大河の一滴

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(4689)Zホールディングス 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

Zホールディングス

(東証PR/情報通信)

株価

407.2円(人々は、過去の栄光を追いかけるもずっと届かなく足踏みし続けている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニング売上営業利益5年10%以上かつKABU+データ2022/8/5取得で業種平均PBRを下回り実績ROAを上回るもの(対象30銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。Zホールディングス。ヤフー様とその他。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年09月02日に取得。

業績

ヤフー様その他でほんとにいろいろ。

主なグループ会社はヤフー、LINEが中核っぽいですが、アスクル、ZOZO、GYAOなども小さくないし、一休やバリューコマースやイーブックもここで、ペイペイもここでともかく色々でネットコングロマリット感出ています。

ちなみに過半数はAホールディングスでAのはソフトバンクとネイバーで半々くらいで、資本的にはソフトバンク系。

それでいかにもいろいろあってよくわからないと思われる方も多いでしょうが全体業績としては上記表で昔は高収益なヤフーだけだったのが、くっついたり買収したりで規模を伸ばしながらも利益は横ばいで利益率やROEを落としてくる方向という感じですね。ちなみに最新計画は利益は計画出してません。

それでセグメント。儲かるメディアとコマースもかなり利益率高い印象で戦略は金融とか決済とかが赤字と言ってもメディア2500億黒字の中226億の赤字で赤字は確かですがいうほど足を引っぱってもないところはありで、これが黒字化などしたりすればわりと低くなってきてるROEも高くなるかもしれないとは。

といいますか近年の営業利益に対する純利益推移は低く出てる感があり、これは特に小細工好きそうなソフトバンク系っぽいですが、なにかいろいろしてそうな気はするところですが、(調べない)コマースにしろメディアにしろやはり収益性は抜けてそうでこれらを抱えて目先実績ROE3%台が本来の地力とかは思えないところで、実際問題地力はもっと上ではないのではないか?という疑い。それ以前のROE10%以上はみてもよいのではないか。

まあいろいろやって、低ROEだしBPSもEPSも伸びてる感じではないので今後もいろいろやられるとこれが続くかもしれませんが、素直に普通に戦うと地力はもっと上でROEももっと上にでてBPSとかもっと増えてCFも潤沢にでるのではないか?という疑いは特にメディアとコマースの収益性をみてると感じます。

なのでそういう姿になることを待てるか?という視点は持てそうです。

目先1Qで増収減益。大枠では足踏みでしょうか。優秀な事業が弾けて収益性が跳ねてきたという感じではないですね。

 

財務

LINEとヤフーと大手が合体したりペイペイな資産膨らみがちな金融もやってることもあり、資産は激増。2015年総資産1兆が2022年で7兆とかそういう感じ。

前期末7兆は有形固定1600億で有形は極めて少なめ。

大きなものはのれん1.8兆、無形資産1.2兆、現金等1.2兆、カード貸付とか銀行とかっぽいのが1.3兆・・とかですかね。基本買収絡みと金融業が大きく占めてます。

負債は4.1兆で主なものは銀行預金1.4兆有利子負債1.6兆とかですね。

特に金融を抱えながらいうほど財務はわるくないですね。2020まで自己資本比率もさがってましたが切り返しも。

あとはBPSが増えている感じでもないです。ここをどう見るか。赤字がない企業だけど特に近年はBPS増が止まってます。

CF

営業CFは安定的。近年は投資が多めでFCFはマイナスも多いですが、買収とかでなければ投資が多くいるわけでもなく黙ってればかなりCFでそうなようには思えます。

とは金融もあるのでわかりにくいところがありCFをみても状態が測りにくいところは投資CFとかからは見受けられますので金融が伸びるとよりそういう傾向は出てくるかも。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ

週足であげてさげ

月足でもみあいでしょうか。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年以降挙げたり下げたりで大きくは水準が変わらないというか年足でみても2005年の高値は破れておらずずっともみ合ってるという感じにになりますかね。

その中でつき足でレベルではもみ合い高値圏から落ちてきて目先反転感もあるので、レンジ内での上昇とか大きなトレンド転換をみて入るのも選択にはなりますかね。

基準っぽいのは目先安値376とか2018年安値250あたり。ここらをみてでしょうか。


ファンダ的には、著名サービスを多く抱えるネットコングロマリット

ヤフーのみだったときより明確に多角化が進んでます。それで規模は増えるも利益が横ばいで、低利益率化、低ROE化が進んできてるところをどうみるか。とはいえ目先セグメントでEコマースもメディアも十分以上の収益性をみせ戦略とかもいうほど赤字が出ておらず、事業の地力は出てる数字より上なのではないか?とは思ったりするところで目先の底ROEが実力ってのはないだろうとは思うところ。これはいかにもソフトバンク系で小細工入ってそうなところでなんか親のソフトバンクに吸い取られてそうな気しかしないけど、難しそうだしよくわからないのでここでは調べない。

他に財務も案外悪くなさそうだし、CFも十分強そうでだからやっぱり優良事業をたくさん抱えてやっぱり強そうですね・・ってところはあります。

評価。

利益予測出してないですがPBR1.15。実績で低ROEなんでPERはともかくとして、もってる事業の顔ぶれ、及びコマースやメディアの収益性を鑑みてこれがPBR1.2というのは低いのではないか?と感じたりはします。いや、ずっと低ROEになってきて目先低ROEになってきたものがこれくらいは妥当にはみえますが、本来の地力?はもっと上でそれをつつがなく見せるようになるならもっと上になるのではないか?とは思ったりします。

・・なんですが出てる数字はこんなもんで、なんかソフトバンクにいいところ吸われてそうでソフトバンクは本体以外皆養分みたいな雰囲気も感じますので永遠こうかもしれない。今までの様に。

と、だからあるかもしれない事業が地力を発揮してふさわしい業績を出せる日を待てるのなら。来るといいですね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4689

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4689

IRBANK:https://irbank.net/4689

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございません。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)