お給料を決める力学があると思うのですが
お給料の法則の軸は大きく2つあるきがしてて。
— かもめ (@kamomejan) 2022年6月30日
一つは働き手の代わりがたくさんいるか?いないと大きくいると少なくなる。
一つはそれが儲かるか儲からないか。儲かることに従事してる人はわりと高くなる。
いなくてみんなが困るかどうかはあんまり関係ないとは思うのよね。 https://t.co/aPqqu9kGE8
こういうのがバズってまして少しコメしたのですが、ここのブログで自分の考えを整理してみるエントリー。
自分の考察仮説みたいな感じで学術的な裏付け説かないですし、結構間違ってるかもしれませんのでご注意を。
みたいなお給料を決める力学を考えてみるみたいな話。
投資方面に発展させれば、すなわちより利益の出せる企業という話にもなるかもしれません。
兼題のツイートですが
趣旨を読み取り整理するなら・・
看護師やバス運転手みたいな皆に必要とされる職業ほど賃金が低い・・言い方悪いですが底辺職となりそうで、皆に必要な仕事ほど底辺で・・
銀行家や投資家など、皆のためではなくその人の個人のためにやるものほど賃金が高い・・
と、言ってた。ということになりそうです。
これは、あたってる部分もあると思いますが自分としては不完全だとは思うところです。
なぜそう思うか?というというのを整理するためにマトリクスを作ってみましょう。
儲かるかと必要とされるかのマトリクス。
作ってみました。
ここで兼題のものを当てはめてみると・・
看護師やバス運転手は右上、儲からないかつ皆に必要とされることに思えるところで、銀行家や投資家は(それが皆に必要とされないかはひとまず置いといて)、左下儲かることかつ皆に必要とされないことであろうかな?と思います。
それでたとえば左上の儲かるかつ皆に必要とされることを思い浮かべれば、例えばジェット旅客機パイロットとか、難病の専門医とかはそうかも知れません。
それで右下です。儲からないかつ皆に必要とされないもの・・まああえて考えるならホームレス(仕事なのか怪しいですが)などは入るかもしれませんけど、ここに入るのは儲からないので誰もやりたがらないし、皆に必要ともされないので、本当に何かの理由でそこに行くしかなかった人以外は成立しないはずなんです。
なので、儲からないことは基本的に皆に必要とされるものしか生き残れない。
逆に儲かることは、儲かるので皆に必要とされないものでもやろうとする人がいます。
詐欺は犯罪ですし、皆に必要とされてもいませんが詐欺師になるものが消えないのは詐欺師は儲かるからということです。
なので、儲かることは皆に必要とされなくてもやる人がいる。
そして儲からないけどみんなが必要なものはないとみんなが困るので誰かがやる必要があります。なので、儲からないなりにやる人が集まるように調整されて、ギリギリのところでバランスが取れるのではないかと思うところです。
儲からないことなので高い報酬をだす余裕がないくらいですが、でも必要なのでやってる人がしんどくてもなんとか人が集まるギリギリのところにバランスする。
そんな構造になってるのではないかと思うわけです。
なので兼題のツイートは、儲からないけど必要なものは淘汰されず生き残るし、必要とされるものほど儲からなくても生き残るのが・・必要なものほど給料が低いように見え・・
儲かるものは皆に必要とされなくてもやる人がいるので、必要とされないものほど高給だ・・
というように見えたのではないかと思うところです。
ここで一つのシンプルな基準はありそうでつまり・・
儲かるものに従事すると高給であり
儲からないものに従事すると低給・・ときには底辺とされてしまうほどになるということです。
そしてこれは残酷な事実ということになりそうですが・・・
給料の高低は必要とされてるかどうかではなくそれが儲かるか儲からないかに左右されるということです。
なので、ここで低給で苦労したくなかったら、皆に必要とされるか?はひとまず置いといて、儲かることに従事するのを目指す方が賢明だと言うことです。
これは投資する際にも有益な視点かもしれませんね。
儲けたいのであるなら、それが必要とされてるか否かよりそれが儲かるかだ。
・・残酷ですね。
さらに突っ込んで考えてみましょう。
なにが儲かることなのか。
ここでは事業というよりは個の給料という視点ですね。
まずは上記のもの。
その事業が儲かるものかって視点はありますが、もう一つ視点もあろうと思います。
例えば医療が儲かることかは賛否ありそうですが、同じ医療に関わる医師と看護師では個の給料に差があります。
航空運輸業も儲かるか?は賛否ありそうですが、飛行機のパイロットと飛行機の中の掃除をする人では待遇に差があるでしょう。
つまり同じ事業に従事する人でも待遇には差がある。この差はなんなのか・・?
自分が思うにほかも要因もありそうではまずは以下ではないかと思うところです。
その人の代わりが容易に確保できるかどうか
同じ医療でも医師は資格も必要だしより高度な知識スキルも要するので代わりがすくなくより高待遇になりやすい。
飛行機のパイロットと機内清掃員でもパイロットの方がなり手が少ないので高待遇で引き止めないと飛行機を飛ばせなくなって事業そのものが止まってしまう。
これもマトリクスを作ってみましょう。
以下ぐらいではないでしょうか?
左上は例えば、高度なコンサルティングとか。大金をだす顧客がいてかつ、それに応えられる人材が少ないような場合はその人はすごく高給になったりします。人気スポーツの有名選手やテレビに出るような人気芸能人もここに属しそうです。
左下は様々なものがありますが、儲かる事業であっても代わりが多くいるようなものは給料が抑えられる傾向はありそうです。事業に払う能力はあるけど(払わなくてもやっていけるので)お前には払わねーってやつですね。
例えばをいうなら有名繁盛飲食店は儲かってると思いますが、そこで働いている人はあまり待遇が良くなかったりしてあまり儲かってない飲食店との待遇の差が小さい。時にはより働きたい人が多くなる結果より低待遇になってることすらありそうです。
右上は、想像しにくいかもしれませんが、例えば滅びそうな伝統工芸品の職人。
代わり手は全くいなかったりするけど、事業がそもそも儲からないので高待遇にする余力がないということですね。十分に市場がないマニアックなスポーツのオリンピック出場選手とかもオリンピックで活躍するもその後は厳しい待遇に甘んじてるなんて話もそこそこ聞きます。そういうのですね。
右下は色々ありそうですね。多くの介護とかここになるかもしれません。というより単純にものを売る赤字の営業会社の従業員とか。俗にいうブラック企業は多くここに属する事になりそうな気もします。あまりに赤字だと続けられなくなりますが。
ということでまとめるなら・・・
事業が儲かると共に、その仕事のやり手に代わり手が少ない場合は待遇が良くなるということだし、儲けたいのであるなら代わり手の少ないかつ儲かってるものであるかだ。
となりそうです。
まとめると大きくは2つの法則でしょうか?
必要とされるか?ではなくそれが儲かることであるのか?
そして同時に代わり手が少ないものであるのか?
それでそれが儲かることで、かつ代わり手の少ないものはより儲かる。
多くを得るように思えるところです。
これが正しいとも断じ難いのですが、それでも一つの仮説でこれを信じるのならうまくそれが儲かるものか?そして代わり手が少ないか?を考えて立ち回りたいものですね。
とはいえ、儲かるものか?を見抜けたとしてもなかなか代わり手が少ないものになるのは難しいかもしれません。
いくら野球の有名人気選手とか大企業向け弁護士などがそれに該当するとわかっても、それらに自分がなるのは簡単じゃないですしね。
そういうわけで、これらの法則がわかってそれがあってるとしてもなかなか世の中は難しいわけですが、とりあえず儲からない事業は考えて避けるなら少しは生きやすくもなる人もいるのかな?とは思ったりします。
・・・・なところですが
実は以下こそが今回の記事の主題だったりするのですが・・
儲かるもの、かつ代わりの少ないものがより儲かる。
てのは企業でも同じだろうと思うところです。
そして個人で給料をあげるのは大変、特に代わりのない人になるのは大変ですが、投資なら投資する企業は選べたりするわけです。
そして代わりのない会社に投資するのは自らが代わりのない人物になるよりは遥かに容易だったりするわけです。
それが必要とされてるかではない。儲かるかだ。
って部分は特に意識してもいいのではないかと思ったりします。
もちろん投資なら儲かる会社に投資した方がいいとおもいませんか?バリュエーションはありますが。
儲かっていて代わりのない会社。
一つの銘柄選びの指針としていかがでしょうか?
どんな条件のものが・・・
待遇のいい人ですか?
儲かる会社ですか?
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