくるのは可能性としては低そう。

 

双日(2768)

業績

これも総合商社ですねと。

業績は以下でこれも売上が(たぶん会計的な理由で)乱れてるやつ。たぶん事業的にはほとんど変わってないと思われます。


これとかみてればいいのではないかとは。

 

近年のROE10%程度は悪かないけど、伊藤忠より様々一枚下かなとは。

商社としても優秀な数字か言われたらそうでもないかなって感じで総合普通の商社って感じです。でかいけど優秀とか収益性が優れるって感じではないということです。ですが2004年から経常赤字もなく安定性自体は結構優れている・・というかこれは大きな生産設備投資も必要もない商社の特徴だとは思いますが。

それで目先1Q決算は好調。部門見ても全部門増収となりそうですね。

これを環境がよいとみるか、会社の力が上がったと見るか。前者ではないか?とは思いますが、後者とできる理由があるならいいかもしれませんね。

 

 

財務

このあたりを見てもやはり伊藤忠に一枚劣るという印象は受けます。

でも資産増ではありますね。伊藤忠ほど右高じゃないです。

 

CF

営業CFは比較安定。FCFもだいたいでますが、FCFの水準自体は低め。営業CFマージンをとっても5%はあまり行かない程度。還元したら終わり感はあります。

近年は自社株買いもして還元強化感ありますが。

 

 

兼松(8020)

業績

総合商社。

総合して総合しての双日とのちがいがよくわからない。

双日と兼松の数字を変えて、兼松ですよと言われても気付けないと思います。(双日も。伊藤忠はたぶんわかる)

以上、もうだいたい双日で言うこととかぶるので略でもいいくらい。

1999年以降営業赤字なし。

1Q順調。双日と同じだね。

これはBPSでは右肩感ある。その意味では伊藤忠より。

 

財務

資産は双日より順調感ある。

 

CF

営業CFは安定的でFCFは双日より余裕ありそう。

還元も一定の規律を維持してる感。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげ

確認。

評価・売買判断

伊藤忠商事(8001)

テクニカル的には、月足でかなり順調な上昇を見せてます。2008年の安値から、2022年高値で10バガーマークでこれはかなり長期に順調となりそうです。

週足レベルでは調整感もでてますので、調整をこなし長期上昇を見込むなら、3485あたりを底にみて入るのはいいのでは?とかは思います。3104まで見るかは好みでしょうか。

 


ファンダ的には、順調な総合商社。優秀さを感じるし成長?はわからないけど長期に安定的に企業価値は上げてきていると言えます。

売上の基準がよくわからなかったり、資料でも売上だしてきてなかったり、癖があるというか状態が見え難い点はありますが、見えたところで全部理解するのも困難だし。大きな視座でゆったり順調さ見ながら付き合うのがいいのではないかと思います。付き合えるのなら長期に悪くはない結果がでてるはそうですし。目先まで順調そうと言えます。

評価。

PER8のPBR1.2ほど。目先のROEを維持するとすればもっと上でもいいような気はしますが、伊藤忠としてはよくあるPER水準でちょい高くらいでいかにも通常運転の範囲内となりそう。

良くも悪くも通常運転であまりPERの切り上げを期待するのはどうでしょうってことで、順調な企業価値向上を期待するようなもんで化けるとかの類ではないとは思ったリします。化けませんが長期に順調が続くと気づいたら複利効果も効き数倍になるとかあるかもしれないみたいなものではないかと。

そういう類なら、選ぶ理由もあるのではないかと思います。ていうか会社を信じて長期にもってることも忘れて放置しとくようなタイプではないかと。

 

 

双日(2768)

総合して商社って感じ。停滞蓄財の商社。大きいし総合と言っても商社の枠を離れるわけでもなくやっぱり停滞蓄財の商社という感じです。

蓄財自体も還元したら進むか微妙なところで長期のBPS成長も足踏み感ありどうだろう・・?ってところもあります。ただ近年は環境もいいのかかなり好調。

評価。

PER6.4のPBR0.7ほど。伊藤忠に一枚劣る停滞蓄財の商社が伊藤忠より低い評価に置かれているという以上のものには見えません。

絶対的にはROEが10%ほどのものがPBR0.7ほどは悪い選択でもないとは思うけど、好環境っぽいしそれも続くかというというかPERで双日でよくある水準でいかにも普通。好調が続くとBPS増も加速してちょっとPERでも上がればわりと言い結果でしたねはあるかもしれないけど。

 

 

兼松(8020)

停滞蓄財の商社。長期に安定的な業績で蓄財もわりと堅調。意外に伊藤忠に迫るBPS成長。配当利回りも比較高く。

業績は双日とどっこい感はあるも財務CFはより安定的。

・・・という特徴は堅調な商社にはあるあるで、だから停滞蓄財の商社。

評価。

PER7のPBR0.75。いかにも商社っぽい評価で兼松としてもよくあるし、いかにも正常運転。つまりはフェアバリューではないか。

伊藤忠比較でより低PBRではあるけどBPS成長率などは近いことで伊藤忠の劣化警戒し安牌としてこちらを選ぶのは保守的な選択としてはありかもしれない。伊藤忠以上に化けない地味な選択にはなりそうだけど。配当狙いとかなら考えてもいいかもしれません。

 

佐藤商事(8065)

独立系の鉄鋼・金属専門商社。

堅調で目先は伸びてる感じですが薄利低ROAで2010年にBPSもあまり毀損しない微赤があるくらいで薄利ながらも地味に利益を出し続けるのはいかにも商社って感じです。2010で耐えられなかったのは規模か、扱ってるのがシクリカルよりのものだからか。後者ではないか。

一応長期に伸びてる感あるので成長とも見れるかもしれませんがどうでしょうね。大枠やはり停滞蓄財の商社とみるのが正解な気はします。

上のものなどに比べ低ROEなのでBPS成長も控えめ。とはいえ配当足すと9%ほどはいくのでPBR0.5ほどの低評価を踏まえると好みの人も居るかも知れない。

1Qは増収減益。通期もそうですが、総合停滞蓄財の範囲というか増収が続いて順調というか成長かも。成長だと見れるなあら選択にはなるかもしれませんねというか、コロナあたりにそのようにみて買ってるとだいたい今頃倍近くついてたりしますので、なんにせよタイミング感はあります。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですって。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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